Oracle Application Server Metadata Repository Creation Assistant ユーザーズ・ガイド 10g(10.1.4.0.1) for UNIX Systems B31485-01 |
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この章では、既存のデータベースにOracleAS Metadata Repositoryをインストールまたはロードする方法について説明します。インストールする際、OracleAS Metadata Repositoryのロードのみを行うか、OracleAS Metadata RepositoryをロードしてOracle Internet Directoryに登録するかを選択します。
この章の構成:
データ・ファイルにファイル・システムを使用する既存のデータベースにOracleAS Metadata Repositoryをインストールするには、次の手順を実行します。
表2-1 標準のファイル・システムを使用するデータベースへのOracleAS Metadata Repositoryのインストール
この項では、Real Application Clusters以外でRAWデバイスを使用するデータベースにOracleAS Metadata Repositoryをインストールする方法について説明します。RAWデバイスを使用するReal Application Clustersデータベースがある場合は、第2.3項「Real Application Clustersデータベースへのインストール」を参照してください。
RAWデバイスを使用する、Real Application Clusters以外のデータベースにOracleAS Metadata Repositoryをインストールするには、次の手順を実行します。
RAWデバイスを作成する必要がある表領域とその最小サイズについては、表1-12を参照してください。
RAWデバイスを作成するコマンドは、使用するボリューム・マネージャ固有のコマンドです。たとえば、VERITAS Volume Managerを使用する場合のコマンドはvxassist
です。
OracleAS RepCAによってこのファイルが読み込まれ、そのデータが「表領域情報の指定」画面に反映されます。この画面でデータを確認します。
このファイルを作成しなくても、OracleAS RepCAを実行して、RAWデバイスを使用するデータベースにOracleAS Metadata Repositoryをインストールできます。この場合、「表領域情報の指定」画面のフィールドが空白のままになるため、データを手動で入力する必要があります。
次の手順を実行します。
ファイルの各行の形式は、次のとおりです。
tablespace_name
=raw_device_file_path
次のサンプル・ファイルのRAWデバイスのファイル・パスを実際の値に置き換えると、そのまま使用できます。サンプル・ファイルに示すように、表領域名の後ろに"1
"を追加します。
PORTAL1=/dev/vx/rdsk/oracle/mydb_raw_portal_128m PORTAL_DOC1=/dev/vx/rdsk/oracle/mydb_raw_portal_doc_64m PORTAL_IDX1=/dev/vx/rdsk/oracle/mydb_raw_portal_idx_64m PORTAL_LOG1=/dev/vx/rdsk/oracle/mydb_raw_portal_log_64m IAS_META1=/dev/vx/rdsk/oracle/mydb_raw_ias_meta_256m DISCO_PTM5_META1=/dev/vx/rdsk/oracle/mydb_raw_disco_meta_64m DISCO_PTM5_CACHE1=/dev/vx/rdsk/oracle/mydb_raw_disco_cache_64m DCM1=/dev/vx/rdsk/oracle/mydb_raw_dcm_256m DSGATEWAY_TAB1=/dev/vx/rdsk/oracle/mydb_raw_synd_64m WCRSYS_TS1=/dev/vx/rdsk/oracle/mydb_raw_clip_64m B2B_DT1=/dev/vx/rdsk/oracle/mydb_raw_b2b_dt_256m B2B_RT1=/dev/vx/rdsk/oracle/mydb_raw_b2b_rt_256m B2B_LOB1=/dev/vx/rdsk/oracle/mydb_raw_b2b_lob_256m B2B_IDX1=/dev/vx/rdsk/oracle/mydb_raw_b2b_idx_256m BAM1=/dev/vx/rdsk/oracle/mydb_raw_bam_175m ORABPEL1=/dev/vx/rdsk/oracle/mydb_raw_orapbel_80m OCATS1=/dev/vx/rdsk/oracle/mydb_raw_oca_64m UDDISYS_TS1=/dev/vx/rdsk/oracle/mydb_raw_uddi_64m OLTS_ATTRSTORE1=/dev/vx/rdsk/oracle/mydb_raw_olts_attr_128m OLTS_BATTRSTORE1=/dev/vx/rdsk/oracle/mydb_raw_olts_battr_64m OLTS_CT_STORE1=/dev/vx/rdsk/oracle/mydb_raw_olts_ct_store_256m OLTS_DEFAULT1=/dev/vx/rdsk/oracle/mydb_raw_olts_default_128m OLTS_SVRMGSTORE1=/dev/vx/rdsk/oracle/mydb_raw_olts_svrmgstore_64m
