ユーザーズ ガイド

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転送

BEA AquaLogic Service Bus のプロキシ サービスとビジネス サービスは、以下の転送プロトコルのいずれかを使用するようにコンフィグレーションできます。選択する転送プロトコルは、サービス タイプ、必要な認証のタイプ、呼び出し元のサービス タイプなどによって異なります。この章では、AquaLogic Service Bus でサポートされる転送プロトコルについて説明します。転送プロトコルは次のとおりです。

 


電子メール

プロキシ サービスまたはビジネス サービスのメッセージのタイプまたは任意の XML サービスをコンフィグレーションする場合、電子メール転送プロトコルを選択できます。この節の内容は以下のとおりです。

電子メール転送プロトコルを使用したプロキシ サービスのコンフィグレーション

電子メール転送プロトコルを使用してプロキシ サービスをコンフィグレーションするには、エンドポイント URI を次の形式で指定する必要があります。

mailfrom:<mailserver-host:port>

ここで、

電子メール転送プロキシ サービスでは、以下のパラメータをコンフィグレーションできます。

電子メール サービスのコンフィグレーション方法の詳細については、『AquaLogic Service Bus Console の使い方』にあるプロキシ サービスの追加の転送コンフィグレーションの説明を参照してください。

電子メール転送プロトコルを使用したビジネス サービスのコンフィグレーション

電子メール転送プロトコルを使用してビジネス サービスをコンフィグレーションするには、エンドポイント URI を次の形式で指定する必要があります。

mailto:<name@domain_name.com>

ここで、<name@domain_name.com> は電子メールの送り先です。

電子メール転送ビジネス サービスでは、以下のパラメータをコンフィグレーションできます。

注意 :

この転送のコンフィグレーション方法の詳細については、『AquaLogic Service Bus Console の使い方』にあるビジネス サービスの追加の転送コンフィグレーションの説明を参照してください。

 


EJB

EJB ビジネス サービスは「転送型付きのサービス」です。つまり、転送のタイプはサービスのコンフィグレーションによって決まります。EJB 転送では、WebLogic Server にデプロイされたステートレス セッション Bean のネイティブな Remote Method Invocation (RMI) をサポートしています。また、EJB 転送は、AquaLogic Service Bus から EJB を Web サービスとして直接エクスポーズする際にも利用できます。EJB 転送については、「EJB 転送」を参照してください。

 


ファイル

プロキシ サービスのメッセージングのタイプまたは任意の XML サービスをコンフィグレーションするときに、エンドポイント URI が次の形式の場合、ファイル転送プロトコルを選択できます。

file:///<root-dir/dir1>

ここで、root-dir/dir1 は送り先ディレクトリへの絶対パスです。
この節の内容は次のとおりです。

ファイル転送プロトコルを使用したプロキシ サービスのコンフィグレーション

プロキシ サービスにファイル転送をコンフィグレーションするには、以下のフィールドを指定する必要があります。

この転送のコンフィグレーション方法の詳細については、『AquaLogic Service Bus Console の使い方』にあるプロキシ サービスの追加の転送コンフィグレーションの説明を参照してください。

ファイル転送プロトコルを使用したビジネス サービスのコンフィグレーション

ファイル転送プロトコルを使用してビジネス サービスをコンフィグレーションするには、エンドポイント URI を次の形式で指定する必要があります。

file:///<root-dir/dir1>

ここで、root-dir/dir1 は送り先ディレクトリへの絶対パスです。

このタイプの転送を使用してビジネス サービスをコンフィグレーションするには、以下のフィールドをコンフィグレーションする必要があります。

この転送のコンフィグレーション方法の詳細については、『AquaLogic Service Bus Console の使い方』にあるビジネス サービスの追加の転送コンフィグレーションの説明を参照してください。

 


FTP

プロキシ サービスのメッセージングのタイプまたは任意の XML サービスをコンフィグレーションするときに、エンドポイント URI が次の形式の場合、FTP 転送プロトコルを選択できます。

ftp://<hostname:port/directory>

ここで、

この節の内容は以下のとおりです。

FTP 転送プロトコルを使用したプロキシ サービスのコンフィグレーション

プロキシ サービスに FTP 転送をコンフィグレーションするには、以下のフィールドを指定する必要があります。

この転送のコンフィグレーション方法の詳細については、『AquaLogic Service Bus Console の使い方』にあるプロキシ サービスの追加の転送コンフィグレーションの説明を参照してください。

