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Oracle Collaboration Suiteリリース・ノート
10gリリース1(10.1.2) for Solaris Operating System(SPARC)
B25675-05
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8 Oracle Mailリリース・ノート

この章では、Oracle Mail関連のリリース・ノートの問題がまとめられています。この章の内容は次のとおりです。


注意:

このドキュメントは2007年2月23日に更新されました。追加の更新および新しい情報については、http://metalink.oracle.comでNote 415183.1を参照してください。

8.1 Oracle Mailの新機能


注意:

その他の新しい機能は、Oracle Mail 10.1.2.x累積パッチを適用すると使用できます。これらの新機能は、2.6「Oracle Mail累積パッチ」に記載されています。

8.2 Oracle Mailの解決済の問題

表8-1に、Oracle Mailの解決済の問題を示します。

表8-1 Oracle Mailの解決済の問題

説明 解決したリリース バグ番号

Oracle Mailプロトコル・サーバー: SMTPインバウンドでポストマスタのメールが受信されませんでした。

10.1.2

2949014

Oracle Mailプロトコル・サーバー: SMTPログ・メッセージにメッセージIDが含まれている必要がありました。

10.1.2

3022376

Oracle Mail管理: targets.xmlファイルに情報ストア・ターゲットを追加する際にスクリプトが必要でした。

10.1.2

3977203

Oracle WebMailクライアント: プライベート配信リストでメール属性をサポートするために拡張が必要でした。

10.1.2

4038589

Oracle Mailインストール: Oracle Mailパッケージのサニティ・チェックが行われていませんでした。

10.1.2

4043631

Oracle Mail管理: Oracle WebMailクライアントの「管理」タブの「ポリシー」サブタブにある「ルーティングの制御を構成」画面で、日本語のリライト・ルールの説明が判読できませんでした。

10.1.2

4063194

Oracle Mailプロトコル・サーバー: invite mailid=@;stp;などのメッセージを送信すると、送信者に誤ったエラー・メッセージが返されました。

10.1.2

4188644

Oracle WebMailクライアント: ユーザーは同じメッセージを2つ受け取っていました。

10.1.2

4216258

配信リスト管理: 管理者が、配信リストで一時停止されているユーザーを再度リストに追加すると、表に配信リストが2回表示されました。

10.1.2

4227552

Oracle Mail Java SDK: 一部のアカウントで、「いくつかのメッセージをダウンロードできませんでした」というメッセージが表示されました。

10.1.2

4258895

Oracle WebMailクライアント: 「アップロード・ファイル」テキスト・ボックスが空でも、最後に挿入されたイメージが挿入されました。

10.1.2

4287654

Oracle WebMailクライアント: Oracle WebMailで、共有フォルダ・ページ内のディスカッションにアクセスする際、またはサブ項目を持つ項目にアクセスする際、フォルダを開くときにリンクのクリックに失敗しました。「エラーが発生しました。」というエラーが表示されました。

10.1.2

4293221

Oracle Mailプロトコル・サーバー: パブリック・フォルダの表示に15分の遅延がありました。

10.1.2

4321322

Oracle Mail C-API: 共有フォルダの長さが1022文字のとき、GETACL中にIMAPでコアがダンプされました。

10.1.2

4336454

Oracle Mail管理: メッセージが複数のユーザーに送信されている場合、LogMinerベースのメッセージ・リカバリが失敗しました。

10.1.2

4383657

Oracle Mail管理: oesbkpを使用したリストアで、バックアップされているより少ないメッセージしかリストアされませんでした。

10.1.2

4401272

Oracle WebMailクライアント: Oracle WebMailに「ポータルに戻る」リンクが表示されませんでした。

10.1.2

4420983

Oracle Mail管理: 『Oracle Mail管理者ガイド』のoesrlを使用してサーバー・サイド・ルールを作成する手順で、active = "no"となるべき箇所がvisible = "no"となっていました。

