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Oracle Application Server アップグレードおよび互換性ガイド
10g(10.1.4.0.1)for Microsoft Windows

B31481-01
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E OracleAS Metadata Repositoryのアップグレードのエラー・メッセージ

ここでは、OracleAS Metadata Repositoryのアップグレード中に生成される可能性があるエラー・メッセージについて説明します。詳細は、次の項を参照してください。

E.1 Metadata Repository Upgrade Assistantによって生成されるエラー・メッセージ

この項では、Metadata Repository Upgrade Assistantによって生成されるエラー・メッセージについて説明します。

エラー: MRUAがOIDのSSLポートに接続できませんでした

原因:    MRUAによってOracle Internet Directoryのスーパー・ユーザー(cn=orcladmin)・アカウントのパスワードを入力するように要求されたときに、誤ったパスワードを入力しました。

処置:    パスワードを正しく入力したことを確認します。MRUAを再度実行し、cn=orcladminのパスワードを入力するように要求されたときに正しい値を入力してください。

原因:    Oracle Internet Directoryインスタンスが停止中または使用できない状態になっているか、あるいはMRUAのコマンドラインに誤ったOracle Internet Directoryのホスト名または保護ポートを入力しました。

処置:    Oracle Internet Directoryに指定したホスト名またはSSLポートが、稼働中の有効なOracle Internet Directoryインスタンスを表しているかどうかを確認します。

-oid_host引数および-oid_ssl_port引数の値は、Identity ManagementのOracleホームにある次の構成ファイルに定義済の対応するプロパティの値と一致する必要があります。

IDENTITY_MANAGEMENT_HOME¥config¥ias.properties

次に例を示します。

OIDhost=sys42.acme.com
OIDsslport=636

エラー: MRUAがXMLファイルxml_file_nameをオープンできませんでした

原因:    Metadata Repository Upgrade Assistantが、Oracle Application Serverコンポーネントの1つに固有の必要なXMLファイルをオープンできませんでした。そのため、OracleAS Metadata Repositoryでは、そのコンポーネントのスキーマをアップグレードできません。

処置:    ファイルの名前を書き留め、このエラー・メッセージに示されているファイルへのアクセス権のあるアカウントからMRUAを実行していることを確認します。

具体的には、OracleAS Metadata Repositoryが実行されているコンピュータに、リリース2(9.0.2)または10g(9.0.4)のOracleAS Metadata Repositoryをインストールしたユーザーとしてログインしていることを確認します。

適切なユーザーとしてログインしている場合は、問題のファイルの名前を書き留め、オラクル社カスタマ・サポート・センターに連絡してください。

エラー: MRUAがプラグインを動的にロードできませんでした

原因:    Metadata Repository Upgrade Assistantは、特定のコンポーネント・スキーマをアップグレードするように設計されているMRUAソフトウェアの一部である、必要なプラグインをロードできませんでした。

処置:    オラクル社カスタマ・サポート・センターに連絡してください。

プラグインの初期化中にエラーが発生しました

原因:    Metadata Repository Upgrade Assistantは、特定のコンポーネント・スキーマをアップグレードするように設計されているMRUAソフトウェアの一部である、必要なプラグインを初期化できませんでした。

処置:    オラクル社カスタマ・サポート・センターに連絡してください。

エラー: コンポーネントのアップグレードに失敗しました

原因:    Metadata Repository Upgrade AssistantがOracle Application Serverコンポーネントの1つをアップグレードできませんでした。

処置:    MRUAログ・ファイルで、どのコンポーネントのアップグレードが失敗したかを確認し、オラクル社カスタマ・サポート・センターに連絡してください。

詳細は、D.2項「MRUAログ・ファイルの確認」を参照してください。

エラー: コンポーネントのアップグレードで不正なステータスが戻されました

原因:    Metadata Repository Upgrade Assistantが、Oracle Application Serverコンポーネントの1つが正常にアップグレードされたかどうかを判断できませんでした。

処置:    MRUAログ・ファイルで、どのコンポーネントが不正なステータスを生成したかを確認し、オラクル社カスタマ・サポート・センターに連絡してください。

SQLスクリプトscript_name

原因:    必要なファイルが欠落しているか、またはMetadata Repository Upgrade Assistantで読み取ることができません。

処置:    リリース2(9.0.2)または10g(9.0.4)のOracleAS Metadata Repositoryをインストールしたユーザーとしてコンピュータにログインしていることを確認します。MRUAを実行するために使用しているアカウントには、すべてのアップグレード・ファイルに対するアクセス権が必要です。

OracleAS Metadata Repository Upgrade Assistant and UtilitiesのCD-ROMから実行している場合は、CDが正しくマウントされていることを確認してください。

オラクル社カスタマ・サポート・センターに連絡してください。

警告: データベース・バージョンdatabase_versionがASにより認証されていることを確認してください

原因:    このリリースの出荷時にはOracleASによってまだサポートされていなかったデータベースに対してMetadata Repository Upgrade Assistantを実行しようとしています。

処置:    データベースのリリース要件の詳細は、第6章「OracleAS Metadata Repositoryをホスティングするデータベースのアップグレード」を参照してください。

PL/SQLパッケージDBMS_IAS_UPGRADEをロードできません

原因:    Metadata Repository Upgrade Assistantが必要なPL/SQLパッケージをロードできませんでした。

処置:    リリース2(9.0.2)または10g(9.0.4)のOracleAS Metadata Repositoryをインストールしたユーザーとしてコンピュータにログインしていることを確認します。MRUAを実行するために使用しているアカウントには、すべてのアップグレード・ファイルに対するアクセス権が必要です。

OracleAS Metadata Repository Upgrade Assistant and UtilitiesのCD-ROMから実行している場合は、CDが正しくマウントされていることを確認してください。

オラクル社カスタマ・サポート・センターに連絡してください。

PL/SQLパッケージDBMS_IAS_VERSIONをロードできません

原因:    Metadata Repository Upgrade Assistantが必要なPL/SQLパッケージをロードできませんでした。

処置:    リリース2(9.0.2)または10g(9.0.4)のOracleAS Metadata Repositoryをインストールしたユーザーとしてコンピュータにログインしていることを確認します。MRUAを実行するために使用しているアカウントには、すべてのアップグレード・ファイルに対するアクセス権が必要です。

OracleAS Metadata Repository Upgrade Assistant and UtilitiesのCD-ROMから実行している場合は、CDが正しくマウントされていることを確認してください。

オラクル社カスタマ・サポート・センターに連絡してください。

プロトコル・エラー: プラグインで例外が発生: {0}

原因:    Oracle Application Serverのコンポーネント・スキーマの1つをアップグレード中に、ソフトウェア・エラーが発生しました。

処置:    MRUAログ・ファイルで、どのコンポーネントが失敗したかを確認し、オラクル社カスタマ・サポート・センターに連絡してください。

詳細は、D.2項「MRUAログ・ファイルの確認」を参照してください。

FAILURE: アップグレード中、一部のOracleASプラグイン・レポートで障害が発生しました。

原因:    1つ以上のOracle Application Serverコンポーネントのアップグレードが失敗しました。

処置:    MRUAログ・ファイルで、どのコンポーネントが失敗したかを確認してください。詳細は、D.2.1項「MRUAログ・ファイルの使用方法のガイドライン」を参照してください。

エラー: OracleASリリースrelease_numberからのアップグレードは許可されていません

原因:    このアップグレード操作ではサポートされていないリリースをアップグレードしようとしました。

処置:    サポートされているアップグレード・パスの詳細は、第2章「Oracle Application Serverのアップグレードの概念」を参照してください。

エラー: 一部のOracleASコンポーネントはapp_registryでVALIDステータスに設定されていません。mrua.logファイルをチェックしてください

原因:    1つ以上のOracle Application Serverコンポーネントが、有効ではないステータスを返しました。

処置:    MRUAログ・ファイルで、どのコンポーネントが失敗したかを確認し、オラクル社カスタマ・サポート・センターに連絡してください。

詳細は、D.2項「MRUAログ・ファイルの確認」を参照してください。

エラー: component_nameコンポーネントのバージョン: release_version

原因:    このエラー・メッセージに示されているOracle Application Serverコンポーネントのバージョン番号が無効であるため、Metadata Repository Upgrade Assistantがこのコンポーネントのスキーマをアップグレードできません。

処置:    MRUAログ・ファイルで追加情報の有無を確認し、オラクル社カスタマ・サポート・センターに連絡してください。

詳細は、D.2項「MRUAログ・ファイルの確認」を参照してください。

エラー: コンポーネントcomponent_nameのSQLバージョンおよびステータスの問合せに失敗しました

原因:    Metadata Repository Upgrade Assistantがここに示されているコンポーネントのスキーマのバージョン番号を確認しようとすると、エラーが発生しました。