FTP 転送プロトコルを使用したビジネス サービスのコンフィグレーション

ビジネス サービスのメッセージングのタイプまたは任意の XML サービスをコンフィグレーションするときに、エンドポイント URI が次の形式の場合、FTP 転送プロトコルを選択できます。

ftp://<hostname:port/directory>

ここで、

ビジネス サービスに FTP 転送をコンフィグレーションするには、以下のフィールドを指定する必要があります。

 


HTTP

この節の内容は以下のとおりです。

HTTP 転送プロトコルを使用したプロキシ サービスのコンフィグレーション

プロキシ サービスをコンフィグレーションするときに、エンドポイント URI が次の形式の場合、転送プロトコルとして HTTP を選択できます。

/<someService>

ここで、someService はプロキシ サービスまたはビジネス サービスの名前です。

プロキシ サービスに HTTP 転送をコンフィグレーションするには、以下のフィールドを指定する必要があります。

この転送のコンフィグレーション方法の詳細については、『AquaLogic Service Bus Console の使い方』にあるプロキシ サービスの追加の転送コンフィグレーションの説明を参照してください。

HTTP 転送プロトコルを使用したビジネス サービスのコンフィグレーション

ビジネス サービスをコンフィグレーションするときに、エンドポイント URI が次の形式の場合、転送プロトコルとして HTTP を選択できます。

http://<host:port/someService>

ここで、

ビジネス サービスに HTTP 転送をコンフィグレーションするには、以下のフィールドを指定する必要があります。

この転送のコンフィグレーション方法の詳細については、『AquaLogic Service Bus Console の使い方』にあるビジネス サービスの追加の転送コンフィグレーションの説明を参照してください。

 


HTTPS

プロキシ サービスをコンフィグレーションするときに、エンドポイント URI が次の形式の場合、HTTPS 転送プロトコルを選択できます。

         /<someService>

         ここで、someService はプロキシ サービスまたはビジネス サービスの名前です。この節の内容は以下のとおりです。

HTTPS 転送プロトコルを使用したプロキシ サービスのコンフィグレーション

プロキシ サービスに HTTPS 転送をコンフィグレーションするには、以下のフィールドを指定する必要があります。

この転送のコンフィグレーション方法の詳細については、『AquaLogic Service Bus Console の使い方』にあるプロキシ サービスの追加の転送コンフィグレーションの説明を参照してください。

HTTPS 転送プロトコルを使用したビジネス サービスのコンフィグレーション

ビジネス サービスをコンフィグレーションするときに、エンドポイント URI が次の形式の場合、HTTPS 転送プロトコルを選択できます。

http(s)://<host:port/someService>

ここで、

ビジネス サービスに HTTPS 転送をコンフィグレーションするには、以下のフィールドに値を指定する必要があります。

この転送のコンフィグレーション方法の詳細については、『AquaLogic Service Bus Console の使い方』にあるビジネス サービスの追加の転送コンフィグレーションの説明を参照してください。

 


JMS

すべてのタイプのプロキシ サービスで、転送プロトコルに JMS を選択できます。AquaLogic Service Bus は、次の JMS 実装で動作が確認されています。

JMS 転送を使用するには、プロキシ サービスとビジネス サービスをコンフィグレーションする必要があります。詳細については、『AquaLogic Service Bus Console の使い方』にあるプロキシ サービスの追加の転送コンフィグレーションおよびビジネス サービスの追加の転送コンフィグレーションの説明を参照してください。

JMS 転送の詳細については、『JMS と WebSphere MQ の相互運用性ソリューション』を参照してください。この節の内容は以下のとおりです。

JMS 転送プロトコルを使用したプロキシ サービスのコンフィグレーション

プロキシ サービスをコンフィグレーションするときに、エンドポイント URI が次の形式の場合、JMS 転送プロトコルを選択できます。

jms://<host:port[,host:port]*/factoryJndiName/destJndiName>

ここで、

JMS 送り先を複数のサーバにするには、次の URI の形式を使用します。jms://host1:port,host2:port/QueueConnectionFactory/destJndiName
ここで、 QueueConnectionFactory は接続ファクトリのキューの名前です。接続ファクトリのキューの定義方法の詳細については、『Administration Console オンライン ヘルプ』の「JMS システム モジュールのリソースのコンフィグレーション」を参照してください

