コンフィグレーション ウィザードを使用した WebLogic ドメインの作成

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操作ガイド

この節では、コンフィグレーション ウィザードを使用して特定のタスクを実行する例を示します。この節では、以下のトピックを取り上げます。

別のデータベースを使用してポータル ドメインの作成

以下の例では、デフォルトの Portal JDBC データベース以外のデータベースを使用する新しい WebLogic Portal ドメインの作成手順を説明します。

  1. コンフィグレーション ウィザードをグラフィカル モードで起動します。
    • Windows の場合 :
    • [スタートプログラムBEA ProductsToolsConfiguration Wizard]

    • UNIX の場合 :
    • 製品のインストール ディレクトリの /common/bin サブディレクトリに移動します。たとえば、次のようになります。cd $BEAHOME/weblogic92/common/bin

      sh config.sh と入力します。

  2. [ようこそ] ウィンドウで [新しい WebLogic ドメインの作成] を選択し、[次へ] をクリックします。
  3. [ドメイン ソースの選択] ウィンドウで次の操作を行います。
    1. [以下の BEA 製品をサポートするために、自動的にコンフィグレーションされたドメインを生成する] を選択します。
    2. [WebLogic Portal] チェック ボックスをチェックします。
    3. [WebLogic Server] チェック ボックスがデフォルトでチェックされていることに注意してください。この設定はすべての WebLogic ドメインの前提条件です。

    4. [次へ] をクリックします。
  4. [管理ユーザ名とパスワードのコンフィグレーション] ウィンドウで、有効なユーザ名とパスワードを入力し、[次へ] をクリックします。このユーザ名は管理サーバの起動および管理サーバとの接続に使用されます。
  5. [サーバの起動モードおよび JDK のコンフィグレーション] ウィンドウでは、サーバを開発モードで起動するか、プロダクション モードで起動するかを指定し、使用する JDK を選択します。詳細については、「サーバの起動モードおよび JDK の指定」を参照してください。[次へ] をクリックします。
  6. [環境とサービスの設定のカスタマイズ] ウィンドウで、複数のサーバ、クラスタ、およびマシンに分散するドメインの設定を変更するかどうか、また、既存の JDBC および JMS ファイル ストア サービスを変更するかどうかを指定します。
  7. この例では、別の JDBC データ ソースを選択します。[はい] を選択して [次へ] をクリックします。

  8. [管理サーバのコンフィグレーション] ウィンドウでは、管理サーバについて次のコンフィグレーション情報を定義します。
    • 管理サーバ名
    • リスン アドレス
    • 非セキュア リスン ポートおよびセキュア リスン ポート (セキュア リスン ポートは省略可能)
    • サーバにアクセスするには、protocol://listen-address:listen-port という形式の URL を使用します。

      詳細については、「管理サーバのコンフィグレーション」を参照してください。

      この例では、デフォルト値を使用することも、管理サーバ固有のコンフィグレーション情報を入力することもできます。

      [次へ] をクリックして、[管理対象サーバのコンフィグレーション] ウィンドウに進みます。

  9. [管理対象サーバのコンフィグレーション] ウィンドウでは、1 つまたは複数の管理対象サーバのコンフィグレーション情報を定義します。この例では、管理対象サーバを追加する必要はありません。
  10. [次へ] をクリックして、[マシンのコンフィグレーション] ウィンドウに進みます。

  11. [マシンのコンフィグレーション] ウィンドウでは、ドメインにある Windows マシンと UNIX マシンのコンフィグレーション情報を定義します。Node Manager を使用する場合は、Node Manager プロセスを実行する製品のインストール先ごとに、マシン コンフィグレーションを作成する必要があります。この例では、マシンをコンフィグレーションする必要はありません。
  12. [次へ] をクリックして、[JDBC データ ソースのコンフィグレーション] ウィンドウに進みます。

  13. [JDBC データ ソースのコンフィグレーション] ウィンドウでは、テンプレートに定義されているデータ ソースのコンフィグレーション情報を変更できます。また、データベースへの接続をテストすることもできます。
  14. Portal JDBC データ ソース (portaldataSourceAlwaysXA) は、PointBase データベースを使用するために事前にコンフィグレーションされます。別のデータベースを使用するには、このウィンドウで以下の編集を行います。