処置:    MRUAログ・ファイルで追加情報の有無を確認し、オラクル社カスタマ・サポート・センターに連絡してください。

詳細は、D.2項「MRUAログ・ファイルの確認」を参照してください。

E.2 UDDI RegistyのOracleAS Metadata Repositoryのアップグレード時のエラー・メッセージ

エラー: 現在のUDDIコンポーネントのバージョン"{0}"が間違っています

原因:    UDDIデータベース・スキーマのリリースが正しくありません。

処置:    UDDISYSスキーマのVERSION表を手動で調べます。必要に応じて、システム管理者またはデータベース管理者に問い合せてください。

エラー: UDDIアップグレードにはDBの問題があります

原因:    一般的なデータベース例外がスローされて捕捉されました。

処置:    システム管理者、データベース管理者またはオラクル社カスタマ・サポート・センターに、エラー・メッセージ全体を連絡してください。

エラー: UDDIアップグレードでは、DB接続のクローズで問題が発生します

原因:    データベース接続をクローズする際に例外が発生しました。

処置:    システム管理者、データベース管理者またはオラクル社カスタマ・サポート・センターに、エラー・メッセージ全体を連絡してください。

エラー: UDDIアップグレードで、SQLスクリプトの実行に失敗しました。

原因:    UDDIのアップグレードに関連するSQLの実行中に例外が発生しました。

処置:    システム管理者、データベース管理者またはオラクル社カスタマ・サポート・センターに、エラー・メッセージ全体を連絡してください。

エラー: UDDIアップグレードで、sqlldrの実行に失敗しました。

原因:    Oracle SQL*Loaderの実行中に例外が発生しました。

処置:    システム管理者、データベース管理者またはオラクル社カスタマ・サポート・センターに、エラー・メッセージ全体を連絡してください。

E.3 Portal Repositoryのアップグレード・メッセージ

この項では、OracleAS Portal Repositoryのアップグレードに固有のエラー・メッセージについて説明します。アップグレードが事前チェック・ステージを完了した後に生成されるエラー・メッセージには、OracleAS Portalスキーマの変更が行われたことが示されます。事前チェック・ステップ後にエラー・メッセージが表示されたら、問題を修正し、バックアップからデータベースをリストアした後、再度アップグレードを実行します。この項では、次の項目について説明します。

E.3.1 番号付きエラー・メッセージ(WWU-00001〜WWU-24999)

WWU-00001: アップグレードの事前チェック中に予期しない例外が発生しました。

原因:    予期しないエラーによって、アップグレードが強制終了しました。

処置:    メッセージの詳細に基づいて問題を修正し、アップグレードを再度実行します。

WWU-00002: shared_pool_sizeデータベース・パラメータの値がアップグレードに必要な値に達していませんでした。

原因:    shared_pool_sizeデータベース・パラメータの値が低すぎます。

処置:    shared_pool_sizeデータベース・パラメータの値を20MB以上に増やします。アップグレードを再度実行します。

WWU-00003: jave_pool_sizeデータベース・パラメータの値がアップグレードに必要な値に達していませんでした。

原因:    java_pool_sizeデータベース・パラメータの値が低すぎます。

処置:    java_pool_sizeデータベース・パラメータの値を20MB以上に増やします。アップグレードを再度実行します。

WWU-00004: optimizer_modeデータベース・パラメータが誤ってRULEに設定されています。

原因:    optimizer_modeデータベース・パラメータが誤ってRULEに設定されています。

処置:    optimizer_modeデータベース・パラメータをCHOOSEに変更します。アップグレードを再度実行します。

WWU-00005: デフォルト表領域の空き領域が不十分です。

原因:    デフォルト表領域の空き領域が20MB未満です。

処置:    20MB以上の空き領域があるデフォルト表領域を作成します。アップグレードを再度実行します。

WWU-00006: 一時表領域の空き領域が不十分です。

原因:    一時表領域の空き領域が10MB未満です。

処置:    10MB以上の空き領域がある一時表領域を作成します。アップグレードを再度実行します。

WWU-00007: _system_trig_enabledデータベース・パラメータが誤ってFALSEに設定されています。

原因:    _system_trig_enabledデータベース・パラメータが誤ってFALSEに設定されています。

処置:    _system_trig_enabledデータベース・パラメータの値をTRUEに設定するか、または値を設定しません。アップグレードを再度実行します。

WWU-00008: アップグレード中に、DBMSジョブ・キューで実行されているジョブがあります。

原因:    DBMSジョブが実行されているため、アップグレードを続行できません。

処置:    DBMSジョブを終了するか、または終了するまで待ってからアップグレードを再度開始します。実行中のジョブの詳細は、アップグレード・ログの製品スキーマの分析手順を確認します。

WWU-00009: DBMSジョブ・キューが無効でした。有効になるとすぐに実行されたジョブがあります。

原因:    アップグレード済のリリースでは、現在のリポジトリに対して発行されたジョブが正しく実行されません。

処置:    次のいずれかを実行します。1. キューからジョブを削除します。2. job_queue_processesデータベース・パラメータの値を0より大きい値に設定してジョブ・キューを再度有効にし、ジョブを完了します。すべてのジョブのリストについては、アップグレード・ログの製品スキーマの分析手順を確認します。

WWU-00010: DBMSジョブ・キュー内に、構成が誤っているジョブがあります。

原因:    DBMSジョブ・キューに、別のユーザーとして誤って発行されたか、または別のデフォルト・スキーマまたはデフォルト権限を持つOracleAS Portalユーザーとして発行されたOracleAS Portalジョブがあります。

処置:    これらのジョブをジョブ・キューから削除します。アップグレードは、誤っているジョブを正しく発行します。すべてのジョブのリストについては、アップグレード・ログの製品スキーマの分析手順を確認します。

WWU-00011: アップグレードするスキーマに対して同時セッションが実行されています。

原因:    OracleAS Portalスキーマで他のセッションが実行されています。

処置:    OracleAS 10g中間層が停止しており、アップグレードするスキーマに対する他の接続がないことを確認します。スキーマのオープン・セッションのリストについては、アップグレード・ログのオープン・セッションを参照してください。

WWU-00012: JVMインストールの一部のコンポーネントがデータベースにないか、または無効です。

原因:    SYSのJavaオブジェクトがデータベースにないか、または無効です。

処置:    SYSの無効なJavaオブジェクトを再コンパイルします。それが失敗した場合は、Oracleデータベースのドキュメントに記載されている手順に従って、JVMをデータベースに再インストールします。

WWU-00013: OracleAS Portalスキーマに、UPG_接頭辞が含まれる表が見つかりました。

原因:    OracleAS Portalスキーマに、UPG_接頭辞が含まれる表があると、アップグレードは強制終了します。

処置:    UPG_接頭辞が含まれる表をすべてバックアップした後、それらをOracleAS Portalスキーマから削除します。

WWU-00014: Oracle Text情報の取得に失敗しました。

原因:    Oracle Textインストールに関する情報の取得中にエラーが発生しました。

処置:    Oracle Textコンポーネントが正しくインストールされていることを確認します。必要に応じて、Oracle Textコンポーネントを再インストールします。 インストール手順は、『Oracle Application Server Portal構成ガイド』を参照してください。

WWU-00015: Oracle Textスキーマ(CTXSYS)がありません。

原因:    このデータベースには、CTXSYSスキーマが含まれていません。これは、Oracle Textがインストールされていないことを示します。

処置:    Oracle Textコンポーネントをデータベースにインストールします。 インストール手順は、『Oracle Application Server Portal構成ガイド』を参照してください。

WU-00016: Oracle Text索引タイプが無効か、または存在していません。

原因:    Oracle Textコンテキストの索引タイプが無効か、または存在していません。これは、Oracle Textインストールに問題があることを示します。

処置:    有効なOracle Textコンテキストの索引タイプが存在することを確認します。必要に応じて、Oracle Textコンポーネントを再インストールします。 インストール手順は、『Oracle Application Server Portal構成ガイド』を参照してください。

WWU-00017: Oracle Textパッケージの一部が無効です。

原因:    Oracle Textスキーマ(CTXSYS)内のDRIまたはCTX_で始まるパッケージが無効です。

処置:    Oracle Textの無効なパッケージを再検証します。必要に応じて、Oracle Textコンポーネントを再インストールします。 インストール手順は、『Oracle Application Server Portal構成ガイド』を参照してください。

WU-00018: Oracle Textのバージョンがデータベースのバージョンと一致しません。

原因:    Oracle Textコンポーネントのリリースより、データベースのリリースの方が新しくなっています。これは、Oracle Textコンポーネントが正しくアップグレードされていないことを示します。Oracle Textの手動アップグレード手順が失敗したか、または省略された可能性があります。一部のプラットフォームでは、パッチ2658339が適用されていないことを示す場合もあります。

処置:    状況に応じて、Oracle Textのアップグレードを再実行するか、またはパッチをダウンロードして適用します。

WWU-00019: ポートレット・ビルダー(Web View)アプリケーションのベースとなるスキーマが見つかりませんでした。

原因:    ポートレット・ビルダー・アプリケーションのベースになっているスキーマがありません。

処置:    次のいずれかを実行します。1. スキーマを使用しているアプリケーションを削除します。2. 欠落しているスキーマおよびその中のすべてのオブジェクトを再作成します。