OracleAS Metadata Repositoryの表領域およびスキーマのリストについては、第1.5.14項「スキーマおよび表領域」を参照してください。
DBCA_RAW_CONFIG
に、ファイルのフルパスを設定します。たとえば、このファイルを/opt/oracle/repca/tablespace_map.txt
として保存した場合、次のように環境変数を設定します。
setenv DBCA_RAW_CONFIG /opt/oracle/repca/tablespace_map.txt
表2-2 RAWデバイスを使用するデータベースへのOracleAS Metadata Repositoryのインストール
画面 | アクション | |
---|---|---|
1. |
ようこそ |
「次へ」をクリックします。 |
2. |
Oracleホームのパスを指定 |
Oracleホーム: データベースのOracleホーム・ディレクトリへのフルパスを指定します。データベースを実行しているコンピュータの規則(適切なスラッシュなど)を使用してください。 ログ・ファイル・ディレクトリ: OracleAS RepCAのログ・ファイルの書込み先ディレクトリをフルパスで指定します。このパスは、OracleAS RepCAを実行しているコンピュータ上のパスです。 いったん「次へ」をクリックして次の画面に移動すると、ログ・ファイル・ディレクトリを変更することはできません。「戻る」をクリックしてこの画面に戻っても、「ログ・ファイル・ディレクトリ」フィールドは読取り専用になります。これは、OracleAS RepCAによって異なるディレクトリのログ・ファイルに書込みが行われないようにするためです。 「次へ」をクリックします。 |
3. |
操作を選択 |
OracleAS Metadata RepositoryをデータベースにロードしてOracle Internet Directoryには登録しない場合は、「ロード」を選択します。このオプションは、Oracle Internet Directoryをインストールしていない場合に選択します。 OracleAS Metadata RepositoryをデータベースにロードしてOracle Internet Directoryに登録する場合は、「ロードして登録」を選択します。 「次へ」をクリックします。 |
4. |
データベース接続情報を指定 |
SYSパスワード: SYSユーザーのパスワードを指定します。 シングル・ノード・インスタンス: このオプションを選択し、その下に表示されるフィールドを指定します。
「次へ」をクリックします。 |
5. |
記憶域オプションを指定 |
「RAWファイルシステム」を選択します。 |
6. |
表領域情報の指定 |
マッピング・ファイルを作成し、このファイルを指すように環境変数DBCA_RAW_CONFIGを設定すると、ファイルから読み取られた値がこの画面に表示されます。詳細は、手順3を参照してください。必要に応じて値を修正し、「次へ」をクリックします。 マッピング・ファイルを作成していない場合、または環境変数DBCA_RAW_CONFIGを設定していない場合は、この画面に手動で情報を入力する必要があります。「次へ」をクリックします。 |
7. |
警告: ディスク領域を確認してください |
この警告ダイアログ・ボックスは、SYSTEM表領域およびUNDO表領域にAUTOEXTENDが設定されている場合に表示されます。警告ダイアログ・ボックスに示されるとおり、SYSTEM表領域およびUNDO表領域が含まれているファイル・システムに十分なディスク領域があることを確認してください。 |
8. |
Oracle Internet Directory接続の指定 |
この画面と次の2つの画面は、前述の手順で「ロードして登録」を選択した場合のみ表示されます。 Internet Directoryホスト名: Oracle Internet Directoryを実行しているコンピュータの名前を指定します。中間層インスタンスが別のドメインにある場合は、ホスト名の後ろにそのドメイン名を追加する必要があります。 Internet Directoryポート: Oracle Internet Directoryのポート番号を指定します。 登録(または登録解除)を目的としてOracle Internet Directoryに接続するためにSSLを使用: 登録の際に、SSLを使用してOracleAS RepCAをOracle Internet Directoryに接続する場合に、このオプションを選択します。 「次へ」をクリックします。 |
9. |
Oracle Internet Directoryへのログインの指定 |
Oracle Internet Directoryにログインするためのユーザー名およびパスワードを入力します。ユーザーはiAS Adminsグループに属している必要があります。ユーザーの単純な名前( Oracle Internet Directoryに複数のレルムが含まれる場合、指定したユーザーが含まれるレルムを入力する必要があります。
