ビジネス プロセス構築ガイド
ビジネス プロセス構築ガイド
Oracle WebLogic Integration のビジネス プロセス管理 (BPM) 機能を使用すると、社外のトレーディング パートナ間で情報を調整して交換するだけでなく、多様なアプリケーションやユーザを統合することができます。ビジネス プロセスを使用すると、ビジネス ロジックの実行と、バックエンド システム、ユーザ、およびトレーディング パートナ (システムおよびユーザ) 間の疎結合型のビジネス ドキュメント交換を調整できます。
このガイドでは、ビジネス プロセスをグラフィカルに作成できる Oracle Workshop for WebLogic のツールを紹介します。これにより、開発時の実装詳細にではなく、アプリケーション ロジックに焦点を合わせることができます。
ビジネス プロセスの設計では、まず最初に、プロジェクトのビジネス要件を満たすビジネス プロセスをグラフィカルに表現します。ビジネス プロセスのコンポーネント ノードのグラフィックを作成するには、[ノード パレット] ペインからコンポーネントをドラッグし、デザイン ビュー ペインにドロップします。プログラムの制御は、それらのノード (またはシェイプ) とノード間の連結によって視覚的に表されます。実質的には、ビジネス プロセス、およびそのプロセスが行うクライアントやリソース (データベース、JMS キュー、ファイル システムなどのコンポーネント) との対話のグラフィカルな表現を作成します。
この節に含まれるトピック
Oracle Workshop for WebLogic の起動方法を説明するとともに、Oracle Workshop for WebLogic でビジネス プロセス プロジェクトを作成するためのステップバイステップの説明を提供します。ビジネス プロセス アプリケーション (具体的には、これらのコンポーネントに名前を付けます) を構築する際に作成するハイレベルなコンポーネントのいくつかについて、完成したアプリケーションでどのように表れるかを説明します。
ビジネス プロセスを開始するトリガの設計方法について説明します。イベント選択ノード経由により、クライアントからのリクエストの受信、ビジネス プロセスをサブスクライブしているメッセージ ブローカ チャネルからのメッセージの受信、または前出のメッセージ タイプのいずれかの受信をきっかけとして、ビジネス プロセスを開始するように設計できます。
クライアント アプリケーションとのやり取りを処理するビジネス プロセスにノードを作成するためのステップバイステップの説明を提供します。ビジネス プロセスはクライアントからメッセージを受信して、クライアントへメッセージを送信できる必要があります。
データベース、EJB、Web サービスなどの外部リソースとの対話を管理するノードをビジネス プロセスに作成する方法について説明します。Oracle Workshop for WebLogic コントロールは、ビジネス プロセスとこのような外部リソースとのインタフェースを表します。
クライアントやコントロールから複数のイベントを受信するためにビジネス プロセスが待機するノードの作成方法について説明します。イベント選択ノードは複数イベントの受信を処理します。また、イベント選択ノードは、「クライアント応答」または「コントロール受信」あるいは両方を含みます。
タスクを並行して実行するビジネス プロセスの設計方法について説明します。
分岐ノードと関連する条件をビジネス プロセスで設計する方法について説明します。分岐ノードは、1 つまたは複数の条件の評価に基づいて、1 つだけの実行パスを選択するために使用されます。
切り替えノードを使用して、Java のようなケース文を設計する方法について説明します。切り替えノードは、条件ノードで指定された式の評価に基づいて実行パスを選択する場合に使用されます。切り替えノードは、1 つの条件ノード、1 つまたは複数のケース パス、および 1 つのデフォルト パスで構成されます。
Java コードでカスタマイズできる実行ノードについて説明します。
指定した条件が true の間、ループに含まれたアクティビティが繰り返し実行されるビジネス プロセスのロジックを設計する方法について説明します。
ビジネス プロセスで For Each ノードを設計する方法について説明します。すなわち、アクティビティのセットをリスト内の項目ごとに 1 回ずつ繰り返し実行するビジネス プロセスのロジック作成できます。
ビジネス プロセスの最終ノードを設計する方法について説明します。
ビジネス プロセスのノードをグループ化する方法について説明します。グループには、例外、メッセージ、タイムアウト パスなどのプロパティを指定できます。
グローバル例外ハンドラ、ブロックまたはノードのグループ上の例外ハンドラ、個別のノードの例外ハンドラなどの例外ハンドラ、および未処理の例外について説明します。
特定のメッセージをクライアントまたはリソースから (コントロールを介して) 受信した後で、メッセージ パスを使用して、ノードまたはノードのグループへのパラレル パスにあるプロセス ノードを実行する方法について説明します。メッセージ パスは、個々のノード、ノードのグループ、またはプロセス (グローバル) と関連付けることができます。
特定の時間が経過した後で、タイムアウト パスを使用して、ノードまたはノードのグループへのパラレル パスにあるプロセス ノードを実行する方法について説明します。タイムアウト パスは、個々のノード、ノードのグループ、またはプロセス (グローバル) と関連付けることができます。
テスト ブラウザ ツールを使用して、ビジネス プロセスをコンパイルし、テストする方法について説明します。
ビジネス プロセス アプリケーションでサポートされるデータ タイプ、およびビジネス プロセス変数の作成方法について説明します。
Oracle Workshop for WebLogic のバージョニング機能を使用して、現在実行中のプロセスのインスタンスを中断せずに、ビジネス プロセスに変更を加える方法について説明します。
スキーマの検証に使用できるさまざまな方法について説明します。
ステートレス ビジネス プロセスとステートフル ビジネス プロセスを構築する上での違いについて説明します。
同期ビジネス プロセスと非同期ビジネス プロセスを構築する上での違いについて説明します。また、同期クライアントを、リソースとの非同期での対話を含むビジネス プロセスと対話できるようにするための情報も含まれています。
黙示的および明示的なトランザクション境界の規則を示し、明示的なトランザクション境界を作成する方法について説明します。
グラフィカル設計環境でのビジネス プロセス設計を踏まえて、Oracle Workshop for WebLogic がビジネス プロセス ファイル (Process.java ファイル) に記述するソース コードについて説明します。
Oracle Workshop for WebLogic の ebXML 参加者ビジネス プロセスの構築に使用できるテンプレートについて説明します。
Oracle Workshop for WebLogic で RosettaNet 参加者ビジネス プロセス ファイルを使用して、RosettaNet 会話のパブリック参加者ビジネス プロセスを構築する方法について説明します。
反復的開発モードで作業し、アプリケーションを EAR フォーマットでデプロイする方法について説明します。
ビジネス プロセスの機能をクライアントにエクスポーズする方法について説明します。たとえば、WSDL ファイル、プロセス コントロール、サービス ブローカ コントロール、JPD プロキシなどを使用してエクスポーズできます。
関連トピック
Oracle Workshop for WebLogic ユーザーズ ガイド