JMS 転送プロトコルを使用してプロキシ サービスをコンフィグレーションするには、以下のフィールドに値を指定する必要があります。

JMS 転送プロトコルを使用したビジネス サービスのコンフィグレーション

ビジネス サービスをコンフィグレーションするときに、エンドポイント URI が次の形式の場合、JMS 転送プロトコルを選択できます。

jms://<host:port[,host:port]*/factoryJndiName/destJndiName >

ここで、

JMS 送り先を複数のサーバにするには、次の URI の形式を使用します。jms://host1:port,host2:port/QueueConnectionFactory/destJndiName

ここで、QueueConnectionFactory は接続ファクトリのキューの名前です。接続ファクトリのキューの定義方法の詳細については、『Administration Console オンライン ヘルプ』の「JMS システム モジュールのリソースのコンフィグレーション」を参照してください

JMS ビジネス サービスを登録する場合、WSDL ファイルの URI をサービス定義に追加するときに、手動で編集する必要があります。URI の形式は次のとおりです。

jms://<host>:<port>/factoryJndiName/destJndiName

JMS 転送プロトコルを使用してビジネス サービスをコンフィグレーションするには、以下のフィールドに値を指定する必要があります。

 


ローカル

プロキシ サービスはすべて、クライアントがプロキシ サービスに要求を送信する際に使用する、通信のレベルを決定するプロトコルに関連付けられています。
AquaLogic Service Bus には、2 つのカテゴリのプロキシ サービスがあります。1 つ目のカテゴリのプロキシ サービスは、クライアントから直接呼び出されます。2 つ目のカテゴリのプロキシ サービスは、メッセージ フローのその他のプロキシ サービスによって呼び出されます。この 2 つ目のカテゴリのプロキシ サービスでは、「ローカル転送」と呼ばれる新しい転送方式を使用します。ローカル転送の詳細については、「ローカル転送」を参照してください。

 


Tuxedo

BEA AquaLogic Service Bus と BEA Tuxedo を相互運用して、各製品に用意されているサービスを使用できます。Tuxedo 転送を使用すると、Tuxedo ドメインと AquaLogic Service Bus の間で、安全かつ信頼性の高い、高パフォーマンスの双方向アクセスを実現できます。Tuxedo から AquaLogic Service Bus のドメインにアクセスできます。また、AquaLogic Service Bus から Tuxedo ドメインにアクセスできます。Tuxedo 転送の詳細については、『Tuxedo の相互運用性ソリューション』を参照してください

AquaLogic Service Bus では、プロキシ サービスとビジネス サービスの両方をコンフィグレーションできます。プロキシ サービスのコンフィグレーションの詳細については、『AquaLogic Service Bus Console の使い方』にあるプロキシ サービスの追加の転送コンフィグレーションの説明を参照してください。ビジネス サービスのコンフィグレーションの詳細については、『AquaLogic Service Bus Console の使い方』にあるビジネス サービスの追加の転送コンフィグレーションの説明を参照してください。

 


Data Services Platform (DSP)

AquaLogic Service Bus には、ネイティブな Data Services Platform (DSP) 転送を使用して AquaLogic Data Services Platform でサービスを呼び出す、一方向または双方向の通信に最適化された転送が用意されています。AquaLogic Service Bus から AquaLogic Data Services Platform にアクセスし、AquaLogic Service Bus クライアントでデータ サービスを十分に利用できます。AquaLogic Service Bus から AquaLogic Data Services Platform にアクセスする方法の詳細については、http://edocs.bea.com/alsb/docs26/aldsp_transport_for_alsb2_6.pdf を参照してください。

SOAP または XML のビジネス サービスをコンフィグレーションする場合、DSP 転送プロトコルを選択できます。詳細については、『AquaLogic Service Bus Console の使い方』の「ビジネス サービスの追加」を参照してください。

DSP 転送ビジネス サービスからプロキシ サービスを作成する場合、DSP 転送ではプロキシ サービスを使用できないため、プロキシ サービスの転送タイプは自動的に HTTP に切り替わります。その後、プロキシ サービスの転送タイプを他の使用可能な転送方式に変更できます。

詳細については、『AquaLogic Service Bus Console の使い方』の「プロキシ サービスの追加」を参照してください


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