    • [Database type] フィールドで、サポートされているデータベース (Oracle、MS SQL、Sybase、DB2 など) を選択する。
    • [Driver] フィールドで、XA ドライバ以外のサポートされているドライバを選択する。
    • 注意 : サポートされているドライバのリストについては、次の URL にある『AquaLogic Service Bus 2.5 でサポート対象のコンフィグレーション』の「サポート対象のデータベース コンフィグレーション」を参照してください。
      http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/platform/suppconfigs/configs_al25/25_over/supported_db.html
    • [Supports global transactions] オプションと [Logging last resource] オプションを選択する。
    • 残りの必須フィールドに、データベースに応じた情報を入力する。
    • このウィンドウのすべての必須フィールドへの入力が完了したら、[接続のテスト] をクリックして [データ ソース接続のテスト] ウィンドウを表示します。

  15. [データ ソース接続のテスト] ウィンドウでは、ドメインに定義した各データ ソースについて、データベースへの接続をテストできます。テストには、データベースに対して定義した JDBC URL を使用します。
  16. 注意 : 接続をテストするデータベースが実行中であることを確認します。

    portaldataSourceAlwaysXA データ ソースから指定したデータベースへの接続をテストするには、[テスト] をクリックします。テストが成功したことを確認し、[OK] をクリックして [JDBC データ ソースのコンフィグレーション] ウィンドウに戻ります。

    [次へ] をクリックして、[データベース スクリプトの実行] ウィンドウに進みます。

  17. [データベース スクリプトの実行] ウィンドウでは、既存の SQL ファイルまたはデータベース ロード ファイルを使用して、ドメインに定義されている各データ ソースのデータベース コンテンツをセットアップします。
  18. 手順 5 で、サーバの起動モードとして [開発] を選択した場合は、Portal JDBC データ ソースのデプロイ時に、データベース テーブルが自動的に作成されます。

    手順 5 で、サーバの起動モードとして [プロダクション] を選択した場合は、以下に示すように、データベース スクリプトを実行して Portal JDBC データ ソース テーブルを作成する必要があります。手順は次のとおりです。

    1. [利用できる JDBC データ ソース] ペインで、[portaldataSourceAlwaysXA] を選択します。
    2. [DB バージョン] ドロップダウン メニューからデータベースのバージョンを選択します。
    3. [スクリプトの実行] をクリックします。
    4. テーブルが正常に作成されたことを確認するには、[結果] ペインで結果を参照します。

    5. [次へ] をクリックします。
  19. [JMS ファイル ストアのコンフィグレーション] ウィンドウでは、ドメインにコンフィグレーションされている JMS ファイル ストアを変更できます。
  20. この例では、JMS ファイル ストア定義を変更する必要はありません。

    [次へ] をクリックします。

  21. [WebLogic ドメインの確認] ウィンドウでは、コンフィグレーション ウィザードでドメインを作成する前に、ドメインの詳細なコンフィグレーション設定を確認します。
  22. デフォルトでは、[ドメインのサマリ] ペインに [デプロイメント] ビューが表示されます。[サマリ ビュー] ドロップダウン リストから別のオプションを選択すると、ドメインのサマリとして [クラスタ] ビューなどの別のビューを表示できます。

    左側の [ドメインのサマリ] ペインで項目を選択し、関連する詳細を右側の [詳細] ペインで確認します。[前へ] をクリックして前のウィンドウに戻り、限られた範囲で調整を行うことができます。

    ドメインの内容を確認した後、[次へ] をクリックして [WebLogic ドメインの作成] ウィンドウに進みます。

  23. [WebLogic ドメインの作成] ウィンドウでは、ドメインの名前を入力し、ドメイン ディレクトリの場所を指定します。
  24. たとえば、portal_domain という名前を付けることができます。

    デフォルトでは、ドメインは BEA_HOME\user_projects\domains\domain に作成されます。BEA_HOME は、製品のインストール ディレクトリです。domain には、ドメイン名を指定します (この例では portal_domain)。[作成] をクリックします。

  25. [ドメインを作成しています] ウィンドウでは、ドメインが作成されたら以下のいずれかを実行します。
    • Windows システム上にドメインを作成する場合、サーバをただちに起動するには、[管理サーバの起動] チェック ボックスをチェックして [完了] をクリックする。
    • [完了] をクリックします。