注意: Oracle Internet Directoryのスーパーユーザー( 「次へ」をクリックします。 |
10. |
Oracleコンテキストを指定 |
OracleAS Metadata Repositoryを登録するOracle Internet Directory内の場所を指定します。 ルートOracleコンテキスト(cn=OracleContext): ルートOracleコンテキストにOracleAS Metadata Repositoryを登録する場合に選択します。 カスタムOracleコンテキスト: Oracle Internet Directory内の特定のレルムにOracleAS Metadata Repositoryを登録する場合に選択します。表示されるフィールドに、レルムのDNを指定します。 「次へ」をクリックします。 |
11. |
リポジトリをロードしています |
OracleAS RepCAが表領域およびスキーマを作成および移入します。 |
12. |
成功しました |
「OK」をクリックしてOracleAS RepCAを終了します。 |
OracleAS RepCAを使用して、既存のReal Application ClustersデータベースにOracleAS Metadata Repositoryをロードできます。図2-1に、Oracle Application Serverでのこのデータベースの使用方法を示します。表2-3に示すとおり、この環境では、OracleAS Metadata RepositoryおよびOracle Identity Managementのコンポーネントを別々にインストールします。
コンポーネント | インストール場所 |
---|---|
OracleAS Metadata Repository |
既存のReal Application Clustersデータベース |
Oracle Identity Managementコンポーネント |
クラスタ以外のコンピュータ |
この環境を構築するには、次のようにOracle Application Serverをインストールします。
OracleAS RepCAを使用してこれを実行します。Real Application Clustersデータベースが使用する格納タイプによって、手順が異なります。
すべてのOracle Identity Managementコンポーネントを単一のコンピュータにインストールすることも、複数のコンピュータに分散することもできます。詳細は、Oracle Application Serverのインストレーション・ガイドを参照してください。
インストーラのMetadata Repositoryのログインおよび接続情報を指定するための画面でデータベース・ホスト名の入力を要求されたら、Real Application Clustersのすべてのノード名および各ノードのポート番号を入力します。形式は、node:port
です。各ペアはカンマ文字で区切ります。
たとえば、クラスタに3つのノード(名前はnode1
、node2
、node3
)があり、リスナーがすべてのノードをポート1521でリスニングする場合、次のように入力します。
node1:1521, node2:1521, node3:1521
クラスタ・ファイル・システム(Oracle Cluster File Systemなど)またはボリューム・マネージャ(VeritasまたはEMCなど)を使用する既存のReal Application ClustersデータベースにOracleAS Metadata Repositoryをインストールするには、次の手順を実行します。
表2-4 クラスタ・ファイル・システムを使用するReal Application ClustersデータベースへのOracleAS Metadata Repositoryのインストール
OracleAS Metadata RepositoryをReal Application Clustersデータベースにインストールする手順は、次のとおりです。
RAWデバイスを作成する必要がある表領域とその最小サイズについては、表1-12を参照してください。
RAWデバイスを作成するコマンドは、使用するボリューム・マネージャ固有のコマンドです。たとえば、VERITAS Volume Managerを使用する場合のコマンドはvxassist
です。
OracleAS RepCAによってこのファイルが読み込まれ、そのデータが「表領域情報の指定」画面に反映されます。この画面でデータを確認します。
このファイルを作成しなくても、OracleAS RepCAを実行して、RAWデバイスを使用するReal Application ClustersデータベースにOracleAS Metadata Repositoryをインストールできます。この場合、「表領域情報の指定」画面のフィールドが空白のままになるため、データを手動で入力する必要があります。
次の手順を実行します。
ファイルの各行の形式は、次のとおりです。
tablespace_name
=raw_device_file_path
次のサンプル・ファイルのRAWデバイスのファイル・パスを実際の値に置き換えると、そのまま使用できます。次のサンプル・ファイルに示すように、表領域名の後ろに"1
"を追加します。