10.1.2

4450542

Oracle Mail管理: メーラー・デーモンからの通知メッセージが変換されませんでした。

10.1.2

4453262

Oracle Mail管理: メールの「管理」画面で日本語に訳の誤りがありました。

10.1.2

4462183

Oracle Mailプロトコル・サーバー: バウンス処理により生成される登録解除メッセージが正しくない場合がありました。

10.1.2

4463242

Oracle Mailプロトコル・サーバー: 日本語のマルチバイトの名前は、配信ステータス通知で判読できませんでした。

10.1.2

4464756

Oracle Mail PL/SQL SDK: 電子メール・テキストの索引付けを有効にすると、電子メール・ヘッダー・フィールドに対する文字列の部分検索ができませんでした。

10.1.2

4477343

Oracle Mailプロトコル・サーバー: エラー = ORA-00001: 一意制約(ES_MAIL.PK_LIST_CMD)に反しています。

10.1.2

4481215

Oracle Mail管理: SAVSEフィルタを使用したウィルス・スクラバが機能しませんでした。

10.1.2

4481482

Oracle Mail Java SDK: ORACLESTORE.GETDELETEDMESSGESおよびRECOVERMESSAGESでSQL例外が発生しました。

10.1.2

4481792

Oracle Mail管理: 許可されていないヘッダーが、UIで正しく表示されませんでした。

10.1.2

4483022

Oracle Mail Java SDK: ESDSプロセスで、NULLポインタ例外がスローされました。

10.1.2

4483159

Oracle Mail管理: 「フィルタを適用」ページでアプリケーション・エラーが発生しました。

10.1.2

4484619

Oracle Mail Java SDK: セミコロンを含む添付ファイル名は、OJMAで適切に処理されませんでした。

10.1.2

4485111

Oracle Mail管理: 「リストを編集」または「リスト・プロパティの表示」ページから、ニュースグループのプロパティを編集できませんでした。

10.1.2

4485441

Oracle Mail管理: Oracle Mailの構成中に状況依存ヘルプを使用できませんでした。

10.1.2

4485674

Oracle WebMailクライアント: Oracle Connector for Outlookで下書きとして保存されたメッセージを、Oracle WebMailで開くことができませんでした。

10.1.2

4486060

Oracle Mail PL/SQL SDK: 検索結果ページで、メッセージ本文にメッセージのコンテンツ・タイプが表示されていました。

10.1.2

4486425

Oracle Mail Java SDK: ISO-2022-JPバリアントのパラメータが機能しませんでした。

10.1.2

4488120

Oracle WebMailクライアント: フォルダ名に「%」文字が含まれていると、Oracle WebMailでメッセージを読み取れませんでした。

10.1.2

4488199

Oracle Mail PL/SQL SDK: 未読ステータスによる共有フォルダ内のメッセージの検索が機能しませんでした。

10.1.2

4490821

Oracle Mailインストール: アップグレード時に、スキーマ名がES_MAILと競合しているというエラーがスローされました。

10.1.2

4490893

Oracle Mail管理: Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Controlコンソールのリスト・サーバー・プロセス・ページで、JavaScriptエラーが発生しました。

10.1.2

4491032

Oracle Mail Java SDK: バックアップおよびリストアの後、メッセージの受信日が変更されました。

10.1.2

4492896

Oracle WebMailクライアント: Oracle WebMailを使用して送信された韓国語の開封通知メッセージで、EUC-KRではなくMS949が使用されていました。

10.1.2

4495014

Oracle Mailプロトコル・サーバー: 2つの引用符("")を含むHTMLメッセージ本文が、返信または転送された後に表示されなくなりました。

10.1.2

4495432

Oracle Mailインストール: LDAP接続プールに使用するカスタムSSLファクトリのサポートが必要でした。

10.1.2

4496459

Oracle Mail C-API: esefif.hファイルがありませんでした - MILTERサンプルがコンパイルされませんでした。

10.1.2

4496599

Oracle Mail管理: ピアを削除すると、使用可能なその他すべてのピアが現在のピアに設定されました。

10.1.2

4498864

Oracle Mail管理: SMTPインバウンドおよびアウトバウンドの「エラー・メッセージをすべてDSNに含める」パラメータの値が、「False」に変更した後も「True」に戻りました。

