|
BEA AquaLogic Service Bus のプロキシ サービスとビジネス サービスは、以下の転送プロトコルのいずれかを使用するようにコンフィグレーションできます。選択する転送プロトコルは、サービス タイプ、必要な認証のタイプ、呼び出し元のサービス タイプなどによって異なります。この章では、AquaLogic Service Bus でサポートされる転送プロトコルについて説明します。転送プロトコルは次のとおりです。
プロキシ サービスまたはビジネス サービスのメッセージのタイプまたは任意の XML サービスをコンフィグレーションする場合、電子メール転送プロトコルを選択できます。この節の内容は以下のとおりです。
電子メール転送プロトコルを使用してプロキシ サービスをコンフィグレーションするには、エンドポイント URI を次の形式で指定する必要があります。
mailfrom:<mailserver-host:port>
電子メール転送プロキシ サービスでは、以下のパラメータをコンフィグレーションできます。
。60 ms です。imap および pop3 の 2 つのタイプのプロトコルから選択できます。デフォルト プロトコルは pop3 です。10 です。。。| 注意 : | このフィールドは、[読み込み後のアクション] を [移動] に設定した場合にのみコンフィグレーションする必要があります。 |
。iso-8859-1 です。
電子メール サービスのコンフィグレーション方法の詳細については、『AquaLogic Service Bus Console の使い方』にあるプロキシ サービスの追加の転送コンフィグレーションの説明を参照してください。
電子メール転送プロトコルを使用してビジネス サービスをコンフィグレーションするには、エンドポイント URI を次の形式で指定する必要があります。
ここで、<name@domain_name.com> は電子メールの送り先です。
電子メール転送ビジネス サービスでは、以下のパラメータをコンフィグレーションできます。
| 注意 : |
。iso-8859-1 です。
この転送のコンフィグレーション方法の詳細については、『AquaLogic Service Bus Console の使い方』にあるビジネス サービスの追加の転送コンフィグレーションの説明を参照してください。
EJB ビジネス サービスは「転送型付きのサービス」です。つまり、転送のタイプはサービスのコンフィグレーションによって決まります。EJB 転送では、WebLogic Server にデプロイされたステートレス セッション Bean のネイティブな Remote Method Invocation (RMI) をサポートしています。また、EJB 転送は、AquaLogic Service Bus から EJB を Web サービスとして直接エクスポーズする際にも利用できます。EJB 転送については、「EJB 転送」を参照してください。
プロキシ サービスのメッセージングのタイプまたは任意の XML サービスをコンフィグレーションするときに、エンドポイント URI が次の形式の場合、ファイル転送プロトコルを選択できます。
ここで、root-dir/dir1 は送り先ディレクトリへの絶対パスです。
この節の内容は次のとおりです。
プロキシ サービスにファイル転送をコンフィグレーションするには、以下のフィールドを指定する必要があります。
*.* を指定すると、サービスはディレクトリ内のすべてのファイルをポーリングします。60 ms です。10 です。| 注意 : | 0 を指定すると、すべてのファイルが読み込まれます。 |
False です。。utf-8 です。
この転送のコンフィグレーション方法の詳細については、『AquaLogic Service Bus Console の使い方』にあるプロキシ サービスの追加の転送コンフィグレーションの説明を参照してください。
ファイル転送プロトコルを使用してビジネス サービスをコンフィグレーションするには、エンドポイント URI を次の形式で指定する必要があります。
ここで、root-dir/dir1 は送り先ディレクトリへの絶対パスです。
このタイプの転送を使用してビジネス サービスをコンフィグレーションするには、以下のフィールドをコンフィグレーションする必要があります。
この転送のコンフィグレーション方法の詳細については、『AquaLogic Service Bus Console の使い方』にあるビジネス サービスの追加の転送コンフィグレーションの説明を参照してください。
プロキシ サービスのメッセージングのタイプまたは任意の XML サービスをコンフィグレーションするときに、エンドポイント URI が次の形式の場合、FTP 転送プロトコルを選択できます。
ftp://<hostname:port/directory>
