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Oracle Business Intelligence Discoverer 管理ガイド
10gリリース2(10.1.2.0.0)
B15623-01
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22
Oracle Business Intelligence Discovererコマンドライン・インタフェース

この章では、Oracle Business Intelligence Discovererコマンドライン・インタフェースの概要を説明します。項目は次のとおりです。

使用可能なDiscovererコマンドライン・インタフェース

Discovererには、次のコマンドライン・インタフェースがあります。

Oracle Business Intelligence Discovererコマンドライン・インタフェース

Oracle Business Intelligence Discovererコマンドライン・インタフェースは、一連のテキスト・ベースのコマンドです。これを利用すると、Discoverer EULを作成および操作できます。

注意: Oracle以外のデータベースへの接続には異機種間サービスを使用します。ただし、EULはOracleデータベースに格納されます。 Oracle以外のデータベースを使用する方法の詳細は、第23章「Oracle以外のデータベースおよびOracle RDBに対するDiscovererサポート」を参照してください。

Discovererコマンドライン・インタフェースは、Windowsプラットフォーム上でのみ実行されます。

Discovererコマンドライン・インタフェースを使用すると、Discoverer AdministratorまたはDiscoverer Desktopのグラフィカル・ユーザー・インタフェース(GUI)を実行しなくても作業ができます。たとえば、Discovererコマンドライン・インタフェースを使用して次のことができます。

さらに、(MS-DOSバッチ・ファイルまたはUnixスクリプト・ファイルと同様に)複数のコマンドを含むコマンド・ファイルを作成し、グループ化された管理作業を自動的に実行できます。

次の図は、Discoverer EULを操作する3つの異なる方法を示しています。

注意:

Discovererコマンドライン・インタフェースとDiscoverer EUL command line for Javaの相違点

Discovererコマンドライン・インタフェースの多くは、Discoverer EUL command line for Javaと互換性があります。Discovererコマンドライン・インタフェース用に記述されたコマンドやスクリプトは、Discoverer EUL command line for Javaで実行するために簡単に変換できます。

Discovererコマンドライン・インタフェースとDiscoverer EUL command line for Javaの違いは次のとおりです。

Discovererコマンドライン・インタフェースのコマンド

Discovererコマンドライン・インタフェースのコマンドは、なんらかの方法でDiscoverer EULを操作するための命令です。 次に例を示します。

注意: コマンドは大文字と小文字を区別しません(詳細は、「コマンドの使用に関する注意」を参照してください)。

Discovererコマンドライン・インタフェースのコマンド修飾子

Discovererコマンドライン・インタフェースのコマンド修飾子は、コマンドを修飾すなわち詳細化する命令です。 次に例を示します。

Discovererコマンドライン・インタフェースの使用

Discovererコマンドは次の方法で実行できます。

前述のコマンド・ファイルを実行するには、コマンドラインに次のように入力します。

dis51adm.exe /cmdfile import.txt

Discovererコマンドライン・インタフェースの実行に必要な権限

Discovererコマンドライン・インタフェースを使用するには、Discovererグラフィカル・ユーザー・インタフェースを使用するときと同じDiscoverer権限を必要とします。

Discovererコマンドライン・インタフェースを使用してEULで操作を実行するには、正しい権限を持っている必要があります。正しい権限を持たない場合、操作は失敗します。

Discovererコマンドライン・インタフェースを使用する場合は、修飾子/eulを使用して、EULを明示的に指定できます(詳細は「/eul」を参照)。EULを指定しないと、DiscovererはデフォルトのEULをデータベース・ユーザーのEULとして識別します。

コマンドの使用に関する注意

Discovererコマンドライン・インタフェースを使用する場合は、次の規則が適用されます。

このガイドで使用されるコマンド構文規則

このガイドでは、次のコマンド構文規則を使用します。

コマンドの構文

Discovererコマンドライン・インタフェースでは、次の構文を使用します(改行またはキャリッジ・リターンなしで1行に入力します)。


画像の説明

コマンドの例

例1

「eul_sales」EULから「Sales」フォルダと「Sum1」サマリーを削除するには、次のコマンドを使用します。

dis51adm.exe /connect me/mypassword@database /delete /folder "Sales" /summary "Sum1" 
/eul eul_sales /log del.log

例2

「Sales1」フォルダと「Sales2」フォルダをリフレッシュするには、次のコマンドを使用します。

dis51adm.exe /connect me/mypassword@database /refresh_folder "Sales1, Sales2" /log 
refsum.log 

例3

データベースにApplicationsモードEULを作成し、これにアクセス権を付与するには、次のコマンドを使用します。

dis51adm.exe /connect eul_owner:appsresp/appspwd@appsdb /create_eul /apps_mode /apps_
grant_details apps/apps

コマンド・ファイル

コマンド・ファイルは、コマンドラインから自動的に実行できる1つ以上のDiscovererコマンドを含むテキスト・ファイルです。コマンド・ファイルは、MS-DOSバッチ・ファイルやUNIXスクリプト・ファイルと同じように機能します。

コマンド・ファイルのコマンドは、コマンドラインに直接入力された順序で処理されます。テキスト・ファイルに埋め込まれたキャリッジ・リターンは無視されます。

コマンド・ファイルは、その中で他のコマンド・ファイルを呼び出すことができます。これは、コマンドラインを半角255文字までとしているMicrosoft Windowsの制限を回避する便利な方法です。

コマンド・ファイルの作成方法

コマンド・ファイルはテキスト・エディタを使用して作成できます。テキスト・エディタにコマンドを入力し、拡張子.txtを使用して保存します。

コマンド・ファイルの実行方法

コマンド・ファイルを実行するには、/cmdfileコマンドの引数としてコマンド・ファイル名を持つDiscoverer Administrator実行ファイル(dis51adm.exeなど)を起動します。たとえば、テキスト・ファイルImport.txtに格納されたコマンドを実行するには、次のように入力します。

dis51adm.exe /cmdfile Import.txt

/cmdfileコマンドを繰り返して、2つ以上のコマンド・ファイルを実行することもできます。たとえば、テキスト・ファイルLogin.txtに格納されたコマンドを実行し、次にテキスト・ファイルImport.txtに格納されたコマンドを実行するには、次のように入力します。

dis51adm.exe /cmdfile Login.txt /cmdfile Import.txt

コマンド・ファイルの例

コマンド・ファイルは、モジュール化コマンドを格納するのに便利です。これにより、モジュール化コマンドを異なる組合せで使用できます。たとえば、次の3つのコマンド・ファイルは次のコマンドを含んでいます。