10.1.2

4501342

Oracle Mail Java SDK: ユーザーは、パブリック・フォルダをOJMAで開けませんでした。

10.1.2

4503365

Oracle WebMailクライアント: 日本語のメンバーを含むOracle Connector for Outlook配信リストにメールが送信されると、日本語のメンバー名が判読できませんでした。

10.1.2

4503725

Oracle Mail C-API: LinuxではMILTERサンプル・コードがコンパイルされませんでした。

10.1.2

4504366

Oracle Mail PL/SQL SDK: Oracle MailのユーザーIDが30文字より長い場合、ES_MAIL.MAIL_SESSION.LOGINエラーが発生しました。

10.1.2

4510306

Oracle Mailインストール: Oracle Collaboration Suiteリリース1(9.0.3.1)からOracle Collaboration Suite 10gリリース1(10.1.1)へのアップグレード後、Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Controlコンソールでデフォルト値が失われました。

10.1.2

4510460

Oracle WebMailクライアント: Oracle Collaboration Suiteリリース2(9.0.4.2)からOracle Collaboration Suite 10gリリース1(10.1.1)へのアップグレード後、Oracle WebMailページでNULLポインタ例外がスローされました。

10.1.2

4513034

Oracle Mail管理: NNTPインバウンド・ルーティングの制御を拒否ポリシー・ページの列ヘッダーが正しくありませんでした。

10.1.2

4514956

Oracle Mail管理: コンポーネント構成ウィザードの確認ページで、Oracle Internet Directoryのポートが誤って表示されていました。

10.1.2

4515186

Oracle Mail管理: スパム設定が設定されていないアプリケーション層からコピーしても、アプリケーション層のスパム設定を解除できませんでした。

10.1.2

4516696

Oracle Mailインストール: Oracle Mail情報ストア・コンフィギュレーション・アシスタントをリモートのOracle Database 10gリリース2(10.2)に対して実行すると失敗しました。

10.1.2

4524106

Oracle Mailプロトコル・サーバー: LIST;STOP;コマンドで大量のリソースが必要とされました。

10.1.2

4528346

Oracle Mail管理: Oracle WebMailクライアントの「ポリシー」ページで、「最大時間間隔」パラメータのラベルが間違っていました。

10.1.2

4531871

Oracle Mailプロトコル・サーバー: 収集キューに対するガベージ・コレクタが無期限のスリープ状態にありました。

10.1.2

4532960

Oracle Mail Java SDK: Microsoft Outlookで作成されたルールは機能しませんでした。

10.1.2

4536414

Oracle Mailインストール: SQL文字列の長さ制限のためにOracle Mailコンフィギュレーション・アシスタントが失敗しました。

10.1.2

4538565

Oracle Mailインストール: Oracle Mailコンフィギュレーション・アシスタントは、RAWマップ・ファイルの電子メール以外の表領域をサポートしていませんでした。

10.1.2

4539472

Oracle WebMailクライアント: 連絡先接頭辞フィールドに、ポーランド語の同じ接頭辞名が3つ表示されていました。

10.1.2

4539916

Oracle WebMailクライアント: メッセージ本文にインラインで添付されたイメージとテキストを、Oracle WebMailからダウンロードできませんでした。

10.1.2

4540042

Oracle Mail管理: 「タスクを実行」パラメータに「起動時」が設定されていても、ハウスキーパでただちにタスクが実行されませんでした。

10.1.2

4540093

Oracle WebMailクライアント: 配信フィルタが機能しませんでした。

10.1.2

4541258

Oracle Mailインストール: Oracle Collaboration Suiteリリース2(9.0.4.2)からOracle Collaboration Suite 10gリリース1(10.1.1)へのアプリケーション層のアップグレード中、NULLポインタ例外が発生してOracle Collaboration Suiteアップグレード・アシスタントが失敗しました。

