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Oracle Application Server アップグレードおよび互換性ガイド
10g(10.1.4.0.1)for Microsoft Windows

B31481-01
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7 Oracle Universal InstallerによるOracle Identity Managementのアップグレード

この章の内容は、次のとおりです。

7.1 OracleAS Identity Managementコンポーネントの概要

OracleAS Identity Managementは、Oracle Application Server Infrastructureの一部です。次のコンポーネントで構成されています。

7.2 タスク1: 現在のOracleAS Identity Management構成の確認

OracleAS Identity Managementをアップグレードする前に、サイトで実装している可能性がある様々な構成について理解する必要があります。

Oracle Application Serverでは、3つのOracleAS Infrastructureインストール・タイプが提供されます。使用できるインストール・タイプは、次のとおりです。

Identity Management and OracleAS Metadata Repositoryインストール・タイプを選択すると、同じ場所に配置されたInfrastructureになり、OracleAS Metadata RepositoryとOracleAS Identity Managementの両方が同じOracleホームにインストールされます。

OracleAS Identity Managementのみをインストールする場合は、有効なOracleAS Metadata Repositoryに対する接続詳細とログオン資格証明を指定する必要があります。

OracleAS Infrastructureのインストール時に選択するオプションにより、同じ場所に配置されたInfrastructureと異なる場所に配置されたInfrastructureのどちらをインストールするかが決定します。

関連項目:

同じ場所に配置されたInfrastructureおよび異なる場所に配置されたInfrastructureインストールの詳細は、2.1項「現在のOracle Application Serverインストールの確認」を参照してください。 

また、OracleAS Identity Managementは、分散構成または非分散構成にすることができます。 次の分散OracleAS Identity Managementインストールの例を考えてみます。

7.3 タスク2: OracleAS Identity Managementのデータベース要件の理解

OracleAS Identity Management構成とは関係なく、すべてのOracleAS Identity Managementインストールで、OracleAS Metadata Repositoryへのアクセスが必要です。OracleAS Metadata Repositoryが必要なのは、OracleAS Metadata Repositoryのインストール中にOracleAS Metadata Repositoryに作成される固有のスキーマにOracleAS Identity Managementが依存するためです。

OracleAS Identity Managementのアップグレード時は、アップグレード手順により、OracleAS Metadata Repository内のOracleAS Identity Managementスキーマがアップグレードされます。ただし、これは、OracleAS Metadata Repositoryをホスティングするデータベースが、Oracle Application Server 10g(10.1.4.0.1)でサポートされているデータベース・リリースにアップグレードされる場合のみです。

関連項目:

OracleAS Metadata Repositoryデータベースをアップグレードするための詳細な情報および手順は、第6章「OracleAS Metadata Repositoryをホスティングするデータベースのアップグレード」を参照してください。 

7.4 タスク3: OracleAS Identity Managementインストールのバックアップ

OracleAS Identity Managementインストールのアップグレードを開始する前に、OracleAS Identity ManagementのOracleホームのバックアップを実行します。また、OracleAS Identity Managementスキーマをホスティングするデータベースのバックアップが実行済であることを確認します。

関連項目:

4.1項「アップグレード前のバックアップ計画」 

7.5 タスク4: OracleAS Identity Managementのアップグレードの実行

次の項では、通常のOracleAS Identity Management構成でのOracleAS Identity Managementのアップグレードを実行する方法について説明します。

7.5.1 同じ場所に配置されたInfrastructureでのOracleAS Identity Managementのアップグレード

OracleAS Identity Managementを同じ場所に配置されたInfrastructureの一部としてインストールする場合、Oracle Application Server 10g(10.1.4.0.1)のインストール手順の一環として、Oracle Universal Installerを使用して次のすべての操作を実行できます。

同じ場所に配置されたInfrastructureのOracleホーム内のOracleAS Identity Managementをアップグレードするには、次の手順を実行します。

  1. OracleAS Identity Managementインストールのサービスを使用しているすべての中間層を停止します。

  2. 10g(9.0.4)または10gリリース2(10.1.2)のインストールを実行したオペレーティング・システム・ユーザーとして、10g(9.0.4)または10gリリース2(10.1.2)インスタンスがインストールされているコンピュータにログインします。


    注意:

    OracleAS Metadata Repositoryをインストールまたはアップグレードするためにログインするアカウントは、管理者グループのメンバーとしてリストされている必要があります。  


  3. OracleAS Metadata Repositoryデータベースおよびデータベース・リスナーが起動され、実行中であることを確認します。

  4. Oracle Internet Directoryサーバーが起動され、実行中であることを確認します。

    Oracle Internet Directoryが実行中であることを確認するには、Application Server Controlコンソールまたはコマンドライン・ツールを使用します。

    Application Server Controlを使用するには、ブラウザでApplication Server ControlのURLを入力し、OracleAS InfrastructureインストールのApplication Serverのホームページに移動します。 「システム・コンポーネント」表で、「Internet Directory」コンポーネントのステータスを確認します。