これら3つのファイルは、次の3つの組合せのいずれかのコマンドラインから実行できます。

Discoverer Administratorコマンドのクイック・ガイド

Discoverer Administratorコマンドの簡単な説明を次の表に示します。

コマンド   説明 
「/?」
 

オンライン・ヘルプを表示します。 

「/apps_fndnam」 <foundation name>
 

接続の詳細を上書きします。 

「/apps_gwyuid」 <gateway user id/password>
 

接続の詳細を上書きします。 

「/apps_user」 
 

Oracle Applicationsユーザーとして接続します。 

「/asm」 <modifier(s)>
 

サマリー管理を自動化します(ASM)。 

「/cmdfile」 
 

コマンド・ファイルを実行します。 

「/connect」 <user-name>/<password> [@<database>]
 

EULに接続します。 

「/create_eul」 
 

EULを作成します。 

「/create_eul /apps_mode」 
 

APPS EULを作成します。 

「/delete」 <modifier(s)> 
 

EULオブジェクトを削除します。 

「/delete_bus_area」 <business area>
 

ビジネスエリアを削除します。 

「/delete_eul」
 

EULを削除します。 

「/export(EULオブジェクト)」 <export file> 
<modifier(s)>
 

EULオブジェクトをエクスポートします。 

「/import(ビジネスエリア)」 <business area>
 

ビジネスエリアをインポートします。 

「/import(EULオブジェクト)」 <import file(s)> 
<modifier(s)>
 

EULオブジェクトをインポートします。 

「/load」 <business_area>
 

ビジネスエリアをロードします。 

「/refresh_bus_area」 <bus area name(s)> 
 

ビジネスエリアをリフレッシュします。 

「/refresh_folder」 <folder name(s)>
 

フォルダをリフレッシュします。 

「/refresh_summary」 <summary name(s)> <bus area 
name>
 

サマリー・フォルダをリフレッシュします。 

次の表を使用して、特定の作業に使用するコマンドを確認してください。

作業  使用するコマンド 

サマリー管理を自動化(ASM)します。 

「/asm」  <modifier(s)>
 

Oracle Applicationsユーザーとして接続します。 

「/apps_user」 
 

EULに接続します。 

「/connect」 <user-name>/<password> [@<database>]
 

EULを作成します。 

「/create_eul」
 

APPS EULを作成します。 

「/create_eul /apps_mode」
 

ビジネスエリアを削除します。 

「/delete_bus_area」 <business area>
 

EULを削除します。 

「/delete_eul」
 

EULオブジェクトを削除します。 

「/delete」 <modifier(s)>
 

オンライン・ヘルプを表示します。 

「/?」
 

EULオブジェクトをエクスポートします。 

「/export(EULオブジェクト)」 <export file> 
<modifier(s)>
 

ビジネスエリアをインポートします。 

「/import(ビジネスエリア)」 <business area>
 

EULオブジェクトをインポートします。 

「/import(EULオブジェクト)」 <import file(s)> 
<modifier(s)>
 

ビジネスエリアをロードします。 

「/load」 <business_area>
 

接続の詳細を上書きします。 

「/apps_fndnam」 <foundation name>
 

ビジネスエリアをリフレッシュします。 

「/refresh_bus_area」 <bus area name(s)> 
 

フォルダをリフレッシュします。 

「/refresh_folder」 <folder name(s)>
 

サマリーをリフレッシュします。 

「/refresh_summary」 <summary name(s)> <bus area 
name>
 

コマンド・ファイルを実行します。 

「/cmdfile」 <command file name(s)>
 

Discoverer Administratorコマンド・リファレンス

この項では、Discoverer Administratorコマンドライン・インタフェースの各コマンドに関するリファレンス情報について詳細に説明します。次の点に注意してください。

/?

このコマンドは、Discovererコマンドのリストとその構文および引数を表示します。

情報   詳細  
  • 構文:

 
「/?」
 
  • 修飾子:

 
None
 
  • 注意:

 

なし 

  • 制限:

 

なし 

  • 例:

 
dis51adm.exe /?
 

/apps_fndnam

このコマンドは、「オプション」ダイアログの「接続」タブにあるフィールドFNDNAMの値を上書きします。

情報   詳細  
  • 構文:

 
/apps_fndnam <foundation name>
 
  • 構文:

 
/apps_gwyuid <gateway user id>/<password>
 
  • 例:

 
dis51adm.exe /connect appsuser:appsresp/appspwd@appsdb 
/apps_fndnam apps /apps_gwyuid applsyspub/pub
 

/apps_gwyuid

このコマンドは、「オプション」ダイアログの「接続」タブにあるフィールドGWYUID(ゲートウェイ・ユーザーIDのパスワードを含む)の値を上書きします。

情報   詳細  
  • 構文:

 
/apps_gwyuid <gateway user id>/<password>
 
  • 例:

 
dis51adm.exe /connect appsuser:appsresp/appspwd@appsdb 
apps /apps_gwyuid applsyspub/pub
 

/apps_user

Oracle ApplicationsユーザーとしてDiscovererに接続します。

情報   詳細  
  • 構文:

 
/apps_user
 
  • 修飾子:

 
「/apps_responsibility」
「/apps_security_group」
 
  • 例:

 
dis51adm.exe /connect appsuser/appspwd@appsdb /apps_user 
/apps_responsibility "UK_Purchasing" /apps_security_group 
"UK_Managers"

または

dis51adm.exe /connect appsuser:UK_
Purchasing/appspwd@appsdb /apps_user /apps_security_group 
"UK_Managers"
 

/asm

Discovererの自動サマリー管理機能(ASM)を実行します。

情報   詳細  
  • 構文:

 
/asm [/asm_space <bytes> | 
/asm_space <bytes> /asm_tablespace <tablespace name>]
 
  • 修飾子:

 
「/asm_space、/asm_tablespace」
 
  • 制限:

 

/asm_tablespace引数を指定する場合は、asm_space引数を指定する必要があります。 

  • 例:

 
dis51adm.exe /connect me/mypassword@database /asm /asm_
space 2182 /asm_tablespace user_data
 

/cmdfile

テキスト・ファイルに格納されているコマンドを自動的に実行します。

情報   詳細  
  • 構文:

 
/cmdfile <file name>
 
  • 注意:

 

コマンド・ファイルを作成するには、一般的なテキスト・エディタを使用して1つ以上のDiscovererコマンドを含むテキスト・ファイルを作成する必要があります。テキスト・ファイルのコマンドを実行するには、コマンドラインに次のように入力します。

dis51adm.exe /cmdfile <file name>

詳細は、「コマンド・ファイル」を参照してください。 

  • 例:

 

テキスト・ファイルのmyFileに格納されているコマンドを実行するには、コマンドラインに次のコマンドを入力します。

dis51adm.exe /connect me/mypassword@database /cmdfile 
myFile
 

/connect

「接続」ダイアログにユーザー名とパスワードを入力せずにEULに接続します。

情報   詳細  
  • 構文:

 
/connect <userid>/<passwd>[@<dbname>]]
 
  • 修飾子:

 
「/eul」 <eul>
「/apps_user」
「/apps_responsibility」 <responsibility>
/apps_gwuid <gwuid>
「/apps_fndnam」 <fndnam>
「/apps_security_group」 <security_group>
 