PORTAL1=/dev/vx/rdsk/oracle/mydb_raw_portal_128m PORTAL_DOC1=/dev/vx/rdsk/oracle/mydb_raw_portal_doc_64m PORTAL_IDX1=/dev/vx/rdsk/oracle/mydb_raw_portal_idx_64m PORTAL_LOG1=/dev/vx/rdsk/oracle/mydb_raw_portal_log_64m IAS_META1=/dev/vx/rdsk/oracle/mydb_raw_ias_meta_256m DISCO_PTM5_META1=/dev/vx/rdsk/oracle/mydb_raw_disco_meta_64m DISCO_PTM5_CACHE1=/dev/vx/rdsk/oracle/mydb_raw_disco_cache_64m DCM1=/dev/vx/rdsk/oracle/mydb_raw_dcm_256m DSGATEWAY_TAB1=/dev/vx/rdsk/oracle/mydb_raw_synd_64m WCRSYS_TS1=/dev/vx/rdsk/oracle/mydb_raw_clip_64m B2B_DT1=/dev/vx/rdsk/oracle/mydb_raw_b2b_dt_256m B2B_RT1=/dev/vx/rdsk/oracle/mydb_raw_b2b_rt_256m B2B_LOB1=/dev/vx/rdsk/oracle/mydb_raw_b2b_lob_256m B2B_IDX1=/dev/vx/rdsk/oracle/mydb_raw_b2b_idx_256m BAM1=/dev/vx/rdsk/oracle/mydb_raw_bam_175m ORABPEL1=/dev/vx/rdsk/oracle/mydb_raw_orapbel_80m OCATS1=/dev/vx/rdsk/oracle/mydb_raw_oca_64m UDDISYS_TS1=/dev/vx/rdsk/oracle/mydb_raw_uddi_64m OLTS_ATTRSTORE1=/dev/vx/rdsk/oracle/mydb_raw_olts_attr_128m OLTS_BATTRSTORE1=/dev/vx/rdsk/oracle/mydb_raw_olts_battr_64m OLTS_CT_STORE1=/dev/vx/rdsk/oracle/mydb_raw_olts_ct_store_256m OLTS_DEFAULT1=/dev/vx/rdsk/oracle/mydb_raw_olts_default_128m OLTS_SVRMGSTORE1=/dev/vx/rdsk/oracle/mydb_raw_olts_svrmgstore_64m
OracleAS Metadata Repositoryの表領域およびスキーマのリストについては、第1.5.14項「スキーマおよび表領域」を参照してください。
たとえば、このファイルを/opt/oracle/repca/tablespace_map.txt
として保存した場合、次のように環境変数を設定します。
setenv DBCA_RAW_CONFIG /opt/oracle/repca/tablespace_map.txt
表2-5 RAWデバイスを使用するReal Application ClustersデータベースへのOracleAS Metadata Repositoryのインストール
画面 | アクション | |
---|---|---|
1. |
ようこそ |
「次へ」をクリックします。 |
2. |
Oracleホームのパスを指定 |
Oracleホーム: データベースのOracleホーム・ディレクトリへのフルパスを指定します。データベースを実行しているコンピュータの規則(適切なスラッシュなど)を使用してください。 ログ・ファイル・ディレクトリ: OracleAS RepCAのログ・ファイルの書込み先ディレクトリをフルパスで指定します。このパスは、OracleAS RepCAを実行しているコンピュータ上のパスです。 いったん「次へ」をクリックして次の画面に移動すると、ログ・ファイル・ディレクトリを変更することはできません。「戻る」をクリックしてこの画面に戻っても、「ログ・ファイル・ディレクトリ」フィールドは読取り専用になります。これは、OracleAS RepCAによって異なるディレクトリのログ・ファイルに書込みが行われないようにするためです。 「次へ」をクリックします。 |
3. |
操作を選択 |
OracleAS Metadata RepositoryをデータベースにロードしてOracle Internet Directoryには登録しない場合は、「ロード」を選択します。このオプションは、Oracle Internet Directoryをインストールしていない場合に選択します。 OracleAS Metadata RepositoryをデータベースにロードしてOracle Internet Directoryに登録する場合は、「ロードして登録」を選択します。 「次へ」をクリックします。 |
4. |
データベース接続情報を指定 |
SYSパスワード: SYSユーザーのパスワードを指定します。 Real Application Clustersデータベース: このオプションを選択し、その下に表示されるフィールドを指定します。
「次へ」をクリックします。 |
5. |