    コマンドラインを使用してOracle Internet Directoryのステータスを確認するには、次に示すコマンドを使用します。

    これらのコマンドにより、「バインドは正常に完了しました。」というメッセージが返されます。


    注意:

    「unable to locate message file」エラーが戻された場合は、ldapbindコマンドを実行する前に、ORACLE_HOME環境変数を一時的にOracle Internet DirectoryのOracleホームに設定します。

    Oracle Internet Directoryが実行中であることを確認した後、10g(10.1.4.0.1)インストーラを起動する前に、手順5に示すようにORACLE_HOME環境変数が定義されていないことを確認する必要があります。 


    Oracle Internet Directoryをセキュアでないポートで実行している場合:

    SOURCE_ORACLE_HOME¥bin¥ldapbind -p Non-SSL_port -h
    
    

    Oracle Internet Directoryをセキュアなポートで実行している場合:

    SOURCE_ORACLE_HOME¥bin¥ldapbind -p SSL_port -h -U 1
    
    

    関連項目:

    ldapbindユーティリティの詳細は、『Oracle Internet Directory管理者ガイド』のLDIFおよびコマンドライン・ツールの構文に関する項を参照してください。 


    注意:

    Oracle Internet Directory 10g(9.0.4)では、OPMNまたはoidctlユーティリティを使用してディレクトリ・サービスを起動および停止できます。

    Oracle Internet Directoryを含む10g(9.0.4) OracleAS Identity ManagementのOracleホームをアップグレードする前に、opmnctlユーティリティまたはApplication Server Controlコンソールを使用してOracle Internet Directoryインスタンスを起動します。oidctlユーティリティを使用して10g(9.0.4)のOracleホームでOracle Universal Installerを起動および停止しないでください。これを行うと、アップグレード処理中にOracle Universal InstallerがOracle Internet Directoryを自動的に起動および停止できなくなります。

    opmnctlおよびoidctlの正しい使用方法は、『Oracle Internet Directory管理者ガイド』のOracle Internet Directoryのプロセス制御のベスト・プラクティスに関する項を参照してください。 


  5. 必要な環境変数を、Oracle Application Serverのインストレーション・ガイドの「要件」にある「環境変数」で定義されているとおりに設定します。

    特に、次の変数がどのOracleホーム・ディレクトリも参照しないように設定してください。

    • PATH

    • CLASSPATH

    さらに、次の環境変数が設定されていないことを確認します。

    • TNS_ADMIN

    • ORACLE_HOME

    • ORACLE_SID

  6. ORACLE_HOME環境変数がすでに設定されている場合は、変数を設定解除してからホスト・コンピュータを再起動します。

    システムの再起動は、ORACLE_HOME変数をシステム・レジストリから消去するために必要です。ORACLE_HOME変数の消去後にコンピュータを再起動しないと、インストールでエラーが発生し、インストールを終了できなくなります。

  7. メディアをマウントしてインストーラを起動します。

    関連項目:

    ご使用のプラットフォーム上でOracle Universal Installerを起動する方法については、Oracle Application Serverのインストレーション・ガイドを参照してください。 

  8. 各画面で選択するオプションの詳細は、表7-1を参照してください。

  9. 「インストールの終了」画面が表示されたら、Oracle Universal Installerを終了し、Oracle Internet DirectoryおよびOracle Application Server Single Sign-Onが機能し、10g(10.1.4.0.1)の新しいOracleホームでアクセスできることを確認します。

    関連項目:

    『Oracle Application Server管理者ガイド』のSingle Sign-Onサーバーへのアクセスに関する項を参照してください。 

    表7-1    同じ場所に配置されたInfrastructureのOracleAS Identity Managementのアップグレード中に表示されるOracle Universal Installer画面のサマリー 
    画面  説明および推奨されるオプション 

    ようこそ 

    Oracle Universal InstallerおよびOracle Identity Management 10g(10.1.4.0.1)のインストール手順の初期画面です。 

    ファイルの場所の指定 

    新しいOracleホームの名前とパスを入力します。

    この新しいOracleホームは、Oracle Identity Management 10g(10.1.4.0.1)のアップグレード先Oracleホームと呼ばれます。  

    インストールする製品の選択 

    「Oracle Application Server Infrastructure 10g」を選択します。

    アップグレード対象のOracleAS Infrastructureで複数の言語が使用されている場合は、「製品の言語」をクリックします。  

    言語の選択 

    この画面は、「インストールする製品の選択」画面で「製品の言語」をクリックした場合にのみ表示されます。

    アップグレード対象のOracleAS Infrastructureで複数の言語が使用されている場合は、それらの言語を選択します。

    インストールされている言語が明らかでない場合に英語以外の言語をインストールするには、二重矢印(>>)をクリックしてすべての言語を選択します。  

    インストール・タイプの選択 

    「Identity Management and Metadata Repository」を選択します。

    注意: アップグレード対象のOracleホームで使用しているものと同じインストール・タイプを選択することが非常に重要です。 

    製品固有の前提条件のチェック 

    この画面には、Oracle Universal Installerによって自動的にチェックされる前提条件が表示されます。

    前提条件が満たされていない場合は、インストールを中止するように選択し、この画面の情報に示されているとおりにシステムを更新できます。 また、特定の前提条件についての警告が表示された場合は、該当するチェックボックスを選択し、その前提条件を承認してインストールを続行できます。 