  • 注意:

 

第17章「DiscovererをOracle Applicationsとともに使用する方法」も参照してください。 

  • 例:

 
dis51adm.exe /connect user/password@database
 

/create_eul

Discoverer EULを作成します。

情報   詳細  
  • 構文:

 
/create_eul
 
  • 修飾子:

 
/apps_mode
「/apps_grant_details」
/default_tablespace
「/eul_language」 <language>
「/log」
「/overwrite」
「/password」
「/private」 
「/show_progress」
/temporary_tablespace
「/user」
 
  • 注意:

 

/create_eulコマンドを使用する場合は、次のことに注意してください。

  • 新規EULの所有者のユーザー名とパスワードを指定します。ユーザー名とパスワードを指定しないと、ユーザーIDに対して所有権を取得できません。

  • 新規EULの所有者が持つ既存のEULを上書きするかどうかを指定します。

  • 新規EULがパブリック(デフォルト)であるかまたはプライベートであるかを指定します。

End User Layerの作成と削除の詳細は、第4章「End User Layerの作成とメンテナンス」を参照してください。 

  • 例:

 

既存のEULを上書きし、すべてのログ・エントリをcreate.logという名前のファイルに記録して、ユーザー名が"Bob"、パスワードがwelcomeであるプライベートEULを作成するには、次のように入力します。

dis51adm.exe /connect me/mypassword@database /create_eul 
/overwrite /user bob /password welcome /private /log 
create.log
 

/create_eul /apps_mode

Discovererコマンドライン・インタフェースを使用してOracle ApplicationsモードEULを作成します。このコマンドは(Oracle Applicationsモードで)Discoverer Administratorを起動し、データベースにApplicationsモードEULを作成して、このApplicationsモードEULにユーザーを接続します。例には、スキーマおよびパスワードの記述も含まれています。

情報   詳細  
  • 構文:

 
/create_eul /apps_mode
 
  • 修飾子:

 
「/apps_grant_details」
 
  • 例:

 
dis51adm.exe /connect system/manager /create_eul /apps_
mode /apps_grant_details apps/apps
 

/delete

データベースからEULオブジェクトを削除します。また、「/delete_eul」コマンドを使用してEUL全体を削除することもできます。

情報   詳細  
  • 構文:

 
/delete <modifier(s)> [/identifier]
 
  • 修飾子:

 
Modifiers for configuring the deletion:
「/log」 <log file name> [「/log_only」] 
「/show_progress」
Modifiers for defining which EUL object(s) to delete:
 /asm_policy <asm policy>
「/business_area」 <business area>
「/ba_link」 <business area> <folder>
「/condition」 <folder>.<condition>
「/folder」 <folder>
「/function」 <PL/SQL function>
「/hierarchy」 < hierarchy>
「/hier_node」 <hierarchy>.<hierarchy_node>
「/identifier」
「/item」 <folder>.<item>
「/item_class」 <item class>
「/join」 <join name>
「/parameter」 <folder>.<parameter>
「/summary」 <summary>
「/workbook」 <workbook>
 
  • 注意:

 

一度に1つ以上のEULオブジェクトを削除できます(次の例を参照)。パラメータ(ビジネスエリア、フォルダなど)には明示的に名前を付ける必要があります。また、ワイルドカードは使用できません。 

  • 例:

 

「eul_sales」という名前のEULにある「Test BA」と「Final BA」という名前の2つのビジネスエリアを削除し、delba.logという名前のログ・ファイルに書き込むには、次のように入力します。

dis51adm.exe /connect me/mypassword@database /delete 
/business_area "Test BA, Final BA" /eul eul_sales /log 
delba.log

「eul_sales」という名前のEULにある「Sales」という名前のフォルダと「Sum1」という名前のサマリーを削除し、del.logという名前のログ・ファイルに書き込むには、次のように入力します。

dis51adm.exe /connect me/mypassword@database /delete 
/folder Sales /summary Sum1 /eul eul_sales /log del.lo
 

/delete_bus_area

データベースからDiscovererビジネスエリアを削除します。「/delete_eul」および「/delete」も参照してください。

情報   詳細  
  • 構文:

 
/delete_bus_area <business area>
 
  • 修飾子:

 
Modifiers for configuring the deletion:
「/keep_folder」
「/log」 <log file name> [「/log_only」]
「/show_progress」
 
  • 注意:

 

このコマンドは「/delete」コマンドに置き換わっており、下位互換性のために含まれています。/deleteコマンドの詳細は「/delete」を参照してください。 

  • 例:

 

「Test BA」と「Final BA」という名前のビジネスエリアを削除し、delba.logという名前のログ・ファイルに書き込むには、次のように入力します。

dis51adm.exe /connect me/mypassword@database /delete_bus_
area "Test BA, Final BA" /log delba.log
 

/delete_eul

現行のDiscoverer EULを削除します。また、「/delete」コマンドを使用して、個々のEULオブジェクトを選択して削除することもできます。

情報   詳細  
  • 構文:

 
/delete_eul
 
  • 例:

 

現在のeulを削除し、deleul.logという名前のログ・ファイルに書き込むには、次のように入力します。

dis51adm.exe /connect me/mypassword@database /delete_eul 
/log deleul.log
 

/export(EULオブジェクト)

EULオブジェクトをDiscovererエクスポート・ファイル(EEXファイル)にエクスポートします。個々のEULオブジェクト(フォルダ、ビジネスエリア、関数など)またはEUL全体(/all修飾子を使用)を選択して削除できます。複数のファイルをインポートする場合、Discovererは自動的にファイル間の参照を解決します。たとえば、fileA.eexにある「Emp」フォルダとfileB.eexにある「Dept」フォルダをエクスポートできます。「Emp」と「Dept」が結合されている場合、結合情報は実際に両方のファイルにありますが、両方のフォルダの情報はいずれのファイルにも含まれません。両方のファイルをインポートする場合、結合は2番目のファイルが処理されるときに再び作成されます。

情報   詳細  
  • 構文:

 
/export <filename> [<bus_area_name>]

/export <filename> <modifier(s)> [/identifier]
 
  • 修飾子:

 
「/all」
/asm_policy <asm policy>
「/audit_info」 <audit details>
「/business_area」 <business area>
「/external_element」 <filename> (this filename refers to an 
xml file, not the export filename)
「/folder」 <folder>
「/function」 <function>
「/hierarchy」 <hierarchy>
「/identifier」
「/item_class」 <item_class>
「/log」 <log file name> [log_only]
「/summary」 <summary>
/set_created_by <creator name>
/set_updated_by <updated name>
「/show_progress」
「/workbook」  <workbook> [XML_workbook]
「/xmlworkbook」 (takes no parameters)
 
  • 注意:

 

