Oracle Service Bus Console の使い方
プロキシ サービス : XQuery エディタおよび XPath エディタ
プロキシ サービスのメッセージ フローでは、メッセージ コンテキスト変数への XQuery 式の割り当て、XQuery 式のブール結果に基づく If...Then... アクションの割り当て、XPath 式に対して相対的に指定した位置への XQuery 式の結果の挿入、コンテキスト変数の XQuery 式を使用したログ用のメッセージ コンテキストの指定などを実行できます。
コンテキストで必要な式を作成するために、メッセージ フローの該当するコンテキストで、[XQuery 式エディタ]、[XQuery 条件エディタ]、[XPath 式エディタ] を使用できます。
インライン XQuery および XPath 式の作成と編集
[ステージ コンフィグレーションの編集] ページのステージまたはルート ノードにアクションを追加する場合、コンフィグレーションの詳細を入力するページにスケルトン構造が表示されます。図 20-1 に例を示します。
コンテキスト上適切である場合は、XQuery エディタへアクセスするためのリンクがスケルトンによって用意されます。アクションのコンテキスト上必要である場合、インラインで実行される式をこのエディタで作成できます。
始める前に
以下の説明では、パイプライン ステージ、エラー ハンドラ ステージ、またはルート ノードの [ステージ コンフィグレーションの編集] ページでアクションの作成または編集を行っているところであると仮定します。「メッセージ フローの作成、編集、および表示」および「メッセージ フローでのアクションの追加と編集」を参照してください。
インライン式を作成または変更するには
[ステージ コンフィグレーションの編集] ページで、アクション内に式を追加または編集する場所を特定します。
[式] リンクをクリックして、コンテキストに適切なエディタを開きます。式がまだ定義されていない場合は、その位置において使用可能な式の種類がリンクに示されます。
XQuery 式を作成するには、<式> をクリックします。Oracle Service Bus 以外で作成した XQuery または XSLT リソースをインポートしてインライン XQuery にバインドすることもできます。
if..then.. アクション用に XQuery 条件式を作成するには、<条件> をクリックします。
メッセージ コンテキスト変数用の XPath 式を作成するには、<XPath> をクリックします。
式がその位置に対して既に定義されている場合、<式>、<条件>、または <XPath> リンクは式自体を示すリンクに置き換わります。たとえば、true()
のようになります。式の長さが長すぎる場合は、$body/urn:POSta...
のようになります。式 (または式のフラグメント) をクリックして適切なエディタで式を開きます。
以下のトピックの説明を参照して、式を構築します。
(オプション) 以下のいずれか、または両方を実行します。
式を検証するには、[検証] をクリックします。
式をテストするには、[テスト] をクリックします。「XQuery テストの実行」を参照してください。
[保存] をクリックして、エディタを閉じ、式をアクションに挿入します。
完了した後に
「メッセージ フローでのアクションの追加と編集」の説明に従って、アクションのコンフィグレーションを続行します。
XQuery エディタのレイアウトとタスクについて
XQuery 式エディタ、XQuery 条件エディタ、および XPath 式エディタは、それぞれ以下のコンポーネントから構成されています。
パレット
各エディタの左側のパネルには、以下に示すパレットがあります。エディタでパレットの名前をクリックすると、そのパレットが表示されます。各パレットには、エディタ内で式に挿入できるエンティティが含まれています。
[ネームスペース定義] パレットには、Oracle Service Bus のデフォルト ネームスペース、変数のネームスペース、およびユーザ定義ネームスペースが表示されます。新しいネームスペースを定義することもできます。定義されたネームスペースはユーザ定義ネームスペースのリストに追加されます。
詳細については、以下を参照してください。
[XQuery 関数] パレットには、一連の標準 XQuery 関数が表示されます。式に関数を挿入するときには、入力する必要があるパラメータ値ついてプレースホルダが使用されます。
詳細については、以下を参照してください。
[変数の構造] パレットには、XPath 式を使用して、変数に対して変数やパスを挿入するためのツールが用意されています。
変数の構造は、エディタに表示される変数または変数のパスのグラフィカルな表現です。変数の構造が視覚化されることにより、変数の内容を参照するインライン XQuery 式の構築が容易になります。