WWU-00020: スキーマ変更を含む1つ以上の個別パッチが適用されました。

原因:    スキーマ変更を含む1つ以上の個別パッチが、OracleAS Portalスキーマに適用されています。これらの変更は、このリリースのアップグレード・スクリプトでテストされていないため、アップグレードを続行できません。

処置:    次のパッチ・セットに基づいたアップグレードのバージョンがリリースされているかどうかをMetalinkで確認します。リリースされている場合は、新しいバージョンをダウンロードして実行します。リリースされていない場合は、リリースされるまで待ちます。

WWU-00021: 次の必須オブジェクトが欠落しているか、または無効です。

原因:    OracleAS Portalが依存する必須オブジェクトが無効か、またはデータベースにありません。データベースのアップグレードに失敗したことが原因でこれらが欠落している場合は、OracleAS Portalのアップグレードも失敗する可能性があります。

処置:    データベースのインストール手順とアップグレード手順を再確認します。オブジェクトが存在していても無効である場合は、データベースのOracleホームでrdbms/admin/utlrp.sqlスクリプトを実行して、無効なオブジェクトをすべて再コンパイルします。

WWU-00022: バージョン%0のOracle Portal/WebDBのアップグレードはサポートされていません。

原因:    アップグレード対象のOracleAS Portalのリリースは、このアップグレード・インストールではサポートされていません。

処置:    OracleAS Portalインスタンスがリリース2(9.0.2)、2(9.0.2.3)または2(9.0.2.6)の場合は、Oracle Application Serverのアップグレード・ガイドに従って、パッチ2778342を適用したことを確認します。リリース3.0.9から10g(9.0.4)にアップグレードする場合は、http://portalcenter.oracle.com/upgradesの手順に従います。これ以外のリリースを実行している場合、このアップグレード・インストールではサポートされていません。オラクル社カスタマ・サポート・センターに連絡してください。

WWU-00023: バージョン%0のOracleデータベースのアップグレードはサポートされていません。

原因:    アップグレードを実行したデータベースのリリースは、このアップグレードではサポートされていません。

処置:    Oracle9i Database 9.0.1.5 Enterprise EditionまたはStandard Editionの最小データベース・リリースにアップグレードします。

WWU-00024: 互換性のあるデータベース・パラメータは、9.0.0未満です。

原因:    互換性のあるデータベース・パラメータは、9.0.0未満に設定されています。

処置:    互換性のあるデータベース・パラメータの値を9.0.0以上に設定します。

WWU-00025: VPDが正しくインストールされていません。

原因:    VPDチェックの1つが失敗しました。

処置:    このエラーには、詳細メッセージが続きます。メッセージで提供された情報を調べて、問題を解決します。

WWU-00026: VPDコンテキストの値が設定されていません。

原因:    VPDコンテキストを設定するOracleAS Portalログイン・トリガーが無効になっているか、またはインストールされていません。

処置:    OracleAS Portalログイン・トリガーがインストールされ、データベース上で有効になっていることを確認します。トリガーをインストールする必要がある場合は、SYSユーザーとしてログインし、SQL*Plusからwwhost/logintrg.sqlスクリプトを実行します。このスクリプトは、アップグレード・ディレクトリ下にあります。

WWU-00027: VPDコンテキストの値が正しくありません。

原因:    ログイン・トリガーに正しいコンテキストが設定されていません。

処置:    ログイン・トリガーが正しくインストールされていることを確認します。トリガーをインストールするには、SYSユーザーとしてログインし、SQL*Plusからwwhost/logintrg.sqlスクリプトを実行します。このスクリプトは、アップグレード・ディレクトリ下にあります。

WWU-00028: ポータル・スキーマ・ユーザーがVPDを使用するように設定されていません。

原因:    OracleAS Portalスキーマ・ユーザーに、EXEMPT ACCESS POLICYシステム権限があります。

処置:    SQL*PlusでSQLコマンドREVOKE EXEMPT ACCESS POLICY FROM PORTAL_SCHEMA_NAME;を実行して、OracleAS Portalスキーマ・ユーザーのEXEMPT ACCESS POLICY権限を取り消します。このコマンドで、PORTAL_SCHEMA_NAMEを実際のOracleAS Portalスキーマ・ユーザーに置き換えます。また、割り当てられたロールから、OracleAS Portalスキーマ・ユーザーがEXEMPT ACCESS POLICY権限を継承していないことを確認します。

WWU-00029: データベース内でVPDが施行されていません。

原因:    VPDチェックの失敗の原因となる問題がデータベースで発生しました。

処置:    処置については、データベースのドキュメントを参照してください。

WWU-00031: %0をアプリケーションとしてバインドできません。

原因:    Oracle Internet Directoryサーバーへの接続中にエラーが発生しました。

処置:    前述のエラー・メッセージには、原因に関する詳細情報が提供されている場合があります。Oracle Internet Directoryサーバーが起動され、ホスト%1およびポート%2で実行されていることを確認します。さらに、サーバーにOracleAS Portalが正しく接続されていることを確認します。

WWU-01000: アップグレードを実行する前にデータベースをバックアップしてください。

原因:    スキーマがバックアップされているかどうかの確認を求められたときに、n(いいえ)と答えました。

処置:    データベースをバックアップしてから、アップグレードを再度開始します。

WWU-01001: Portal Repositoryへの接続が失敗しました。

原因:    OracleAS Portalのスキーマ、パスワードおよび接続文字列が正しくありません。

処置:    OracleAS Portalの正しいスキーマ、パスワードおよび接続文字列を指定します。

WWU-01002: Portal RepositoryにSYSとして接続することに失敗しました。

原因:    無効なSYSパスワードを入力したか、またはorapwファイルが欠落しています。

処置:    正しいSYSパスワードを入力します。パスワードが正しい場合は、orapwSIDファイルを使用してSYSDBAとしてリモートでSYSに正しく接続できるかどうかを確認します。orapwファイルの作成方法は、Oracleデータベースのドキュメントを参照してください。

WWU-01003: 予期しない例外が発生しました。

原因:    予期しないエラーによって、アップグレードが強制終了しました。

処置:    メッセージの詳細に基づいて問題を修正し、データベースをバックアップからリストアして、再度アップグレードを実行します。

WWU-01004: %0ファイルに欠落している文字列があります。

原因:    sqlldrユーティリティがメッセージ変換データをロードしようとしたときに問題が発生しました。

処置:    アップグレード一時ディレクトリの.badファイルと対応する.logファイルから、固有の問題を検索します。これらのログとアップグレード・ログをオラクル社カスタマ・サポート・センターに送付してください。

WWU-01005: バージョンは更新されていません。アップグレード・ログに致命的なエラーが見つかりました。

原因:    このメッセージは、以前のリリースのOracleAS Portalが新しいリリースに更新されないことを示します。OracleAS Portalが正しく動作できなくなるエラーが、アップグレード中に発生しました。アップグレード・ログの最後にエラーの要約がリストされています。

処置:    ログでエラーを検索し、示されている処置を適用して修正します。次にバックアップからデータベースをリストアし、再度アップグレードを実行します。これが失敗した場合、または予期しないエラーが発生した場合は、オラクル社カスタマ・サポート・センターに連絡してください。

WWU-01007: ディレクトリ%1を作成できません。

原因:    ディレクトリの作成に必要な権限がありません。

処置:    親ディレクトリで権限を変更します。

WWU-01008: ディレクトリ%0の書込み権限がありません。

原因:    このディレクトリの書込みに必要な権限がありません。

処置:    ディレクトリの権限を変更するか、または別の一時ディレクトリを指定してから、アップグレードに戻ります。

WWU-01009: %0を作成できません。ディレクトリの権限を確認してください。

原因:    一時ディレクトリの権限では、ユーザー・プロファイルのlogin.sqlスクリプトを作成できません。

処置:    一時ディレクトリの権限を変更してから、再度アップグレードを実行します。

WWU-01010: SQL*Plusバージョン%0のアップグレードはサポートされていません。

原因:    実行しようとしているSQL*Plusのリリースは、このアップグレードではサポートされていません。

処置:    Oracleホーム下のbin/sqlplusのリリースが、9.0.1以上であることを確認します。

WWU-01011: アップグレードを再度開始してください。

原因:    入力した詳細が正しいかどうかの確認を求められたときに、n(いいえ)と答えました。

処置:    入力した詳細を修正してから、アップグレードを再度開始します。

E.3.2 番号付きエラー・メッセージ(WWU-25000〜WWU-49999)

WWU-25000: SYSスキーマからセッション・クリーンアップ・ジョブ%0を削除しました。

原因:    通常、OracleAS Portalスキーマには、セッション・クリーンアップ・ジョブがあります。ただし、データベースのアップグレードなど、以前の操作でアップグレードの一部としてこのジョブを削除していることがあります。