10.1.2

4542997

Oracle Mailプロトコル・サーバー: 無効なアドレスの登録解除処理中に、リスト・サーバーによりエラー1100がスローされました。

10.1.2

4549455

Oracle Mail管理: UAのタイトルがノルウェー語に翻訳されず、タイトル・タグに無効なHTMLがありました。

10.1.2

4549603

Oracle Mail管理: 韓国語版のOracle WebMail管理オンライン・ヘルプでUAのコピーライト文に不具合がありました。

10.1.2

4549783

Oracle WebMailクライアント: スペルチェックのデフォルト言語が、ログイン時に選択する言語とは別の言語でした。

10.1.2

4552142

Oracle Mailプロトコル・サーバー: RFC 822に準拠するため、エンベロープ・ジャーナルで受信者の前にタブが必要でした。

10.1.2

4555887

Oracle Mail Java SDK: MIMEユーティリティ・コールが、GDKではなくJDK実装にルーティングされました。

10.1.2

4558685

Oracle Mailプロトコル・サーバー: IMAPログ・ファイルにMTEXTの不良フラグが表示されました。

10.1.2

4559200

Oracle Mail Java SDK: 特定のメッセージのOJMA解析で、STRINGINDEXOUTOFBOUNDSEXCEPTIONが発生しました。

10.1.2

4559391

Oracle WebMailクライアント: ユーザーはすべてのリストの表示ページから登録できませんでした。

10.1.2

4560429

Oracle WebMailクライアント: Internet Explorer 6.0で登録済リストの表示ページにJavaScriptエラーが発生しました。

10.1.2

4560502

Oracle WebMailクライアント: Oracle WebMailで、開封通知フラグに$MDNSENTではなくMDNSENTが使用されていました。

10.1.2

4562490

Oracle Mailプロトコル・サーバー: X-ORACLE-LISTレスポンスが、IMAP4以外のプロトコル形式の場合がありました。

10.1.2

4564063

Oracle Mailプロトコル・サーバー: 新規の文字列をESSLSMUS.MSGに変換する必要がありました。

10.1.2

4565199

Oracle Mailプロトコル・サーバー: ディスカッション共有フォルダでOracle WebMailクライアントからのSELECTエラーが生成されました。

10.1.2

4565563

Oracle Mailプロトコル・サーバー: バグ番号4205704の問題のフォローアップ; ORA-06502: PL/SQL: 数値または値のエラー、ホスト・バインド配列が小さ過ぎます。

10.1.2

4568261

Oracle WebMailクライアント: 共有フォルダからの対象者の削除に使用できるオプションがありませんでした。

10.1.2

4571824

Oracle Mailインストール: 既存のデータベースへのOracle Mailスキーマのインストール時にエラーが発生しました。

10.1.2

4573898

Oracle Mailインストール: デフォルト以外のCollaboration Suiteデータベースの場合、Collaboration Suiteデータベースの構成に失敗しました。

10.1.2

4579926

Oracle Mailプロトコル・サーバー: 『Oracle Mail管理者ガイド』で、IMAP orclmailsmtpspamfloodmaxcntパラメータのデフォルト値の記述が正しくありませんでした。

10.1.2

4584235

Oracle Mailプロトコル・サーバー: 『Oracle Mail管理者ガイド』で、IMAPパラメータ「クリアテキストによるログインを許可」の説明が正しくありませんでした。

10.1.2

4589625

Oracle Mail Java SDK: 移行準備を行った後、移行ツールを使用してユーザーをルーティングできません。

10.1.2

4591288

Oracle Mail Java SDK: 移行解析情報エラーのため、Oracle Mail 10gへの移行中にエラーが発生しました。

10.1.2

4592926

Oracle Mail Java SDK: oracle.mail.sdk.esmail.OracleStoreクラスで、sharedAndPublicフラグのためのsetterメソッドが公開されていません。

10.1.2

4596774

Oracle Mail Java SDK: ORACLEFOLDER.GETGRANTEEACIでGITが完了するまでに最大3秒かかっていました。

10.1.2

4596803

Oracle Mailプロトコル・サーバー: SMTPのフィルタ/スパム対策の拒否返信コードを変更する必要がありました。

10.1.2

4597129

Oracle Mailプロトコル・サーバー: シェルで一部の電子メール・メッセージについて機能しないマーカー行がありました。

10.1.2

4598338

Oracle Mailプロトコル・サーバー: UIDを使用するSTOREコマンドに、UIDのメッセージ・データが含まれていませんでした。

10.1.2

4598452

Oracle WebMailクライアント: ヘッダーのcharset名が、正しいISO-2022-JPではなく、ISO2022-JP(HWKANA)になっていました。

