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Oracle Database Application Expressユーザーズ・ガイド
リリース2.2
B31492-01
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21 Oracle Application Expressのホスティングされたサービスの管理

このセクションでは、Oracle Application Express管理者がOracle Application Expressのホスティングされたサービスを管理する場合に実行するタスクについて説明します。

内容は次のとおりです。

Oracle Application Express管理サービス

Oracle Application Express管理者は、Oracle Application Expressインスタンス全体を管理します。 また、タスクを実行するために、Oracle Application Express管理サービス・アプリケーションにログインします。

Oracle Application Express管理者の概要

Oracle Application Express開発環境では、ユーザーは作業領域という作業用の共有領域にログインします。 ユーザーは、次の3つの主なロールに分類されます。

  • 開発者は、アプリケーションを作成および編集します。

  • 作業領域管理者は、ユーザー・アカウントの管理、作業領域アクティビティの監視、ログ・ファイルの表示などの作業領域固有の管理タスクも実行する開発者です。 詳細は、「アプリケーション管理の理解」を参照してください。

  • Oracle Application Express管理者は、Oracle Application Express管理サービス・アプリケーションを使用して、ホスティングされたインスタンス全体を管理するスーパーユーザーです。


参照:

Oracle Application Expressのインストールについては、ご使用のプラットフォームに該当するインストレーション・ガイドを参照してください。

Oracle Application Express管理サービスへのログイン

Oracle Application Express管理者は、Oracle Application Expressインスタンス全体を管理します。 また、タスクを実行するために、Oracle Application Express管理サービス・アプリケーションにログインします。

Oracle Application Express管理サービスへログインするには、次のステップを実行します。

  1. Webブラウザで、Oracle Application Express管理サービスのアプリケーションにナビゲートします。

    http://hostname:port/pls/apex/apex_admin
    
    

    各要素の意味は次のとおりです。

    • hostnameは、Oracle HTTP Serverがインストールされるシステムの名前です。

    • portは、Oracle HTTP Serverに割り当てられたポート番号です。 デフォルトのインストールでは、この番号は7777です。次のいずれかのファイルで、ご使用のOracle HTTP Serverのインストールに割り当てられたポート番号に関する情報を確認できます。

      • ORACLE_BASE\ORACLE_HOME\install\portlist.ini

      • ORACLE_BASE\ORACLE_HOME\Apache\Apache\conf\httpd.conf

    • plsは、mod_plsqlカートリッジを使用するためのインジケータです。

    • apexは、mod_plsql構成ファイルに定義されたデータベース・アクセス記述子(DAD)です。

      以前のリリースからアップグレードしたユーザー、またはカスタム構成を使用しているユーザーの場合、この値にはhtmldbなどの値が使用されます。 Oracle Application Express管理者に、定義されているDADを確認してください。

    ログイン・ページが表示されます。

  2. 「ユーザー名」にadminと入力します。

  3. 「パスワード」に、Oracle Application Expressのインストール時に指定したOracle Application Express管理者アカウントのパスワードを入力します。

  4. ログイン」をクリックします。

    Oracle Application Express管理サービスが表示されます。


参照:

Oracle Application Expressのインストールについては、該当するインストレーション・ガイドを参照してください。

スキーマの管理

このセクションでは、Oracle Application Expressインスタンス内のスキーマを管理する方法を説明します。

このセクションの内容は次のとおりです。

Application Expressエンジン・スキーマの判別

スキーマは、データベース・オブジェクトの論理コンテナです。 Oracle Application Express管理者は、Application Expressエンジン・スキーマ内で特定のアクションを実行する必要がある場合があります。 たとえば、Oracle Application Express管理者がOracleデフォルト・スキーマを割り当てることができるようになるには、データベース管理者(DBA)がApplication Expressエンジン内でAPEX_SITE_ADMIN.UNRESTRICT_SCHEMAプロシージャを実行して、明示的に権限を付与する必要があります。


参照:

APEX_SITE_ADMIN.UNRESTRICT_SCHEMAプロシージャについては、「Oracleデフォルト・スキーマの制限の理解」を参照してください。

Oracle Application ExpressインスタンスのApplication Expressエンジンのカレント・スキーマを判別するには、次のステップを実行します。

  1. SQL*Plusを使用してデータベースに接続します。

  2. DBA権限(SYSTEMなど)を使用して、スキーマ内で次の問合せを実行します。

    SELECT TABLE_OWNER FROM all_synonyms
    WHERE SYNONYM_NAME = 'WWV_FLOW' and OWNER = 'PUBLIC'
    
    

Oracleデフォルト・スキーマの制限の理解

Oracle Application Express管理者は、Oracle Application Expressのインストール時に、Oracleデフォルト・スキーマを作業領域に割り当てることができません。 デフォルト・スキーマ(SYSSYSTEMRMANなど)は、様々な製品機能および内部使用のために予約されています。 デフォルト・スキーマへのアクセスは非常に強力な権限となる場合があります。 たとえば、デフォルト・スキーマSYSTEMへのアクセスが可能な作業領域では、SYSTEMユーザーを解析対象とするアプリケーションを実行できます。

Oracle Application Express管理者がOracleデフォルト・スキーマを作業領域に割り当てることができるようになるには、データベース管理者(DBA)がSQL*PlusによりAPEX_SITE_ADMIN_PRIVSパッケージ内のプロシージャを実行して、明示的に権限を付与する必要があります。


注意:

APEX_SITE_ADMIN_PRIVSパッケージ内のプロシージャに対して引数として使用されるすべてのスキーマ名および作業領域名は、コール元から提供されます。

たとえば、p_schema =>'system'などの引数値を渡すと、小文字のスキーマ名'system'が記録され、参照されます。 この例では、一般的なスキーマ名SYSTEM(大文字で参照される)の参照を実際に意図したのであれば、予想外の結果が戻される可能性があります。


このセクションの内容は次のとおりです。

Oracleデフォルト・スキーマを割り当てる権限の付与

DBAは、SQL*Plusを使用してApplication Expressエンジン・スキーマ内でAPEX_SITE_ADMIN_PRIVS.UNRESTRICT_SCHEMAプロシージャを実行することで、Oracleデフォルト・スキーマを作業領域に割り当てる権限をOracle Application Express管理者に付与できます。 次に例を示します。

EXEC FLOWS_020200.APEX_SITE_ADMIN_PRIVS.UNRESTRICT_SCHEMA(p_schema => 'SYSTEM');
COMMIT;

この例では、Oracle Application Express管理者がSYSTEMスキーマを任意の作業領域に割り当てられるようになります。

Oracleデフォルト・スキーマを割り当てる権限の取消し

DBAは、SQL*Plusを使用してApplication Expressエンジン・スキーマ内でAPEX_SITE_ADMIN_PRIVS.RESTRICT_SCHEMAプロシージャを実行することで、この権限を取り消すことができます。 次に例を示します。

EXEC FLOWS_020200.APEX_SITE_ADMIN_PRIVS.RESTRICT_SCHEMA(p_schema => 'SYSTEM');
COMMIT;

この例では、Oracle Application Express管理者がSYSTEMスキーマをいずれの作業領域にも割り当てられなくなります。 しかし、すでにSYSTEMスキーマが割り当てられている作業領域では、SYSTEMスキーマは使用不可になりません。

制限付きスキーマでの操作

スキーマがRESTRICT_SCHEMAプロシージャによって制限付きに指定されている場合、DBAはAPEX_SITE_ADMIN_PRIVS.CREATE_EXCEPTIONプロシージャを実行することで、特定の作業領域を例外として指定できます。 次に例を示します。

EXEC FLOWS_020200.APEX_SITE_ADMIN_PRIVS.CREATE_EXCEPTION(p_schema => 'SYSTEM', p_schema => 'DBA_WORKSPACE');
EXEC FLOWS_020200.APEX_SITE_ADMIN_PRIVS.CREATE_EXCEPTION(p_schema => 'SYSTEM', p_schema => 'AUDITOR_WORKSPACE');
COMMIT:

この例では、Oracle Application Express管理者がSYSTEMスキーマをAUDITOR_WORKSPACEという名前の作業領域に割り当てられなくなります。 ただし、この制限はREMOVE_EXCEPTIONプロシージャが実行された後に処理される作業領域割当てリクエストのみに適用されます。 AUDITOR_WORKSPACEに、すでにSYSTEMスキーマが割り当てられている場合は、この方法を実行しても、この作業領域でSYSTEMスキーマを使用不可にすることはできません。

スキーマの作業領域例外の削除

DBAは、SQL*Plusを使用してApplication Expressエンジン・スキーマ内でAPEX_SITE_ADMIN_PRIVS.REMOVE_WORKSPACE_EXCEPTIONSプロシージャを実行することで、スキーマのすべての作業領域例外を削除できます。 次に例を示します。

EXEC FLOWS_020200.APEX_SITE_ADMIN_PRIVS.REMOVE_WORKSPACE_EXCEPTIONS(p_schema => 'SYSTEM');
COMMIT:

この例では、SYSTEMスキーマがすでに制限付きだが、以前に1つ以上の例外が作成されていた場合に、Oracle Application Express管理者がSYSTEMスキーマをどの作業領域にも割り当てられなくなります。

作業領域のスキーマ例外の削除

DBAは、SQL*Plusを使用してApplication Expressエンジン・スキーマ内でREMOVE_SCHEMA_EXCEPTIONSプロシージャを実行することで、作業領域のすべてのスキーマ例外を削除できます。 次に例を示します。

EXEC REMOVE_WORKSPACE_EXCEPTIONS(p_workspace => 'AUDITOR_WORKSPACE');
COMMIT:

この例では、いずれかの制限付きスキーマに関して以前にAUDITOR_WORKSPACEという作業領域の例外が作成されていた場合に、Oracle Application Express管理者がAUDITOR_WORKSPACEにいずれの制限付きスキーマも割り当てられなくなります。

権限ステータスの判別

DBAは、SQL*Plusを使用してAPEX_SITE_ADMIN_PRIVS.REPORTプロシージャを実行することで、権限の現在のステータスを確認できます。 次に例を示します。

SET SERVEROUTPUT ON
EXEC FLOWS_020200.APEX_SITE_ADMIN_PRIVS.REPORT;

この例では、スキーマおよび作業領域の制限を定義する表をダンプする問合せのテキストが表示されます。

SELECT a.schema "SCHEMA",b.workspace_name "WORKSPACE" FROM WWV_FLOW_RESTRICTED_SCHEMAS a, WWV_FLOW_RSCHEMA_EXCEPTIONS b WHERE b.schema_id (+)= a.id;

この問合せの出力を確認する場合は、次のことに注意してください。

  • SCHEMA列のスキーマ名は、そのスキーマが制限付きであることを示します。

  • リストされていないスキーマは制限付きではなく、任意の作業領域に割り当てることができます。

  • スキーマ名の横の作業領域名は、その名前の作業領域に対してそのスキーマの例外が存在することを示します。

上のようにSQL*Plusでこの問合せを実行するか、この問合せを変更して出力の書式を設定することができます。

作業領域とスキーマの割当ての管理

ユーザーは、Oracle Application Expressにログインする場合、作業領域という作業用の共有領域にログインします。 各作業領域に、複数のスキーマを関連付けることができます。 開発者は、作業領域をスキーマに関連付けることによって、次のことを実行できます。

  • そのスキーマ内のデータベース・オブジェクトと対話するアプリケーションの構築

  • そのスキーマ内での新しいデータベース・オブジェクトの作成

作業領域とスキーマの割当ての表示

作業領域を手動で作成するには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスにログインします。 「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「作業領域の管理」をクリックします。

  3. 「作業領域とスキーマの割当ての管理」をクリックします。

    「作業領域とスキーマの割当ての管理」ページが表示されます。

  4. 新しい作業領域とスキーマの割当てを作成するには、「作成」をクリックして、画面に表示されるステップに従います。

  5. 作業領域とスキーマの既存の割当てを編集するには、次のステップを実行します。

    1. 作業領域名を選択します。

      「スキーマと作業領域の割当ての編集」ページが表示されます。

    2. 新しい作業領域またはスキーマを選択します。

    3. 変更の適用」をクリックします。

作業領域の割当て

ユーザーは、Oracle Application Expressにログインする場合、作業領域という作業用の共有領域にログインします。 各作業領域は、Oracle Application Express開発環境内の、複数の開発者がアプリケーションを作成できる領域です。 各作業領域には、一意の数値IDと名前があります。 作業領域管理者は、作業領域を変更する場合、Oracle Application Express管理者に変更リクエストを送信します。 Oracle Application Express管理者のみが、変更リクエストの承認または新しい作業領域の割当てを行うことができます。

このセクションの内容は次のとおりです。

作業領域の割当て

Oracle Application Express管理者が新しい作業領域を新しいスキーマとともに作成すると、そのスキーマ用に新しい表領域およびデータファイルが作成されます。 Oracle Managed Filesが有効になっている場合、新しい表領域のデータファイルはOracle Managed Filesによって管理されます。

Oracle Managed Filesを使用すると、Oracleデータベースの管理が簡単になり、データベースを構成するオペレーティング・システム・ファイルをデータベース管理者(DBA)が直接管理する必要がなくなります。 DBAは、Oracle Managed Filesを使用して、ファイル名ではなくデータベース・オブジェクトによって操作を指定します。 新しい表領域のデータファイルには、Oracle Managed Filesの表記規則に従って名前が付けられます。 それらのファイルの配置は、データベース初期化パラメータDB_CREATE_FILE_DESTによって決定されます。

Oracle Managed Filesを有効にしていない場合は、Oracle Application Expressがインストールされた表領域の最初のデータファイルと同じディレクトリにデータファイルが作成されます。


参照:

『Oracle Database管理者ガイド』の「Oracle Managed Filesの使用」

割当てモードの指定

Oracle Application Express管理者は、Oracle Application Express開発インスタンスでの作業領域の割当て(または作成)プロセスの動作方法を決定できます。

手動割当てモードでは、Oracle Application Express管理者が新しい作業領域を作成し、作業領域管理者にログイン情報を通知します。 リクエスト割当てモードでは、ユーザーがセルフ・サービス方式で作業領域を直接要求します。 この方法では、ユーザーはログイン・ページ上のリンクを使用してリクエスト・フォームにアクセスします。 作業領域のリクエストが承認されると、該当するログイン情報が電子メールで自動的にユーザーに送信されます。

割当てモードを指定するには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスにログインします。 「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「サービスの管理」をクリックします。

  3. 「環境設定の管理」をクリックします。

  4. 「セルフ・サービス」で、割当てステータスを選択します。

    • 手動: Oracle Application Express管理者が新しい作業領域を手動で作成し、作業領域管理者にログイン情報を通知します。

    • リクエスト: ユーザーがセルフ・サービス方式で作業領域を直接要求します。

  5. 前のステップで「リクエスト」を選択した場合は、「開発サービスURL」にURLを入力します(オプション)。

    入力した値は、リクエストが承認されると電子メールで使用されます。 この設定によって、サービスのURLが定義されます。 この設定を行わなかった場合、このURLはご使用の環境から導出されます。

  6. 変更の適用」をクリックします。


注意:

ユーザーがログイン・ページのリンクを使用して作業領域をリクエストするには、前述のステップで説明したように、Oracle Application Express管理者が「リクエスト」という割当てステータスを選択する必要があります。 割当てステータスが「手動」に設定されていると、ログイン・ページにリンクが表示されません。

作業領域の手動作成

Oracle Application Express管理者は、「作業領域の作成」ウィザードを実行して、作業領域を手動で割り当てることができます。

作業領域を手動で作成するには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスにログインします。 「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「作業領域の管理」をクリックします。