    既存のInfrastructureのアップグレード 

    この画面は、「インストール・タイプの選択」画面で選択したものと同じインストール・タイプの既存のOracle Application ServerをOracle Universal Installerが検出すると表示されます。

    既存のOracleAS Infrastructureをアップグレードするオプションを選択し、アップグレードするOracleホームをドロップダウン・リストから選択します。選択したタイプのInfrastructureがコンピュータに1つのみの場合、ドロップダウン・リストはアクティブになりません。 

    インストール前の要件の確認 

    この画面では、推奨されているインストール前のタスクを実行していること、および特定のインストール前の要件を満たしていることを確認するように要求されます。

    特に、この画面を使用して、アップグレード対象のOracleホーム内の必要なファイルがバックアップされていることを確認します。また、UNIX Systemの場合は、選択されているホストのroot権限を所有していることを確認します。

    インストール前の要件の中から満たされているものを選択します。 インストール前の要件を満たしていない場合は、インストールを取り消し、必須のタスクを実行してから、再びインストールを開始できます。 

    Oracle Internet Directoryへのログインの指定 

    「ユーザー名」フィールドに、アップグレードするOracle Internet Directoryのスーパー・ユーザー識別名(DN)を入力します。 スーパー・ユーザーのDNのcn=orcladminが、このフィールドのデフォルトです。Oracle Internet Directoryのスーパー・ユーザーのDNがcn=orcladminでない場合にのみ、この値を変更します。

    「パスワード」フィールドに、スーパー・ユーザーのDNのパスワードを入力します。 

    Infrastructureデータベース接続情報の指定 

    「ユーザー名」フィールドにSYSと入力して、「パスワード」フィールドにSYSユーザーのパスワードを入力します。 

    警告ダイアログ・ボックス 

    このダイアログ・ボックスによって、OracleAS Metadata Repositoryデータベースのすべてのクライアントを今すぐに停止する必要があることが警告されます。

    Oracle Universal Installerによって、ソースOracleホーム内のすべてのクライアントが自動的に停止されます。1ただし、別のOracleホームにあるデータベース・クライアントおよびOracleAS Metadata Repositoryクライアントは手動で停止する必要があります。

    OracleAS Metadata Repositoryには次のクライアントがあります。

    • このOracleAS Metadata Repositoryを使用するOracleAS Identity Managementコンポーネント

    • このOracleAS Metadata Repositoryを使用する中間層インスタンス

    このOracleAS Metadata Repositoryを使用する各中間層内では、Oracle HTTP ServerおよびOracleAS Web Cacheを含むすべてのコンポーネントを停止する必要があります。

    詳細は、『Oracle Application Server管理者ガイド』の起動および停止に関する項を参照してください。 

    データベース・リスナーの警告ダイアログ・ボックス 

    このダイアログ・ボックスを確認し、リスナーを手動で停止する必要があるかどうかを判断します。

    詳細は、6.3.1.3項「OracleAS Identity Managementのアップグレード中にプロンプトが表示された場合のデータベース・リスナーの停止」を参照してください。 

    インスタンス名とias_adminパスワードの指定 

    新しいOracle Application Server 10g(10.1.4.0.1)インスタンスの名前とias_admin管理者アカウントのパスワードを入力します。

    ias_adminパスワードは、Application Server Controlコンソールにログオンしてアップグレード後のOracle Application Serverを管理する際に使用します。

    一般に、ias_adminパスワードは5文字以上の英数字である必要があります。1文字以上が数字である必要があり、数字で始めることはできません。

    詳細は、Oracle Application Serverのインストレーション・ガイドのias_adminユーザーとそのパスワードの制限に関する項を参照してください。 

    サマリー 

    この画面を使用して、選択内容を確認します。「インストール」をクリックすると、10g(10.1.4.0.1)の新しいOracleホームへのアップグレードが開始されます。 

    コンフィギュレーション・アシスタント 

    最初のソフトウェアがインストールされると、一連のConfiguration Assistantがそのコンポーネントを10g(10.1.4.0.1)の新しいOracleホームに自動的に設定します。この画面は、各Configuration Assistantの進行状況を追跡し、インストールのこのフェーズに問題がないか調べるために使用します。

    注意:

    • Database Upgrade Assistant(DBUA)では、データベースのアップグレードに非常に長い時間がかかる場合があります。データベースのアップグレードにかかる時間の詳細は、4.2項「システム停止時間の計画」を参照してください。

    • Database Upgrade Assistantの実行中は、「中止」ボタンを使用してDatabase Upgrade Assistantの実行を中断しないでください。「中止」を押しても、Database Upgrade Assistantの基礎プロセスは実行を継続します。また、Oracle Universal Installerは、これらのプロセスが完了するまで待機した後、制御をユーザーに戻します。

     

    インストールの終了 

    インストールとアップグレードが完了すると、この画面に、10g(10.1.4.0.1)のOracleホームに関する重要な詳細(Application Server ControlコンソールのURLやsetupinfo.txtファイルの場所など)が表示されます。

    情報をこの画面で確認したら、Oracle Universal Installerを終了し、アップグレード後のタスクに進むことができます。  

    1 shutdownprocesses.logファイルで、Oracle Universal Installerによって実行される自動停止手順のログにアクセスできます。このファイルはアップグレード先Oracleホームのcfgtoollogsディレクトリにあります。

7.5.2 異なる場所に配置されたInfrastructureにおけるOracleAS Identity Managementのアップグレード

異なる場所に配置されたInfrastructureのOracleAS Identity Managementをアップグレードするには、同じ場所に配置されたInfrastructureのOracleAS Identity Managementの場合と同様に、Oracle Universal Installerを使用します。

異なる場所に配置されたInfrastructureのOracleAS Identity Managementをアップグレードするには、次の手順を実行します。

  1. OracleAS Identity Managementスキーマをホスティングするデータベースのリリースが、10g(10.1.4.0.1)のOracleAS Identity Managementでサポートされていることを確認します。

    必要に応じて、第6章「OracleAS Metadata Repositoryをホスティングするデータベースのアップグレード」の指示に従い、データベースをアップグレードします。

  2. OracleAS Metadata Repositoryデータベースおよびデータベース・リスナーが起動され、実行中であることを確認します。

  3. 10g(9.0.4)または10gリリース2(10.1.2)のインストールを実行したオペレーティング・システム・ユーザーとして、10g(9.0.4)または10gリリース2(10.1.2)インスタンスがインストールされているコンピュータにログインします。

  4. Oracle Internet Directoryサーバーが起動され、実行中であることを確認します。

    Oracle Internet Directoryが実行中であることを確認するには、次のいずれかのコマンドを入力します。


    注意:

    場合によっては、ldapbindコマンドを実行する前に、ORACLE_HOME環境変数を一時的にOracle Internet DirectoryのOracleホームに設定する必要があります。

    Oracle Internet Directoryが実行中であることを確認した後、10g(10.1.4.0.1)インストーラを起動する前に、手順5に示すようにORACLE_HOME環境変数が定義されていないことを確認する必要があります。 


    Oracle Internet Directoryをセキュアでないポートで実行している場合:

    SOURCE_ORACLE_HOME¥bin¥ldapbind -p Non-SSL_port
    
    

    Oracle Internet Directoryをセキュアなポートで実行している場合:

    SOURCE_ORACLE_HOME¥bin¥ldapbind -p SSL_port -U 1
    
    

    これらのコマンドにより、「バインドは正常に完了しました。」というメッセージが返されます。

    関連項目:

    ldapbindユーティリティの詳細は、『Oracle Internet Directory管理者ガイド』のLDIFおよびコマンドライン・ツールの構文に関する項を参照してください。 


    注意:

    Oracle Internet Directory 10g(9.0.4)では、OPMNまたはoidctlユーティリティを使用してディレクトリ・サービスを起動および停止できます。

    Oracle Internet Directoryを含むOracleAS Identity ManagementのOracleホームをアップグレードする前に、opmnctlユーティリティまたはApplication Server Controlコンソールを使用してOracle Internet Directoryインスタンスを起動します。oidctlユーティリティは使用しないでください。アップグレード処理中にOracle Universal InstallerがOracle Internet Directoryを自動的に起動および停止できなくなります。

    opmnctlおよびoidctlの正しい使用方法は、『Oracle Internet Directory管理者ガイド』のOracle Internet Directoryのプロセス制御のベスト・プラクティスに関する項を参照してください。 


  5. 環境変数を、Oracle Application Serverのインストレーション・ガイドの「要件」にある環境変数の項で定義されているとおりに設定します。

    特に、次の変数がどのOracleホーム・ディレクトリも参照しないように設定してください。

    • PATH

    • CLASSPATH

    さらに、次の環境変数が設定されていないことを確認します。

    • TNS_ADMIN

    • ORACLE_HOME

    • ORACLE_SID

  6. ORACLE_HOME環境変数がすでに設定されている場合は、変数を設定解除してからホスト・コンピュータを再起動します。

    システムの再起動は、ORACLE_HOME変数をシステム・レジストリから消去するために必要です。ORACLE_HOME変数の消去後にコンピュータを再起動しないと、インストールでエラーが発生し、インストールを終了できなくなります。

