Oracle WebLogic Server Process Edition は、既存のリソースを効果的にサービス化してプロセス駆動型開発により複合サービスを作成し、これらの複合サービスを拡張して他のアプリケーションや技術と対話できるようにするために必要な技術とツールを提供します。これらのフェーズごとに、プロジェクト レベルとエンタープライズ レベルの両方のアーキテクチャにとって効果的な、明確で予測可能な手順を使用することができます。
以下の節では、Oracle WebLogic Server Process Edition の主要な機能、Oracle WebLogic Server Process Edition ライセンスを購入すると使用できる WebLogic オプションの詳細、Oracle WebLogic Server Process Edition の概要について説明します。
Oracle WebLogic Server Process Edition をインストールするための個別の手順はありません。機能を使用できるかどうかは、購入したライセンスと WebLogic 製品のコンポーネントによって決まります。
Oracle WebLogic Server、Oracle Workshop for WebLogic、および Oracle WebLogic Integration (Oracle WebLogic Server Process Edition の機能が依存するコンポーネント) をインストールすると、インストールされたコンポーネントの完全な開発フレームワークを有効にする開発ライセンスもインストールされます。
Oracle WebLogic Server Process Edition の機能を有効にするには、WebLogic Server Process Edition ライセンスを購入する必要があります。
開発環境では、Oracle WorkSpace Studio IDE で使用できる機能は、次の要素によって決まります。
インストールされている Oracle WebLogic コンポーネント
サーバを実行しているドメインのタイプ
Oracle WebLogic Integration をインストールして Oracle WebLogic Integration ドメインで実行した場合、Oracle WorkSpace Studio IDE では、Oracle WebLogic Server Process Edition によってサポートされているコントロールやその他の機能だけではなく、Oracle WebLogic Server Process Edition 製品ライセンスではサポートされていない Oracle WebLogic Integration の機能にもアクセスできます。サポートされていない機能の使用を回避するために、次の節で説明する機能のみを使用することで、開発環境を制限する必要があります。
モード
Oracle WebLogic Server Process Edition 製品ライセンスは、実行時に有効になります。ただし、前の節で説明したように、開発環境の中でデフォルトで使用できる機能は、Oracle WebLogic Server Process Edition 製品ライセンスによってサポートされている機能のスーパーセットです。使用できる機能と製品ライセンスによってサポートされている機能を一致させるために、Oracle WorkSpace Studio で Oracle WebLogic Server Process Edition の操作モードがサポートされるようになりました。
Oracle WebLogic Server Process Edition モードを設定するには、次の手順に従います。
Oracle WorkSpace Studio の起動後に、[ウィンドウ|設定] を選択してモードを設定します。
次の図に示すように [設定] ダイアログ ボックスが表示されます。
[Weblogic Integration] をクリックし、[Set Weblogic Process Edition Mode] チェック ボックスを選択します。
[適用] をクリックします。
[OK] をクリックします。
WebLogic Server Process Edition プロダクション環境用のアプリケーションを開発する場合は、実行時のライセンスではサポートされないアプリケーションを構築してしまうことがないように、アプリケーションを構築する前に Oracle WorkSpace Studio で WebLogic Server Process Edition モードを選択する必要があります。この変更を行うと、新しい操作モードが環境設定として保存されます。
注意 :
サポートされていないコントロールを持つ 8.x または 9.x アプリケーションをアップグレードしようとしても、Oracle WebLogic Server Process Edition モードに関係なく、アップグレード プロセス中 IDE には何のエラーも表示されません。しかし、アプリケーションのデプロイが失敗します。
注意 :
Process Edition モードに切り替える前に、サポートされていないコントロールが作成された場合、IDE では引き続きそれらのコントロールが有効になりますが、アプリケーションは実行時に失敗します。