  3. 「作業領域の作成」をクリックします。

    「作業領域の作成」ウィザードが表示されます。

  4. 作業領域の名前と説明を入力し、「次へ」をクリックします。既存のスキーマを再利用するか新規スキーマを作成するかを指定します。

    既存のスキーマを使用する場合

    1. 「既存のスキーマを再利用」で「はい」を選択します。

    2. スキーマをリストから選択します。

    3. 次へ」をクリックします。

    新規スキーマを作成する場合

    1. 「既存のスキーマを再利用」で「いいえ」を選択します。

    2. スキーマ名とパスワードを入力します。

    3. 領域割当て制限を指定します。

    4. 次へ」をクリックします。

  5. ユーザー名、パスワードおよび電子メール・アドレスを入力して、作業領域管理者を指定します。 「次へ」をクリックします。

  6. 選択内容を確認して、「作成」をクリックします。

作業領域リクエストの管理

Oracle Application Express管理者は、新しい作業領域リクエストを確認します。 作業領域リクエストを管理するには、「リクエスト」割当てステータスを選択しておく必要があります。 リクエスト・モードでは、ユーザーがセルフ・サービス方式で作業領域を直接要求します。 たとえば、ユーザーは、ログイン・ページ上のリンクをクリックしてリクエスト・フォームにアクセスできます。 作業領域リクエストが承認されると、該当するログイン情報が電子メールで各ユーザーに送信されます。

このセクションの内容は次のとおりです。

「通知」リストでの保留中の作業領域リクエストの表示

Oracle Application Express管理サービスのホームページの「通知」リストには、保留中または承認済の作業領域リクエストが表示されます。

図21-1 「通知」リスト

図21-1の説明が続きます。
「図21-1「通知」リスト」の説明

「通知」リストから作業領域リクエストを表示するには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスにログインします。 「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「通知」リストに移動します。

    「通知」リストに、すべての作業領域リクエストおよび保留中の作業領域リクエストのサマリーが表示されます。

  3. 詳細を表示するには、該当する作業領域リクエストの番号をクリックします。

「作業領域リクエスト」ページからのリクエストの表示

「作業領域リクエスト」ページから作業領域リクエストを表示するには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスにログインします。 「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「サービスの管理」をクリックします。

  3. 「作業領域リクエストの管理」をクリックします。

    「作業領域リクエスト」ページが表示されます。

  4. レポートにフィルタを適用するには、「ステータス」リストからステータスを選択して、「実行」をクリックします。

  5. リクエストの詳細を表示するには、該当するリクエストの「編集」アイコンをクリックします。

保留中の作業領域リクエストの承認または拒否

保留中の作業領域リクエストを承認または拒否するには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスにログインします。 「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「サービスの管理」をクリックします。

  3. 「作業領域リクエストの管理」をクリックします。

    「作業領域リクエスト」ページが表示されます。

  4. 「ステータス」リストから「リクエスト済」を選択し、「実行」をクリックします。

  5. 確認するリクエストを検索します。

  6. リクエストの詳細を表示するには、該当するリクエストの「編集」アイコンをクリックして、「作業領域リクエスト」ページに戻ります。

  7. 「アクション」列の「割当て」をクリックします。

    • リクエストを承認するには、「承認」をクリックします。

    • リクエストを拒否するには、「拒否」をクリックします。

既存の作業領域リクエストの変更

既存の作業領域リクエストを変更するには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスにログインします。 「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「サービスの管理」をクリックします。

  3. 「作業領域リクエストの管理」をクリックします。

    「作業領域リクエスト」ページが表示されます。

  4. レポートにフィルタを適用するには、「ステータス」リストからステータスを選択して、「実行」をクリックします。

  5. 確認するリクエストを検索します。

  6. 「アクション」列の「調整」をクリックします。

    「リクエストを調整」ページが表示されます。

  7. 「プロジェクト・ステータス」リストから新しいステータスを選択します。

  8. 変更の適用」をクリックします。


注意:

「プロジェクト・ステータス」を「リクエスト済」に変更する場合は注意してください。 「リクエスト済」に変更しても作業領域の再割当ては可能ですが、アカウントの割当て方法によってはデータが破損する場合があります。 割当てシステムでは、「リクエスト済」の作業領域リクエストには作業領域管理者または開発者用の対応するスキーマおよびディクショナリ・エントリが存在しないとみなされます。 「承認」の作業領域の「プロジェクト・ステータス」を「リクエスト済」に変更する必要がある場合は、まずサービスを終了してから、ステータスを「リクエスト済」に変更します。

作業領域リクエストの削除

既存のサービス・リクエストまたは変更リクエストを削除するには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスにログインします。 「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「サービスの管理」をクリックします。

  3. 「作業領域リクエストの管理」をクリックします。

  4. 「ステータス」から、削除するリクエストのタイプを選択します。

  5. 削除するリクエストの「編集」アイコンをクリックします。

  6. 終了または削除」をクリックします。

変更リクエストの管理

Oracle Application Express管理者は、変更リクエストを承認して、作業領域の変更(新規スキーマの追加、ディスク領域制限の増加など)を行うことができます。

このセクションの内容は次のとおりです。

「通知」リストからの保留中の変更リクエストの表示

Oracle Application Express管理サービスのホームページの「通知」リストから、既存の作業領域リクエストおよび変更リクエストを表示できます。

図21-2 「通知」リスト

図21-2の説明が続きます。
「図21-2「通知」リスト」の説明

「通知」リストから変更リクエストを表示するには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスにログインします。 「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「通知」リストに移動します。

    「通知」リストに、すべての変更リクエストおよび保留中の変更リクエストのサマリーが表示されます。

  3. 詳細を表示するには、該当する変更リクエストの番号をクリックします。

    該当する「変更リクエスト」ページが表示されます。

「作業領域使用率のレポート」からの変更リクエストの表示

「作業領域使用率のレポート」から変更リクエストを表示するには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスにログインします。 「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「作業領域の管理」をクリックします。

  3. 「作業領域の詳細」をクリックします。

  4. 作業領域を検索します。

    • 「検索」フィールドに作業領域名を入力して、「実行」をクリックします。

    • 「リスト」アイコンをクリックして作業領域を選択し、「実行」をクリックします。

    「作業領域の詳細」ページが表示されます。

  5. 「変更リクエスト」セクションまでスクロールします。

「変更リクエスト」ページからのリクエストの表示

「変更リクエスト」ページから変更リクエストを表示するには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスにログインします。 「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「サービスの管理」をクリックします。

  3. 「変更リクエストの管理」をクリックします。

  4. 「ステータス」から、表示するリクエストのタイプを選択して「実行」をクリックします。

保留中の変更リクエストの承認または拒否

保留中の変更リクエストを承認または拒否するには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスにログインします。 「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「サービスの管理」をクリックします。

  3. 「変更リクエストの管理」をクリックします。

  4. リクエストを検索して、「アクション」列の「リクエストの表示」をクリックします。

    「変更リクエストの表示」ページが表示されます。

  5. 次のいずれかを選択します。

    • スキーマのリクエストを承認するには、「スキーマの作成」をクリックします。

    • 追加ディスク領域のリクエストを承認するには、「領域の追加」をクリックします。

    • サービス終了のリクエストを承認するには、「サービスを終了」をクリックします。

    • リクエストを拒否するには、「リクエストを拒否」をクリックします。

    • リクエストを削除して拒否するには、「拒否する場合は、このリクエストの削除」を選択してから、「リクエストを拒否」をクリックします。

  6. 画面に表示されるステップに従います。

Oracle Application Expressインスタンス内のユーザーの管理

Oracle Application Express管理者は、「開発者とユーザーの管理」ページで、Oracle Application Expressインスタンス内のすべてのユーザー・アカウントを管理できます。 ユーザー・アカウントは、作業領域でApplication Express認証を使用している場合に特に有効です。


参照:


このセクションの内容は次のとおりです。

新しいユーザー・アカウントの作成

新しいユーザー・アカウントを作成するには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスにログインします。 「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「作業領域の管理」をクリックします。