注意 : |
変数の構造では、変数は作成されません。変数は実行時に、ステージ内にある割り当てアクションの対象として作成されます。 |
Oracle Service Bus には事前定義されたメッセージ コンテキスト変数 (attachments
、body
、header
、outbound
、および inbound
) があり、その内容を変数の構造として表示できます。ユーザが独自に変数の構造を定義することもできます。
詳細については、以下を参照してください。
ワークスペース
ページの右側は、XQuery 式、XQuery 条件、または XPath を作成するためのワークスペースになっています。ワークスペースはそれぞれのエディタによって異なります。
プロパティ インスペクタ
[プロパティ インスペクタ] は、3 種類のエディタのすべてで、ページの右下隅に表示されます。パレットの 1 つからアイテムを式に追加するために選択すると、選択したアイテムがプロパティ インスペクタに表示されます。表示されたアイテムは、ワークスペースに貼り付けることができます。「エディタ ワークスペースのテキスト フィールドでの式の構築」を参照してください。
エディタ ワークスペースのテキスト フィールドでの式の構築
[XQuery 式エディタ]、[XQuery 条件エディタ]、および [XPath 式エディタ] のすべてにテキスト フィールドがあり、このフィールドに項目を直接入力するか、または、パレットから貼り付けることで、式を構築できます。
始める前に
以下の手順は、「インライン XQuery および XPath 式の作成と編集」の説明に従って、[XQuery 式エディタ]、[XQuery 条件エディタ]、または [XPath 式エディタ] で式を作成または編集していることを前提としています。
テキスト フィールドで式を構築するには
テキスト フィールドを含むパネルを表示します。エディタに応じて、以下のいずれかを実行します。
まだ選択していない場合は、[XQuery 式エディタ] で、(作業領域のボタン バーの下にある) [XQuery テキスト] を選択します。
まだ選択していない場合は、[XQuery 条件エディタ] で、(作業領域のボタン バーの下にある) [テキスト] を選択します。
[XPath 式エディタ] では、その他のツールを選択するオプションがないため、何も選択する必要はありません。
必要に応じて、式または式の断片を、フィールドに入力または貼り付けます。この方法で完全な式が作成できた場合は、以下の手順 7 に進みます。それ以外の場合は、次の手順に進みます。
式に追加する項目を含むパレットを選択して、以下の表 20-1 の説明に従って、追加する項目を見つけ出します。
表 20-1 パレット
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デフォルトの Oracle Service Bus ネームスペース、変数ネームスペース、およびユーザ定義のネームスペースを一覧表示します。定義されている場合は、ネームスペースの略語が一覧表示されます。
リストをスクロールして、目的のネームスペースを見つけ出します。
ネームスペースを定義することもできます。「 インライン式で使用するネームスペースの作成」を参照してください。
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標準の XQuery 関数のセットが含まれています。アルファベット順にタイプごとに整理されています。
Service Bus 関数
アクセサ
エラー関数
XML 関数
コンストラクタ
数値
文字列
URI
ブール値
期間、日付、および時刻
QNames
ノード
シーケンス
コンテキスト関数
アルファベット順
プラス記号 (+) またはマイナス記号 (-) をクリックして、ツリー内のノードを展開するか、または折りたたみます。
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変数とそれらのコンテンツがツリー形式で表示されるため、視覚的に確認できます。
パレットの上部にあるドロップダウン リストから構造の名前を選択します。リストには、[組み込み] メッセージ コンテキスト変数 (attachments 、body 、header 、outbound 、inbound ) と、型ごと ([XML 型]、[サービス インタフェース]、[単純型]) に整理されたユーザ定義の構造が一覧表示されます。
プラス記号 (+) またはマイナス記号 (-) をクリックして、ツリー内のノードを展開するか、または折りたたみます。
独自の変数の構造を定義することもできます。「 XQuery エディタによる変数の構造の作成」を参照してください。