10.1.2

4600853

Oracle Mail Java SDK: ORACLEFOLDER.ISINHERITEDACIで対象者の数とスケールが合いませんでした。

10.1.2

4602270

Oracle Mailプロトコル・サーバー: リスト・サーバーで、境界に一意の値/文字列を使用している必要がありました。

10.1.2

4615709

Oracle Mail Java SDK: フォルダがディレクトリ・ユーザーと共有された後、空の共有リストが表示されました。

10.1.2

4621404

Oracle Mail Java SDK: ORACLEMESSAGE._CLEANUPFILENAME()STRINGINDEXOUTOFBOUNDSEXCEPTIONが検出されました。

10.1.2

4626390

Oracle Mailインストール: システム・プロパティとしてORACLE_HOMEが渡される必要がありました。

10.1.2

4628954

Oracle Mailインストール: 未検出のJava例外が発生し、Collaboration Suiteデータベース・コンフィギュレーション・アシスタントが失敗しました。

10.1.2

4628984

Oracle Mail Java SDK: 件名の最後の文字が疑問符(?)のメッセージは投稿できませんでした。

10.1.2

4633489

Oracle Mail PL/SQL SDK: 割当て容量管理用のESDS PL/SQLインタフェースが拡張されました。

10.1.2

4636988

Oracle Mail Java SDK: OCSAPIメールが特定のメッセージに対してメッセージ・テキストを返しませんでした。

10.1.2

4638259

Oracle Mailプロトコル・サーバー: SMTPエラー・コード550の説明メッセージを変更する必要がありました。

10.1.2

4640324

Oracle Mailインストール: Windowsのアプリケーション層インストールで、Oracle Mailのアプリケーション層コンフィギュレーション・アシスタントが失敗しました。

10.1.2

4649124

Oracle Mailインストール: upgrade_mailstore.plの実行中に、NOCLASSDEFFOUNDERRORエラーが発生しました。

10.1.2

4653627

Oracle Mailインストール: インフラストラクチャのアップグレード中に、Collaboration Suiteデータベース・コンフィギュレーション・アシスタントが失敗しました。

10.1.2

4665037

Oracle Mail管理: オンライン・ヘルプが機能しませんでした。

10.1.2

4674744


8.3 Oracle Mailの既知の制限および回避策

異なるキャラクタ・セットの添付ファイルの検索

添付ファイル名の検索を実行する際、検索の動作は、Oracle Mailサーバーが検索索引の作成時に使用するキャラクタ・セットによって決まります。検索対象の文字が、Oracle Mailサーバーが検索索引の作成時に使用したキャラクタ・セットにない場合、添付ファイルは見つかりません。

複数のメールIDを持つベース・ユーザー

複数のメールIDを持つベース・ユーザーは、Oracle Collaboration Suite 10gの一元化されたプロビジョニング・フレームワークから管理できません。複数のメールIDを持つユーザーは、Oracle Delegated Administration Servicesから管理できないため、これらのユーザーの管理にはOracle WebMailを使用する必要があります。

ドメインでのパブリック電子メール・フォルダの共有

ドメイン全体で使用可能な共有のパブリック電子メール・フォルダを作成できるのは、Oracle Connector for Outlookを使用した場合のみです。


関連項目:

共有フォルダの作成の詳細は、『Oracle Mail管理者ガイド』の付録Cのパブリック・フォルダの作成に関する項を参照してください。

Microsoft Internet ExplorerおよびOracle WebMailの添付ファイルとキャッシュ

デフォルトでは、(セキュリティとプライバシの理由により)添付ファイルもインライン・イメージもクライアントのディスクにキャッシュされません。Internet Explorerの不具合のため、ブラウザを使用して添付ファイルをインラインで開くことができません。たとえば、テキストの添付ファイルをクリックして添付ファイルのダイアログから「Open」を選択しても、そのファイルは開きません(デフォルトのテキスト・エディタ・アプリケーションは起動しますが、ファイルが見つからないというエラーが生成されます)。