  3. 「開発者とユーザーの管理」をクリックします。

    「開発者とユーザーの管理」ページが表示されます。

  4. 作成」をクリックします。

  5. 「ユーザー属性」に、適切な情報を入力します。 赤いアスタリスク(*)が付いているフィールドは必須です。

  6. 「パスワード」に、大/小文字を区別してこのアカウントのパスワードを入力します。

  7. 「開発者権限」で、開発者の権限を指定します。

    • ユーザーは開発者: 開発者アクティビティ、セッション・ステート、作業領域アクティビティ、アプリケーションおよびスキーマ・レポートの表示と、アプリケーションの作成および編集ができます。

    • ユーザーは管理者: 作業領域管理者は、ユーザー・アカウントの作成と編集、グループの管理、同じ作業領域内のユーザーのパスワードの変更および開発サービスの管理ができます(「アプリケーション管理の理解」を参照)。

  8. 「作成」または「作成後、別のものの作成」をクリックします。

既存のユーザー・アカウントの編集

既存のユーザー・アカウントを編集するには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスにログインします。 「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「作業領域の管理」をクリックします。

  3. 「開発者とユーザーの管理」をクリックします。

    「開発者とユーザーの管理」ページが表示されます。

  4. ユーザーを検索します。

    • 特定のユーザーを検索するには、「ユーザーの検索」フィールドにユーザー名または部分文字列を入力して「実行」をクリックします。

    • すべてのユーザーを表示するには、「ユーザーの検索」フィールドを空のままにして「実行」をクリックします。

  5. アカウントの詳細を編集するには、ユーザー名を選択します。

  6. 適切に変更を行い、「変更の適用」をクリックします。

既存の作業領域の管理

このセクションでは、Oracle Application Expressインスタンス内の既存の作業領域を管理する方法について説明します。

このセクションの内容は次のとおりです。

「既存の作業領域」の表示

「既存の作業領域」ページを使用して、既存の作業領域のレポートの表示、既存の作業領域の削除または新しい作業領域の作成を行います。

既存の作業領域を表示するには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスにログインします。 「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「作業領域の管理」をクリックします。

  3. 「既存の作業領域」をクリックします。

    「既存の作業領域」ページが表示されます。

    ページ上部に表示されるナビゲーション・バーには、次のコントロールが含まれます。

    • 検索: 作業領域を検索するには、「検索」フィールドに大/小文字を区別しない問合せを入力して、「実行」をクリックします。

    • 表示: 表示される作業領域の数を決定します。 表示される作業領域の数を変更するには、「表示」リストで数を選択して、「実行」をクリックします。

    「作業領域の作成」ボタンがナビゲーション・バーの右側に表示されます。

  4. 新しい作業領域を作成するには、「作業領域の作成」をクリックして、画面に表示されるステップに従います。

  5. 作業領域の詳細を表示するには、作業領域名をクリックします。 詳細は、「「作業領域の詳細」ページ」を参照してください。

「作業領域の詳細」の表示

「作業領域の詳細」ページで、作業領域を情報の表示および編集できます。

作業領域の詳細を表示するには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスにログインします。 「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「作業領域の管理」をクリックします。

  3. 「作業領域の詳細」をクリックします。

    「作業領域の詳細」ページが表示されます。

  4. ページ上部にある「作業領域」リストから作業領域を選択して、「実行」をクリックします。

    「作業領域の詳細」ページが表示されます。

「作業領域の詳細」ページ

「作業領域の詳細」ページは、次のセクションに分かれています。

  • 名前: 作業領域に関する高レベルの情報(ID、短縮名および最初に割り当てられたスキーマ)を表示します。 作業領域名を編集するには、「属性の編集」をクリックして、画面に表示されるステップに従います。

  • スキーマ: 作業領域スキーマのデフォルト表領域を表示します。

    ユーザーは、Oracle Application Expressにログインする場合、作業領域という作業用の共有領域にログインします。 各作業領域に、複数のスキーマを関連付けることができます。 作業領域にスキーマを関連付けることで、開発者は、そのスキーマのオブジェクトと対話するだけでなく、そのスキーマに新しいデータベース・オブジェクトを作成するアプリケーションを構築することができます。 作業領域とスキーマの割当てを編集するには、「作業領域とスキーマの割当て」をクリックします。 詳細は、「スキーマの管理」を参照してください。

  • 権限: 各作業領域スキーマに対するデータベースのシステム権限を表示します。

  • ロール権限: 各作業領域スキーマに付与されているデータベース・ロールを表示します。

  • 表の使用率: 各作業領域スキーマで使用されている表領域を表示します。

  • アプリケーション: 作業領域内のすべてのアプリケーションを表示します。

  • 開発者: 作業領域内のすべてのアプリケーション開発者を表示します。 開発者を編集するには、「アプリケーション開発者の管理」をクリックします。 詳細は、「Oracle Application Expressインスタンス内のユーザーの管理」を参照してください。

  • Application Expressユーザー: 作業領域内のすべての定義済ユーザーを表示します。 ユーザーを編集するには、「ユーザーの管理」をクリックします。 詳細は、「Oracle Application Expressインスタンス内のユーザーの管理」を参照してください。

  • タイプ別オブジェクト: 作業領域でスキーマによって使用されるオブジェクトを表示します。

  • 変更リクエスト: Oracle Application Expressインスタンスでのすべての変更リクエストを表示します。

  • ユーザー・アクティビティ: ユーザー・アクティビティを日付けごとに表示します。

  • 開発者アクティビティ: 開発者アクティビティを開発者名およびアプリケーション別に表示します。

「作業領域データベース権限」の表示

「作業領域データベース権限」ページに、作業領域データベース権限のサマリーを表示できます。

作業領域データベース権限を表示するには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスにログインします。 「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「作業領域の管理」をクリックします。

    「作業領域データベース権限」ページが表示されます。

  3. 作業領域を検索するには、「検索」フィールドに大/小文字を区別しない問合せを入力して、「実行」をクリックします。

  4. 表示される作業領域の数を制御するには、「表示」リストで数を選択して、「実行」をクリックします。

  5. 作業領域の詳細を表示するには、作業領域名をクリックします。

    「作業領域の詳細」ページが表示されます。 詳細は、「「作業領域の詳細」の表示」を参照してください。

アクティブではない作業領域の削除

ホスティングされた大規模なOracle Application Expressインスタンスを管理している場合は、アクティブではない作業領域を定期的に消去すると、他のユーザーに対してリソースを解放できます。 アクティブではない作業領域を消去するプロセスは、次のステップで構成されます。

  • アクティブではない作業領域の識別

  • アクティブではない作業領域に関連付けられているリソースの削除

  • アクティブではない作業領域の削除

このセクションの内容は次のとおりです。

アクティブではない作業領域の識別

作業領域がアクティブでないかどうかを判別する場合の最初のステップは、いくつかの基本ルールを確立することです。 Application Expressエンジンのカレント・スキーマにあるOracle Application Expressアクティビティ・レコードに基づいてルールを決定する方法が一般的です。

次のDDL(データ定義言語)によって、2004年6月28日以前にリクエストされ、2004年6月10日以降アクティブではないすべての作業領域の表が作成されます。この例では、作業領域ごとにApplication Expressエンジン・スキーマ内の最新の更新に関するキーを確認することで、アクティブでないかどうかが判別されます。