  7. Oracle Application Server 10g(10.1.4.0.1)のCD-ROMをマウントしてインストーラを起動します。

    関連項目:

    ご使用のプラットフォーム上でOracle Universal Installerを起動する方法については、Oracle Application Serverのインストレーション・ガイドを参照してください。 

  8. 各画面で選択するオプションの詳細は、表7-2を参照してください。

  9. 「インストールの終了」画面が表示されたら、Oracle Universal Installerを終了し、Oracle Internet DirectoryおよびOracle Application Server Single Sign-Onが機能し、10g(10.1.4.0.1)の新しいOracleホームでアクセスできることを確認します。

    関連項目:

    『Oracle Application Server管理者ガイド』のSingle Sign-Onサーバーへのアクセスに関する項を参照してください。 

    表7-2    10g(9.0.4)の異なる場所に配置されたInfrastructureにおけるOracleAS Identity Managementのアップグレード中に表示されるOracle Universal Installer画面のサマリー 
    画面  説明および推奨されるオプション 

    ようこそ 

    Oracle Universal InstallerおよびOracle Identity Management 10g(10.1.4.0.1)のインストール手順の初期画面です。 

    ファイルの場所の指定 

    新しいOracleホームの名前とパスを入力します。

    この新しいOracleホームは、Oracle Identity Management 10g(10.1.4.0.1)のアップグレード先Oracleホームになります。  

    インストールする製品の選択 

    「OracleAS Infrastructure 10g 」を選択します。

    アップグレード対象のOracleAS Infrastructureで複数の言語が使用されている場合は、「製品の言語」をクリックします。  

    言語の選択 

    この画面は、「インストールする製品の選択」画面で「製品の言語」をクリックした場合にのみ表示されます。

    アップグレード対象のOracleAS Infrastructureで複数の言語が使用されている場合は、それらの言語を選択します。

    インストールされている言語が明らかでない場合に英語以外の言語をインストールするには、二重矢印(>>)をクリックしてすべての言語を選択します。  

    インストール・タイプの選択 

    「Identity Management」を選択します。

    注意: アップグレード対象のOracleホームで使用しているものと同じインストール・タイプを選択することが非常に重要です。 

    既存のInfrastructureのアップグレード 

    この画面は、「インストール・タイプの選択」画面で選択したものと同じインストール・タイプの既存のOracle Application ServerをOracle Universal Installerが検出すると表示されます。

    既存のOracleAS Infrastructureをアップグレードするオプションを選択し、アップグレードするOracleホームをドロップダウン・リストから選択します。選択したタイプのInfrastructureがコンピュータに1つのみの場合、ドロップダウン・リストはアクティブになりません。 

    OIDログインの指定 

    Oracle Internet Directoryスーパー・ユーザーの識別名(DN)を「ユーザー名」フィールドに入力します。スーパー・ユーザーのDNのcn=orcladminが、このフィールドのデフォルトです。Oracle Internet Directoryのスーパー・ユーザーのDNがcn=orcladminでない場合は、この値を変更します。

    スーパー・ユーザーのDNのパスワードを「パスワード」フィールドに入力します。 

    Infrastructureデータベース接続情報の指定 

    「ユーザー名」フィールドにSYSと入力して、「パスワード」フィールドにSYSユーザーのパスワードを入力します。 

    警告ダイアログ・ボックス 

    このダイアログ・ボックスは、OracleAS Identity Managementインストールのすべてのクライアントをすぐに停止する必要があることを警告します。Oracle Universal Installerは、ソースOracleホーム内のすべてのクライアントを自動的に停止します。1

    ただし、別のOracleホームにあるOracleAS Identity Managementクライアントは手動で停止する必要があります。

    OracleAS Identity Managementインスタンスには次のクライアントがあります。

    • 別のOracleホームに分散およびインストールされているOracleAS Identity Managementコンポーネント

    • 認証または識別サービスにこのOracleAS Identity Managementインスタンスを使用する中間層インスタンス

    このOracleAS Identity Managementインスタンスを使用する各中間層内では、Oracle HTTP ServerおよびOracleAS Web Cacheを含むすべてのコンポーネントを停止する必要があります。

    詳細は、『Oracle Application Server管理者ガイド』の起動および停止に関する項を参照してください。 

    データベース・リスナーの警告ダイアログ・ボックス 

    データベース・リスナーがホスト上で実行中の場合は、警告ダイアログ・ボックスが表示されます。このダイアログ・ボックスを確認し、リスナーを手動で停止する必要があるかどうかを判断します。

    詳細は、6.3.1.3項「OracleAS Identity Managementのアップグレード中にプロンプトが表示された場合のデータベース・リスナーの停止」を参照してください。 