プロキシ サービスに FTP 転送をコンフィグレーションするには、以下のフィールドを指定する必要があります。
。True に設定すると、処理時に FTP のファイルがリモート サーバから直接ポーリングされます。*.* を指定すると、サービスはディレクトリ内のすべてのファイルをポーリングします。60 ms です。10 です。binary] または [ascii] のいずれかを指定します。デフォルトでは、転送は [binary] です。。utf-8 です。
この転送のコンフィグレーション方法の詳細については、『AquaLogic Service Bus Console の使い方』にあるプロキシ サービスの追加の転送コンフィグレーションの説明を参照してください。
ビジネス サービスのメッセージングのタイプまたは任意の XML サービスをコンフィグレーションするときに、エンドポイント URI が次の形式の場合、FTP 転送プロトコルを選択できます。
ftp://<hostname:port/directory>
ビジネス サービスに FTP 転送をコンフィグレーションするには、以下のフィールドを指定する必要があります。
。
この転送のコンフィグレーション方法の詳細については、『AquaLogic Service Bus Console の使い方』にあるビジネス サービスの追加の転送コンフィグレーションの説明を参照してください。
プロキシ サービスをコンフィグレーションするときに、エンドポイント URI が次の形式の場合、転送プロトコルとして HTTP を選択できます。
ここで、someService はプロキシ サービスまたはビジネス サービスの名前です。
プロキシ サービスに HTTP 転送をコンフィグレーションするには、以下のフィールドを指定する必要があります。
。ワーク マネージャのコンフィグレーション方法の詳細については、WebLogic Server Administration Console の「グローバル ワーク マネージャの作成」を参照してください。
この転送のコンフィグレーション方法の詳細については、『AquaLogic Service Bus Console の使い方』にあるプロキシ サービスの追加の転送コンフィグレーションの説明を参照してください。
ビジネス サービスをコンフィグレーションするときに、エンドポイント URI が次の形式の場合、転送プロトコルとして HTTP を選択できます。
http://<host:port/someService>
ビジネス サービスに HTTP 転送をコンフィグレーションするには、以下のフィールドを指定する必要があります。
0 です。get メソッドまたは post メソッドを選択できます。。HTTP リダイレクトを追跡できます。。ワーク マネージャのコンフィグレーション方法の詳細については、WebLogic Server Administration Console の「グローバル ワーク マネージャの作成」を参照してください。
この転送のコンフィグレーション方法の詳細については、『AquaLogic Service Bus Console の使い方』にあるビジネス サービスの追加の転送コンフィグレーションの説明を参照してください。
プロキシ サービスをコンフィグレーションするときに、エンドポイント URI が次の形式の場合、HTTPS 転送プロトコルを選択できます。
ここで、someService はプロキシ サービスまたはビジネス サービスの名前です。この節の内容は以下のとおりです。
プロキシ サービスに HTTPS 転送をコンフィグレーションするには、以下のフィールドを指定する必要があります。
。ワーク マネージャのコンフィグレーション方法の詳細については、WebLogic Server Administration Console の「グローバル ワーク マネージャの作成」を参照してください。
この転送のコンフィグレーション方法の詳細については、『AquaLogic Service Bus Console の使い方』にあるプロキシ サービスの追加の転送コンフィグレーションの説明を参照してください。
ビジネス サービスをコンフィグレーションするときに、エンドポイント URI が次の形式の場合、HTTPS 転送プロトコルを選択できます。
http(s)://<host:port/someService>
ビジネス サービスに HTTPS 転送をコンフィグレーションするには、以下のフィールドに値を指定する必要があります。
0 です。get メソッドまたは post メソッドを選択できます。HTTP リダイレクトを追跡できます。。ワーク マネージャのコンフィグレーション方法の詳細については、WebLogic Server Administration Console の「グローバル ワーク マネージャの作成」を参照してください。