SSLに対応している場合、添付ファイルをディスクにダウンロードしようとしても失敗します。

Microsoft Internet Explorerの不具合の詳細に関する次のドキュメントは、Microsoft社のナレッジ・ベース記事の中にあります。

この問題の回避策は2つあります。1つは別のブラウザを使用すること、もう1つはキャッシュの設定を緩やかにすることです。キャッシュの設定を緩やかにする方法の詳細は、『Oracle Collaboration Suiteセキュリティ・ガイド』の第2章の「Microsoft Internet Explorerに関するセキュリティの問題」を参照してください。

8.4 Oracle Mailの既知の問題

次の表に、Oracle Mailの既知の問題を示します。


注意:

既知の問題の修正は累積パッチで入手できます。ダウンロード可能な累積パッチのリストおよびパッチのインストール順序については、http://metalink.oracle.comでNote 406284.1を参照してください。それぞれの累積パッチには、修正されたすべての不具合が記載されたREADME.htmlファイルが含まれています。


関連項目:

累積パッチの新機能および既知の問題については、第2章「Oracle Collaboration Suite累積パッチ・リリース・ノート」を参照してください。

表8-2 Oracle Mailの既知の問題

説明 操作 バグ番号

配信リストへの招待の再確認は、再確認がリッチ・テキスト形式で送信されると失敗します。

招待の再確認の送信には、プレーン・テキストを使用します。

4162028

Oracle Discussionsのフォルダは、大文字と小文字で区別できません。

フォルダを区別するために大文字と小文字を使用しないでください。

4258365

成功、失敗および遅延のプリアンブルは、DSNには設定時でも表示されません。

なし。

4446226

IMAPでは、990文字を超えるネストされたフォルダ名は処理できません。

なし。

4462743

リリース2(9.0.4)からのアップグレード後、(ウィルス・スキャナなどの)フィルタが機能しなくなります。これは、リリース2(9.0.4)では、各サーバーに対してフィルタを定義する必要があるのに対し、10gリリース1では、フィルタを1つの場所で集中的に定義し、複数のサーバーに関連付けできるためです。既存のフィルタの定義は新しい形式に変換されますが、サーバーに対する関連付けは自動的に行われません。

SMTPサーバーに対するフィルタの関連付けには、管理ポリシー・ページを使用します。

4688288

DASには、アーカイブ・ポリシーがなくても「デフォルト」と表示されます。

なし。

4484334

情報を表示する十分な権限を持たない個人によって検索が実行されても、ユーザーがメンバーであるリストの数が表示されます。検索者にユーザーがメンバーであるすべてのリストを表示する十分な権限がないため、実際に表示されるリスト数と、表に表示された数に差があります。

なし。

4485186

負荷が大きい場合、Oracle Web Accessクライアントからのデータベース接続数が非常に多くなっている可能性があります。

プロパティoracle.mail.sdk.esmail.cache_scheme=2を設定することにより、アプリケーションで使用されているデータベース接続プール・スキームを固定スキームに変更できます。最大接続数は、プロパティoracle.mail.sdk.esmail.connpool_max_limitで設定できるようになります。固定スキームにより、Oracle Web Accessクライアントからデータベースへのデータベース接続数は、指定した最大限度を決して超えることはありませんが、これはクライアントのパフォーマンスを大幅に低下させる可能性があります。

4485215

ユーザーのプロビジョニングが解除された後、ユーザーの状態を「非アクティブ」から「アクティブ」に変更すると、ユーザーは再プロビジョニングされません。

ユーザーを再プロビジョニングするには、管理者はOracle Delegated Administration Servicesを使用する必要があります。

4486586

複数メール・ストア・メッセージ挿入モードが自動の場合、SMTPインバウンドがDL用にダンプされます。

送信モードを有効にするか、デフォルトの挿入モードRoundRobinを使用します。

4489538

スパム制御の拒否理由は、改行がある場合、部分的に表示されます。

最初の改行後の拒否理由は、Oracle WebMailでは表示されません。

スパム・エラー拒否理由の値には単一行を使用します。

4495683

リスト・サーバーによって送信されたメッセージ・ヘッダーの部分が、メッセージ本文に表示されます。

なし。

4503517

Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Controlコンソールのオンライン・ヘルプが機能しませんでした。