    インスタンス名とias_adminパスワードの指定 

    新しいOracle Identity Management 10g(10.1.4.0.1)インスタンスの名前とias_admin 管理者アカウントのパスワードを入力します。

    ias_adminパスワードは、Application Server ControlコンソールにログオンしてOracle Application Serverインスタンスを管理する際に使用します。

    一般に、ias_adminパスワードは5文字以上の英数字である必要があります。1文字以上が数字である必要があり、数字で始めることはできません。

    詳細は、Oracle Application Serverのインストレーション・ガイドのias_adminユーザーとそのパスワードの制限に関する項を参照してください。 

    サマリー 

    この画面を使用して、選択内容を確認します。「インストール」をクリックすると、10g(10.1.4.0.1)の新しいOracleホームへのアップグレードが開始されます。インストール画面には、ファイルをローカル・ディスクにコピーしている間のインストールの進行状況が表示されます。 

    コンフィギュレーション・アシスタント 

    最初のソフトウェアがインストールされると、一連のConfiguration Assistantがそのコンポーネントを10g(10.1.4.0.1)の新しいOracleホームに自動的に設定します。この画面は、各Configuration Assistantの進行状況を追跡し、インストールのこのフェーズに問題がないか調べるために使用します。 

    インストールの終了 

    インストールとアップグレードが完了すると、この画面に、10g(10.1.4.0.1)のOracleホームに関する重要な詳細(Application Server ControlコンソールのURLやsetupinfo.txtファイルの場所など)が表示されます。

    情報をこの画面で確認したら、Oracle Universal Installerを終了し、アップグレード後のタスクに進むことができます。  

    1 shutdownprocesses.logファイルで、Oracle Universal Installerによって実行される自動停止手順のログにアクセスできます。このファイルはアップグレード先Oracleホームのcfgtoollogsディレクトリにあります。

7.5.3 分散OracleAS Identity Management構成のアップグレード

次の項で、分散OracleAS Identity Management構成のアップグレード方法について説明します。

7.5.3.1 分散OracleAS Identity Management構成のアップグレード

分散OracleAS Identity Management構成は、複数のOracleホームで構成されています。そのうちの1つのOracleホームに、Oracle Internet Directoryが含まれます。

分散OracleAS Identity Managementインストールでは、その他のOracleホームに追加のOracleAS Identity Managementコンポーネント(OracleAS Single Sign-On、Delegated Administration Services、Oracle Directory Integration and Provisioning、OracleAS Certificate Authorityなど)が含まれます。

分散OracleAS Identity Management構成(図7-1)をアップグレードするには、次の手順を実行します。

  1. 7.5.3.2項「OracleAS Identity Managementコンポーネントが有効かどうかの確認」を参照し、どのOracleAS Identity Managementコンポーネントをアップグレードするかを判断します。

  2. OracleAS Identity Managementコンポーネントのあるすべてのノードのシステム・クロックを同期化して、相互の誤差が250秒以内で動作するようにします。

    システム・クロックを同期化するときは、クロックが同じタイムゾーンに設定されていることを確認します。

  3. 他のOracleAS Identity Managementコンポーネントが使用しているOracle Internet Directoryを含むOracleホームをアップグレードします。

    他の分散OracleAS Identity Managementコンポーネントをアップグレードする前に、Oracle Internet Directoryをアップグレードする必要があります。

    Oracle Internet DirectoryのOracleホームをアップグレードするには、Oracle Internet DirectoryのOracleホームで使用しているインストール・タイプに応じて、次のいずれかの手順を使用します。

  4. 分散コンポーネントが使用しているOracleAS Metadata Repositoryデータベースおよびデータベース・リスナーが起動され、実行中であることを確認します。

  5. 10g(9.0.4)または10gリリース2(10.1.2)のインストールを実行したオペレーティング・システム・ユーザーとして、分散OracleAS Identity Managementコンポーネントがインストールされているコンピュータにログインします。


    注意:

    OracleAS Metadata Repositoryをインストールまたはアップグレードするためにログインするアカウントは、管理者グループのメンバーとしてリストされている必要があります。  


  6. Oracle Internet Directoryサーバーが10g(10.1.4.0.1)にアップグレード済で、起動され、実行中であることを確認します。

    Oracle Internet Directoryが実行中であることを確認するには、次のいずれかのコマンドを入力します。


    注意:

    場合によっては、ldapbindコマンドを実行する前に、ORACLE_HOME環境変数を一時的にOracle Internet DirectoryのOracleホームに設定する必要があります。

    Oracle Internet Directoryが実行中であることを確認した後、10g(10.1.4.0.1)インストーラを起動する前に、手順5に示すようにORACLE_HOME環境変数が定義されていないことを確認する必要があります。 


    Oracle Internet Directoryをセキュアでないポートで実行している場合:

    SOURCE_ORACLE_HOME¥bin¥ldapbind -p Non-SSL_port
    
    

    Oracle Internet Directoryをセキュアなポートで実行している場合:

    SOURCE_ORACLE_HOME¥bin¥ldapbind -p SSL_port -U 1
    
    

    これらのコマンドにより、「バインドは正常に完了しました。」というメッセージが返されます。

  7. 環境変数を、Oracle Application Serverのインストレーション・ガイドの「要件」にある環境変数の項で定義されているとおりに設定します。

    特に、次の変数がどのOracleホーム・ディレクトリも参照しないように設定してください。

    • PATH

    • CLASSPATH

    さらに、次の環境変数が設定されていないことを確認します。

    • TNS_ADMIN

    • ORACLE_HOME

    • ORACLE_SID

  8. ORACLE_HOME環境変数がすでに設定されている場合は、変数を設定解除してからホスト・コンピュータを再起動します。

    システムの再起動は、ORACLE_HOME変数をシステム・レジストリから消去するために必要です。ORACLE_HOME変数の消去後にコンピュータを再起動しないと、インストールでエラーが発生し、インストールを終了できなくなります。

  9. Mount the Oracle Application Server 10g(10.1.4.0.1)のCD-ROMをマウントしてインストーラを起動します。

    関連項目:

    ご使用のプラットフォーム上でOracle Universal Installerを起動する方法については、Oracle Application Serverのインストレーション・ガイドを参照してください。 

  10. 各画面で選択するオプションの詳細は、表7-3を参照してください。

  11. 「インストールの終了」画面が表示されたら、Oracle Universal Installerを終了して、Oracle Internet DirectoryおよびOracle Application Server Single Sign-Onが機能し、アクセスできることを確認します。

    関連項目:

    『Oracle Application Server Single Sign-On管理者ガイド』のSingle Sign-Onサーバーへのアクセスに関する項を参照してください。  

    表7-3    10g(9.0.4)の分散OracleAS Identity Managementのアップグレード中に表示されるOracle Universal Installer画面のサマリー 
    画面  説明および推奨されるオプション 

    ようこそ 

    Oracle Universal InstallerおよびOracle Identity Management 10g(10.1.4.0.1)のインストール手順の初期画面です。 

    ファイルの場所の指定 

    新しいOracleホームの名前とパスを入力します。

    この新しいOracleホームは、Oracle Identity Management 10g(10.1.4.0.1)のアップグレード先Oracleホームになります。  

    インストールする製品の選択 

    「Oracle Application Server Infrastructure 10g」を選択します。

    アップグレード対象のOracleAS Infrastructureで複数の言語が使用されている場合は、「製品の言語」をクリックします。  

    言語の選択 

    この画面は、「インストールする製品の選択」画面で「製品の言語」をクリックした場合にのみ表示されます。

    アップグレード対象のOracleAS Infrastructureで複数の言語が使用されている場合は、それらの言語を選択します。

    インストールされている言語が明らかでない場合に英語以外の言語をインストールするには、二重矢印(>>)をクリックしてすべての言語を選択します。  

    インストール・タイプの選択 

    分散OracleAS Identity Managementコンポーネントのインストール時に選択したインストール・タイプに応じて、「Identity Management」または「Identity Management and Metadata Repository」を選択します。

    注意: アップグレード対象のOracleホームで使用しているものと同じインストール・タイプを選択することが非常に重要です。この場合、異なる場所に配置されたOracleAS Identity Managementインストールをアップグレードしているため、「Identity Management」を選択する必要があります。 

    既存のInfrastructureのアップグレード 

    この画面は、「インストール・タイプの選択」画面で選択したものと同じインストール・タイプの既存のOracle Application ServerをOracle Universal Installerが検出すると表示されます。

    既存のOracleAS Infrastructureをアップグレードするオプションを選択し、アップグレードするOracleホームをドロップダウン・リストから選択します。選択したタイプのInfrastructureがコンピュータに1つのみの場合、ドロップダウン・リストはアクティブになりません。 

    OIDログインの指定 

    Oracle Internet Directoryスーパー・ユーザーの識別名(DN)を「ユーザー名」フィールドに入力します。スーパー・ユーザーのDNのcn=orcladminが、このフィールドのデフォルトです。Oracle Internet Directoryのスーパー・ユーザーのDNがcn=orcladminでない場合は、この値を変更します。

    スーパー・ユーザーのDNのパスワードを「パスワード」フィールドに入力します。 

    Infrastructureデータベース接続情報の指定 

    「ユーザー名」フィールドにSYSと入力して、「パスワード」フィールドにSYSユーザーのパスワードを入力します。 

    警告ダイアログ・ボックス 

    このダイアログ・ボックスは、OracleAS Identity Managementインストールのすべてのクライアントをすぐに停止する必要があることを警告します。Oracle Universal Installerは、ソースOracleホーム内のすべてのクライアントを自動的に停止します。1