ALTER SESSION SET CURRENT_SCHEMA = FLOWS_020200;
CREATE TABLE ws_to_purge AS
 SELECT c.security_group_id, c.company_name, c.admin_email, c.request_date,
 SYSDATE last_updated_on, 'Y' ok_to_delete
   FROM wwv_flow_provision_company c
  WHERE
c.request_date <= to_date('20040628','YYYYMMDD') AND
     (  not exists
 (SELECT NULL /* Activity Log */
        FROM wwv_flow_activity_log l
       WHERE l.security_group_id = c.security_group_id
         AND l.time_stamp > to_date('20040610','YYYYMMDD'))
 )
    AND NOT EXISTS
     (SELECT NULL /* workspace applications */
        FROM wwv_flows f
       WHERE f.security_group_id = c.security_group_id
         AND f.last_updated_on > to_date('20040610','YYYYMMDD'))
    AND NOT EXISTS
     (SELECT NULL /* Pages */
        FROM wwv_flow_steps s
       WHERE s.security_group_id = c.security_group_id
         AND s.last_updated_on > to_date('20040610','YYYYMMDD'))
    AND NOT EXISTS
     (SELECT NULL /* Regions */
        FROM wwv_flow_page_plugs p
       WHERE p.security_group_id = c.security_group_id
         AND p.last_updated_on > to_date('20040610','YYYYMMDD'))
    AND NOT EXISTS
     (SELECT NULL /* Items */
        FROM wwv_flow_step_items i
       WHERE i.security_group_id = c.security_group_id
         AND i.last_updated_on > to_date('20040610','YYYYMMDD'))
    AND NOT EXISTS
     (SELECT NULL /* Templates */
        FROM wwv_flow_templates t
       WHERE t.security_group_id = c.security_group_id
         AND t.last_updated_on > to_date('20040610','YYYYMMDD'))
    AND NOT EXISTS
     (SELECT NULL /* Files uploaded */
        FROM wwv_flow_file_objects$ o
       WHERE o.security_group_id = c.security_group_id
         AND o.created_on > to_date('20040610','YYYYMMDD'))
    AND NOT EXISTS
     (SELECT NULL /* SQL Workshop history */
        FROM wwv_flow_sw_sql_cmds s
       WHERE s.security_group_id = c.security_group_id
         AND s.created_on > to_date('20040610','YYYYMMDD'));

アクティブではない作業領域を識別した後、それらを消去できます。 アクティブではない作業領域の消去は、2ステップのプロセスです。

  • まず、アクティブではない各作業領域に関連付けられているリソース(データベース・スキーマ、表領域およびデータファイル)を削除します。

  • 次に、アクティブではない作業領域をOracle Application Expressから削除します。

アクティブではない作業領域に関連付けられているリソースの削除

アクティブではない作業領域を1つの表で識別した後、それらを削除します。


注意:

アクティブではない作業領域に関連付けられているスキーマ、表領域またはデータファイルを削除する前に、それらのリソースが他の作業領域またはアプリケーションで使用されていないことを確認してください。

アクティブではない作業領域に関連付けられているリソースを削除するには、次のステップを実行します。

  1. 識別したアクティブではない作業領域が含まれている表をwwv_flow_company_schemasに結合して、削除する作業領域で使用されているスキーマを識別します。

  2. アクティブではない作業領域によって排他的に使用されているスキーマ、表領域およびデータファイルをデータベースから削除します。 削除するスキーマは、次のような問合せを実行することで識別できます。

    SELECT s.schema
      FROM ws_to_purge ws,
           wwv_flow_company_schemas s
    WHERE s.security_group_id = ws.security_group_id
       AND ws.ok_to_delete = 'Y';
    
    

アクティブではない作業領域の削除

アクティブではない作業領域に関連付けられているリソースを削除すると、その作業領域を削除できます。 アクティブではない作業領域は、Oracle Application Express管理サービス・アプリケーションを使用して手動で削除できます。 また、次のPL/SQLの例に示すように、プログラムによって削除できます。

BEGIN
     FOR c1 IN (SELECT security_group_id
                 FROM ws_to_purge
                 WHERE ok_to_delete = 'Y')
     LOOP
         WWV_FLOW_PROVISIONING.TERMINATE_SERVICE_BY_SGID(c1.security_group_id);
     END LOOP;
 END;

作業領域の削除

作業領域を削除しても、関連付けられているデータベース・オブジェクトは削除されません。 関連付けられているスキーマを削除する場合、データベース管理者(DBA)は、Oracle Enterprise Manager、SQL*Plusなどの標準的なデータベース管理ツールを使用する必要があります。

作業領域を削除するには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスにログインします。 「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「作業領域の管理」をクリックします。

  3. 「既存の作業領域」をクリックします。

  4. 「アクション」列で「削除」をクリックします。

  5. 画面に表示されるステップに従います。

作業領域のエクスポートおよびインポート

作業領域および関連付けられているすべてのユーザーを新規Oracle Application Expressインスタンスに移動するには、作業領域をエクスポートする必要があります。 作業領域をエクスポートすると、Oracle Application Expressによってテキスト・ファイルが生成されます。 このファイルには、作業領域、作業領域内のすべてのユーザーおよび作業領域内のすべてのグループ(該当する場合)についての情報が含まれます。 このファイルを使用して、別のOracle Application Expressインスタンスに作業領域をインポートできます。

この方法では作業領域、ユーザーおよびグループのみがインポートされることに注意してください。 このファイルに、次の情報は含まれません。

  • この作業領域に関連付けられているスキーマ、またはそれらのスキーマ内のオブジェクト

  • アプリケーション、イメージ、カスケード・スタイルシートおよび静的テキスト・ファイル

これらのアイテムは、個別にエクスポートする必要があります。

このセクションの内容は次のとおりです。

作業領域のエクスポート

作業領域をエクスポートするには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスにログインします。 「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「作業領域の管理」をクリックします。

  3. 「作業領域のエクスポート」をクリックします。

  4. 作業領域を選択して、「作業領域のエクスポート」をクリックします。

  5. 選択した作業領域をエクスポートするには、「ファイルを保存」をクリックします。

  6. 画面に表示されるステップに従います。

作業領域のインポート

作業領域をインポートするには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスにログインします。 「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「作業領域の管理」をクリックします。

  3. 「作業領域のインポート」を選択します。

  4. 「参照」をクリックして、作業領域のエクスポート・ファイルを選択し、「次へ」をクリックします。

  5. 作業領域をインストールするには、「インストール」をクリックします。

  6. 画面に表示されるステップに従います。

ログ・エントリの管理

Oracle Application Express管理者は、「ログとファイルの管理」ページでSQLワークショップ・ログ、ページ・ビュー・アクティビティ・ログ、開発者アクティビティ・ログ、アクセス・カウント・ログおよびメール・ログのログ・エントリを削除できます。

このセクションの内容は次のとおりです。

SQLワークショップ・ログの削除

SQLワークショップ・ログには、SQLコマンドで最近実行されたコマンドおよびスクリプトの履歴が保持されます。

ログ・ファイルのエントリを削除するには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスにログインします。 「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「サービスの管理」をクリックします。

  3. 「ログの管理」をクリックします。

    「ログの管理」ページが表示されます。

  4. 「SQLワークショップ・ログ」をクリックします。

  5. 次のいずれかを選択します。

    • スクリプト・ファイルの実行ログ・エントリ

    • SQLコマンド・プロセッサの履歴エントリ

  6. 「ログをクリーンアップ」ページで、次のステップを実行します。

    • 経過時間によってエントリを削除するには、削除するエントリの経過時間を指定して、「エントリの削除」をクリックします。

    • すべてのエントリを削除するには、「ログを切捨て」をクリックします。

ページ・ビュー・アクティビティ・ログのエントリの削除

ページ・ビュー・アクティビティ・ログは、アプリケーションでのユーザー・アクティビティを追跡します。 開発者は、「定義の編集」ページでアプリケーション内のロギングを有効にできます。


参照:

ロギングの有効化については、「名前」を参照してください。

Application Expressエンジンは、実際には2つのログを使用してユーザー・アクティビティを追跡します。 いずれの時点でも、いずれかのログがカレントとして指定されています。 レンダリングされたページ・ビューごとに、Application Expressエンジンによってログ・ファイルに1つの行が挿入されます。 ログの切替えは、「アクティビティ・ログの管理」ページに示された間隔で実行されます。 その時点で、Application Expressエンジンによって、非カレントのログのすべてのエントリが削除され、そのログがカレントに指定されます。

アクティビティ・ログを手動で切り捨てるには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスにログインします。 「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「サービスの管理」をクリックします。

  3. 「ログの管理」をクリックします。

    「ログの管理」ページが表示されます。

  4. 「切捨てオプションを指定して、ページ・ビュー・アクティビティ・ログを確認」を選択します。

  5. 「ログを切捨て」をクリックします。

  6. 「ログ1を切捨て」または「ログ2を切捨て」をクリックします。


参照:


開発者アクティビティ・ログのエントリの削除

開発者アクティビティ・ログは、個々の作業領域内のアプリケーションに対する変更を追跡します。 経過時間が1か月を超えるログ・エントリは自動的に削除されます。

開発者アクティビティ・ログのエントリを削除するには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスにログインします。 「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「サービスの管理」をクリックします。

  3. 「ログの管理」をクリックします。

    「ログの管理」ページが表示されます。

  4. 「エントリの削除オプションを指定して、開発者アクティビティ・ログを確認」を選択します。

  5. 「開発者アクティビティ・ログ」ページで、「管理」をクリックします。

  6. 削除するエントリの経過時間を指定して、「エントリの削除」をクリックします。


参照:

開発者アクティビティ・ログについては、「開発者ごとのアプリケーション変更の表示」を参照してください。

アクセス・カウント・ログのエントリの削除

外部アクセス・ログは、Oracle Application Expressアプリケーションから外部サイトへのアクセスを集計します。 この機能は、COUNT_CLICKプロシージャを使用して実装できます。

アクセス・カウント・ログのエントリを削除するには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスにログインします。 「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「サービスの管理」をクリックします。

  3. 「ログの管理」をクリックします。

    「ログの管理」ページが表示されます。

  4. 「外部アクセス・カウント・ログ(切捨てオプションを指定)」を選択します。

  5. 「クリック・カウント・ログ」ページで、「管理」をクリックします。

  6. 削除するエントリの経過時間を指定して、「エントリの削除」をクリックします。

メール・ログのエントリの削除

Oracle Application Expressメール・ログには、メッセージ・ヘッダー情報、および正常に送信されたメール・メッセージの送信日付が記録されます。

メール・ログを切り捨てるには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスにログインします。 「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「サービスの管理」をクリックします。

  3. 「ログの管理」をクリックします。

    「ログの管理」ページが表示されます。

  4. 「メール・ログ」を選択します。

  5. 「メール・ログ」ページで、「切捨て」をクリックします。

セッション・ステートの管理

セッションは、ページ・ビュー間で永続性(またはステートフルな動作)を確立するために使用される論理的な構成体です。 各セッションには、一意のIDが割り当てられ、Application Expressエンジンは、このセッションIDを使用して、各ページ・ビューの前後に、アプリケーションで作業中のデータ・セット(セッション・ステート)を格納および取得します。 自動プロセスによって、8時間ごとに、経過時間が24時間を超えたセッションが消去されます。 Oracle Application Express管理者は、セッションを手動で消去することもできます。

Oracle Application Express管理者は、「セッション・ステート」ページでセッション・ステートの統計を表示し、セッション・ステートを消去することができます。

このセクションの内容は次のとおりです。

経過時間によるセッションの消去

管理者は、「セッションの消去」ページを使用して、経過時間によってセッションを消去できます。

特定のセッションの詳細を表示するには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスにログインします。 「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「サービスの管理」をクリックします。

  3. 「セッション・ステートの管理」をクリックします。

  4. 「経過時間別にセッションを消去」を選択します。

  5. 「セッションの消去」ページで、次の項目を指定します。

    • 消去するセッションの最大数

    • 消去するセッションの経過時間

  6. セッション統計のレポートを表示するには、「セッションをカウント」をクリックします。

  7. 選択したセッションを消去するには、「セッションの消去」をクリックします。

消去前のセッションの詳細の表示

管理者は、セッションを消去する前に、「最近のセッション」ページを使用して最近のセッションのリストを表示してから、セッションの詳細にドリル・ダウンすることができます。

経過時間によってセッションを消去するには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスにログインします。 「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「サービスの管理」をクリックします。

  3. 「セッション・ステートの管理」をクリックします。

  4. 「最近のセッション(ドリルダウンで詳細を表示)」を選択します。

  5. 「最近のセッション」ページでは、次の操作を実行できます。

    • セッションIDをクリックして、追加の詳細情報を表示する。

    • 「セッションの消去」をクリックして、表示されているセッションを削除する。

消去前のセッション統計の表示

管理者は、「セッション・ステートの統計」ページで消去の前にカレント・セッションの統計を表示できます。

セッション・ステートの統計を表示するには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスにログインします。 「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「サービスの管理」をクリックします。

  3. 「セッション・ステートの管理」をクリックします。

  4. 「セッション・ステートの統計」を選択します。

  5. 「セッションの消去」をクリックして、カレント・セッションを削除します。

アクティビティの監視

Oracle Application Express管理者は、「監視」ページで多数のチャートおよびレポートにアクセスして、ユーザー・アクティビティを監視できます。 「アクティビティの監視」ページを使用して、現行のOracle Application Expressインスタンス内にあるすべての作業領域のアクティビティを表示できます。

ユーザー・アクティビティを監視するには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスにログインします。 「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「アクティビティの監視」をクリックします。

  3. 確認するチャートまたはレポートを選択します。

環境設定の管理

環境設定はOracle Application Expressの構成を制御し、現行のOracle Application Expressインスタンス内にあるすべての作業領域に適用されます。

このセクションの内容は次のとおりです。


参照:

「環境設定の管理」ページの「セルフ・サービス」セクションについては、「割当てモードの指定」を参照してください。

現行の環境設定の表示

既存の環境設定を表示するには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスにログインします。 「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「サービスの管理」をクリックします。

  3. 「環境設定の管理」をクリックします。

    「環境設定の管理」ページが表示されます。

PL/SQLプログラム・ユニットの編集の無効化

デフォルトでは、開発者はオブジェクト・ブラウザでデータベースのプロシージャ、パッケージおよびファンクションを参照しているときに、PL/SQLソース・コードを変更およびコンパイルできます。 Oracle Application Express管理者は、「PL/SQLプログラム・ユニットの編集を許可」から選択して、作業領域全体でのPL/SQLプログラム・ユニットの編集を制御できます。

PL/SQLプログラム・ユニットの編集を無効にするには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスにログインします。 「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「サービスの管理」をクリックします。

  3. 「環境設定の管理」をクリックします。

  4. 「アプリケーション開発」の「PL/SQLプログラム・ユニットの編集を許可」で、「いいえ」を選択します。

  5. 変更の適用」をクリックします。


参照:

特定の作業領域でのPL/SQLプログラム・ユニットの編集の無効化については、「PL/SQLプログラム・ユニットの編集の無効化」を参照してください。

新しい作業領域でのデモンストレーション・アプリケーションの作成の無効化

新しい作業領域を作成すると、Oracle Application Expressによって作業領域内にデモンストレーション・アプリケーションが自動的に作成されます。

デモンストレーション・アプリケーションの作成を無効にするには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスにログインします。 「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「サービスの管理」をクリックします。

  3. 「環境設定の管理」をクリックします。

  4. 「アプリケーション開発」の「新しい作業領域にデモンストレーション・オブジェクトの作成」で、「いいえ」を選択します。

  5. 変更の適用」をクリックします。

メールを送信するためのOracle Application Expressの構成

ユーザーがログイン・ページのリンクを使用して作業領域をリクエストしたり、パスワードを再設定するには、メールを送信するようにOracle Application Expressを構成する必要があります。 Oracle Application Expressによるメールの送信を有効にするには、「環境プリファレンス」ページで多くの設定を構成する必要があります。

メールを送信するようにOracle Application Expressを構成するには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスにログインします。 「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「サービスの管理」をクリックします。

  3. 「環境設定の管理」をクリックします。

  4. 「電子メール」で、次のように入力します。

    1. SMTPホスト・アドレス(SMTP_HOST_ADDRESS): SMTPサーバーのサーバー・アドレスを定義します。 これは、インストール時にlocalhostに設定されます。 別のサーバーをSMTPリレーとして使用する場合は、localhostをそのサーバーのアドレスに変更します。