この転送のコンフィグレーション方法の詳細については、『AquaLogic Service Bus Console の使い方』にあるビジネス サービスの追加の転送コンフィグレーションの説明を参照してください。
すべてのタイプのプロキシ サービスで、転送プロトコルに JMS を選択できます。AquaLogic Service Bus は、次の JMS 実装で動作が確認されています。
JMS 転送を使用するには、プロキシ サービスとビジネス サービスをコンフィグレーションする必要があります。詳細については、『AquaLogic Service Bus Console の使い方』にあるプロキシ サービスの追加の転送コンフィグレーションおよびビジネス サービスの追加の転送コンフィグレーションの説明を参照してください。
JMS 転送の詳細については、『JMS と WebSphere MQ の相互運用性ソリューション』を参照してください。この節の内容は以下のとおりです。
プロキシ サービスをコンフィグレーションするときに、エンドポイント URI が次の形式の場合、JMS 転送プロトコルを選択できます。
jms://<host:port[,host:port]*/factoryJndiName/destJndiName>
host : サービスをホストするシステムの名前。port : 接続を行うポート番号。[,host:port]* : 対応するポートで複数のホストをコンフィグレーションできることを示します。factoryJndiName : JNDI 接続ファクトリの名前。接続ファクトリのキューの定義方法の詳細については、『Administration Console オンライン ヘルプ』の「JMS システム モジュールのリソースのコンフィグレーション」を参照してください。destJndiName : JNDI 送り先の名前。
JMS 送り先を複数のサーバにするには、次の URI の形式を使用します。jms://host1:port,host2:port/QueueConnectionFactory/destJndiNameここで、 QueueConnectionFactory は接続ファクトリのキューの名前です。接続ファクトリのキューの定義方法の詳細については、『Administration Console オンライン ヘルプ』の「JMS システム モジュールのリソースのコンフィグレーション」を参照してください。
JMS 転送プロトコルを使用してプロキシ サービスをコンフィグレーションするには、以下のフィールドに値を指定する必要があります。
。| 注意 : | [応答 URI] フィールドは、応答メッセージに対して [JMSCorrelationID] 設計パターンを選択した場合にのみアクティブになります。 |
JMSReplyTo 送り先に応答を送信する場合は、メッセージに対して [JMSMessageID] 設計パターンを選択できます。 | 注意 : | [応答接続ファクトリ] フィールドは、応答メッセージに対して [JMSMessageID] 設計パターンを選択した場合にのみアクティブになります。 |
。UTF-8 です。UTF-8 です。。
ビジネス サービスをコンフィグレーションするときに、エンドポイント URI が次の形式の場合、JMS 転送プロトコルを選択できます。
jms://<host:port[,host:port]*/factoryJndiName/destJndiName >
host : サービスをホストするシステムの名前。port : 接続を行うポート番号。[,host:port]* : 対応するポートで複数のホストをコンフィグレーションできることを示します。factoryJndiName : JNDI 接続ファクトリの名前。接続ファクトリのキューの定義方法の詳細については、『Administration Console オンライン ヘルプ』の「JMS システム モジュールのリソースのコンフィグレーション」を参照してください。destJndiName : JNDI 送り先の名前。
JMS 送り先を複数のサーバにするには、次の URI の形式を使用します。jms://host1:port,host2:port/QueueConnectionFactory/destJndiName
ここで、QueueConnectionFactory は接続ファクトリのキューの名前です。接続ファクトリのキューの定義方法の詳細については、『Administration Console オンライン ヘルプ』の「JMS システム モジュールのリソースのコンフィグレーション」を参照してください。
JMS ビジネス サービスを登録する場合、WSDL ファイルの URI をサービス定義に追加するときに、手動で編集する必要があります。URI の形式は次のとおりです。
jms://<host>:<port>/factoryJndiName/destJndiName