変数の構造では、変数は作成されません。変数は実行時に、ステージ内にある割り当てアクションの対象として作成されます。
変数の構造のツリーから項目をテキスト フィールドに挿入すると、パスを記述する XPath 式として挿入されます。
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以下の表 20-2 に示されている方法のいずれかを使用して、目的の項目をテキスト フィールドに貼り付けます。
表 20-2 エディタのテキスト フィールドに項目を貼り付ける方法
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標準のマウスまたはキーボードでの、ネームスペースの選択、コピー、および貼り付けを使用します。以下に例を示します。
文字列上でマウス ポインタをドラッグして、ネームスペースの文字列全体 (または、存在する場合は、その略語) を選択します。
〔Ctrl〕+〔C〕を押します。
テキスト フィールドの、ネームスペースを挿入する場所をクリックします。
〔Ctrl〕+〔V〕を押して、文字列を貼り付けます。
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[ XQuery 関数] パレットまたは [ 変数の構造] パレット
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項目をパレットからテキスト フィールドにドラッグします。
注意 : |
パレットから作業領域へのドラッグは、 Internet Explorer でのみサポートされています。 |
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[ XQuery 関数] パレットまたは [ 変数の構造] パレット
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パレットの項目をクリックします。[プロパティ インスペクタ] ペインに項目が表示されます。
関数は、提供する必要がある値のプレースホルダと共に表示されます。
変数とそれらの属性は、XPath 式として表示されます。
テキスト フィールドの、項目を挿入する場所をクリックします。
[プロパティのコピー] をクリックして、テキスト フィールド内の選択した場所に項目を貼り付けます。
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[ XQuery 関数] パレットまたは [ 変数の構造] パレット
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パレットの項目をクリックします。[プロパティ インスペクタ] ペインに項目が表示されます。
標準のキーボードまたはマウスのアクションを使用して、[プロパティ インスペクタ] で項目を選択およびコピーします。
標準のキーボードまたはマウスのアクションを使用して、テキスト フィールド内の場所を選択して、項目をテキスト フィールドに貼り付けます。
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引き続き、関数のドラッグ アンド コピーを行って、目的の式を構築します。
必要に応じて、テキスト フィールドで式を編集します。
(オプション) 以下のいずれか、または両方を実行します。
[検証] をクリックする。式が正しく検証された場合は、メッセージが表示される。
式をテストするには、[テスト] をクリックします。「XQuery テストの実行」を参照してください。
[保存] をクリックして、エディタを閉じ、式をアクションに挿入します。
完了した後に
「メッセージ フローでのアクションの追加と編集」の説明に従って、アクションのコンフィグレーションを続行します。
インライン式で使用するネームスペースの作成
[ネームスペース定義] パレットには、デフォルトのネームスペースのリストが含まれています。新しいネームスペースを定義することもできます。
始める前に
以下の手順は、「インライン XQuery および XPath 式の作成と編集」の説明に従って、[XQuery 式エディタ]、[XQuery 条件エディタ]、または [XPath 式エディタ] で式を作成または編集していることを前提としています。
ネームスペースを作成してインライン式で使用するには
[ネームスペース定義] を選択します。[ネームスペース定義] パレットには、デフォルトのネームスペースのリストと、存在する場合は、変数ネームスペースおよびユーザ定義済みのネームスペースのリストが含まれています。
ユーザのネームスペースを定義および追加するには
[ネームスペースの追加] をクリックします。