    2. SMTPホスト・ポート: SMTPサーバーがメール・リクエストをリスニングするポートを定義します。 デフォルトでは、インストール時に25に設定されます。

    3. 管理電子メール・アドレス: 電子メールを生成するための、割当てリクエストの承認、パスワードの再設定などの管理タスク用の送信元アドレスを定義します。

  5. 変更の適用」をクリックします。

SQLワークショップの構成

「SQLワークショップ」に表示される属性を使用して、SQLワークショップの基本動作を構成します。

SQLワークショップを構成するには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスにログインします。 「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「サービスの管理」をクリックします。

  3. 「環境設定の管理」をクリックします。

  4. 「SQLワークショップ」で、表21-1に示す属性を入力します。

    表21-1 SQLワークショップの属性

    属性 説明

    SQLコマンドの最大停止時間

    SQLコマンド・プロセッサのトランザクション・コマンドがタイムアウトになるまで待機する最大時間を指定します。

    SQLスクリプトの最大出力サイズ(バイト)

    1つのSQLスクリプトで生成できる出力の最大量を指定します。 SQLスクリプトはSQLワークショップから実行されます。

    SQLスクリプトの作業領域の最大出力サイズ(バイト)

    作業領域内のすべてのスクリプトで使用できる領域の最大量を指定します。 SQLスクリプトの結果は、スクリプト・エディタまたは「SQLスクリプト」ホームページからSQLスクリプトを実行した場合に生成される出力です。

    SQLスクリプトの最大サイズ(バイト)

    SQLワークショップ内で使用されるSQLスクリプトの最大サイズを指定します。

    トランザクションSQLコマンドの有効化

    Oracle Application Expressインスタンス全体でトランザクションSQLコマンドを有効にするには、「はい」を選択します。 この機能を有効にすると、SQLコマンド・プロセッサ・ユーザーが同じ物理データベース・トランザクション内で複数のSQLコマンドを発行できます。

    「はい」を選択すると、「SQLコマンド・プロセッサ」ページに「自動コミット」チェック・ボックスが表示されます。 デフォルトでは、このオプションは「いいえ」に設定されています。


  5. 変更の適用」をクリックします。

データベース監視の有効化

「データベース監視」ページには、現行のデータベース・インスタンスのアクティビティ、記憶域および構成について説明する各種レポートがあります。 データベースの監視を有効にすると、DBAロールを付与されたデータベース・ユーザー・アカウントを持つユーザーのみがこのページにアクセスできます。

「データベース監視」ページにアクセスする前に、「環境設定の管理」ページでデータベースの監視を有効にする必要があります。

データベースの監視を有効にするには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスにログインします。 「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「サービスの管理」をクリックします。

  3. 「環境設定の管理」をクリックします。

  4. 「監視」の「データベース監視の有効化」で、「はい」を選択します。

  5. 変更の適用」をクリックします。


注意:

DBAロールを付与されたデータベース・ユーザー・アカウントを持つユーザーのみがこのページにアクセスできます。

ログインおよびシステム・メッセージの管理

Oracle Application Express管理者は、ログインおよびシステム・メッセージを作成して、Oracle Application Expressインスタンスのすべてのユーザーと通信できます。 通常、管理者は、すべてのシステム・ユーザーとの通信に、システム・メッセージとログイン・メッセージを組み合せて使用します(プライバシ通知、アクセス制限など)。

このセクションの内容は次のとおりです。

ログイン・メッセージの管理

ログイン・メッセージは、Oracle Application Expressのログイン・ページに表示されます。 Oracle Application Express管理者は、「環境設定の管理」ページの「ログイン・メッセージ」セクションを使用してログイン・メッセージを作成できます。

ログイン・メッセージを作成するには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスにログインします。 「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「サービスの管理」をクリックします。

  3. 「環境設定の管理」をクリックします。

  4. 「ログイン・メッセージ」までスクロールします。

  5. 「ログイン・メッセージ」で、「カスタム・メッセージ」を選択します。

  6. 「メッセージ」に、メッセージを入力します。 メッセージには、任意のテキストを含めることができます。また、オプションでHTMLの書式を設定することができます。

  7. 変更の適用」をクリックします。

ログイン・メッセージを無効にするには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスにログインします。 「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「サービスの管理」をクリックします。

  3. 「環境設定の管理」をクリックします。

  4. 「ログイン・メッセージ」までスクロールします。

  5. 「ログイン・メッセージ」で、「メッセージはありません」を選択します。

  6. 変更の適用」をクリックします。

システム・メッセージの管理

システム・メッセージは、「作業領域」ホームページ、「アプリケーション・ビルダー」ホームページ、「SQLワークショップ」ホームページおよびApplication Expressの「ユーティリティ」ページに表示されます。

Oracle Application Express管理者は、「環境設定の管理」ページの「システム・メッセージ」セクションを使用してシステム・メッセージを作成できます。

システム・メッセージを作成するには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスにログインします。 「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「サービスの管理」をクリックします。

  3. 「環境設定の管理」をクリックします。

  4. 「システム・メッセージ」までスクロールします。

  5. 「システム・メッセージ」で、「カスタム・メッセージ」を選択します。

  6. 「メッセージ」に、メッセージを入力します。 メッセージには、任意のテキストを含めることができます。また、オプションでHTMLの書式を設定することができます。

  7. 変更の適用」をクリックします。

システム・メッセージを無効にするには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスにログインします。 「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「サービスの管理」をクリックします。

  3. 「環境設定の管理」をクリックします。

  4. 「システム・メッセージ」までスクロールします。

  5. 「システム・メッセージ」で、「メッセージはありません」を選択します。

  6. 変更の適用」をクリックします。

セキュリティ設定の構成

管理者および作業領域ログインを無効にしたり、IPアドレスでユーザー・アクセスを制限するには、「環境設定の管理」ページの「セキュリティ」セクションを使用します。

このセクションの内容は次のとおりです。

Oracle Application Express管理サービスへのアクセスの無効化

Oracle Application Express管理者は、「管理者ログインの無効化」で「はい」を選択して、Oracle Application Express管理サービスへのユーザー・アクセスを制限できます。 「はい」を選択すると、権限のないユーザーがOracle Application Express管理サービスにログインしたり、ユーザー・ログイン資格証明を破損させることができなくなります。

Oracle Application Express管理サービスへのユーザー・アクセスを無効にするには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスにログインします。 「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「サービスの管理」をクリックします。

  3. 「環境設定の管理」をクリックします。

  4. 「セキュリティ」までスクロールします。

  5. 「管理者ログインの無効化」で「はい」を選択します。

この値を設定してログアウトすると、すべてのユーザーがOracle Application Express管理サービスにログインできなくなります。

この設定を元に戻すには、Application Expressエンジン・スキーマとしてSQL*Plusに接続し、次のコマンドを実行します。

BEGIN
    WWV_FLOW_API.SET_SECURITY_GROUP_ID(p_security_group_id=>10);
    WWV_FLOW_PLATFORM.SET_PREFERENCE(
        p_preference_name => 'DISABLE_ADMIN_LOGIN',
        p_preference_value => 'N' );
end;
/

commit
/

Oracle Application Express内部アプリケーションへのアクセスの無効化

Oracle Application Expressを構成するアプリケーション(アプリケーション・ビルダー、SQLワークショップなど)は、「内部」という作業領域内に存在します。 内部アプリケーションへのユーザー・アクセスを制限するには、「作業領域ログインの無効化」で「はい」を選択します。 本番環境で「はい」を選択すると、権限のないユーザーは、内部作業領域のアプリケーション(アプリケーション・ビルダー、SQLワークショップなど)を実行したり、ログイン資格証明を破損させることができなくなります。 この機能を使用する管理者は、Oracle Application Express管理サービスへのユーザー・アクセスの無効化も検討する必要があります。

内部作業領域へのユーザー・アクセスを無効にするには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスにログインします。 「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「サービスの管理」をクリックします。

  3. 「環境設定の管理」をクリックします。

  4. 「セキュリティ」までスクロールします。

  5. 「作業領域ログインの無効化」で「はい」を選択します。

    「はい」を選択すると、ユーザーが内部作業領域にログインできなくなります。

  6. 変更の適用」をクリックします。

IPアドレスによるユーザー・アクセスの制限

Oracle Application Express管理者は、RESTRICT_IP_RANGEという実行時の設定を作成して、Oracle Application Expressインスタンスへのユーザー・アクセスを制限できます。

IPアドレスでユーザー・アクセスを制限するには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスにログインします。 「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「サービスの管理」をクリックします。

  3. 「環境設定の管理」をクリックします。

  4. 「セキュリティ」までスクロールします。

  5. 「管理者ログインの無効化」で「いいえ」を選択します。

  6. 「IPアドレス別にアクセスを制限」に、カンマで区切られたIPアドレスのリストを入力します。 ワイルドカードを指定するには、アスタリスク(*)を使用します。

    1つから4つのレベルのIPアドレスを入力できます。 次に例を示します。

    141, 141.* ...
    192.128.23.1 ...
    