別のデータベースを使用した AquaLogic Service Bus ドメインの作成

次の例では、JMS レポート プロバイダに PointBase 以外のデータベースを使用する新しい AquaLogic Service Bus を作成する方法について説明します。

  1. コンフィグレーション ウィザードをグラフィカル モードで起動します。
    • Windows の場合 :
    • [スタートプログラムBEA ProductsToolsConfiguration Wizard]

    • UNIX の場合 :
    • 製品のインストール ディレクトリの /common/bin サブディレクトリに移動します。たとえば、次のようになります。cd $BEAHOME/weblogic91/common/bin

      sh config.sh と入力します。

  2. [ようこそ] ウィンドウで [新しい WebLogic ドメインの作成] を選択し、[次へ] をクリックします。
  3. [ドメイン ソースの選択] ウィンドウで次の操作を行います。
    1. [以下の BEA 製品をサポートするために、自動的にコンフィグレーションされたドメインを生成する] を選択します。
    2. [Service Bus] チェック ボックスをチェックします。
    3. [WebLogic Server] チェック ボックスがデフォルトでチェックされていることに注意してください。この設定はすべての WebLogic ドメインの前提条件です。

    4. [次へ] をクリックします。
  4. [管理ユーザ名とパスワードのコンフィグレーション] ウィンドウで、有効なユーザ名とパスワードを入力し、[次へ] をクリックします。このユーザ名は管理サーバの起動および管理サーバとの接続に使用されます。
  5. [サーバの起動モードおよび JDK のコンフィグレーション] ウィンドウでは、サーバを開発モードで起動するか、プロダクション モードで起動するかを指定し、使用する JDK を選択します。詳細については、「サーバの起動モードおよび JDK の指定」を参照してください。[次へ] をクリックします。
  6. [環境とサービスの設定のカスタマイズ] ウィンドウで、複数のサーバ、クラスタ、およびマシンに分散するドメインの設定を変更するかどうか、また、既存の JDBC および JMS ファイル ストア サービスを変更するかどうかを指定します。
  7. Service Bus テンプレートの JMS レポート プロバイダは、インストールに含まれている PointBase データベースを使用するようにあらかじめコンフィグレーションされています。この例では、別のデータベースを選択します。[はい] を選択して [次へ] をクリックします。

  8. [管理サーバのコンフィグレーション] ウィンドウでは、管理サーバについて次のコンフィグレーション情報を定義します。
    • 管理サーバ名
    • リスン アドレス
    • 非セキュア リスン ポートおよびセキュア リスン ポート (セキュア リスン ポートは省略可能)
    • サーバにアクセスするには、protocol://listen-address:listen-port という形式の URL を使用します。

      詳細については、「管理サーバのコンフィグレーション」を参照してください。

      この例では、デフォルト値を使用することも、管理サーバ固有のコンフィグレーション情報を入力することもできます。

      [次へ] をクリックして、[管理対象サーバのコンフィグレーション] ウィンドウに進みます。

  9. [管理対象サーバのコンフィグレーション] ウィンドウでは、1 つまたは複数の管理対象サーバのコンフィグレーション情報を定義します。この例では、管理対象サーバを追加する必要はありません。
  10. [次へ] をクリックして、[マシンのコンフィグレーション] ウィンドウに進みます。

  11. [マシンのコンフィグレーション] ウィンドウでは、ドメインにある Windows マシンと UNIX マシンのコンフィグレーション情報を定義します。Node Manager を使用する場合は、Node Manager プロセスを実行する製品のインストール先ごとに、マシン コンフィグレーションを作成する必要があります。この例では、マシンをコンフィグレーションする必要はありません。
  12. [次へ] をクリックして、[JDBC データ ソースのコンフィグレーション] ウィンドウに進みます。

  13. [JDBC データ ソースのコンフィグレーション] ウィンドウでは、テンプレートに定義されているデータ ソースのコンフィグレーション情報を変更できます。また、データベースへの接続をテストすることもできます。
  14. JMS レポート プロバイダ データ ソース (wlsbjmsrpDataSource) は、PointBase データベースを使用するようにあらかじめコンフィグレーションされています。別のデータベースを使用するには、このウィンドウで次のような編集を行います。