処置:    アップグレードを実行しているデータベース・インスタンスに、他のOracleAS Portalスキーマがない場合は、操作の必要はありません。これは、アップグレード中にOracleAS Portalスキーマ内にセッション・クリーンアップ・ジョブが作成されるためです。ただし、データベース・インスタンス内に他のOracleAS Portalスキーマがある場合は、各スキーマにセッション・クリーンアップ・ジョブがあることを確認する必要があります。アップグレード・ディレクトリ下にあるスクリプトwwc/ctxjget.sqlをSQL*PlusからOracleAS Portalスキーマで実行して、セッション・クリーンアップ・ジョブが存在するかどうかを確認します。このジョブが欠落しているOracleAS Portalスキーマがある場合は、そのスキーマでSQL*Plusからスクリプトwwc/ctxjsub.sqlを実行して、ジョブを作成できます。

WWU-25001: VPDチェックで問題が見つかりました。

原因:    VPDチェックの1つが失敗しました。

処置:    この警告には、詳細メッセージが続きます。メッセージで提供された情報を調べて、問題を解決します。

WWU-25003: ポートレット・ビルダー(WebView)コンポーネントに、不明な問題があります。

原因:    ポートレット・ビルダー・コンポーネント(パッケージ)が無効です。

処置:    ログにリストされているパッケージのコンパイル時に、エラーの原因を解決します。たとえば、削除された表に基づいたレポートが存在する場合があります。この場合、このレポートは有効ではなくなるため、レポートを削除できます。

WWU-25004: wwv_modules$表の%0%のコンポーネントのみが製品コンポーネントです。

原因:    この情報メッセージは、ポートレット・ビルダー・コンポーネント(以前のWebView)の比較的多数のアーカイブ・バージョンがあることを示します。この原因は、Oracle9iAS Portal 3.0.9では、コンポーネントが編集および保存されるたびに新しいバージョンのコンポーネントが作成されたことです。

処置:    コンポーネントのアーカイブ・バージョンは、できるだけ削除します。これにより、すべてのアーカイブ・バージョンの属性が保存されている表のサイズが小さくなります。

WWU-25005: 表にVPDポリシー%0がありません。

原因:    メッセージで示された表のVPDポリシーが、OracleAS Portalスキーマに正しくインストールされていません。

処置:    メッセージに示された表がOracleAS Portal製品の一部でない場合、警告は無視してください。

WWU-26000: コンポーネント%0にエラーがあります。ベースになっているすべてのオブジェクトが存在することを確認します。

原因:    コンポーネントは、欠落している1つ以上のオブジェクトをベースにしています。たとえば、例示問合せレポートは、表MY_TABLEをベースにしています。この場合、MY_TABLEが削除されています。

処置:    欠落しているオブジェクトを追加します。コンポーネントが使用されていない場合は、OracleAS Portal Navigatorを使用して削除します。

WWU-26001: WWU-26001: Portal以外のオブジェクトにエラーがあります。詳細は、%0を参照してください。

原因:    OracleAS Portalスキーマ内のOracleAS Portalオブジェクト以外のオブジェクトはコンパイルできないため、エラーになります。

処置:    オブジェクトをコンパイルできない原因を調べて、修正します。

E.3.3 番号なしのエラー・メッセージ

予期しない例外が発生しました。<例外と発生場所>

原因:    予期しないエラーによって、スクリプトが強制終了しました。

処置:    メッセージの詳細に基づいて問題を修正し、データベースをバックアップからリストアして、再度アップグレード・スクリプトを実行します。

アップグレードの事前チェックで予期しない例外が発生しました。<例外と発生場所>

原因:    予期しないエラーによって、スクリプトが強制終了しました。

処置:    メッセージの詳細に基づいて問題を修正し、再度アップグレード・スクリプトを実行します。次に例を示します。

ログ内に次の行がある場合、このエラーの原因は、Oracle Textが正しくインストールされていないことです。

### PHASE I STEP 8: Perform pre upgrade checks 
Upgrade step started at Fri Apr 4 02:28:18 2003
Running upg/common/utlchvpd.sql
Connected
Calling DoPreChecks()
Starting precheck at Fri Apr 4 02:28:21 2003
Calling upg/common/sysuppre.sql 
Connected. 

エラー: アップグレードの事前チェックで予期しない例外が発生しました。

ORA-00942: table or view does not exist 
----- PL/SQL Call Stack -----
object handle line number object name
80bc68c4 76 anonymous block
80bc68c4 380 anonymous block

Oracle Textコンポーネントがインストールされているかどうかを確認し、コンポーネントがない場合は再インストールします。『Oracle Application Server Portal構成ガイド』を参照してください。

バックアップを実行する前にデータベースをバックアップしてください。

原因:    スキーマがバックアップされているかどうかの確認を求められたときに、n(いいえ)と答えました。

処置:    データベースをバックアップしてから、スクリプトを再起動します。

Portal RepositoryにSYSとして接続することに失敗しました。

原因:    無効なSYSパスワードを入力したか、またはorapwファイルが欠落しています。

処置:    正しいSYSパスワードを入力します。パスワードが正しい場合は、SYSデータベース・アカウントが使用するパスワードと同じパスワードを使用してorapwdを実行してorapw<SID>ファイルをデータベースのOracleホームのdbsディレクトリに作成し、sysdbaとしてSYSに接続できるようにします。

Portal Repositoryへの接続が失敗しました。

原因:    Oracle9iAS Portalのスキーマ、パスワードおよび接続文字列が正しくありません。

処置:    Oracle9iAS Portalの正しいスキーマ、パスワードおよび接続文字列を指定します。

Oracle Text索引の削除に失敗したため、アップグレードを続行できません。

原因:    Oracle Text索引の削除、あるいは同期化ジョブまたは最適化ジョブの削除に失敗しました。アップグレード・ログのuptxtdrpスクリプトの出力で必要な処置を調べます。アップグレード・ログのエラー・メッセージ出力には、uptxtdrp.log全体が追加されています。

処置:    Oracle Text索引の削除中にエラーが発生した場合は、Oracle Text索引がすべて削除されたことを確認してからアップグレードを再度開始します。 Oracle Text索引の削除の詳細は、『Oracle Textアプリケーション開発者ガイド』の索引のメンテナンスに関する項を参照してください。

同期化ジョブまたは最適化ジョブの削除中にエラーが発生した場合は、これらのジョブがジョブ・キューから削除されたことを確認してから、アップグレードを再度開始します。 ジョブのブレークまたは削除の詳細は、『Oracle Database管理者ガイド』のジョブ・キューの管理に関する項を参照してください。

アップグレードの完了後、OracleAS PortalでOracle Text検索を使用する場合は、アップグレードが完了してから、手動でOracle Text索引と同期化ジョブおよび最適化ジョブを作成します。詳細な手順は『Oracle Application Server Portal構成ガイド』を参照してください。

エラー: Oracle環境変数ORACLE_HOMEが設定されていません

原因:    ORACLE_HOME環境変数が設定されていません。

処置:    環境を確認し、Oracleホーム環境変数を設定します。

エラー: OracleAS Portalのバージョンを判断できませんでした

原因:    OracleAS Portalのリリースを判断する際にエラーが発生しました。

処置:    このメッセージの後には、発生した例外が具体的に示されます。メッセージで提供された情報を調べて問題を解決し、MRUAを再度実行します。

エラー: OracleAS Portalのバージョン{0}は、Oracle Database 10gのアップグレードではサポートされていません。

原因:    OracleAS Portalは、リリース2(9.0.2.3)以上である必要があります。

処置:    MetalinkからOracle9iASリリース2(9.0.2.3)パッチ・セットをダウンロードし、Application ServerのInfrastructureと中間層に適用します。次に、アップグレードを再度実行します。

<file/directory>の名前変更に失敗しました。

原因:    親ディレクトリに必要な権限がありません。

処置:    親ディレクトリで権限を変更します。

エラー: <schema-name>スキーマのパスワードの取得中

原因:    スキーマ<schema-name>のパスワードの取得に失敗しました。

処置:    このエラーの後には、発生した例外が具体的に示されます。エラーを修正してから、アップグレードを再度開始します。

<schema>.<procedure>に<application_schema>を<schema>として実行することを許可します--ORA-01001:無効なカーソル

原因:    スキーマまたはプロシージャが欠落しています。次に例を示します。

ERROR: granting execute on SCHEMA1.CHECK_SAL to SCHEMA1B as 
SCHEMA1--ORA-01001:invalid cursor

この場合、データベース・プロバイダ内にSCHEMA1Bに基づいたフォームがプロシージャSCHEMA1.CHECK_SALにあり、プロシージャCHECK_SALが欠落しているか、あるいはスキーマSCHEMA1またはSCHEMA1Bのいずれかが欠落しています。したがって、このフォームは実行できません。ただし、アップグレードの前であっても実行できませんでした。

処置:    フォームまたはデータベース・プロバイダが不要かどうかを判断します。不要な場合は削除します。そうでない場合は、欠落しているスキーマまたはプロシージャを追加します。