    

    注意:

    ワイルドカードを使用する場合は、ワイルドカードの後ろに数値を追加して入力しないでください。 たとえば、138.*.41.2とは入力できません。

  7. 変更の適用」をクリックします。

アプリケーションの管理

アプリケーションのビルド・ステータスの変更またはアプリケーション・レポートの表示を行うには、「アプリケーションの管理」ページを使用します。

このセクションの内容は次のとおりです。

「アプリケーション属性」の表示

Oracle Application Express管理者は、「アプリケーション属性」ページで作業領域別にアプリケーションを表示できます。

「アプリケーション属性」ページを表示するには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスにログインします。 「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「アプリケーションの管理」をクリックします。

  3. 「アプリケーション属性」をクリックします。

    「アプリケーション属性」ページが表示されます。

  4. 「表示」、「アプリケーション」および「作業領域」リストから選択し、「実行」をクリックして、表示にフィルタを適用します。

  5. 列でソートするには、列ヘッダーを選択します。

配置時のアプリケーションのビルド・ステータスの変更

各Oracle Application Expressアプリケーションには、ビルド・ステータスというアプリケーション・レベルの属性があります。 この属性を使用して、他の開発者によってアプリケーションが変更されないようにできます。 ビルド・ステータスには2つの設定があります。

  • アプリケーションの実行および構築: 開発者は、アプリケーションを実行および編集できます。

  • アプリケーションの実行のみ: 開発者は、アプリケーションの実行のみができます。

ビルド・ステータスを「アプリケーションの実行のみ」に設定することは、他の開発者によってアプリケーションが変更されないようにするために有効な方法です。 ビルド・ステータスは、次の方法で変更できます。

あるOracle Application Expressインスタンスから別のOracle Application Expressインスタンスへアプリケーションを配置するには、次の4つのステップがあります。

  1. サポートしているデータベース・オブジェクトを移動します(適切な場合)。

  2. アプリケーション定義およびすべての関連ファイルをエクスポートします。

  3. エクスポートされたファイルをターゲットのOracle Application Expressインスタンスにインポートします。

    ターゲット・インスタンスが別のスキーマである場合は、必要なデータベース・オブジェクトをエクスポートおよびインポートする必要もあります。

  4. エクスポートされたファイルをエクスポート・リポジトリからインストールします。

ステップ1および2で、ビルド・ステータスを「アプリケーションの実行のみ」に設定することもできます。 配置時にビルド・ステータスを「アプリケーションの実行のみ」に設定した場合、それを変更できるのは、Oracle Application Express管理サービスのみであることに注意してください。 詳細は、「別の開発インスタンスへのアプリケーションの移動方法」を参照してください。

配置時に設定したビルド・ステータスを変更するには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスにログインします。 「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「アプリケーションの管理」をクリックします。

  3. 「ビルド・ステータス」をクリックします。

    「ビルド・ステータス」ページが表示されます。

  4. 「ビルド・ステータス」、「作業領域」および「アプリケーション」リストから選択し、「実行」をクリックして、アプリケーションを指定します。

  5. 該当するアプリケーションの「編集」アイコンをクリックします。

    「ビルド・ステータスの編集」ページが表示されます。

  6. 代替ビルド・ステータスを選択して、「変更の適用」をクリックします。

解析スキーマ・レポートの表示

解析スキーマ・レポートを表示するには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスにログインします。 「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「アプリケーションの管理」をクリックします。

  3. 「解析スキーマ」をクリックします。

    「解析スキーマ」ページが表示されます。

  4. 「解析対象」、「アプリケーション」および「作業領域」リストから選択し、「実行」をクリックして、表示にフィルタを適用します。

電子メールの管理

Oracle Application Express管理者は、メール・キューおよびメール・ログ内の電子メール・メッセージを監視して、アプリケーションから送信される電子メールを管理できます。

このセクションの内容は次のとおりです。

メール・キューの表示

Oracle Application Express管理者は、「メール・キューの管理」ページを使用して、メール・キュー内の電子メール・メッセージを監視できます。

メール・キュー内のメッセージを監視するには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスにログインします。 「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「サービスの管理」をクリックします。

  3. 「メール・キューの管理」をクリックします。

    「メール・キューの管理」ページが表示されます。

  4. 電子メール・メッセージを送信するには、「すべてのメールを送信」をクリックします。

  5. 電子メール・メッセージを削除するには、削除するメッセージを選択して「削除」をクリックします。

メール・ログの表示

Oracle Application Expressメール・ログには、メッセージ・ヘッダー情報、および正常に送信されたメール・メッセージの送信日付が記録されます。

メール・ログを表示するには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスにログインします。 「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「サービスの管理」をクリックします。

  3. 「ログの管理」をクリックします。

    「ログの管理」ページが表示されます。

  4. 「メール・ログ」をクリックします。

  5. 表示される行数を制御するには、「表示」リストで行数を選択して、「実行」をクリックします。

  6. すべてのログ・エントリを削除するには、「ログを切捨て」をクリックします。

「サイト固有のタスク」リストの作成

「サイト固有のタスク」リストは、「作業領域」ホームページに表示されるリンクのリストです。 リンクが定義されると、「サイト固有のタスク」リージョンが表示されます。 サイト固有のタスクが定義されていない場合は、このリージョンは表示されません。 Oracle Application Express管理者はこの機能を使用して、「作業領域」ホームページをカスタマイズできます。 「サイト固有のタスク」リストの一般的な使用方法としては、研修、ディスカッション・フォーラム、ユーザー・フィードバック・アプリケーションなどがあります。

このセクションの内容は次のとおりです。

新しいタスクの追加

「サイト固有のタスク」リストに新しいタスクを追加するには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスにログインします。 「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「サービスの管理」をクリックします。

  3. 「サイト固有のタスクの管理」をクリックします。

    「サイト固有のタスク」ページが表示されます。

  4. 新しいリンクを作成するには、「作成」をクリックします。

  5. 「サイト固有のタスク」ページでは、次の項目を指定できます。

    1. 表示順序: リスト内でのこのタスクの相対順序を指定します。

    2. 表示位置: このタスクが表示されるページ(「作業領域ログイン」ページまたは「作業領域」ホームページ)を指定します。

    3. タスク名: このタスクの名前を入力します。

    4. タスク・リンク: 相対URL(f?p構文の使用など)または絶対URL(http://otn.oracle.comなど)を使用して、このタスクのリンク・ターゲットを入力します。

    5. 表示: タスクまたはリンクを表示するかどうかを決定します。 表示を有効にするには「はい」、無効にするには「いいえ」を選択します。

  6. 作成」をクリックします。

既存のタスクの編集

既存のタスクを編集するには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスにログインします。 「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「サービスの管理」をクリックします。

  3. 「サイト固有のタスクの管理」をクリックします。

    「サイト固有のタスク」ページが表示されます。

  4. タスク名を選択します。

  5. 「サイト固有のタスク」ページで、該当する属性を編集します。

  6. 変更の適用」をクリックします。

タスクの削除

既存のタスクを削除するには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスにログインします。 「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「サービスの管理」をクリックします。

  3. 「サイト固有のタスク・リストの管理」をクリックします。

    「サイト固有のタスク」ページが表示されます。

  4. タスク名を選択します。

  5. 削除」をクリックします。