    • [Database type] フィールドで、サポートされているデータベース (Oracle、MS SQL、Sybase、DB2 など) を選択する。
    • [Driver] フィールドで、XA ドライバ以外のサポートされているドライバを選択する。
    • 注意 : サポートされているドライバのリストについては、次の URL にある『AquaLogic Server Bus 2.1 でサポート対象のコンフィグレーション』の「サポート対象のデータベース コンフィグレーション」 (http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/platform/suppconfigs/configs_al21/21_over/supported_db.html) を参照してください。
    • [Supports global transactions] オプションと [Logging last resource] オプションを選択する。
    • 残りの必須フィールドに、データベースに応じた情報を入力する。
    • このウィンドウのすべての必須フィールドへの入力が完了したら、[接続のテスト] をクリックして [データ ソース接続のテスト] ウィンドウを表示します。

  15. [データ ソース接続のテスト] ウィンドウでは、ドメインに定義した各データ ソースについて、データベースへの接続をテストできます。テストには、データベースに対して定義した JDBC URL を使用します。
  16. 注意 : 接続をテストするデータベースが実行中であることを確認します。

    wlsbjmsrpDataSource データ ソースから指定したデータベースへの接続をテストするには、[テスト] をクリックします。テストが成功したことを確認し、[OK] をクリックして [JDBC データ ソースのコンフィグレーション] ウィンドウに戻ります。

    [次へ] をクリックして、[データベース スクリプトの実行] ウィンドウに進みます。

  17. [データベース スクリプトの実行] ウィンドウでは、既存の SQL ファイルまたはデータベース ロード ファイルを使用して、ドメインに定義されている各データ ソースのデータベース コンテンツをセットアップします。
  18. 手順 5 のサーバの起動モードに [開発モード] を選択した場合は、 JMS レポート プロバイダがデプロイされたときにデータベース テーブルが自動的に作成されます。

    手順 5 のサーバ起動モードに [プロダクション モード] を選択した場合は、以下に説明するようにデータベース スクリプトを実行し、JMS レポート プロバイダを作成する必要があります。手順は次のとおりです。

    1. [利用できる JDBC データ ソース] ペインで、[wlsbjmsrpDataSource] を選択します。
    2. [DB バージョン] ドロップダウン メニューからデータベースのバージョンを選択します。
    3. [スクリプトの実行] をクリックします。
    4. テーブルが正常に作成されたことを確認するには、[結果] ペインで結果を参照します。

    5. [次へ] をクリックします。
  19. [JMS ファイル ストアのコンフィグレーション] ウィンドウでは、ドメインにコンフィグレーションされている JMS ファイル ストアを変更できます。
  20. この例では、JMS ファイル ストア定義を変更する必要はありません。

    [次へ] をクリックします。

  21. [WebLogic ドメインの確認] ウィンドウでは、コンフィグレーション ウィザードでドメインを作成する前に、ドメインの詳細なコンフィグレーション設定を確認します。
  22. デフォルトでは、[ドメインのサマリ] ペインに [デプロイメント] ビューが表示されます。[サマリ ビュー] ドロップダウン リストから別のオプションを選択すると、ドメインのサマリとして [クラスタ] ビューなどの別のビューを表示できます。

    左側の [ドメインのサマリ] ペインで項目を選択し、関連する詳細を右側の [詳細] ペインで確認します。[前へ] をクリックして前のウィンドウに戻り、限られた範囲で調整を行うことができます。

    ドメインの内容を確認した後、[次へ] をクリックして [WebLogic ドメインの作成] ウィンドウに進みます。

  23. [WebLogic ドメインの作成] ウィンドウでは、ドメインの名前を入力し、ドメイン ディレクトリの場所を指定します。
  24. たとえば、servicebus_domain という名前を付けることができます。

    デフォルトでは、ドメインは BEA_HOME\user_projects\domains\domain に作成されます。BEA_HOME は、製品のインストール ディレクトリです。domain には、ドメイン名を指定します (この例では servicebus_domain)。[作成] をクリックします。

  25. [ドメインを作成しています] ウィンドウでは、ドメインが作成されたら以下のいずれかを実行します。
    • Windows システム上にドメインを作成する場合、サーバをただちに起動するには、[管理サーバの起動] チェック ボックスをチェックして [完了] をクリックする。
    • [完了] をクリックします。

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