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Oracle Content Management SDKインストレーションおよび構成ガイド
10g (9.0.4.2) for UNIX Systems

B15639-04
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6 トラブルシューティング

この章では、インストールおよび構成の一般的な問題とその解決方法を説明します。

インストールおよび構成の問題

インストールおよび構成のエラーのほとんどは、インストール前の作業手順に正しく従わないために発生します。次の表は、インストールおよび構成の一般的な問題、考えられる原因および対処方法を示します。インストールおよび構成のアクションは、次のように2つのログ・ファイルに記録されるので、これらを調べるとトラブルシューティングに役立ちます。

NFSトラブルシューティング

NFSドライブのマウント時に「許可されません」エラーが発生した場合、次の表を参考にして問題の原因を特定してください。

表6-2    NFSトラブルシューティング 
トラブルシューティングの手順  詳細 

ノードのログ・ファイルで詳細を確認します。通常ノードのログには、ノードごとに同じタイプの情報が記録されています。このログは、プロトコル・サーバーおよびエージェントのトラブルシューティングに役立ちます。すべてのエラーが、スタック・トレースで記録されます。ログ・レベル、ログ・ローテーション間隔などのログ・ファイル・プロパティは、監視対象ノードのノード構成で指定します。 

ノードのログのデフォルトの場所は、次のとおりです。

$ORACLE_HOME/ifs/cmsdk/log/transferred_domain_name/node_name.log
 

Oracle CM SDK NFSサーバーの構成がプライマリ・サーバーかセカンダリ・サーバーかを確認します。サーバーがセカンダリ・サーバーとして構成されている場合、またはOracle CM SDK NFSサーバーが標準のポート番号でない場合、Solarisクライアントではpublicオプションを指定し、Linuxクライアントではマウント・ポートを指定する必要があります。 

詳細は、第5章「クライアント・アクセスのパスおよびソフトウェア」「NFS(Network File System)プロトコル」を参照してください。 

クライアントがトラステッド・クライアント・リストに含まれていることを確認します。 

詳細は、第4章「構成後の作業」「トラステッド・クライアント・リストの設定」を参照してください。 

NFSサーバーが実行されているポート番号およびマウント・ポート番号を確認します。 

Oracle CM SDKの構成時におけるNFSサーバー・ポート番号の選択の詳細は、第3章「インストールと構成」を参照してください。 

netstatコマンドを使用して(Windowsクライアントの場合)、指定したポートをコンピュータが現在リスニングしていることを確認します。 

コマンド・プロンプトにnetstat ?と入力してパラメータのリストを表示します。 

動作保証されているNFSクライアントを使用していることを確認します。 

NFSへのクライアント・アクセス機能は、すべてのUNIXオペレーティング・システムで使用可能ですが、Windowsシステムでは追加のクライアント・ソフトウェアが必要です。Hummingbird Maestro NFSは、Oracle CM SDK NFSサーバーでの使用がサポートされているクライアントです。

  • Windows 2000ユーザーがOracle CM SDK NFSサーバーに接続するには、Hummingbird Maestro NFS 7.0を使用する必要があります。

  • Windows NTユーザーがOracle CM SDK NFSサーバーに接続するには、Hummingbird Maestro NFS 6.0以降を使用します。

サポートされているその他のNFSクライアント・アプリケーションとそのバージョンについては、Oracle Content Management SDKのリリース・ノートを参照してください。 

Oracle Content Management SDKの削除

Oracle Universal Installerを起動して、次のようにOracle CM SDKを削除します。

  1. Oracle CM SDKのインストールおよび構成に使用したアカウントでログオンします。通常、これはoracleというアカウントです。

  2. ドメインおよびノードを停止します。HTTPノードでは、OC4Jプロセスを停止します。

  3. 製品のリリースに対応したコマンドで、すべてのプロトコル・サーバーおよびエージェントを停止します。

    表6-3    削除コマンド 
    リリース  コマンド 

    Oracle Internet File System 9.0.1、9.0.2 

    $ORACLE_HOME/9ifs/bin/ifsjservctl stop

    $ORACLE_HOME/9ifs/bin/ifsstopdomain

    (あるいは、Oracle Enterprise Manager 10g コンソールを使用してドメインおよびすべてのノードを停止) 