<filename> − ターゲット*.EEXファイルの名前。ディレクトリ・パスを指定しない場合、ターゲット・ファイルはデフォルトのDiscovererフォルダに作成されます。デフォルトのターゲット・ディレクトリ設定を上書きするには、ファイルのディレクトリ・パスを指定します。たとえば、c:¥data¥sales.eexなどです。ディレクトリ・パスは相対パスではなく、絶対パスである必要があります。

ワイルドカードは、パラメータ(ビジネスエリア、フォルダなど)に使用できません。パラメータは、明示的に名前を付ける必要があります。

[<bus_area_name>] − このオプションを使用して、ビジネスエリアとコンテンツ全体(ビジネスエリア内のすべてのEULオブジェクト)をエクスポートします。ビジネスエリアの定義とコンテンツのメタデータのみをエクスポートする場合は、/business_area修飾子を使用します。

/business_area修飾子を使用してビジネスエリアをエクスポートする場合、Discovererはビジネスエリアの定義(ビジネスエリアの名前、説明など)とビジネスエリアにあるフォルダへのリンクのみをエクスポートします。Discovererは、名前で指定された場合のみフォルダとワークブックをエクスポートします。

<modifiers> − パラメータを指定する場合は、パラメータの表示名または識別子を使用できます。

データの関係を維持するには、リンクされたオブジェクト(または結合されたオブジェクト)もエクスポートする必要があります。 

  • 例:

 

「eul_sales」という名前のEULにある「Test BA」と「Final BA」という名前の2つのビジネスエリアをexport.eexという名前のファイルにエクスポートし、export.logという名前のログ・ファイルに書き込むには、次のように入力します。

dis51adm.exe /connect me/mypassword@database /export 
export.eex /business_area "Test BA" /business_area "Final 
BA" /all /eul eul_sales /log import.log
 

/import(ビジネスエリア)

EEXファイルのDiscovererビジネスエリアをデータベースにインポートします。Discoverer EULオブジェクトを選択してインポートする方法の詳細は、「/import(EULオブジェクト)」を参照してください。

情報   詳細  
  • 構文:

 
/import <file name>
 
  • 修飾子:

 
「/log」 <log file name> [log_only]
「/rename」 <rename-policy>
「/show_progress」
 
  • 注意:

 

このコマンドは/import(EULオブジェクト)コマンドに置き換わっており、下位互換性のために含まれています。/importコマンドの詳細は「/import(EULオブジェクト)」を参照してください。 

  • 例:

 

ファイルmyBA.eexにあるビジネスエリアをインポートし、impba.logという名前のログ・ファイルに書き込むには、次のように入力します。

dis51adm.exe /connect me/mypassword@database /import 
myBA.eex /log impba.log
 

/import(EULオブジェクト)

1つ以上のDiscovererエクスポート・ファイル(EEXファイル)からEULオブジェクトをインポートします。Discovererエクスポート・ファイルは、/exportコマンドを使用して作成され、EULオブジェクト(フォルダ、ビジネスエリア、関数またはEUL全体など)を含みます。

情報   詳細  
  • 構文:

 
/import <"sourcefilename1.eex sourcefilename2.eex etc."> 
<modifier(s)> [/identifier]
 
  • 修飾子:

 
「/eul」<EUL>
「/identifier」
「/keep_format_properties」
「/log」 <log file name> [log_only]
/preserve_workbook_owner
「/refresh」 | 「/rename」
「/show_progress」
「/auto_gen_name」
 
  • 注意:

 

<source filename(s)> − ソース*.EEXファイルの名前。ファイルのフル・パス名を指定する必要があります(例: c:¥data¥sales.eex)。ディレクトリ・パスは相対パスではなく、絶対パスである必要があります。

ワイルドカードは、パラメータ(ビジネスエリア、フォルダなど)に使用できません。パラメータは、明示的に名前を付ける必要があります。

複数のファイルをインポートする場合は、すべてのファイルを一対の二重引用符内に囲み、各ファイルをスペースで区切る必要があります(次の例を参照してください)。  

  • 例:

 
dis51adm.exe /connect me/mypassword@database /import 
"file1.eex file2.eex" 
 

/load

データベースからDiscovererビジネスエリアにデータをバルク・ロードします。

情報   詳細  
  • 構文:

 
/load <bus_area>
 
  • 修飾子:

 
「/aggregate」<aggregate>
「/auto_gen_name」
「/capitalize」 
「/date_hierarchy」 <date_hier>
「/db_link」 <db_link>
「/description」 <descrip>
「/eul」 <eul_name>
「/insert_blanks」
「/join」 <join_policy>
「/log」  <log_file>
「/lov」 <lov>
「/object」 <obj_name>
「/remove_prefix」 
「/show_progress」
「/sort_folders」 
「/sort_items」
「/source」 <source>
「/user」 <user_id>
 
  • 注意:

 

/loadコマンドを使用する場合は、次のことに注意してください。

  • データのソースを指定します(デフォルトは現行のデータベース・サーバーです)。EULゲートウェイからデータをロードしている場合、ソース名はEULゲートウェイ名に完全に一致する必要があります。

  • オブジェクトをロードするEULを指定します(デフォルトはDiscovererマネージャ自身のEULです)。EULを指定する場合、操作が正常に実行されるためには、名前付きのEULへのアクセス権限を持っている必要があります。

  • データをフェッチする代替データベース・リンクを指定します(デフォルトは現行の接続です)。

  • スキーマ名(/user)でロードをフィルタ処理します。(デフォルトではフィルタは使用されません)。

  • オブジェクト名でロードをフィルタ処理します(デフォルトではフィルタは使用されません)。

  • 大文字と小文字の使い分け、接頭辞および空白について、データのフォーマットを指定します(デフォルトではフォーマットは適用されません)。

  • 日付階層を指定します(デフォルトはDiscovererのデフォルト日付階層です)。

  • 関連付けられた値リストを持っているのはどのデータ型かを指定します(デフォルトではデータ型は関連付けられた値リストを持ちません)。

  • データ・ポイントで使用するデフォルトの集計を指定します(デフォルトはSUMです)。

  • 新規ビジネスエリアの説明を入力します(デフォルトはNULLです)。

  • 結合のポリシー(デフォルトは主キー)とログ・ファイルを指定します。

  • 注意: Oracle9i以上のデータベースからバルク・ロードを実行している場合は、Discovererが結合を作成するときにビュー上の制約も考慮されます。

 
  • 例:

 

次の条件を持つ「Test BA」という名前の新規ビジネスエリアを作成し、現行接続のOracle Designerソースから「eul_sales」という名前のEULにバルク・ロードします。

  • ユーザーBobによって所有されたパターンtest%に一致するテーブルを含む。

  • 列を事前フォーマットして、接頭辞と空白を削除し、頭文字を大文字にする。

  • 日付階層を含まない。

  • 集計としてAVGを使用し、CHAR、INTEGERおよびDECIMALの値リストを含む。

  • load.logという名前のログ・ファイルに書き込む。

前述のバルク・ロードを実行するには、次のように入力します。

dis51adm.exe /connect me/mypassword@database /load "Test 
BA" /source "Designer - bobsworkarea" /eul eul_sales /user 
bob /object test% /capitalize /remove_prefix /replace_
blanks /date_hierarchy "" /lov "CHAR, INTEGER, DECIMAL" 
/aggregate AVG /log load.log /description "Test BA" 
 