GUIDまたはDN(あるいはその両方)は、%string%サブスクライバに使用できません。

原因:    Portal Repositoryから、指定されたID管理レルムのグローバルな一意の識別子または識別名(あるいはその両方)を取得できませんでした。

処置:    ID管理レルムが正しく構成されていることを確認します。

プロファイルのステータス値が無効です: %string%

原因:    プロファイルのステータスに指定された値が無効です。

処置:    プロファイルのステータスには、「有効」または「無効」のみを使用します。

<filename>ファイル: <strings>に不足している文字列があります。

原因:    言語をロードしようとしたときに

原因:    SQLLDRに問題が発生しました。

処置:    特定の問題については、対応するログを参照し、<upgrade_tmp_dir>にある.logおよび.badファイルを確認します。これらのログとアップグレード・ログをオラクル社カスタマ・サポート・センターに送付してください。

Oracle Text情報の取得に失敗しました。Oracle Textが正しくインストールされていることを確認してください。必要に応じてOracle Textスキーマ(CTXSYS)を再インストールします。

原因:    Oracle Textインストールに関する情報の取得中にエラーが発生しました。

処置:    Oracle Textコンポーネントが正しくインストールされていることを確認します。必要に応じて、Oracle Textコンポーネントを再インストールします。詳細な手順は『Oracle Application Server Portal構成ガイド』を参照してください。

ORA-04031: 共有メモリーの<n>バイトを割当てできません("共有プール","不明オブジェクト","セッション・ヒープ","フレーム・セグメント")(WWC-44847)

原因:    共有プール・サイズのデータベース・パラメータが小さすぎます。

処置:    このパラメータの値は、Oracle9iAS Portalのサイズに依存します。大きなOracle9iAS Portalの場合、この問題を回避するには数百MB必要なことがあります。データベースの共有プール・サイズを増やし、バックアップからリストアした後、アップグレードを再度開始します。

ORA-01031: 権限が不足しています。

原因:    権限が不足しているために、データベースへのsysdba接続が失敗しました。

処置:    sysdbaとしてSYSに接続するには、orapw<SID>ファイルをデータベースのOracleホームのdbsディレクトリに作成します。これには、SYSデータベース・アカウントに使用するパスワードと同じパスワードを使用してorapwdを実行します。

ORA-29521: 参照名javax/ejb/<class>が見つかりません。

原因:    Oracle 9.2データベースで動作しているOracle9iAS Portalに対する手順(Metalink Note 222437)が適用されていません。このエラーの例を次に示します。

Loading Java Classes - soap.jar
errors : class oracle/soap/providers/ejbprov/<class>
ORA-29521: referenced name javax/ejb/<name> could not be found
The following operations failed
class oracle/soap/providers/ejbprov/<provider>: resolution
exiting : Failures occurred during processing 

処置:    リポジトリをOracle9iAS Portalリリース2(9.0.2)の状態に戻し、Oracle Metalink Webサイト(http://metalink.oracle.com)から入手可能なMetalink Note 222437.1の手順に従います。この手順が完了したら、アップグレードを再度実行します。

Oracle Text索引タイプが無効か、または存在していません。無効な索引タイプを再検証してください。必要に応じて、Oracle Textスキーマ(CTXSYS)を再インストールします。

原因:    Oracle Textコンテキストの索引タイプが無効か、または存在していません。これは、Oracle Textインストールに問題があることを示します。

処置:    有効なOracle Textコンテキストの索引タイプが存在することを確認します。必要に応じて、Oracle Textコンポーネントを再インストールします。『Oracle Application Server Portal構成ガイド』を参照してください。

Oracle Textスキーマ(CTXSYS)がありません。インストールしてください。

原因:    このデータベースには、CTXSYSスキーマが含まれていません。これは、Oracle Textがインストールされていないことを示します。

処置:    Oracle Textコンポーネントをデータベースにインストールします。『Oracle Application Server Portal構成ガイド』を参照してください。

Oracle Textのリリースがデータベースのリリースと一致しません。Oracle Textが正しくインストールされていることを確認してください。必要に応じてOracle Textスキーマ(CTXSYS)を再インストールします。

原因:    Oracle Textコンポーネントのリリースより、データベースのリリースの方が新しくなっています。これは、Oracle Textコンポーネントが正しくアップグレードされていないことを示します。Oracle Textの手動アップグレード手順が失敗したか、または省略された可能性があります。ただし、特定のプラットフォームでは、パッチ2658339が適用されていないことを示す場合もあります。

処置:    状況に応じて、Oracle Textのアップグレードを再実行するか、またはパッチをダウンロードして適用します。

OracleAS Portal 9.0.2から9.0.4へのアップグレードが失敗しました。詳細は、<upgrade-log-file>を参照してください。

原因:    リリース2(9.0.2)から10g(9.0.4)へのアップグレードでエラーが発生しました。

処置:    ログ・ファイルでエラーを検索し、示されている処置を書き留めます。次に、バックアップからデータベースをリストアし、修正処置を適用してから、再度アップグレードを実行します。

OracleAS Portal 9.0.2から9.0.4へのアップグレードで事前チェックが失敗しました。詳細は、<precheck-log-file>を参照してください。

原因:    リリース2(9.0.2)から10g(9.0.4)へのアップグレードで、事前チェックの実行中にエラーが発生しました。

処置:    ログ・ファイルでエラーを検索し、示されている処置を適用します。次に、アップグレードを再度実行します。

OracleAS Portal 9.0.4から10.1.2へのアップグレードがエラーで完了しました。詳細は、<upgrade-log-file>を参照してください。

原因:    10g(9.0.4)からリリース2(10.1.2)へのアップグレードでエラーが発生しました。

処置:    ログ・ファイルでエラーを検索し、示されている処置を書き留めます。次に、バックアップからデータベースをリストアし、修正処置を適用してから、再度アップグレードを実行します。

OracleAS Portal 9.0.4から10.1.2へのアップグレードで事前チェックが失敗しました。詳細は、<precheck-log-file>を参照してください。

原因:    10g(9.0.4)からリリース2(10.1.2)へのアップグレードで、事前チェックの実行中にエラーが発生しました。

処置:    ログ・ファイルでエラーを検索し、示されている処置を適用します。次に、アップグレードを再度実行します。

ステータス・コード<status>でパッチが失敗しました。

原因:    パッチのインストールが失敗しました。

処置:    詳細は、アップグレード・ログ・ファイルを参照してください。

UPG_接頭辞が付けられたすべての表をPortalスキーマから削除してください。

原因:    UPG_接頭辞表がOracle9iAS Portalスキーマにあります。アップグレードは強制終了されました。

処置:    UPG_接頭辞が付けられたすべての表をOracle9iAS Portalスキーマから削除します。表は、バックアップしてから削除します。

ポータル・スキーマ・ユーザーがVPDを使用するように設定されていません。

原因:    Oracle9iAS Portalスキーマ・ユーザーは、EXEMPT ACCESS POLICYシステム権限があります。

処置:    SQL*Plusで次のSQLコマンドを実行して、Oracle9iAS Portalスキーマ・ユーザーのEXEMPT ACCESS POLICY権限を取り消します。

revoke exempt access policy from <portal_schema_user>;

また、割り当てられたロールから、Oracle9iAS Portalスキーマ・ユーザーがEXEMPT ACCESS POLICY権限を継承していないことを確認します。

VPDチェック・ユーティリティは、このバージョンのPortalをサポートしていません。

原因:    VPDチェックは、現在のリリースのOracle9iAS Portalをサポートしていません。

処置:    このアップグレードが現在のOracle9iAS Portalのリリースをサポートしているかどうかを確認します。

アップグレード後のタスクが実行されていません。アップグレード・ログに致命的なエラーが見つかりました。

原因:    このメッセージは、アップグレード後のスクリプトが実行されていないことを示します。これらのタスクには、アップグレードの完了が必要であるため、アップグレードにエラーが発生しました。アップグレード・ログの最後にエラーの要約がリストされています。

処置:    リストにあるエラーを修正します。この章を検索して、示されている処置を適用します。次に、バックアップからリストアし、再度アップグレードを実行します。これが失敗した場合は、オラクル社カスタマ・サポート・センターに連絡してください。

アップグレード後のタスクには、VPDが正しく有効にされたかの確認があります。また、SSOパートナ構成が実行されているかの確認もあります。

sqlplusの実行に問題があります。

原因:    アップグレード・スクリプトがSQL*Plusコマンドを実行できませんでした。

処置:    Oracleホームにbin/sqlplusがあること、およびこれを実行する権限があることを確認します。

アップグレード・スクリプトを再起動してください。

原因:    入力した詳細が正しいかどうかの確認を求められたときに、n(いいえ)と答えました。

処置:    見つかった問題を修正してから、アップグレード・スクリプトを再起動します。

同一の場所から同時アップグレードは実行できません。

原因:    同一の場所から複数の同時アップグレードを実行しようとしています。

処置:    先に開始したアップグレードが終了してから、次のアップグレードを開始します。以前のアップグレード(upgrade.cshを使用して実行)がCtrl+Cなどによって異常終了した場合は、アップグレード中に作成されたロック・ファイル(upgcsh.lok)が削除されていません。したがって、別のアップグレードを開始しようとすると、このメッセージが表示されます。この場合、手動でロック・ファイルを削除する必要があります。このロック・ファイルは、アップグレードが異常終了した場合のみ削除します。アップグレードの実行中には削除しないでください。ロック・ファイルは、アップグレード・スクリプトを実行した場所にあります。