記憶域オプションを指定 |
「RAWファイルシステム」を選択します。 |
6. |
表領域情報の指定 |
マッピング・ファイルを作成し、このファイルを指すように環境変数DBCA_RAW_CONFIGを設定すると、ファイルから読み取られた値がこの画面に表示されます。詳細は、手順3を参照してください。必要に応じて値を修正し、「次へ」をクリックします。 マッピング・ファイルを作成していない場合、または環境変数DBCA_RAW_CONFIGを設定していない場合は、この画面に手動で情報を入力する必要があります。「次へ」をクリックします。 |
7. |
警告: ディスク領域を確認してください |
この警告ダイアログ・ボックスは、SYSTEM表領域およびUNDO表領域にAUTOEXTENDが設定されている場合に表示されます。警告ダイアログ・ボックスに示されるとおり、SYSTEM表領域およびUNDO表領域が含まれているファイル・システムに十分なディスク領域があることを確認してください。 |
8. |
Oracle Internet Directory接続の指定 |
この画面と次の2つの画面は、前述の手順で「ロードして登録」を選択した場合のみ表示されます。 Internet Directoryホスト名: Oracle Internet Directoryを実行しているコンピュータの名前を指定します。中間層インスタンスが別のドメインにある場合は、ホスト名の後ろにそのドメイン名を追加する必要があります。 Internet Directoryポート: Oracle Internet Directoryのポート番号を指定します。 登録(または登録解除)を目的としてOracle Internet Directoryに接続するためにSSLを使用: 登録の際に、SSLを使用してOracleAS RepCAをOracle Internet Directoryに接続する場合に、このオプションを選択します。 「次へ」をクリックします。 |
9. |
Oracle Internet Directoryへのログインの指定 |
Oracle Internet Directoryにログインするためのユーザー名およびパスワードを入力します。ユーザーはiASAdminsグループに属している必要があります。ユーザーの単純な名前( Oracle Internet Directoryに複数のレルムが含まれる場合、指定したユーザーが含まれるレルムを入力する必要があります。
注意: Oracle Internet Directoryのスーパーユーザー( 「次へ」をクリックします。 |
10. |
Oracleコンテキストを指定 |
OracleAS Metadata Repositoryを登録するOracle Internet Directory内の場所を指定します。 ルートOracleコンテキスト(cn=OracleContext): ルートOracleコンテキストにOracleAS Metadata Repositoryを登録する場合に選択します。 カスタムOracleコンテキスト: Oracle Internet Directory内の特定のレルムにOracleAS Metadata Repositoryを登録する場合に選択します。表示されるフィールドに、レルムのDNを指定します。 「次へ」をクリックします。 |
11. |
リポジトリをロードしています |
OracleAS RepCAが表領域およびスキーマを作成および移入します。 |
12. |
成功しました |
「OK」をクリックしてOracleAS RepCAを終了します。 |
この項では、自動ストレージ管理(ASM)を使用するデータベースの既存のディスク・グループにOracleAS Metadata Repositoryをインストールする方法について説明します。
ASM構成のデータベースでは、既存のディスク・グループまたは標準のファイルにOracleAS Metadata Repositoryをインストールできます。ディスク・グループを使用する場合、データベースには、構成されているディスク・グループが少なくとも1つ必要になります。
この項では、ASMインスタンスのディスク・グループにOracleAS Metadata Repositoryをインストールする方法について説明します。
ASMインスタンスにOracleAS Metadata Repositoryをインストールする際に、ディスク・グループではなく標準のファイルにインストールする場合は、第2.4.2項「標準のファイルへのインストール」を参照してください。
ASMインスタンスのディスク・グループにOracleAS Metadata Repositoryをインストールするには、次の手順を実行します。
表2-6 ASMインスタンスのディスク・グループへのOracleAS Metadata Repositoryのインストール
ASMインスタンスの標準のファイルにOracleAS Metadata Repositoryをインストールする手順は、ASM以外のデータベースの標準のファイルにインストールする手順と同様です。第2.1項「ファイル・システムを使用するデータベースへのインストール」を参照してください。
Oracle Managed Filesを使用するデータベースにOracleAS Metadata Repositoryをインストールするには、次の手順を実行します。
特に、db_create_file_dest