[プレフィックス] フィールドに、ネームスペースのユニークな識別子を入力します。同じプレフィックスを複数回使用することはできません。
[URI] フィールドに、このネームスペースの URL を http://url/.../
の形式で入力するか、または URN を uddi:server:
の形式で入力します。
[追加] をクリックして、[ユーザ定義済みネームスペース] にネームスペースを追加します。
「インライン XQuery および XPath 式の作成と編集」の説明に従って、ユーザ定義済みネームスペースをコピーして、XQuery 式、XQuery 条件、または XPath に貼り付けます。
完了した後に
「インライン XQuery および XPath 式の作成と編集」の説明に従って続行します。
XQuery エディタによる変数の構造の作成
XQuery エディタおよび XPath エディタの [変数の構造] パレットには、変数のコンテンツが図で表示されます。これには、デフォルトで、組み込みのメッセージ コンテキスト変数 attachments
、body
、header
、outbound
、および inbound
が含まれています。
変数の構造のマッピングでは、各エントリはラベルを持ち、変数または変数パスを 1 つまたは複数の構造にマップします。これらのマッピングのスコープは、ステージまたはルート ノードです。
以下に基づいて、独自の変数の構造を宣言することもできます。
XML の型、以下を含みます。
スキーマ要素
WSDL 要素
スキーマの型
WSDL の型
MFL
サービス インタフェース
単純な型 (文字列または任意の XML)
この機能は、すべてのユーザ定義変数と $inbound
、$outbound
、および $fault
に対して直接使用できます。ただし、この機能を使用して $attachments
の XML 添付ファイル、$header
のヘッダ、または $body
のドキュメントと RPC パラメータに直接アクセスすることはできません。例外として、WSDL プロキシ サービスによって受信された要求メッセージの $body
のドキュメントとパラメータには直接アクセスできます。
始める前に
以下の手順は、「インライン XQuery および XPath 式の作成と編集」の説明に従って、[XQuery 式エディタ]、[XQuery 条件エディタ]、または [XPath 式エディタ] で式を作成または編集していることを前提としています。
変数の構造を作成するには
[変数の構造] をクリックします。
[変数の構造] パレットで、[新しい構造の追加] をクリックします。
続けて、以下の表 20-3 に示す作業のいずれかを行います。
表 20-3 新しい変数の構造の作成
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変数を XML スキーマの型にマップする変数の構造の作成
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まだ選択していない場合は、[変数の構造] パレットの上部にある [XML の種類] を選択する。
[構造ラベル] フィールドに、作成する変数の表示名を入力する。この表示名を使用すると、実行時には影響を及ぼさず設計時に構造を認識できるように、構造に意味のある名前を付けることができます。
[構造パス] フィールドに、実行時の変数の構造のパスを入力する。このパスは、$ で始まる必要がある。
[種類] フィールドで、該当するラジオ ボタンを選択してから、[スキーマの種類] を選択する。
[参照] をクリックします。[XML スキーマ ブラウザ] が表示されます。リストから XML スキーマを選択し、定義ペインから XML スキーマの型を選択して、[送信] をクリックする。
[追加] をクリックして変数の構造を作成する。
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変数を WSDL の型にマップする変数の構造の作成
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まだ選択していない場合は、[変数の構造] パレットの上部にある [XML の種類] を選択する。
[構造ラベル] フィールドに、作成する変数の表示名を入力する。この表示名を使用すると、実行時には影響を及ぼさず設計時に構造を認識できるように、構造に意味のある名前を付けることができます。
[構造パス] フィールドに、実行時の変数の構造のパスを入力する。
[種類] フィールドで、該当するラジオ ボタンを選択してから、[WSDL の種類] を選択する。
[参照] をクリックします。[WSDL ブラウザ] が表示されます。WSDL のリストから WSDL を選択し、定義ペインから WSDL の型を選択して、[送信] をクリックする。