Oracle Textパッケージの一部が無効です。無効なパッケージを再検証してください。必要に応じて、Oracle Textスキーマ(CTXSYS)を再インストールします。

原因:    Oracle Textスキーマ(CTXSYS)内のDRIまたはCTX_で始まるパッケージが無効です。

処置:    Oracle Textの無効なパッケージを再検証します。必要に応じて、Oracle Textコンポーネントを再インストールします。『Oracle Application Server Portal構成ガイド』を参照してください。

SQL エラー: %string% LDAP エラー: %string%。アプリケーション・エントリとしてOracle Internet Directoryに接続中に予期しないエラーが発生しました。

原因:    OracleAS Portal Repositoryに保存されたアプリケーション資格証明を使用してOracle Internet Directoryに接続しようとしました。しかし、この試行は失敗しました。次の原因が考えられます。

  • OracleAS PortalがOracle Internet Directoryに対して正しく構成されていない。

  • Oracle Internet Directoryサーバーが実行されていない。

  • 予期しないエラーが発生した。

処置:    Oracle Internet Directoryが起動しており、実行中であることを確認します。OracleAS PortalをOracle Internet Directoryに対して正しく構成します。また、このエラー・メッセージより前に記録されているメッセージを参照して、適切な処置を実行します。

SQL*Plusバージョン<version>のアップグレードはサポートされていません。

原因:    実行しようとしているSQL*Plusのリリースはサポートされていません。

処置:    Oracleホームのbin/sqlplusのリリースが、9.0.1以上であることを確認します。

データベースでシステム・トリガーを使用できません。

原因:    システム・トリガーがデータベース構成ファイルで使用不可になっています。

処置:    _system_trig_enabledパラメータが、データベースのinit.ora ファイルでTRUEに設定されていることを確認します。設定されていない場合は、TRUEに設定し、データベースを再起動します。

データベースに割り当てられたjava_pool_sizeパラメータがインストール/アップグレードに不十分です。java_pool_sizeを増やしてアップグレードを再実行してください。

原因:    javaプール・サイズのパラメータが小さすぎます。

処置:    java_pool_sizeパラメータの値を20MB以上に増やします。必要に応じてドキュメントを参照し、再度アップグレードを実行します。

データベースに割り当てられたshared_pool_sizeパラメータがインストール/アップグレードに不十分です。shared_pool_sizeを増やしてアップグレードを再実行してください。

原因:    共有プール・サイズのパラメータが小さすぎます。

処置:    shared_pool_sizeの値を20MB以上に増やします。必要に応じてドキュメントを参照し、再度アップグレードを実行します。

データベースの互換性レベルがアップグレードでサポートされていません。

原因:    互換性initパラメータが9.0.0以上に設定されていないと、アップグレードは強制終了します。

処置:    init.oraファイルで、互換性initレベルを9.0.0以上に設定します。

データベースのブロックサイズが推奨値より小さくなっています。

原因:    データベースのブロックサイズが8KB未満です。

処置:    最小ブロックサイズを8KBとして、Oracle9i データベースを新規作成します。データベースのインポート/エクスポート・ユーティリティを使用して、使用しているOracle9iAS Portalを以前のデータベースから新しいデータベースに移動します。

DBMSジョブ・キューが無効になっており、有効になるとすぐに実行されるジョブがあります。ジョブ・キューを再度有効にし、これらのジョブの完了を待つか、または削除してからアップグレードを再度開始します。

原因:    以前のリリースのOracle9iAS Portalで発行されたジョブは、OracleAS Portal 10g(9.0.4)以上では正しく実行できないことがあります。

処置:    ジョブ・キューを再度有効にし、ジョブの完了を待つか、または削除します。

次の無効なPortalオブジェクトがPortalスキーマにあります。

原因:    無効なOracle9iAS PortalオブジェクトがPortalスキーマにあります。

処置:    Oracle9iAS Portalスキーマ内で、無効なOracle9iAS Portalオブジェクトを調べて、問題の原因を修正します。アップグレードを再度実行します。

次の必須オブジェクトが欠落しているか、または無効です。<[obj_type]owner.obj_name>

原因:    Oracle9iAS Portalが依存する必須オブジェクトがデータベースにないか、または無効になっています。データベースのアップグレードに失敗したことが原因でこれらが欠落している場合は、Oracle9iAS Portalのアップグレードも失敗する可能性があります。

処置:    データベースのインストール手順とアップグレード手順を再確認します。オブジェクトが存在していても無効である場合は、データベースのOracleホームのrdbms/adminにあるutlrp.sqlスクリプトを実行して、データベース内の無効なオブジェクトをすべて再コンパイルします。

選択されたデータベースではJavaオプションが有効になっていません。この製品インストールでは、データベースのJavaオプションを有効にしておく必要があります。Javaオプションを有効にしてからアップグレードを再度実行してください。

原因:    データベースにJavaがインストールされていないか、またはデータベースのアップグレード中にJavaの部分に問題が発生しました。

処置:    Javaオプションを有効にしてから、アップグレードを再度実行します。

JVMインストールが適切ではありません。JVMがインストールされているか、またはSYS内に無効なJavaオブジェクトがないかを確認してください

原因:    SYS Javaオブジェクトがデータベースにないか、または無効です。

処置:    SYS内の無効なJavaオブジェクトを再コンパイルします。これが失敗した場合は、データベースにJVMを再インストールします。

プリファレンス・ストアに保存されているLDAPパラメータが正しくないか、または欠落しています。

原因:    OracleAS Portal RepositoryがOracle Internet Directoryに対して正しく構成されていません。

処置:    OracleAS PortalをOracle Internet Directoryに対して正しく再構成します。

オプティマイザ・モードをRULEに設定しないでください。

原因:    オプティマイザ・モードが誤ってRULEに設定されています。

処置:    オプティマイザ・モードをCHOOSEに変更してから、アップグレードを再度実行します。

システム・トリガーが有効になっていません。Oracleパラメータ・ファイルの_system_trig_enabledフラグをTRUEに設定し、再度アップグレードを実行してください。

原因:    システム・トリガーが有効になっていません。

処置:    Oracleパラメータ・ファイルのシステム・トリガー有効化フラグをTRUEに設定し、再度アップグレードを実行します。

アップグレードするスキーマに対して同時セッションが実行されています。アップグレード中は、他のセッションが実行されていないことを確認してください。

原因:    Oracle9iAS Portalスキーマで他のセッションが実行されています。

処置:    OracleAS 10gリリース2(10.1.2)中間層が停止しており、アップグレードするスキーマに対する他の接続がないことを確認します。同時セッションの詳細は、アップグレード・ログの製品スキーマの分析手順を確認します。

DBMSジョブ・キューに、現在実行中のジョブがあります。これらを終了するか、または終了するまで待ってからアップグレードを再度開始します。

原因:    実行中のDBMSジョブがあります。

処置:    DBMSジョブを終了するか、または終了するまで待ってからアップグレードを再度開始します。実行中のジョブの詳細は、アップグレード・ログの製品スキーマの分析手順を確認します。

DBMSジョブ・キューに、誤って構成された実行中のジョブがあります。これらを削除してからアップグレードを再度開始してください。

原因:    DBMSジョブ・キューに、別のユーザーとして誤って発行されたか、または別のデフォルト・スキーマまたはデフォルト権限を持つOracle9iAS Portalユーザーとして発行されたOracle9iAS Portalジョブがあります。

処置:    これらのジョブをジョブ・キューから削除します。アップグレードは、誤っているジョブを正しく発行します。

デフォルト表領域に十分な空き領域がありません。

原因:    デフォルト表領域の空き領域が20MB未満です。

処置:    20MB以上の空き領域があるデフォルト表領域を作成します。アップグレードを再度実行します。

一時表領域に十分な空き領域がありません。

原因:    一時表領域の空き領域が10MB未満です。

処置:    10MB以上の空き領域がある一時表領域を作成します。アップグレードを再度実行します。

アプリケーションとしてバインドできません。LDAPエラー: %string%

原因:    Oracle Internet Directoryサーバーへの接続中にエラーが発生しました。

処置:    エラー・メッセージの後に、原因に関する詳細情報が提供されていることがあります。Oracle Internet Directoryサーバーが稼働中で、これに対してPortalが正しく接続されていることを確認します。