なし。

4680974

Oracle Mailで、4000バイトを超える行を含むメッセージが拒否されます。

MIMEの行の最大長は、SMTPサーバーのorclmailsmtprejectconditionsパラメータでmaxlinelen=valueの形式を使用して設定できます。

たとえば、maxlinelen=10000と設定すると、行の最大長は10,000バイトになります。

上限を設定しない場合、デフォルトの最大値は4000バイトと想定されます。上限を1000バイト(RFC最小値)より小さく設定すると、デフォルト最大値の4000バイトが設定されます。上限を最大メッセージ・サイズよりも大きくすると、最大メッセージ・サイズを超えるサイズの行を含むメッセージはサーバーで拒否されます。

管理者が、サイトで受信するメッセージの種類を判断し、デフォルトの4000バイトでは不十分な場合には、前述のSMTPパラメータを使用して適切な上限を設定することをお薦めします。

行の最大長に上限はありませんが、DoS攻撃の可能性があるため、不当に大きな値を設定しないようにしてください。

4743425

Oracle Mail(10.1.2)に新しいOracle Mail(10.1.2.3)を上書きインストールすると、インストール・コードでは以前のバージョン番号(10.1.2よりも前)からのアップグレードを想定しているため、コンフィギュレーション・アシスタントが失敗します。

「EntryManagement」「OracleSchemaVersion」「EMAIL」にあるOracle Internet Directoryのパラメータorclproductversionを10.1.1.0.0に設定します。

5467535


8.5 Oracle Mailのグローバリゼーション関連の問題

次の表に、Oracle Mailのグローバリゼーション関連の問題を示します。


注意:

既知の問題の修正は累積パッチで入手できます。ダウンロード可能な累積パッチのリストおよびパッチのインストール順序については、http://metalink.oracle.comでNote 406284.1を参照してください。それぞれの累積パッチには、修正されたすべての不具合が記載されたREADME.htmlファイルが含まれています。


関連項目:

累積パッチの新機能および既知の問題については、第2章「Oracle Collaboration Suite累積パッチ・リリース・ノート」を参照してください。

表8-3 Oracle Mailのグローバリゼーション関連の問題

説明 操作 バグ番号

Oracle WebMail管理者ヘルプ・ページの繁体字中国語の索引エントリは、繁体字中国語文字と英語の言葉が混じり、正しく表示されません。

なし。

4389408

管理者によって送信されたサブスクリプションDSNメッセージが判読できません。

この問題を防ぐために、配信リスト管理者は、招待によりメンバーを追加する必要があります。

4477041

oesbkpでは、非ASCIIルールが正常にリストアされません。

なし。

4540467

Oracle WebMailのフランス語、ドイツ語、韓国語版オンライン・ヘルプのエンコーディングが正しくありません。

なし。

4681015

メッセージ・キャラクタ・セットISO-2022-KRを使用して韓国語でメールを送信すると、「エラーが発生しました; 新規メッセージは作成されません」というエラー・メッセージが表示されます。

キャラクタ・セットEUC-KRを使用します。

4684419


8.6 Oracle Mailのドキュメント関連の問題


注意:

既知の問題の修正は累積パッチで入手できます。ダウンロード可能な累積パッチのリストおよびパッチのインストール順序については、http://metalink.oracle.comでNote 406284.1を参照してください。それぞれの累積パッチには、修正されたすべての不具合が記載されたREADME.htmlファイルが含まれています。


関連項目:

累積パッチの新機能および既知の問題については、第2章「Oracle Collaboration Suite累積パッチ・リリース・ノート」を参照してください。

次の表に、Oracle Mailのドキュメント関連の問題を示します。

表8-4 Oracle Mailのドキュメント関連の問題

説明 操作 バグ番号

複数のCollaboration Suiteデータベースがある場合、Oracle Directory Integration and Provisioningを使用して2番目の(デフォルトでない)Collaboration Suiteデータベースにユーザーを作成するには、電子メール・ポリシー・プラグインを記述する必要があります。

このドキュメントの更新を定期的にチェックして、電子メール・ポリシー・プラグインの記述方法を確認してください。

4335497