[追加] をクリックして変数の構造を作成する。
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変数を XML スキーマ要素にマップする変数の構造の作成
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まだ選択していない場合は、[変数の構造] パレットの上部にある [XML の種類] を選択する。
[構造ラベル] フィールドに、作成する変数の表示名を入力する。この表示名を使用すると、実行時には影響を及ぼさず設計時に構造を認識できるように、構造に意味のある名前を付けることができます。
[構造パス] フィールドに、実行時の変数の構造のパスを入力する。
[種類] フィールドで、該当するラジオ ボタンを選択してから、[スキーマ要素] を選択する。
[参照] をクリックします。[XML スキーマ ブラウザ] が表示されます。リストから XML スキーマを選択し、定義ペインから XML スキーマの型を選択して、[送信] をクリックする。
[追加] をクリックして変数の構造を作成する。
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変数を WSDL 要素にマップする変数の構造の作成
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まだ選択していない場合は、[変数の構造] パレットの上部にある [XML の種類] を選択する。
[構造ラベル] フィールドに、作成する変数の表示名を入力する。この表示名を使用すると、実行時には影響を及ぼさず設計時に構造を認識できるように、構造に意味のある名前を付けることができます。
[構造パス] フィールドに、実行時の変数の構造のパスを入力する。
[種類] フィールドで、該当するラジオ ボタンを選択してから、[WSDL 要素] を選択する。
[参照] をクリックします。[WSDL ブラウザ] が表示されます。WSDL のリストから WSDL を選択し、定義ペインから WSDL 要素を選択して、[送信] をクリックする。
[追加] をクリックして変数の構造を作成する。
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まだ選択していない場合は、[変数の構造] パレットの上部にある [XML の種類] を選択する。
[構造ラベル] フィールドに、作成する変数の表示名を入力する。この表示名を使用すると、実行時には影響を及ぼさず設計時に構造を認識できるように、構造に意味のある名前を付けることができます。
[構造パス] フィールドに、実行時の変数の構造のパスを入力する。
[種類] フィールドで、作成する変数の型を選択する。
XML スキーマ要素または WSDL 要素の変数を作成するには、このオプションに関連付けられているラジオ ボタンを選択し、[スキーマ要素] または [WSDL 要素] を選択する。
MFL 変数を作成するには、このオプションに関連付けられているラジオ ボタンを選択し、[MFL] を選択する。
XML スキーマ、WSDL、または MFL については、[参照] をクリックし、ブラウザに表示されるリストからオブジェクトを選択して、[送信] をクリックする。たとえば、MFL のリストで MFL を選択し、[送信] をクリックする。
作成する構造の子として要素を設定するために、[子として設定] チェックボックスを選択する。
[追加] をクリックして変数の構造を作成する。
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まだ選択していない場合は、[変数の構造] パレットの上部にある [XML の種類] を選択する。
[構造ラベル] フィールドに、作成する変数の表示名を入力する。この表示名を使用すると、実行時には影響を及ぼさず設計時に構造を認識できるように、構造に意味のある名前を付けることができます。
[構造パス] フィールドに、実行時の変数の構造のパスを入力する。
[種類] フィールドで、該当するラジオ ボタンを選択してから、[参照] をクリックする。MFL ブラウザが表示される。
MFL のリストから MFL を選択し、[送信] をクリックする。
[追加] をクリックして変数の構造を作成する。
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[変数の構造] の上部で、[サービス インタフェース] を選択する。
[構造ラベル] フィールドに、作成する変数の表示名を入力する。この表示名を使用すると、実行時には影響を及ぼさず設計時に構造を認識できるように、構造に意味のある名前を付けることができます。