ディレクトリ<upgrade_tmp_dir>を作成できません。

原因:    一時ディレクトリの作成に必要な権限がありません。

処置:    親ディレクトリで権限を変更します。

<log_file_name>を作成できません。ディレクトリの権限を確認してください。

原因:    アップグレード・ログ・ファイルを作成できませんでした。

処置:    アップグレード・ログの書込みを行うディレクトリの権限を変更するか、またはログ・ファイルに別の場所を指定してから、アップグレードを再度実行します。

<user_profile>を作成できません。ディレクトリの権限を確認してください。

原因:    一時ディレクトリの権限では、ユーザー・プロファイルのlogin.sqlスクリプトを作成できません。

処置:    一時ディレクトリの権限を変更してから、再度アップグレードを実行します。

アプリケーションGUIDを取得できません。LDAPエラー: %string%

原因:    Oracle Internet Directoryに保存されている、アプリケーション・エントリのグローバルな一意の識別子を取得できませんでした。

処置:    エラー・メッセージの後に、原因に関する詳細情報が提供されていることがあります。Oracle Internet Directoryサーバーが稼働中で、これに対してPortalが正しく接続されていることを確認します。

アンバインドできません。LDAPエラー: %string%

原因:    Oracle Internet Directoryへの接続をクローズ中にエラーが発生しました。

処置:    エラー・メッセージの後に、原因に関する詳細情報が提供されていることがあります。適切な修正処置を実行します。

外部アプリケーションIDを更新します: <string>

原因:    これは、外部アプリケーション識別子の変換で発生する内部エラーです。

処置:    このエラーをオラクル社カスタマ・サポート・センターに報告し、アップグレードの出力ファイルを提示してください。

プロビジョニング・プロファイルを更新します: %string%

原因:    プロビジョニング・プロファイルの更新中にエラーが発生しました。

処置:    %string%の部分に、エラーの原因に関する詳細情報が提供されていることがあります。適切な処置を実行して、エラーを解決します。

VPDチェック・ユーティリティに不明なエラーが発生しました: <check_step>

原因:    指定された手順で、予期しないエラーが発生しました。メッセージの後に、エラーの詳細情報が示されています。

処置:    可能な場合は、エラーを修正します。

バージョンは更新されていません。アップグレード・ログに致命的なエラーが見つかりました。

原因:    このメッセージは、Oracle9iAS Portalのリリースが新しいリリースに更新されないことを示します。Oracle9iAS Portalが正しく動作できなくなるエラーが、アップグレード中に発生しました。アップグレード・ログの最後にエラーの要約がリストされています。

処置:    リストにあるエラーを修正します。この章を検索して、示されている処置を適用します。次に、バックアップからリストアし、再度アップグレードを実行します。これが失敗した場合は、オラクル社カスタマ・サポート・センターに連絡してください。


注意:

このチェックでは、特定の致命的エラーのみが検出されます。他の致命的エラーが発生した場合でも、このリリースを更新することはできます。  


このリリースでは、バージョン<version>のアップグレードはサポートされていません。

原因:    Oracle9iAS Portalのリリースがサポートされていません。

処置:    Oracle9iAS Portalのサポートされているリリース2(9.0.2.0、9.0.2.2、9.0.2.3または9.0.2.6)にアップグレードを実行していることを確認します。

Oracle Databaseバージョン<version>のアップグレードはサポートされていません。

原因:    RDBMSのリリースが正しくありません。

処置:    Oracle9i Database 9.0.1.4 Enterprise EditionまたはStandard Editionの最小データベース・リリースにアップグレードします。

Oracle Portal/WebDBバージョン<version>のアップグレードはサポートされていません。

原因:    Oracle9iAS Portalのリリースが正しくありません。

処置:    Oracle9iAS Portalのサポートされているリリース2(9.0.2.0、9.0.2.2、9.0.2.3または9.0.2.6)にアップグレードを実行していることを確認します。

VPDが正しくインストールされていません。

原因:    VPDチェックの1つが失敗しました。

処置:    このエラーには、詳細メッセージが続きます。メッセージで提供された情報を調べて、問題を解決します。

データベース内でVPDが施行されていません。

原因:    VPDチェックの失敗の原因となる問題がデータベースで発生しました。

処置:    処置については、データベースのドキュメントを参照してください。

ディレクトリ<upgrade_tmp_dir>の書込み権限がありません。

原因:    一時ディレクトリへの書込みに必要な権限がありません。

処置:    一時ディレクトリの権限を変更するか、または別の一時ディレクトリの場所を指定してから、再度アップグレードを実行します。

E.3.4 番号なしの警告メッセージ

SYSスキーマ内で、<n>個のセッション・クリーンアップ・ジョブが検出されました。

原因:    通常、Oracle9iAS Portalスキーマには、セッション・クリーンアップ・ジョブがあります。ただし、データベースのアップグレードなど、以前の操作でこのジョブをSYSスキーマ内に作成していることがあります。次に例を示します。

WARNING: 1 session cleanup job(s) detected in the SYS schema.

処置:    これは情報メッセージです。操作は必要ありません。

コンポーネント<APPLICATION_SCHEMA>.<COMPONENT_NAME>にエラーがあります。ベースになっているすべてのオブジェクトが存在することを確認してください。

原因:    コンポーネントは、欠落している1つ以上のオブジェクトをベースにしています。たとえば、QBEは、表MY_TABLEをベースにしています。この場合、MY_TABLEが削除されています。次に例を示します。

WARNING: Component SCOTT.MY_QBE has errors. Please check that all the objects it is 
based on are present. 

処置:    欠落しているオブジェクトを追加します。コンポーネントがすでに使用されていない場合は、OracleAS Portal Navigatorを使用して削除します。

<select_statement>を<schema_name>として解析できませんでした

原因:    ポートレット・ビルダー・カレンダのベースになっているオブジェクトが欠落しています。これは、次の場合に発生します。

  • ポートレット・ビルダー・カレンダのベースになっている表が欠落している。

  • カレンダが含まれるデータベース・プロバイダのベースになっているスキーマが欠落している。

例:

WARNING: Could not Parse select a1.HIREDATE the_date, a1.ENAME the_name, null
the_name_link, null the_date_link, null the_target from test_1.EMP_1 a1 order
by a1.HIREDATE as TEST_1.

WARNING: Could not Parse select b2.HIREDATE the_date, b2.ENAME the_name, null
the_name_link, null the_date_link, null the_target from test_2.EMP_2 b2 order
by b2.HIREDATE as TEST_2.

この警告は、通常、Oracleのエクスポート/インポートを使用して作成されたOracle9iAS Portalのアップグレード時に発生します。ポートレット・ビルダー・コンポーネントのベースとなっているスキーマにはインポートされていないものがあります。この警告が表示されたカレンダは、欠落しているオブジェクトを追加し、カレンダ・コンポーネントを再生成するまで使用できません。

処置:    欠落しているオブジェクトを追加し、コンポーネントを再生成します。

OMNIPORTLETプロバイダをリフレッシュできません。

原因:    プロバイダにアクセスできないために、OmniPortletプロバイダのリフレッシュが失敗しました。

処置:    Portalの中間層でOmniPortlet Webプロバイダにアクセス可能であることを確認します。確認後、Portlet Repositoryからこのプロバイダをリフレッシュします。

デフォルトのJPDKインスタンスのURLがありません。プロバイダはURL http://host:port/を使用して登録されています。

原因:    アップグレードでは、シードされたOmniPortlet、WebクリッピングおよびOracleAS Portal作成ツールのプロバイダが登録されると、これらのプロバイダはデフォルトのJPDKインスタンスのURLで指定されている中間層と同じ中間層にデプロイされます。この値を表示するには、次の手順を実行します。

  1. OracleAS Portalにログオンします。

  2. 「管理」タブをクリックします。

  3. 「サービス」ポートレットの「グローバル設定」リンクをクリックします。

  4. 「構成」タブをクリックします。

  5. デフォルトのJPDKインスタンスのURLフィールドを検索します。通常、この値は<portal_middle_tier_protocol>://<portal_middle_tier_host>:<portal_middle_tier_port>/jpdk/servlet/soaprouter/です。このフィールドに値を指定しないと、アップグレード・ログに前述の警告が表示されます。

処置:    次のスクリプトを実行して、このプロバイダのURLを更新します。

ORACLE_HOME¥portal¥upg¥plsql¥upg¥9025-9026¥wws¥updmturl.sql 

このスクリプトは、プロバイダ表内のPORTLETBLDGTOOLSプロバイダ、OMNIPORTLETプロバイダおよびWEBCLIPPINGプロバイダの中間層のURLを更新します。このスクリプトは、アップグレード・スクリプトでは実行されません。URLを更新するには、スタンドアロン・モードで実行します。たとえば、次に示すとおりです。

@updmturl.sql http my.domain.com 80

それぞれの意味は次のとおりです。

  • httpは、中間層のプロトコルです。

  • my.domain.comは、中間層のホストです。

  • 80は、中間層のポートです。

ファイル<file_path>のドキュメント・サイズがNULLです

原因:    アップグレードで、ドキュメントが添付されているように見えるアイテムがページで検出されましたが、実際にはこのドキュメントは存在しません。これは、アイテムのデータに矛盾があることを示します。このアイテムはアップグレードされますが、そのドキュメントにはアクセスできません。Oracle9iAS Portalリリース2(9.0.2)以下でも、ドキュメントはアクセスできなかった可能性があります。