初期化パラメータで、OracleAS RepCAがOracleAS Metadata Repository用のデータ・ファイルを作成するディレクトリが指定されていることを確認してください。たとえば、次のようになります。
prompt> sqlplus "sys/password as sysdba" SQL> alter system set db_create_file_dest ='/u03/oradata';
この初期化パラメータが設定されていない場合は、エラーが発生します。
表2-7 Oracle Managed Filesを使用するデータベースへのOracleAS Metadata Repositoryのインストール
ログ・ファイル内の次のエラーは問題ありません。無視してください。
ログ・ファイルに、次のようにSP2-0332エラーが表示された場合は無視してもかまいません。
ERROR at line 1: ORA-04043: object OID_METRIC_TYPE does not exist Type created. Type created. Package created. Package body created. SP2-0332: Cannot create spool file. Procedure created. PL/SQL procedure successfully completed.
また、次のようにSP2-0332エラーが表示された場合も無視してかまいません。
SQL> Connected. SQL> PL/SQL procedure successfully completed. SP2-0332: Cannot create spool file. DROP USER odscommon CASCADE ERROR at line 1: ORA-01918: user 'ODSCOMMON' does not exist Package body created. SP2-0332: Cannot create spool file. Procedure created
ログ・ファイルに、次のようにSP2-0606エラーが表示された場合は無視してもかまいません。
ERROR at line 1: ORA-04043: object OID_METRIC_TYPE does not exist Type created. Type created. Package created. Package body created. SP2-0606: Cannot create SPOOL file "LOGS/oidimeta.log" Procedure created. PL/SQL procedure successfully completed.
Oracle Internet Directoryのスキーマのロード中に、次のエラーがログ・ファイルに表示された場合は無視してもかまいません。
ERROR at line 1: ORA-01403: no data found ORA-06512: at "ODS.TSPURGE", line 220 ORA-06512: at line 3
データベースにOracleAS Metadata Repositoryをインストールした後、次の手順を実行する必要があります。
SQL*Netの設定を構成して、OracleAS Metadata RepositoryのORASSO_PS
スキーマと接続できるようにします。これを行うには、NAMES.DIRECTORY_PATH
エントリに次のようにLDAP
を追加して、ORACLE_HOME/network/admin/sqlnet.ora
ファイルを更新します(ORACLE_HOME
はOracleAS Metadata Repositoryをインストールしたデータベース・ホーム)。
NAMES.DIRECTORY_PATH= (LDAP, TNSNAMES, ONAMES, HOSTNAME)
この構成を行わないと、OracleAS Single Sign-On管理ポートレットを使用したときにOracleAS Portalにエラーが表示されます。このエラーは、外部のアプリケーション機能を使用するためにOracleAS PortalがORASSO_PS
スキーマに接続しようとしてDBリンクを使用することにより起こります。このDBリンクの問題は、OracleAS Metadata Repositoryが存在するデータベース・ホーム内で構成されたSQL*Net設定を使用すると解決できます。
この手順は、OracleAS Metadata RepositoryをロードしてOracle Internet Directoryに登録した場合にのみ実行します。OracleAS Metadata Repositoryのロードのみを行い、Oracle Internet Directoryには登録しなかった場合、この手順はスキップします。
Repository_Creation_Assistant_OH
/network/admin/ldap.ora
をDatabase_OH
/network/admin/ldap.ora
にコピーします。Repository_Creation_Assistant_OHは、OracleAS RepCAのOracleホームです。
Database_OHは、データベースのOracleホームです。
Repository_Creation_Assistant_OH