[構造パス] フィールドには、デフォルトがすでに [$body] と設定されている。このフィールドは変更できない。
[WSDL ベースのサービス] フィールドで [サービス ブラウザ] アイコンをクリックし、サービス ブラウザに表示されるサービスのリストでサービスを選択して、[送信] をクリックする。
選択したサービスは、[WSDL ベースのサービス] フィールドに表示される。
[操作] フィールドで、操作を選択するか、または操作を含めない場合は [なし] を選択する。
[追加] をクリックして変数を作成する。
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[変数の構造] の上部で、[単純な型] を選択する。
[構造ラベル] フィールドに、作成する変数の表示名を入力する。この表示名を使用すると、実行時には影響を及ぼさず設計時に構造を認識できるように、構造に意味のある名前を付けることができます。
[構造名] フィールドに、作成する変数の構造の名前を入力する。
[種類] フィールドで、[文字列] または [任意の XML] を選択する。
[追加] をクリックして変数を作成する。
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完了した後に
「インライン XQuery および XPath 式の作成と編集」の説明に従って続行します。
外部 XQuery リソースのインライン XQuery へのバインディング
XQuery リソースをインライン XQuery 式にバインドして、アクションの一部としてインラインで実行できます。
始める前に
以下の手順は、「インライン XQuery および XPath 式の作成と編集」の説明に従って、[XQuery 式エディタ]、[XQuery 条件エディタ]、または [XPath 式エディタ] で式を作成または編集していることを前提としています。
XQuery リソースをインライン式にバインドするには
[変数の構造] をクリックします。
ワークスペース (ボタン バーの下にある) で、[XQuery リソース] をクリックします。
[1. 実行する XQuery リソースを選択します] ボックスで、[参照] をクリックします。
XQuery Browser で、使用する XQuery に関連付けられているラジオ ボタンを選択し、[送信] をクリックします。
[2. 変数のバインド] ボックスで、トランスフォーメーション用の入力パラメータを定義します。[変数名] の下にリストされている各変数に対して、これにマッピングされる XQuery 式を入力します。マッピングはパラメータごとに定義する必要があります。たとえば、XQuery トランスフォーメーションに one および two という入力パラメータがある場合、[変数名] フィールドには、[one] および [two] という 2 つのラベルが表示されます。各ラベルに、XQuery 式が入力されるテキスト ボックスが 1 つ表示されます。
次の XQuery 式は、このフィールドの有効な入力例です。
$body/*[1]
$body/po:PurchaseOrder
注意 : |
次の変数名はこのフィールドでは無効な入力となり、例外が発生します。
body |
完了した後は、次のいずれかの操作に進みます。
[検証] をクリックする。式が正しく検証された場合は、メッセージが表示される。
[テスト] をクリックする。「XQuery テストの実行」を参照してください。
変更を保存するか、または破棄します。
外部 XSLT リソースのインライン XQuery へのバインディング
[XQuery 式エディタ] ページでは、実行用 XSLT リソースを選択できます。このエディタの詳細については、「インライン XQuery および XPath 式の作成と編集」を参照してください。
実行用 XSLT リソースを選択するには
[XSLT リソース] オプションを選択します。
[実行する XSLT リソースを選択します] フィールドで、XSLT ブラウザ アイコンをクリックします。
XSLT ブラウザで、実行する XSLT に関連付けられているラジオ ボタンを選択し、[送信] をクリックします。
[変数のバインド] フィールドの下に、ラベルとそれに対応するテキスト ボックスがトランスフォーメーションの入力パラメータごとに表示されます。各ラベルはパラメータ名に相当し、各テキスト ボックスはそのパラメータにマッピングされる XQuery 式を定義するためのものです。マッピングはパラメータごとに定義する必要があります。たとえば、XSL トランスフォーメーションに one および two という入力パラメータがある場合、[変数マッピング] フィールドには、[one] および [two] というラベルと、ラベルごとに XQuery 式を入力するテキスト ボックスが表示されます。入力変数のマッピングの他に、トランスフォーメーションの入力ドキュメントの XQuery 式を指定する必要もあります。このマッピングは、[入力ドキュメント] というラベルが付いたテキスト ボックスで指定します。
