WebLogic のアプリケーション環境のアップグレード
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WebLogic Server 9.1 より前の環境でカスタマイズ バージョンのノード マネージャを使用している場合、WebLogic アップグレード ウィザードを使用して、ノード マネージャを WebLogic Server 9.1 のアプリケーション環境で使用できるようアップグレードすることができます。
次の節では、WebLogic アップグレード ウィザードを使用してノード マネージャをアップグレードする方法について説明します。
注意 : WebLogic アップグレード ウィザードを起動する前に、「アップグレードの準備」の手順がすでに実行されていなければなりません。
ノード マネージャの詳細については、『サーバの起動と停止の管理』の「ノード マネージャを使用したサーバの制御」(http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs91/server_start/nodemgr.html
) を参照してください。
ノード マネージャのアップグレードでは、アップグレードするノード マネージャのホーム ディレクトリを指定します。WebLogic アップグレード ウィザードは次のタスクを実行します。
nodemanager.properties
ファイルをアップグレードして NodeManagerSerializedSystemIni.dat
を nm_data.properties
に変換)weblogic-nodemanager-backup.zip
という名前の zip ファイルに保存既存のノード マネージャ ファイルは、アップグレード プロセス中にすべて上書きされます。
ドメインをアップグレードするときにノード マネージャの認可に使用されるユーザ名とパスワードを指定するよう求められます。詳細については、「ノード マネージャ資格の入力」を参照してください。9.1 より前のバージョンで使用されているリスン ポート番号は、アップグレード プロセスでも維持されます。
注意 : 9.1 製品をインストールするとき、ノード マネージャのリスン ポートを 9.1 より前のバージョンで使用されているリスン ポートと同じ番号に設定するようにしてください。ノード マネージャのデフォルトのリスン ポート番号は 5556 です。
アップグレード プロセスが完了したら、以下のタスクを実行します。
WebLogic Server 9.1 環境で実行するすべてのノード マネージャ インスタンスをアップグレードする必要があります。具体的には、ドメイン内のすべてのマシンのノード マネージャをアップグレードする必要があります。WebLogic アップグレード ウィザードでは、次のどちらかのモードでアップグレードを実行することができます。
ドメイン内のすべてのマシンのノード マネージャをアップグレードする必要があります。
以下の節では、ノード マネージャをアップグレードする方法について説明します。
次の節では、グラフィカル モードで WebLogic アップグレード ウィザードを使用してノード マネージャをアップグレードする方法について説明します。
注意 : グラフィカル モードでアップグレード ウィザードを実行するのに使用するコンソールでは、Java ベースの GUI がサポートされていなければなりません。グラフィカル表示をサポートしていないシステム上でアップグレード ウィザードをグラフィカル モードで起動しようとすると、エラー メッセージが表示されます。
注意 : WebLogic アップグレード ウィザードを起動する前に、「アップグレードの準備」の手順がすでに実行されていなければなりません。
グラフィカル モードで WebLogic アップグレード ウィザードを起動してノード マネージャをアップグレードするには、次の手順に従います。
WL_HOME
/common/nodemanager
(WL_HOME
は WebLogic Server のインストール先のルート ディレクトリ) にある場合は、そのノード マネージャ ディレクトリの内容を 9.1 のインストール先のディレクトリにコピーします。 次の表に、WebLogic アップグレード ウィザードを使用してノード マネージャをアップグレードする手順の概要を示します。
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たとえば、ノード マネージャがリモート マシンにある場合などに、WebLogic アップグレード ウィザードをグラフィカル モードで使用するのは合理的ではありません。このような場合、ウィザードをサイレント モードで使用して、ノード マネージャをアップグレードすることができます。
注意 : WebLogic アップグレード ウィザードを起動する前に、「アップグレードの準備」の手順がすでに実行されていなければなりません。
サイレント モードで WebLogic アップグレード ウィザードを起動してノード マネージャをアップグレードするには、次の手順に従います。
WL_HOME
/common/nodemanager
(WL_HOME
は WebLogic Server のインストール先のルート ディレクトリ) にある場合は、そのノード マネージャ ディレクトリの内容を 9.1 のインストール先のディレクトリにコピーします。 この場合、9.1 のインストール先のディレクトリにある、ノード マネージャの「コピー」をアップグレードする必要があります。
注意 : 現在のディレクトリ構造は維持されなければなりません。ログ ファイル (.log
) は新しい場所にコピーする必要はありません。
ノード マネージャ ディレクトリが 9.1 より前のバージョンのインストール先のディレクトリにない場合は、この手順を省略することができます。
java weblogic.Upgrade -mode silent -type nodemanager [-responses
xmlfile] [-out
file]
-responses
引数でファイルを指定しない場合、ウィザードはデフォルト値をアップグレード プロセスで使用します。XML ファイルの形式とデフォルト値の詳細については、「サイレント アップグレード用 XML スクリプト リファレンス」を参照してください。stdout
) とエラー メッセージが書き込まれる出力ファイル。-out
引数でファイルを指定しない場合、これらのメッセージはコマンド ウィンドウに書き込まれます。注意 : ノード マネージャを使用する前に、「手順 4 : ノード マネージャへのマシンの登録」の説明に従って、WebLogic ドメインをホストしているマシンをノード マネージャに登録する必要があります。この手順は、WebLogic ドメインのアップグレード プロセスが完了してから実行してください。
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