処置:    アイテムを削除し、再作成します。

外部アプリケーションIDが更新されました。ただし、アプリケーションの数が多いため一部のカスタマイズ内容は失われました。外部アプリケーションの数を減らし、ユーザーに再度カスタマイズするように依頼してください。

原因:    外部アプリケーションが多すぎます。これらのアプリケーションのカスタマイズ内容が、これらの記憶域の物理的な上限を超えました。そのため、一部のカスタマイズ内容が失われました。

処置:    SSOサーバー上の外部アプリケーションの数を減らします。外部アプリケーション・ポートレットのデフォルトを編集し、ユーザーにカスタマイズ内容を確認するようにアドバイスします。

Portalオブジェクト以外のオブジェクトにエラーが発生しました。詳細は、<upgrade_tmp_dir>/nonportal.logを参照してください。

原因:    Oracle9iAS Portalスキーマ内のOracle9iAS Portalオブジェクト以外のオブジェクトはコンパイルできないため、エラーになります。

処置:    オブジェクトをコンパイルできない原因を調べて、修正します。これらのエラーが発生する原因の1つは、複製または変更されたOracle9iAS Portal APIが参照され、これらのAPIが最新のリリースでは動作しないことがあります。http://portalcenter.oracle.comのPDK情報を参照してください。

wwv_modules$表の<n> %のコンポーネントのみが製品コンポーネントです。

原因:    この情報メッセージは、ポートレット・ビルダー・コンポーネント(以前のWebView)のアーカイブ・バージョンが多すぎることを示します。この原因は、Oracle9iAS Portal 3.0.9では、コンポーネントが編集および保存されるたびに新しいバージョンのコンポーネントが作成されたことです。次に例を示します。

WARNING: Only 38 % of components in wwv_modules$ table are production components. 

処置:    コンポーネントのアーカイブ・バージョンは、できるだけ削除します。これにより、すべてのアーカイブ・バージョンの属性が保存されている表のサイズが小さくなります。

ポートレット・ビルダー(WebView)コンポーネントに、不明な問題があります。

原因:    ポートレット・ビルダー・コンポーネント(パッケージ)が無効です。

処置:    ログにリストされているパッケージのコンパイル時に、エラーの原因を解決します。たとえば、削除された表に基づいたレポートが存在する場合があります。この場合、このレポートは有効ではなくなるため、レポートを削除できます。

ページID = <page ID>およびサイトID = <site ID>のリージョンID = <region ID>がサブページ・リンクのリージョンに変換されませんでした

原因:    アップグレード時に、このページのリージョンがサブページ・リンクのリージョンに正しく変換されませんでした。これは、サブページ表示アイテム以外のアイテムが含まれていたためです。

処置:    まずリージョン内のすべての既存アイテムを、ページ上の別のリージョンに移動する必要があります。この変更を行うと、リージョン・プロパティを編集してサブページ・リンクのリージョンに変換できます。または、サブページ・リンクのリージョンをこのページに作成することもできます。

テンプレートID = <template ID>およびサイトID = <site ID>のリージョンID = <region ID>が、サブページ・リンクのリージョンに変換されませんでした。

原因:    アップグレード時に、テンプレートのリージョンがサブページ・リンクのリージョンに正しく変換されませんでした。これは、テンプレート自体、またはテンプレートをベースにしたページのいずれかにサブページ表示アイテム以外のアイテムが含まれていたためです。この場合、リージョン内で検出されたアイテムが多すぎるため、テンプレートをベースにしたすべてのページの警告を個別に報告できませんでした。

処置:    まずリージョン内のすべての既存アイテムを、テンプレートまたはページ上の別のリージョンに移動する必要があります。この変更を行うと、リージョン・プロパティを編集してサブページ・リンクのリージョンに変換できます。または、サブページ・リンクのリージョンをこのテンプレートに作成することもできます。

SYSスキーマからセッション・クリーンアップ・ジョブ<job_id>を削除しました。

原因:    通常、Oracle9iAS Portalスキーマには、セッション・クリーンアップ・ジョブがあります。ただし、データベースのアップグレードなど、以前の操作でアップグレードの一部としてこのジョブを削除していることがあります。次に例を示します。

WARNING: Removed session cleanup job: 63 from the SYS schema.

処置:    アップグレードを実行しているデータベース・インスタンスに、他のOracle9iAS Portalスキーマがない場合は、操作の必要はありません。これは、アップグレード中にOracle9iAS Portalスキーマ内にセッション・クリーンアップ・ジョブが作成されるためです。ただし、データベース・インスタンス内に他のOracle9iAS Portalスキーマがある場合は、各スキーマにセッション・クリーンアップ・ジョブがあることを確認する必要があります。Oracle9iAS Portalスキーマでsqlplusから次のスクリプトを実行して、セッション・クリーンアップ・ジョブが存在するかどうかを確認します。

ORACLE_HOME\portal\upg\plsql\wwc\ctxjget.sql

このジョブが欠落しているOracle9iAS Portalスキーマがある場合は、同一ディレクトリにあるそのスキーマで sqlplusからスクリプトctxjsub.sqlを実行して、ジョブを作成できます。

同一リージョン内に他のアイテムがあるため、サイトID <site_id>およびページ<page_name>のサブページ・アイテム(タイトル: <item title>)はアップグレードされませんでした。

原因:    サブページ・アイテムは不要ですが、同一リージョンに他のアイテムがあるため、サブページのリージョン・タイプに置き換えることはできません。

処置:    警告メッセージが表示されたページに、新しいサブページ・タイプのリージョンを作成します。

VPDポリシーのない表があります: <table_name>

原因:    メッセージで示された表のVPDポリシーが、Oracle9iAS Portalスキーマに正しくインストールされていません。

処置:    メッセージに示された表がOracle9iAS Portal製品の一部でない場合、警告は無視してください。表が次のいずれかである場合も、警告は無視してください。

  • WWPRO_OFFLINE_PRO_PORTLET$

  • WWPRO_OFFLINE_PRO_PORTLET_NLS$

  • WWPRO_PORTLET_METADATA_USER$

これ以外の場合は、以前のインストール手順またはアップグレード手順に問題がある可能性があります。詳細は、オラクル社カスタマ・サポート・センターに問い合せてください。

ページID = <page ID>およびサイトID = <site ID>のテンプレート・リージョンID = <region ID>をサブページ・リンクのリージョンに変換できませんでした

原因:    アップグレード時に、テンプレートのリージョンがサブページ・リンクのリージョンに正しく変換されませんでした。これは、テンプレート自体、またはテンプレートをベースにしたページのいずれかにサブページ表示アイテム以外のアイテムが含まれていたためです。

処置:    まずリージョン内のすべての既存アイテムを、テンプレートまたはページ上の別のリージョンに移動する必要があります。この変更を行うと、リージョン・プロパティを編集してサブページ・リンクのリージョンに変換できます。または、サブページ・リンクのリージョンをこのテンプレートに作成することもできます。

DBMSジョブ・キューは現在無効になっています。適切なPortal操作を行うには、再度有効にする必要があります。

原因:    DBMSジョブ・キューを有効にしないと、適切な操作ができません。これが無効になった原因は、システム・パラメータjob_queue_processesを0に設定したか、またはログインを制限したことです。

処置:    job_queue_processesが1以上に設定されていること、およびシステムの無効化制限セッションを変更してログインが制限されていないことを確認します。

次のPortalオブジェクト以外の無効なオブジェクトがPortalスキーマにあります

原因:    Oracle9iAS PortalオブジェクトおよびOracle9iAS Portal以外のオブジェクトは、別々にコンパイルされます。Oracle9iAS Portalオブジェクトのコンパイルの問題は、エラーとして報告されます。ただし、Oracle9iAS Portal以外のオブジェクトのコンパイルの問題は、アップグレードの失敗の原因とは考えられないため、警告として報告されます。

処置:    生成されたファイル<upgrade_tmp_dir>/nonportal.logを調べて、オブジェクトに関連するコンパイルの問題を修正します。パッケージのコンパイル・エラーは、ポートレットが正しくレンダリングされない原因になります。

ユーザー/ロールの<schema>がありません。<schema>に基づいたアプリケーションはエラーになります。

原因:    データベース・プロバイダ(以前のアプリケーション)のスキーマが欠落しています。次に例を示します。

WARNING User/Role SCOTTB does not exist. Application based on SCOTTB will have 
errors. 

この場合、アップグレード前のデータベース・プロバイダにもアクセスできません。

処置:    データベース・プロバイダが不要かどうかを判断します。不要な場合は削除します。そうでない場合は、欠落しているスキーマを追加します。

VPD事前チェックで問題が見つかりました。

原因:    VPDチェックの1つが失敗しました。

処置:    この警告には、詳細メッセージが続きます。メッセージで提供された情報を調べて、問題を解決します。


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