インストール ガイド
以下の節では、サイレント モードでインストール プログラムを実行する方法を説明します。
サイレントモード インストールは、インストール コンフィグレーションを一度だけ設定し、その後はこれらのコンフィグレーションを使用して、インストールを多くのマシンに複製する方法です。サイレントモード インストールでは、インストール開始前に作成した XML ファイルからコンフィグレーション用の設定が読み込まれます。インストール プログラムからは、インストール処理中にコンフィグレーション オプションは何も表示されません。サイレントモード インストールは、Windows システムと UNIX システムの両方で機能します。サイレントモード インストールを使用することで、BEA ライセンス契約に同意したと見なされます。ユーザには、BEA ソフトウェア ライセンス契約が表示されず、契約の条件に同意する方法もありません。
この節の説明では、インストール プログラムを CD または BEA Web サイトですでに入手していることを前提としています。詳細については、「製品の配布方法」を参照してください。
サイレントモード インストール処理には、次の 2 つの手順があります。
silent.xml
ファイルを作成します。たとえば、BEA ホーム ディレクトリ、製品ディレクトリ、およびインストールするコンポーネントの値を、silent.xml
ファイルに設定します。詳細な手順については、「サイレントモード インストール用の silent.xml ファイルの作成」を参照してください。silent.xml
ファイルのサンプルについては、「サイレント モード インストール用の silent.xml ファイルのサンプル」を参照してください。
サイレント モードでインストールを開始する方法の詳細については、「インストール プログラムの起動」を参照してください。
サイレントモード インストールを実行する場合は、次の点に留意する必要があります。
silent.xml
ファイルのエントリが不適切な場合は、インストール エラーが発生するおそれがある。エラー原因を容易に特定できるように、インストールを開始するときにログ ファイルを作成することをお勧めする。詳細については、「詳細なインストール ログの生成」を参照。<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
) は silent.xml
ファイルの先頭に指定する必要がある。XML 定義の前にスペースや改行を入れることはできない。
サイレント モードで BEA ソフトウェアをインストールする場合、インストール プログラムは XML ファイル (silent.xml
) を使用して、実装するインストール オプションを特定します。このため、サイレントモードでインストール プログラムを実行する前に、起動するインストール オプションを指定する silent.xml
ファイルを作成する必要があります。
注意 : silent.xml
ファイルのエントリが不適切な場合は、インストール エラーが発生するおそれがあります。エラー原因を容易に特定できるように、インストールを開始するときにログ ファイルを作成することをお勧めします。
サイレントモード インストール処理で使用する silent.xml
ファイルを作成するには、以下の手順を実行します。
silent.xml
ファイルのサンプルを表示します。サンプル ファイルは、http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/common/docs90/install/scripts/silent.xml
で入手できます。この silent.xml
ファイルのサンプルは、この章の後半にも記載されています。「サイレントモード インストール用の silent.xml ファイルのサンプル」を参照してください。
注意 : XML 定義 (<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
) は silent.xml
ファイルの先頭に指定する必要があります。XML 定義の前にスペースや改行を入れることはできません。
silent.xml
ファイルで、表 5-1 に表示されるキーワードの値を編集して、コンフィグレーションを反映します。注意 : 値を変更するときは、文字についての XML ガイドラインに従う必要があります。つまり、<
、>
、[
、]
など XML で予約済みの文字は使用できません。
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データ値名 COMPONENT_PATHS
に値を指定する場合は、次のガイドラインに従います。
<data-value name="COMPONENT_PATHS" value="WebLogic Server" />
<data-value name="COMPONENT_PATHS" value="WebLogic Server|AquaLogic Service Bus" />
<data-value name="COMPONENT_PATHS" value="WebLogic Server/Server|WebLogic Server/Server Examples|WebLogic Server/Web Server Plug-Ins" />
silent.xml
ファイルにデータ値名 COMPONENT_PATHS
を指定しない場合は、WebLogic Server および AquaLogic Service Bus 製品全体がインストールされる。WebLogic Server の Web Server プラグインのサブコンポーネントは、デフォルトではインストールされない。 注意 : 必要なコンポーネントがすべてインストールされるように、インストーラにより依存関係がチェックされます。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<!-- Silent installer option: -mode=silent -silent_xml=C:\bea\silent.xml -->
<bea-installer>
<input-fields>
<data-value name="BEAHOME" value="C:\bea" />
<data-value name="USER_INSTALL_DIR" value="C:\bea\weblogic90" />
<data-value name="INSTALL_NODE_MANAGER_SERVICE" value="yes" />
<data-value name="NODEMGR_PORT" value="5559" />
<data-value name="COMPONENT_PATHS" value="WebLogic Server/Server|WebLogic
Server/Server Examples|WebLogic Server/Web Server Plug-Ins|AquaLogic Service Bus" />
<!-- Install Public JRE
Default value is false.
