メンテナンス更新ファイルおよび Service Pack のインストール
Service Pack は Smart Update でインストールできます。Smart Update では BEA カスタマサポートからコードとメディア アーカイブを取得できます。メディア アーカイブは、対象の BEA ホーム ディレクトリに現在インストールされているコンポーネント用にのみ取得できます。
Service Pack のインストール時には、Smart Update によって、現在のインストールの状態やアップグレード時に追加されたファイルの情報を含むバックアップ ファイルが作成されます。このバックアップ ファイルは、インストール中にエラーが発生した場合や、Service Pack をアンインストールまたはロールバックするときに、システムの状態を復元するために使用します。
WebLogic Server および AquaLogic Service Bus の標準アップグレード インストールでは、430 MB 以上の空きディスク容量が必要です。
Service Pack をインストールする場合は、次の重要な情報に注意してください。
クラスタ環境でノード マネージャを使用してサーバを管理している場合は、現在のインストール環境をアップグレードする前に、ノード マネージャを実行しているすべてのマシンで次のディレクトリおよびファイルをバックアップする必要があります。
Windows の場合WL_HOME
\common\nodemanager
WL_HOME
\server\bin\startNodeManager.cmd
UNIX の場合WL_HOME
/common/nodemanager
WL_HOME
/server/bin/startNodeManager.sh
WL_HOME
は、BEA のインストール先のルート ディレクトリ (たとえば、c:\bea\weblogic91
) です。
アップグレードのインストールが完了したら、これらのファイルを復元する必要があります。
ノード マネージャの詳細については、『サーバの起動と停止の管理』の「ノード マネージャを使用したサーバの制御」を参照してください。
すべてのパッチ プロファイルは、BEA Products インストール環境の Service Pack メンテナンス レベルに固有のものです。カスタム パッチ プロファイルを使用している BEA Products インストール環境の Service Pack レベルをアップグレードする場合は、それらのカスタム プロファイルを以後参照しないように、適切なドメインまたはサーバの起動スクリプトを変更する必要があります。
[Service Pack Update] ウィンドウを定期的に表示することにより、使用可能な Service Pack 更新があるかどうかを確認できます。Smart Update にログインすると、Smart Update によって現在の対象インストール環境に関連付けられている製品のバージョン番号が確認されてから BEA カスタマサポートに接続され、使用可能な Service Pack の有無が確認されます。[Service Pack Update] ウィンドウには以下の 3 つのペインがあります。
注意 : Smart Update を実行すると、現在の対象インストールに関連付けられている製品だけがチェックされます。システムに BEA ホーム ディレクトリが複数存在する場合、使用可能な Service Pack を各ホーム ディレクトリにインストールするには、ホーム ディレクトリごとに Smart Update を実行する必要があります。BEA ホーム ディレクトリの詳細については、「対象インストールの選択」を参照してください。
[Service Pack Update] ウィンドウを使用して Service Pack をインストールするには、次の手順を実行します。
WL_HOME
など) 内に、独自に作成したファイルやアプリケーションがある場合は、それらのバックアップ コピーを作成します (アップグレード手順の一環として、このディレクトリで作成したファイルはアプリケーションも含めてすべてインストール プログラムによって自動的に上書きされます。user_projects
など、製品ホーム ディレクトリ以外の場所にあるファイルは影響を受けません)。[Login] ダイアログ ボックスが表示されます。ここに BEA サポート ID とパスワードを入力して BEA カスタマサポートに接続します。BEA サポート ID の取得方法については、「BEA アカウントの取得と契約資格へのアクセス」を参照してください。
BEA Products インストールを Web サーバと共に使用している場合は、最新のセキュリティ パッチやサポートを常に使用して Web サーバを最新の状態に保つことが重要です。WebLogic Server のインストールをアップグレードすると、Web サーバ プラグインも更新されます。必須ではありませんが、この更新されたバージョンを使用して、Web サーバにインストールされている Web サーバ プラグインを置き換えることをお勧めします。
Web サーバ プラグインのインストールの詳細については、『WebLogic Server における Web サーバ プラグイン使用の概要』を参照してください。