JMS 転送プロトコルを使用してビジネス サービスをコンフィグレーションするには、以下のフィールドに値を指定する必要があります。
。| 注意 : | [応答 URI] フィールドは、応答メッセージに対して [JMSCorrelationID] 設計パターンを選択した場合にのみアクティブになります。 |
JMSReplyTo 送り先に応答を送信する場合は、メッセージに対して [JMSMessageID] 設計パターンを選択する必要があります。 | 注意 : | [応答接続ファクトリ] フィールドは、応答メッセージに対して [JMSMessageID] 設計パターンを選択した場合にのみアクティブになります。 |
。UTF-8 です。UTF-8 です。。ワーク マネージャのコンフィグレーション方法の詳細については、WebLogic Server Administration Console の「グローバル ワーク マネージャの作成」を参照してください。0 を指定すると、メッセージは無期限になります。。ユニット内のすべてのメッセージは、必ず作成順に順次処理されます。| 注意 : | この機能は、WebLogic Server 9.0 でサポートされています。 |
プロキシ サービスはすべて、クライアントがプロキシ サービスに要求を送信する際に使用する、通信のレベルを決定するプロトコルに関連付けられています。
AquaLogic Service Bus には、2 つのカテゴリのプロキシ サービスがあります。1 つ目のカテゴリのプロキシ サービスは、クライアントから直接呼び出されます。2 つ目のカテゴリのプロキシ サービスは、メッセージ フローのその他のプロキシ サービスによって呼び出されます。この 2 つ目のカテゴリのプロキシ サービスでは、「ローカル転送」と呼ばれる新しい転送方式を使用します。ローカル転送の詳細については、「ローカル転送」を参照してください。
BEA AquaLogic Service Bus と BEA Tuxedo を相互運用して、各製品に用意されているサービスを使用できます。Tuxedo 転送を使用すると、Tuxedo ドメインと AquaLogic Service Bus の間で、安全かつ信頼性の高い、高パフォーマンスの双方向アクセスを実現できます。Tuxedo から AquaLogic Service Bus のドメインにアクセスできます。また、AquaLogic Service Bus から Tuxedo ドメインにアクセスできます。Tuxedo 転送の詳細については、『Tuxedo の相互運用性ソリューション』を参照してください。
AquaLogic Service Bus では、プロキシ サービスとビジネス サービスの両方をコンフィグレーションできます。プロキシ サービスのコンフィグレーションの詳細については、『AquaLogic Service Bus Console の使い方』にあるプロキシ サービスの追加の転送コンフィグレーションの説明を参照してください。ビジネス サービスのコンフィグレーションの詳細については、『AquaLogic Service Bus Console の使い方』にあるビジネス サービスの追加の転送コンフィグレーションの説明を参照してください。
AquaLogic Service Bus には、ネイティブな Data Services Platform (DSP) 転送を使用して AquaLogic Data Services Platform でサービスを呼び出す、一方向または双方向の通信に最適化された転送が用意されています。AquaLogic Service Bus から AquaLogic Data Services Platform にアクセスし、AquaLogic Service Bus クライアントでデータ サービスを十分に利用できます。AquaLogic Service Bus から AquaLogic Data Services Platform にアクセスする方法の詳細については、http://edocs.bea.com/alsb/docs26/aldsp_transport_for_alsb2_6.pdf を参照してください。
SOAP または XML のビジネス サービスをコンフィグレーションする場合、DSP 転送プロトコルを選択できます。詳細については、『AquaLogic Service Bus Console の使い方』の「ビジネス サービスの追加」を参照してください。
DSP 転送ビジネス サービスからプロキシ サービスを作成する場合、DSP 転送ではプロキシ サービスを使用できないため、プロキシ サービスの転送タイプは自動的に HTTP に切り替わります。その後、プロキシ サービスの転送タイプを他の使用可能な転送方式に変更できます。
詳細については、『AquaLogic Service Bus Console の使い方』の「プロキシ サービスの追加」を参照してください。
|