    ただし、別のOracleホームにあるOracleAS Identity Managementクライアントは手動で停止する必要があります。

    OracleAS Identity Managementインスタンスには次のクライアントがあります。

    • 別のOracleホームに分散およびインストールされているOracleAS Identity Managementコンポーネント

    • 認証または識別サービスにこのOracleAS Identity Managementインスタンスを使用する中間層インスタンス

    このOracleAS Identity Managementインスタンスを使用する各中間層内では、Oracle HTTP ServerおよびOracleAS Web Cacheを含むすべてのコンポーネントを停止する必要があります。

    詳細は、『Oracle Application Server管理者ガイド』の起動および停止に関する項を参照してください。 

    データベース・リスナーの警告ダイアログ・ボックス 

    データベース・リスナーがホスト上で実行中の場合は、警告ダイアログ・ボックスが表示されます。このダイアログ・ボックスを確認し、リスナーを手動で停止する必要があるかどうかを判断します。

    詳細は、6.3.1.3項「OracleAS Identity Managementのアップグレード中にプロンプトが表示された場合のデータベース・リスナーの停止」を参照してください。 

    インスタンス名とias_adminパスワードの指定 

    新しいOracle Application Server 10g(10.1.4.0.1)インスタンスの名前とias_admin管理者アカウントのパスワードを入力します。

    ias_adminパスワードは、Application Server ControlコンソールにログオンしてOracle Application Serverを管理する際に使用します。

    一般に、ias_adminパスワードは5文字以上の英数字である必要があります。1文字以上が数字である必要があり、数字で始めることはできません。

    詳細は、Oracle Application Serverのインストレーション・ガイドのias_adminユーザーとそのパスワードの制限に関する項を参照してください。 

    サマリー 

    この画面を使用して、選択内容を確認します。「インストール」をクリックすると、10g(10.1.4.0.1)の新しいOracleホームへのアップグレードが開始されます。 

    コンフィギュレーション・アシスタント 

    最初のソフトウェアがインストールされると、一連のConfiguration Assistantがそのコンポーネントを10g(10.1.4.0.1)の新しいOracleホームに自動的に設定します。この画面は、各Configuration Assistantの進行状況を追跡し、インストールのこのフェーズに問題がないか調べるために使用します。

    注意:

    • Database Upgrade Assistant(DBUA)では、データベースのアップグレードに非常に長い時間がかかる場合があります。データベースのアップグレードにかかる時間の詳細は、4.2項「システム停止時間の計画」を参照してください。

    • Database Upgrade Assistantの実行中は、「中止」ボタンを使用してDatabase Upgrade Assistantの実行を中断しないでください。「中止」を押しても、Database Upgrade Assistantの基礎プロセスは実行を継続します。また、Oracle Universal Installerは、これらのプロセスが完了するまで待機した後、制御をユーザーに戻します。

     

    インストールの終了 

    インストールとアップグレードが完了すると、この画面に、10g(10.1.4.0.1)のOracleホームに関する重要な詳細(Application Server ControlコンソールのURLやsetupinfo.txtファイルの場所など)が表示されます。

    情報をこの画面で確認したら、Oracle Universal Installerを終了し、アップグレード後のタスクに進むことができます。  

    1 shutdownprocesses.logファイルで、Oracle Universal Installerによって実行される自動停止手順のログにアクセスできます。このファイルはアップグレード先Oracleホームのcfgtoollogsディレクトリにあります。

7.5.3.2 OracleAS Identity Managementコンポーネントが有効かどうかの確認

分散OracleAS Identity Management構成のアップグレード時は、ソースOracleホームで有効なすべてのOracleAS Identity Managementコンポーネントが10g(10.1.4.0.1)インストーラによってアップグレードされます。

OracleAS Identity Managementコンポーネントは、ソースOracleホームの次の構成ファイルで有効と記載されている場合に、有効であるとみなされます。

SOURCE_ORACLE_HOME\config\ias.properties

分散OracleAS Identity Management構成内のOracle Internet Directoryインストールをアップグレードする前に、このファイルの内容を参照し、どのコンポーネントが有効かを確認します。必要に応じて、どのコンポーネントを有効にし、その結果どのコンポーネントがアップグレードされるかを正確に反映するようエントリを変更します。

Oracle Internet DirectoryのみをOracleホームで実行している場合、ias.propertiesファイルには次のエントリが含まれます。

SSO.LaunchSuccess=False
OID.LaunchSuccess=True
DAS.LaunchSuccess=False
DIP.LaunchSuccess=False
OCA.LaunchSuccess=False

また、OracleAS Single Sign-On、Oracle Delegated Administration ServicesおよびOracle Directory Integration and Provisioningを1つのOracleホームで実行していて、Oracle Internet Directoryを別のOracleホームで使用している場合、エントリは次のように表示されます。

SSO.LaunchSuccess=True
OID.LaunchSuccess=False
DAS.LaunchSuccess=True
DIP.LaunchSuccess=True
OCA.LaunchSuccess=False

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