/refresh_bus_area

データベースから最新のEUL構造を取り出して、1つ以上のDiscovererビジネスエリアをリフレッシュします。

情報   詳細  
  • 構文:

 
/refresh_bus_area <bus_area>
 
  • 修飾子:

 
「/db_link」
「/eul」
「/log」
「/schema」
「/source」
「/show_progress」
 
  • 注意:

 

/refresh_bus_areaコマンドを使用する場合は、次のことに注意してください。

  • 名前付きのビジネスエリアをリフレッシュするデータソースを指定します。

  • リフレッシュするビジネスエリアを検索するEULを指定します。デフォルトは、Discovererマネージャが所有するEULです。EULを指定する場合、操作が正常に実行されるためには、名前付きのEULへのアクセス権限を持っている必要があります。

  • スキーマ名でリフレッシュをフィルタ処理します。デフォルトでは、フィルタは使用されません。

  • ログ・ファイルを指定します。

 
  • 例:

 

「eul_sales」という名前のEULにある「Test BA」と「Final BA」という名前の2つのビジネスエリアを、ユーザーBobが所有するパターンtest%に一致するテーブルを含む現行接続のOracle Designerソースからリフレッシュし、refba.logという名前のログ・ファイルに情報を集計するには、次のように入力します。

dis51adm.exe /connect me/mypassword@database /refresh_bus_
area "Test BA, Final BA" /source "Designer - bobsworkarea" 
/eul eul_sales /user bob /log refba.log
 

/refresh_folder

1つ以上のDiscovererフォルダをリフレッシュします。フォルダの基礎となるクエリーが、最新のデータを取得するために再実行されます。

情報   詳細  
  • 構文:

 
/refresh_folder <folder>
 
  • 修飾子:

 
「/log」
「/show_progress」
「/source」
「/user」 <username>
 
  • 注意:

 

/refresh_folderコマンドを使用する場合は、次のことに注意してください。

  • デフォルトの検索対象は、Discovererマネージャが所有するEULです。

  • ログ・ファイル・パスを指定します(オプション)。

  • パスを指定すると、操作の成功または失敗を示すステータス・メッセージは指定されたログ・ファイルに出力され、指定しない場合はデフォルトのログ・ファイルに出力されます。

 
  • 例:

 

「eul_sales」という名前のEULにある「Sales1」と「Sales2」という名前の2つのフォルダをリフレッシュし、reffol.logという名前のログ・ファイルに書き込むには、次のように入力します。

dis51adm.exe /connect me/mypassword@database /refresh_
folder "Sales1, Sales2" /eul eul_sales /log reffol.log
 

/refresh_summary

1つ以上のDiscovererサマリー・フォルダをリフレッシュします。サマリーの基礎となるクエリーが、最新のデータを取得するために再実行されます。

情報   詳細  
  • 構文:

 
/refresh_summary <summary> <bus_area>
 
  • 修飾子:

 
「/log」
「/show_progress」
 
  • 注意:

 

/refresh_summaryコマンドを使用する場合は、次のことに注意してください。

  • ビジネスエリアが存在するEULを指定します。デフォルトの検索対象は、Discovererマネージャが所有するEULです。EULを指定する場合、操作が正常に実行されるためには、名前付きのEULへのアクセス権限を持っている必要があります。

  • 少なくとも1つのサマリー・フォルダに名前を付け、サマリーが存在するビジネスエリアに明示的に名前を付ける必要があります。

  • ログ・ファイル・パスを指定します(オプション)。

  • パスを指定すると、操作の成功または失敗を示すステータス・メッセージは指定されたログ・ファイルに出力され、指定しない場合はデフォルトのログ・ファイルに出力されます。

 
  • 例:

 

「eul_sales」という名前のEULにある「Summary1」と「Summary2」という名前の2つのサマリーをリフレッシュし、refsum.logという名前のログ・ファイルに書き込むには、次のように入力します。

dis51adm.exe /connect me/mypassword@database /refresh_
summary "Summary1, Summary2" /eul eul_sales /log 
refsum.log /eul eul31
 

Discoverer Administratorコマンド修飾子リファレンス

この項では、Discovererコマンドライン・インタフェースで使用できるオプションのDiscoverer Administratorコマンド修飾子に関するリファレンス情報について詳細に説明します。コマンド修飾子は、コマンドを詳細化すなわち修飾するために使用されます。次の点に注意してください。

/aggregate

コマンドで使用されるデフォルトの集計を指定します。

情報   詳細  
  • 構文:

 
/aggregate <SUM|MAX|MIN|COUNT|AVG|DETAIL>
 

/all

インポート、エクスポートまたは削除するEUL内のすべてのオブジェクトを選択します。

情報   詳細  
  • 構文:

 
/all
 

/apps_grant_details

Oracle ApplicationsモードEULを作成するときのOracle Applicationsスキーマとパスワードを指定します。たとえば、Oracle Applications Foundation Nameとパスワードを指定するには、「<fndnam>/<password>」と入力します。

情報   詳細  
  • 構文:

 
/apps_grant_details <schema>/<password>
 

/apps_responsibility

Oracle Applicationsデータベース・ユーザーとして接続しているときのOracle Applicationsの職責を指定します。この修飾子は、Oracle Applicationsユーザー名の後、パスワードの前に配置されたコロン(:)のすぐ後ろに含めることもできます。

情報   詳細  
  • 構文:

 
/apps_responsibility <"Oracle Applications responsibility 
name">
 

/apps_security_group

Oracle Applicationsデータベース・ユーザーとして接続しているときのOracle Applicationsのセキュリティ・グループを指定します。

情報   詳細  
  • 構文:

 
/apps_security_group <"Oracle Applications security group 
name">
 

/asm_space、/asm_tablespace

/asm_tablespace 修飾子は、ASMポリシーで設定された表領域の値を無視し、かわりにこの表領域の制約を使用します。 /asm_space修飾子は、ASMポリシーで設定された領域の値を無視し、かわりにこの領域の制約を使用します。 表領域の値と領域の値の有効な組合せを次に示します。

/audit_info

すべてのオブジェクトとともに監査フィールド(Created By、Created Date、Updated By、Updated Dateなど)をエクスポートします。 追加の修飾子/set_created_byと/set_updated_byを使用すると、Created ByフィールドとUpdated Byフィールドを上書きできます。

情報   詳細  
  • 構文:

 
/audit_info [:/set_created_by<name of creator>] [:/set_
updated_by<name of updater>]
 