/network/admin/ldap.ora
をDatabase_OH
/ldap/admin/ldap.ora
にコピーします。Repository_Creation_Assistant_OHは、OracleAS RepCAのOracleホームです。
Database_OHは、データベースのOracleホームです。
dcm
スキーマをロック解除し、そのパスワードを設定します。この手順が必要なのは、(1)J2EE and Web Cache中間層インスタンスのデータベース・クラスタリングのためにのみMetadata Repositoryを使用する場合、および(2)Metadata RepositoryをOracle Internet Directoryに登録しなかった場合のみです。
dcm
スキーマをロック解除し、そのパスワードをSQL*Plusを使用して設定します。次のalter user
コマンドはパスワードを"welcome1"に設定していますが、任意の値に設定できます。
prompt> $ORACLE_HOME/bin/sqlplus "sys/password as sysdba" SQL> alter user dcm identified by welcome1 account unlock;
Oracle Application Serverでは、データベースに付属のOracle Ultra Searchを使用します。OracleAS Metadata Repositoryをリリース9.2.0.6のデータベースにロードした場合、そのリリースのデータベースに付属のOracle Ultra Searchには、デフォルトのインスタンスが含まれていません。そのため、Oracle Ultra Searchのインスタンスを作成する必要があります。インスタンスの作成方法の詳細は、『Oracle Ultra Searchユーザーズ・ガイド』の、「Oracle Ultra Search Administrationツールについて」の「インスタンスの作成」の項を参照してください。
Oracle Ultra Searchインスタンスを作成しなかった場合、次の操作でエラーになります。
"Error: No Ultra Search instances have been assigned to user "ORCLADMIN" for administration. Contact the Ultra Search administrator for your organization.
"
ロードに失敗した場合は、エラーが発生する前にロードしたOracleAS Metadata Repositoryオブジェクトを削除する必要があります。オブジェクトを削除するには、次の手順を実行します。
この手順では、データベースからOracle Internet Directoryオブジェクトを削除します。OracleAS RepCAの削除操作では、データベースからOracle Internet Directoryオブジェクトが削除されないため、この手順は、個別に実行する必要があります。第4.1項「削除されないOracle Internet Directoryオブジェクト」を参照してください。
Oracle Internet Directoryオブジェクトの削除については、第4.9項「Oracle Internet Directoryオブジェクトの削除」を参照してください。
OracleAS RepCAで、OracleAS Metadata RepositoryをOracle Internet Directoryに登録することに失敗した場合は、登録解除の手順に従って、Oracle Internet Directoryのエントリをクリーンアップします。OracleAS Metadata Repositoryを登録しなおすには、まずOracle Internet Directoryのエントリをクリーンアップする必要があります。
Oracle Internet DirectoryからOracleAS Metadata Repositoryを登録解除する方法については、第4.4項「ウィザードを使用したOracleAS Metadata Repositoryの登録解除および削除」を参照してください。
この項の説明は、リリース9.2.xのデータベースにのみ該当します。10gデータベースには該当しません。
リリース9.2.xのデータベースからOracleAS Metadata Repositoryを削除して再インストールするには、次の手順を実行します。
この手順では、データベースからOracle Internet Directoryオブジェクトを削除します。OracleAS RepCAの削除操作では、データベースからOracle Internet Directoryオブジェクトが削除されないため、この手順は、個別に実行する必要があります。第4.1項「削除されないOracle Internet Directoryオブジェクト」を参照してください。
Oracle Internet Directoryオブジェクトの削除については、第4.9項「Oracle Internet Directoryオブジェクトの削除」を参照してください。
再インストールしたOracleAS Metadata Repositoryを使用する場合は、次の点に注意してください。
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