    Oracle CM SDK 9.0.3および9.0.4 

    $ORACLE_HOME/ifs/cmsdk/bin/ifsctl stop

    $ORACLE_HOME/opmn/bin/opmnctl stopall 

  4. すべてのプロセスが停止するのを待ちます。

  5. Oracle Universal InstallerをインストールCDから起動します。

  6. 「ようこそ」画面で「製品の削除」をクリックします。「インベントリ」画面が表示されます。

  7. 「インベントリ」画面で$ORACLE_HOMEディレクトリをクリックして、すべてのインストール済コンポーネントを表示します。そのリストにOracle CM SDKまたはOracle Internet File Systemが含まれていることを確認します。

  8. Oracle CM SDKまたはOracle Internet File Systemをリストから選択し、「削除」をクリックします。

  9. 「はい」をクリックしてOracle CM SDKの削除を確定します。ソフトウェア・コンポーネントが削除され、Oracle Universal Installerが再度表示されます。

  10. 「閉じる」をクリックします。

  11. Oracle Universal Installerを終了します。

  12. Oracle CM SDKまたはOracle Internet File Systemのディレクトリをコンピュータから完全に削除するには、root(またはoracle)としてログオンし、UNIXの削除コマンド(rm)を再帰および強制のオプションを付けて実行します。


    重要

    表6-4に示されているコマンドを実行する前に、正しいパス名が入力されていることを必ず確認してください。強制のパラメータ(-f)によって、書込みアクセス権のないファイルを含めてすべてのファイルが削除され、再帰のパラメータ(-r)によって、パスの下にあるすべてのサブディレクトリ内のすべてのファイルが削除されます。誤ったパス名を入力すると、システムに深刻な障害をもたらす恐れがあります。 


    表6-4    削除コマンド 
    リリース  コマンド 

    Oracle Internet File System 9.0.1、9.0.2 

    rm -rf $ORACLE_HOME/9ifs 

    Oracle CM SDK 9.0.3および9.0.4 

    rm -rf $ORACLE_HOME/ifs/cmsdk 

オラクル社カスタマ・サポート・センターへの問合せ

オラクル社カスタマ・サポート・センターには、http://metalink.oracle.comからアクセスできます。

オラクル社カスタマ・サポート・センターに問い合せる前に、次の項目を確認してください。

使用しているソフトウェア、データベースおよび環境が、第2章「要件」に記載されている要件を満たしていることを確認します。

CSI番号(該当する場合)または詳しいコンタクト情報(特別なプロジェクト情報、Oracle CM SDKとその関連製品の完全なリリース番号、オペレーティング・システム名とそのバージョン番号など)を確認します。

問題のエラー・コード、メッセージおよびその他の詳細情報を、次のように記録します。

  • 発生したエラーまたは実行されなかった処理の内容。

  • たとえば、使用したコマンドとそれによって得られた結果など。

  • エラーが発生したタイミング。

  • たとえば、システム負荷のピーク時、特定のコマンドの実行後、またはオペレーティング・システムのアップグレード後など。

  • エラーが発生した場所。

  • たとえば、データベース・コンピュータまたはOracle CM SDKコンピュータなど。

  • 問題の影響が及ぶ範囲。たとえば、本番システムが使用できなくなった、またはほとんど影響がないなど。

インストール・ログ、Oracle CM SDKログ、Oracle Textログ、トレース・ファイル、コア・ダンプおよび問題の発生以後のREDOログ・ファイルのコピーを保管します。オラクル社カスタマ・サポート・センターでは、問題を詳細に検討するために、これらのログを必要とする場合があります。

インストールに関連する問題では、この他に次の情報も必要です。


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