/auto_gen_name

インポートしたすべての2次要素の名前の自動生成プロパティを「はい」に設定します(AutogenNameOnCreateレジストリ設定がレジストリに存在し、その値が1に設定されている場合のみ)。詳細は、「1次要素と2次要素」を参照してください。

たとえば、「Performance」というビジネスエリアをEEXファイルにエクスポートできます。次に、このEEXファイルから「Performance」ビジネスエリアをインポートして、このコマンド修飾子を指定すると、Discovererでは、インポートしたすべての2次要素の名前の自動生成プロパティが、エクスポートしたファイルに存在している値に関係なく、「はい」に設定されます。詳細は、「EULアイテム名の自動生成および自動更新」を参照してください。

情報   詳細  

構文: 

/auto_gen_name
 

併用: 

「/import(EULオブジェクト)」 

/ba_link

削除するビジネスエリアとフォルダを指定します。

情報   詳細  
  • 構文:

 
/ba_link <business area>.<folder>
 

/business_area

インポート、エクスポートまたは削除するビジネスエリアを指定します。

情報   詳細  
  • 構文:

 
/business_area <business area>
 
  • 注意:

 

この修飾子を/exportコマンドとともに使用する場合、ビジネスエリアの定義のみがエクスポートされます(ビジネスエリアの名前、説明など)。

ビジネスエリア全体(フォルダ、アイテム・クラス、階層など)をエクスポートする場合は、/all修飾子も使用します。 

/capitalize

バルク・ロード中に個々の列からフォルダ名が生成されるときに、フォルダ名の最初の文字を大文字にするようリクエストします。

情報   詳細  
  • 構文:

 
/capitalize
 

/condition

削除の条件を指定します。

情報   詳細  
  • 構文:

 
/condition <condition>
 

/date_hierarchy

バルク・ロード中に使用されるデータ階層を指定します。

情報   詳細  
  • 構文:

 
/date_hierarchy <date_hier>
 
  • 注意:

 

任意の有効なデータ階層名または""を指定します。<date_hier>を""に設定すると、Discoverer Administratorはバルク・ロード中に日付階層を作成しません。 

/db_link

コマンドで使用されるデータベース・リンクを指定します。

情報   詳細  
  • 構文:

 
/db_link <db_link>
 
  • 注意:

 

<db_link>は任意の有効なデータベース・リンクです。 

/description

オブジェクトの説明を指定します。

情報   詳細  
  • 構文:

 
/description <description>
 
  • 注意:

 

<description>は任意の文字列です。 

/eul

コマンドを実行するEULを指定します。指定したEULへのアクセス権限を持っている必要があります。指定しない場合は、データベース・ユーザーのデフォルトのEULが使用されます。

情報   詳細  
  • 構文:

 
/eul <EUL>
 
  • 注意:

 

<EUL>は、有効なEULの名前である必要があります。 

これにより、ユーザーのデフォルトのEULは変更されないことに注意してください。

/eul_language

/create_eulコマンドとともに(現在Oracle Applicationsで)使用して、EULの言語を指定します。

情報   詳細  
  • 構文:

 
/eul_language <language>
 

/external_element

/export commandとのみ使用します。external_element修飾子により、指定したファイルのXMLコードをエクスポート・ファイルの一番上に置くことができます。

情報   詳細  
  • 構文:

 
/external_element <filename>
 
  • 注意:

 

この修飾子を使用するには、(エクスポート・ファイルの一番上に置く)XMLを別のファイルに入力し、次に<filename>引数としてこのファイル名を含めます。

/external_element修飾子は、同じエクスポート操作で複数回使用できます(次の例を参照してください)。

<filename>は、.eexファイルに含めるxmlがあるファイルの名前です。 

  • 例:

 
dis51adm.exe /connect me/mypassword@database /export 
myBA.eex bus_area1 /external_element custom1.xml 
/external_element custom2.xml

これにより、custom1.xmlとcustom2.xmlファイルのxmlはエクスポート・ファイルmyBA.eexの一番上に置かれます。 

/folder

インポート、エクスポートまたは削除するフォルダを指定します。

情報   詳細  
  • 構文:

 
/folder <folder>
 

/function

インポート、エクスポートまたは削除する関数を指定します。

情報   詳細  
  • 構文:

 
/function <PL/SQL function>
 

/hier_node

削除する階層のノードを指定します。

情報   詳細  
  • 構文:

 
/hier_node <hierarchy>.<hierarchy node>
 

/hierarchy

階層を指定します。

情報   詳細  
  • 構文:

 
/hierarchy <hierarchy>
 

/identifier

表示名ではなく識別子によりEULオブジェクトを指定します。指定しない場合は、オブジェクトはデフォルトで表示名で識別されます。

情報   詳細  
  • 構文:

 
/identifier <identifier>
 

/insert_blanks

バルク・ロード中に個々の列名からフォルダ名が生成されるときに、フォルダ名がアンダースコア文字のかわりにスペースを持つようリクエストします。

情報   詳細  
  • 構文:

 
/insert_blanks
 

/item

削除するアイテムを指定します。

情報   詳細  
  • 構文:

 
/item <item>
 

/item_class

インポート、エクスポートまたは削除するアイテム・クラスを指定します。

情報   詳細  
  • 構文:

 
/item_class <item class>
 

/join

/join修飾子には、使用するコマンドに応じて2つの用途があります。

/keep_folder

ビジネスエリアを削除するときにフォルダをその位置に残します。指定しない場合、フォルダはビジネスエリアとともに削除されます。

情報   詳細  
  • 構文:

 
/keep_folder
 

/keep_format_properties

インポート時に既存のフォーマット・プロパティ(表示名、説明など)を維持します。 デフォルトでは、フォーマット・プロパティは変更されます。

情報   詳細  
  • 構文:

 
/keep_format_properties
 

/log

コマンド・ステータス・メッセージを格納するログ・ファイルの名前を指定します。各コマンドが実行された後、Discoverer Administratorはコマンドが成功したかどうかを示すステータス・メッセージを書き込みます。/log修飾子を使用して、ログ・ファイルの名前と場所を上書きできます。

情報   詳細  
  • 構文:

 
/log <filename> 
 
  • 注意:

 

任意の有効なファイル名を指定できます(オペレーティング・システムに応じて異なります)。 

/log_only

データを変更せずにコマンドをシミュレーションし、ログを生成します。これにより、データを変更する前にエラーと例外をチェックできます。

情報   詳細  
  • 構文:

 
/log <filename> [/log_only]
 
  • 注意:

 

任意の有効なファイル名を指定できます(オペレーティング・システムに応じて異なります)。

オプションのlog_only引数により、データをインポートせずにインポートをシミュレーションし、ログを生成できます。これにより、データを変更する前にインポート・エラーをチェックできます。 

/lov

バルク・ロード中に生成される値リストのデータ型を指定します。

情報   詳細  
  • 構文:

 
/lov [CHAR|DATE|DECIMAL|INTEGER|KEY]
 