This option is available in Win32 installer -->
<data-value name="INSTALL_PUBLIC_JRE" value="true" />
<!-- Install Java plugin for Internet Explorer Web browser
if Internet Explorer is installed on the system.
This option is available in Win32 JRE installer.
It also works in Win32 JDK installer, but the
INSTALL_PUBLIC_JRE option must be "true" -->
<data-value name="REGISTER_PLUGIN_WITH_IE" value="true" />
<!-- Install Java plugin with Netscape and Mozilla Web browsers
if they are installed on the system.
This option is available in Win32 JRE installer.
It also works in Win32 SDK installer, but the
INSTALL_PUBLIC_JRE option must be "true" -->
<data-value name="REGISTER_PLUGIN_WITH_NS_AND_MOZILLA" value="true" />
<!-- If the current user is an administrator on a Windows machine
This flag indicates where BEA shortcuts should be created.
Possible values:
true/yes The shortcuts will be in All Users folder
false/no The shortcuts will be in the local folder
The default is to create in All Users folder.-->
<data-value name="INSTALL_SHORTCUT_IN_ALL_USERS_FOLDER" value="yes"/>
</input-fields>
</bea-installer>
インストール プログラムをサイレント モードで実行すると、インストールの成功または失敗を示す終了コードが生成されます。次の表は、これらの終了コードを示しています。
スクリプトからサイレントモード インストールを起動する場合は、その終了コードをコンソールに表示する選択もできます。コード リスト 5-1 は、サイレント モードでインストール プログラムを呼び出し、スクリプトの実行元であるコンソールに終了コードをエコーするサンプル コマンド ファイルを示しています。
コード リスト 5-1 サイレントモードの終了コードを表示するサンプル コマンド ファイル
rem Execute the installer in silent mode
@echo offalsb200_wls900_win32
.exe -mode=silent -silent_xml=C:\downloads\silent.xml -log=C:\logs\products_silent.log
@rem Return an exit code to indicate success or failure of installation
set exit_code=%ERRORLEVEL%
@echo.
@echo Exitcode=%exit_code%
@echo.
@echo Exit Code Key
@echo ---------------
@echo 0=Installation completed successfully
@echo -1=Installation failed due to a fatal error
@echo -2=Installation failed due to an internal XML parsing error
@echo.
デフォルトでは、BEA ソフトウェアは BEA ホーム ディレクトリにインストールされている開発ライセンス ファイルを使用するため、すぐに製品を使用開始できます。QuickStart アプリケーションを実行して、ソフトウェアに慣れ親しみ、付属のサンプルを実行することをお勧めします。詳細については、「インストール後の作業」を参照してください。
注意 : QuickStart は、コンソールモード インストールやサイレントモード インストールでは、自動的には起動されません。QuickStart は、[スタート] メニュー (Windows) またはコマンドライン (Windows および UNIX) から起動できます。詳細については、「QuickStart の使用」を参照してください。
ソフトウェア リリース固有の情報については、該当のリリース ノートを参照してください。
http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs90/notes/index.html
にある『BEA WebLogic Server® および WebLogic ExpressTM リリース ノート』http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/alsb/docs20/relnotes/index.html
にある『BEA AquaLogic Service BusTM リリース ノート』http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/common/docs90/relnotes/index.html
にある『BEA Products のインストールおよびコンフィグレーション リリース ノート』