次の XQuery 式は、このフィールドの有効な入力例です。
$body/*[1]
$body/po:PurchaseOrder
注意 : |
次の変数名はこのフィールドでは無効な入力となり、例外が発生します。
body |
以下の任意の作業を続行します。
動的 XQuery 式のインライン XQuery へのバインディング
[XQuery 式エディタ] ページでは、あらかじめ登録した XQuery リソースの名前を実行時に評価する動的 XQuery 式を指定できます。このエディタの詳細については、「インライン XQuery および XPath 式の作成と編集」を参照してください。
動的 XQuery 式を定義するには
[動的 XQuery] オプションを選択します。
[XQuery リソースの式の入力] 領域に、あらかじめ登録した XQuery リソースの名前を実行時に評価する XQuery 式を入力します。
XQuery リソース (リソースの完全な名前を表す) の構文は次のとおりです。
Project/folder1/folder2/XQueryResourceName
[カスタム変数の XQuery テンプレートを使用したバインド変数] 領域に、トランスフォーメーションの入力パラメータを定義します。
完了した後は、次のいずれかの操作に進みます。
[検証] をクリックする。式が正しく検証された場合は、メッセージが表示される。
[テスト] をクリックする。「XQuery テストの実行」を参照してください。
変更を保存するか、または破棄します。
[ビルダ] オプションを使用した XQuery 比較式の入力
始める前に
以下の手順は、「インライン XQuery および XPath 式の作成と編集」の説明に従って、[XQuery 条件エディタ] で XQuery 条件式を作成または編集していることを前提としています。
XQuery 比較式を入力するには
まだ選択していない場合は、[XQuery 条件エディタ] で、(作業領域のボタン バーの下にある) [ビルダ] を選択します。オプション。
まだ選択していない場合は、[式ビルダ] ボックスで、[比較式] を選択します。
[オペランド] フィールドに、コンテキスト変数、ネームスペース定義、または XQuery 関数を入力します。
オペランドを構築する場合、[XQuery 関数] パレットから XQuery 関数を、[ネームスペース定義] パレットからネームスペースを貼り付けることができます。「エディタ ワークスペースのテキスト フィールドでの式の構築」の手順 3 および手順 4 を参照してください。
[演算子] リストから比較演算子を選択します。
[値] フィールドに、テキストまたはコンテキスト変数を入力します。
テキストは引用符で囲む必要があります。たとえば、"true"
は有効ですが、true
は無効です。
[追加] をクリックします。入力したテキストが [式] ペインに表示されます。
追加の条件を構築する際は、手順 3 - 6 を繰り返します。各条件は、条件リストの最後に追加されます。
複数の条件を使用する場合は、以下の点を考慮してください。
追加の式を作成する場合は、[組み合わせ] フィールドで必ず [AND] または [OR] オプションを選択してください。
条件を選択し、
[上へ] 矢印および
[下へ] 矢印をクリックして、条件のリスト内を上下に移動できます。
[編集] アイコンをクリックして条件を更新したり、
[削除] アイコンをクリックして条件を削除したりすることもできます。
条件の全体定義では、単項式と比較式を混ぜることもできます。
(オプション) 以下のいずれか、または両方を実行します。
[検証] をクリックする。式が正しく検証された場合は、メッセージが表示される。
式をテストするには、[テスト] をクリックします。「XQuery テストの実行」を参照してください。
[保存] をクリックして、エディタを閉じ、式をアクションに挿入します。
完了した後に
「メッセージ フローでのアクションの追加と編集」の説明に従って、アクションのコンフィグレーションを続行します。
[ビルダ] オプションを使用した単項式の入力
始める前に
以下の手順は、「インライン XQuery および XPath 式の作成と編集」の説明に従って、[XQuery 条件エディタ] で XQuery 条件式を作成または編集していることを前提としています。
XQuery 比較式を入力するには
完了した後に
「メッセージ フローでのアクションの追加と編集」の説明に従って、アクションのコンフィグレーションを続行します。