/object

バルク・ロード、インポート、エクスポートまたは削除するオブジェクトを指定します。

情報   詳細  
  • 構文:

 
/object <mask>
 
  • 注意:

 

任意の有効なオブジェクト名を指定できます。ワイルドカード文字を使用できます。 

/overwrite

所有者が持つ既存のEULを上書きします。使用しない場合は、デフォルトで、既存のEULは上書きされません。

情報   詳細  
  • 構文:

 
/overwrite
 

/parameter

削除するパラメータを指定します。パラメータを指定する場合は、パラメータの表示名または識別子を使用できます。

情報   詳細  
  • 構文:

 
/parameter <folder>.<parameter>
 

/password

操作で使用する新しいパスワードを指定します。

情報   詳細  
  • 構文:

 
/password <password>
 
  • 注意:

 

「/user」修飾子が指定した操作に対応する有効なパスワードを指定します。 

/private

EULを作成する場合に、Discovererマネージャに対してプライベートとしてEULのステータスを定義できます。使用しない場合、ステータスはデフォルトでパブリックに設定されます。

情報   詳細  
  • 構文:

 
/private
 

/refresh

インポートされたオブジェクトを既存のオブジェクトとマージします。デフォルトでは、マージされたオブジェクトは表示名に一致します。「/identifier」修飾子を使用して、識別子に一致させます。

情報   詳細  
  • 構文:

 
/refresh
 

/remove_prefix

バルク・ロード中に個々の列名からアイテム名が生成されるときにアイテム名に列名接頭辞を含めないようにリクエストします。

情報   詳細  
  • 構文:

 
/remove_prefix
 
  • 例:

 

列:

EMP_EMPNO
EMP_ENAME

アイテム:

EMPNO
ENAME 

/rename

オブジェクトのインポートで、既存のオブジェクトと一致する場合、どちらのオブジェクトの名前を変更するかを指定します。

情報   詳細  
  • 構文:

 
/rename <NEW|OLD|NONE>
 
  • 注意:

 

NEW − インポート・オブジェクトの名前が変更されます。

OLD − 既存のオブジェクトの名前が変更されます。

NONE − オブジェクトをインポートせずに操作を中止します。 

/schema

操作のスキーマ(ユーザー)を指定します。

情報   詳細  
  • 構文:

 
/schema <schema>
 

/show_progress

実行中のコマンドを監視します。

情報   詳細  
  • 構文:

 
/show_progress
 

/sort_folders

バルク・ロード中にDiscovererがアルファベット順にフォルダをソートするように指定します。

情報   詳細  
  • 構文:

 
/sort_folders <ON|OFF>
 
  • 注意:

 

ONがデフォルトです。 

/sort_items

バルク・ロード中にDiscovererがアルファベット順にアイテムをソートするように指定します。

情報   詳細  
  • 構文:

 
/sort_items <ON|OFF>
 
  • 注意:

 

OFFがデフォルトです。 

/source

操作のソースを指定します。

情報   詳細  
  • 構文:

 
/source <server|gateway>
 
  • 注意:

 

<server>は、Oracleデータベースの固有の名前です。

<gateway>は、Oracle Designerオブジェクトまたは他のゲートウェイの名前です。ゲートウェイ名は、ロード・ウィザードに表示されたゲートウェイ名に正確に一致する必要があります。Oracle Designerの場合、"Designer 6i - <workarea name>"を指定します(Oracle Designer 6iより前のリリースのOracle Designerを使用している場合は、単に"Oracle Designer repository"と指定します)。 

/summary

インポート、エクスポートまたは削除するサマリーを指定します。

情報   詳細  
  • 構文:

 
/summary <summary>
 

/user

操作で使用するユーザーIDを指定します。

情報   詳細  
  • 構文:

 
/user <user_id>
 
  • 注意:

 

任意の有効なユーザーIDを指定できます。 

/workbook

インポート、エクスポートまたは削除するワークブックを指定します。

情報   詳細  
  • 構文:

 
/workbook <workbook>
 

/xmlworkbook

/exportコマンドとともに使用して、すべてのワークブックをXMLフォーマットとバイナリ・ラージ・オブジェクト(BLOB)フォーマットの両方でエクスポートします。/xmlworkbook修飾子により、エクスポートされたワークブックをXMLブラウザで表示できます。

情報   詳細  
  • 構文:

 
/xmlworkbook 
 
  • 注意:

 

パラメータは取得しない。 

Discoverer Desktopコマンド・リファレンス

この項では、Discoverer Desktopコマンドライン・インタフェースの各コマンドに関するリファレンス情報について詳細に説明します。コマンドは、アルファベット順に記載されていることに注意してください。

/?

このコマンドは、Discoverer Desktopコマンドのリストを表示します。

情報   詳細  
  • 構文:

 
/?
 
  • 修飾子:

 

なし 

  • 注意:

 

なし 

  • 制限:

 

なし 

  • 例:

 
dis51usr.exe /?
 

/apps_fndnam

このコマンドは、「オプション」ダイアログの「接続」タブにあるフィールドFNDNAMの値を上書きします。

情報   詳細  
  • 構文:

 
/apps_fndnam <foundation name>
 
  • 構文:

 
/apps_gwyuid <gateway user id>/<password>
 
  • 例:

 
dis51usr.exe /connect appsuser:appsresp/appspwd@appsdb 
/apps_fndnam apps /apps_gwyuid applsyspub/pub
 

/apps_gwyuid

このコマンドは、「オプション」ダイアログの「接続」タブにあるフィールドGWYUID(ゲートウェイ・ユーザーIDのパスワードを含む)の値を上書きします。

情報   詳細  
  • 構文:

 
/apps_gwyuid <gateway user id>/<password>
 
  • 例:

 
dis51usr.exe /connect appsuser:appsresp/appspwd@appsdb 
apps /apps_gwyuid applsyspub/pub
 

/apps_user

Oracle ApplicationsユーザーとしてDiscovererに接続します。

情報   詳細  
  • 構文:

 
/apps_user
 
  • 修飾子:

 
「/apps_responsibility」
 
  • 例:

 
dis51usr.exe /connect appsuser/appspwd@appsdb /apps_user 
/apps_responsibility "UK_Purchasing"

または、

dis51usr.exe /connect appsuser:UK_
Purchasing/appspwd@appsdb /apps_user
 

/batch

後続のワークブックの処理を遅延することなく、ワークブックを実行します。

情報   詳細  
  • 構文:

 
/batch
 
  • 修飾子:

 

なし 

  • 注意:

 

このコマンドでは、UIはエンド・ユーザーの入力を待たずに続行します。これにより、前のワークブックまたはワークシートの処理が失敗しても、後続の処理が行われます。 

  • 制限:

 

なし 

/cmdfile

テキスト・ファイルに格納されているコマンドを自動的に実行します。

情報   詳細  
  • 構文:

 
/cmdfile <file name>
 
  • 注意:

 

コマンド・ファイルを作成するには、一般的なテキスト・エディタを使用して1つ以上のDiscovererコマンドを含むテキスト・ファイルを作成する必要があります。テキスト・ファイルのコマンドを実行するには、コマンドラインに次のように入力します。

dis51usr.exe /cmdfile <file name>

詳細は、「コマンド・ファイル」を参照してください。 

  • 例:

 

テキスト・ファイルのmyFileに格納されているコマンドを実行するには、コマンドラインに次のコマンドを入力します。

dis51usr.exe /connect me/mypassword@database /cmdfile 
c:¥myFile
 

/connect

「接続」ダイアログを使用せずにDiscoverer Desktopに直接接続します。

情報   詳細  
  • 構文:

 
/connect <username>/<password>[@<database>]
 
  • 修飾子:

 

なし 

  • 注意:

 

指定したユーザー名とパスワードを持つデータベースに接続します。このコマンドは、username/passoword@database情報が正しいことを条件に「接続」ダイアログをスキップします。 

  • 制限:

 

ログインの詳細がデータベースへの接続に不十分である場合、Discovererコマンドライン・インタフェースで指定した情報を含む「接続」ダイアログがDesktopにより表示されます。

たとえば、Discovererコマンドライン・インタフェースで次のように指定した場合、

username@dbname

Discovererは、ユーザー・フィールドが'username'、データベース・フィールドが'dbname'、パスワード・フィールドが空欄である「接続」ダイアログを表示します。 

  • 例:

 
dis51usr.exe /connect jchan/jchan@dbname
 

/export

指定したファイルにワークブックの結果をエクスポートします。

情報   詳細  
  • 構文:

 
/export <format> <export-file>
 
  • 修飾子:

 

なし 

  • 注意:

 

指定したファイル(つまり、wks、sylk、dif、csv、text、html、xls)にワークブックの結果をエクスポートします。 

  • 制限:

 

エンド・ユーザーがDiscovererコマンドライン・インタフェースでシートを指定しない場合、有効なシートのみがファイルにエクスポートされます。

エンド・ユーザーがDiscovererコマンドライン・インタフェースでシートを指定した場合、そのシートのみがエクスポートされます。

エンド・ユーザーがDiscovererコマンドライン・インタフェースですべてのシートを指定した場合、各シートは次の名前のファイルにそれぞれエクスポートされます。

<file> <sheet-name>.<ext>
 
  • 例:

 
dis51usr.exe /export wks worksheet2.wks 
 

/open

.disファイルからワークブックを開きます。

情報   詳細  
  • 構文:

 
/open <file-workbook>
 
  • 修飾子:

 

なし 

  • 例:

 
dis51usr.exe /open workbook1.dis
 

/opendb

データベースからワークブックを開きます。

情報   詳細  
  • 構文:

 
/opendb <db-workbook>
 
  • 修飾子:

 

なし 

  • 例:

 
dis51usr.exe /opendb workbook1.dis
 

/parameter

指定したパラメータを指定した値に設定します。

情報   詳細  
  • 構文:

 
/parameter <parameter name> <parameter value>
 
  • 修飾子:

 

なし 

  • 制限:

 

エンド・ユーザーがワークブックのパラメータの値を指定しない場合、Discovererはデフォルトの値を使用します。 

  • 例:

 
dis51usr.exe /parameter year 2001
 

/p

ワークブックをファイルからデフォルトのプリンタに印刷します。

情報   詳細  
  • 構文:

 
/p <file>
 
  • 修飾子:

 

なし 

  • 注意:

 

印刷オプションは、ワークブックの一部として保存されます。 

/pt

ワークブックをファイルから、指定したプリンタに、指定したプリンタ・ドライバとポートで印刷します。

情報   詳細  
  • 構文:

 
/pt <file> <printer> <driver> <port>
 
  • 修飾子:

 

なし 

/savedb

ワークブックをファイル・システムからデータベースにコピーします。

情報   詳細  
  • 構文:

 
/savedb <filesystem-workbook>
 
  • 修飾子:

 

/batch 

  • 注意:

 

ファイル・システムから.disファイルがコピーされ、データベースに保存されます。 

  • 例:

 

ワークブック「sales.dis」をファイル・システムからデータベースにコピーする例を次に示します。

dis51usr.exe /connect user/password@database /savedb 
"c:¥myworkbooks¥sales.dis"

ワークブック「sales.dis」をファイル・システムからデータベースにコピーし、Discoverer Desktopを表示しない場合に、/batch修飾子を使用する例を次に示します。

dis51usr.exe /connect user/password@database /savedb 
"c:¥myworkbooks¥sales.dis" /batch

複数のワークブック(「2001_sales.dis」、「2002_sales.dis」および「2003_sales.dis」)をファイル・システムからデータベースにコピーする例を次に示します。

dis5usr.exe /connect user/password@database /savedb
"c:¥myworkbooks¥2001_sales.dis" /savedb
"c:¥myworkbooks¥2002_sales.dis" /savedb
"c:¥myworkbooks¥2003_sales.dis"

ヒント: この複数のワークブックの例は、Discoverer DesktopからDiscoverer Plusに移動し、多数のワークブックをファイル・システムからデータベースにコピーする必要がある場合に特に便利です。  

/sheet

指定したシートのクエリーを実行します。

情報   詳細  
  • 構文:

 
/sheet {<sheet-name>|<sheet-number>|ALL}
 
  • 修飾子:

 

なし 

  • 注意:

 

Discovererは次のクエリーを実行します。

  • シート名<sheet-name>

  • 指定したシート番号<sheet-number>

  • すべてのシート(ALL)

 

Discoverer Desktopコマンド修飾子リファレンス

この項では、Discovererコマンドライン・インタフェースで使用できるオプションのDiscoverer Desktopコマンド修飾子に関するリファレンス情報について詳細に説明します。コマンド修飾子は、コマンドを詳細化すなわち修飾するために使用されます。次の点に注意してください。

/all

インポート、エクスポートまたは削除するEUL内のすべてのオブジェクトを選択します。

情報   詳細  
  • 構文:

 
/all
 

/apps_responsibility

Oracle Applicationsデータベース・ユーザーとして接続しているときのOracle Applicationsの職責を指定します。この修飾子は、Oracle Applicationsユーザー名の後、パスワードの前に配置されたコロン(:)のすぐ後ろに含めることもできます。

情報   詳細  
  • 構文:

 
/apps_responsibility <"Oracle Applications responsibility 
name">
 

/eul

コマンドを実行するEULを指定します。指定したEULへのアクセス権限を持っている必要があります。指定しない場合は、データベース・ユーザーのデフォルトのEULが使用されます。

情報   詳細  
  • 構文:

 
/eul <EUL>
 
  • 注意:

 

<EUL>は、有効なEULの名前である必要があります。 

これにより、ユーザーのデフォルトのEULは変更されないことに注意してください。


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