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WebLogic Platform 8.1 管理入門

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管理入門

このドキュメントでは、初めて WebLogic Platform を使用する方のために WebLogic Platform 8.1 環境を管理するジョブについて説明します。特に、WebLogic Platform アプリケーションの設定、運用、および管理に必要な基本的なタスクとツールの概要について説明します。また、WebLogic Platform の管理に関する他の情報ソースへのリンクも記載しています。

ここでは、次のトピックについて説明しています。

 


WebLogic Platform 管理の概要

WebLogic Platform には、アプリケーション環境を管理するための総合的なツールが用意されています。この節では、アプリケーション環境における WebLogic Server ドメインの管理機能、管理者のロールと責任、管理タスクおよびツールの概要について説明します。

WebLogic Platform アプリケーション環境

BEA WebLogic Platform は、WebLogic Server、WebLogic JRockit、WebLogic Workshop、WebLogic Portal、および WebLogic Integration の 5 つのコンポーネント製品で構成されます。これらのコンポーネントはアプリケーションでの必要性に応じて単独で使用することも、組み合わせて使用することもできます。

WebLogic Platform アプリケーション環境におけるこれらのコンポーネント製品の構成を次の図に示します。

図 1 WebLogic Platform アプリケーション環境

WebLogic Platform アプリケーション環境


 

WebLogic Server は WebLogic Platform の基盤であり、Web サーバ機能、ビジネス コンポーネント、バックエンド エンタープライズ システムへのアクセスなどのアプリケーション サービスをホストします。WebLogic Workshop、WebLogic Portal、WebLogic Integration の各コンポーネント、およびこれらのコンポーネントで作成されたアプリケーションはすべて、WebLogic Server の実行時環境で動作します。

WebLogic Server ドメイン - 管理の基本単位

WebLogic Platform アプリケーションを開発して実行する前に、まず WebLogic Server ドメインを作成しておく必要があります。ドメインは、WebLogic Platform アプリケーションを管理する基本単位です。

図 2 WebLogic Server ドメイン

WebLogic Server ドメイン


 

上の図に示したように、ドメインの基本的なインフラストラクチャは、1 つの管理サーバと任意の管理対象サーバおよびクラスタで構成されます。ドメインは、1 つの WebLogic Server のインスタンスだけでも作成できます。その場合は、1 つのサーバで管理サーバと管理対象サーバの両方の機能が実行されます。

ドメインのコンポーネントについて、次の表で説明します。

表 1 ドメインのインフラストラクチャ コンポーネント 

機能

説明

管理サーバ

ドメインには必ず、管理サーバとしてコンフィグレーションされた 1 つの WebLogic Server インスタンスがある。管理サーバは、ドメインを管理し、WebLogic Server の管理ツールへのアクセスを提供する中枢として機能する。

管理対象サーバ

ドメイン内にある他のすべての WebLogic Server インスタンスは、管理対象サーバと呼ばれる。管理対象サーバは、アプリケーション コンポーネントおよびリソースをホストする。これらもまた、ドメインの一部としてデプロイおよび管理される。

クラスタ

ドメインに、WebLogic Server クラスタが含まれている場合もある。WebLogic Server クラスタとは、アプリケーションにスケーラビリティと高可用性を提供するために共に動作する WebLogic Server インスタンスのグループである。クラスタはパフォーマンスを向上させると共に、サーバ インスタンスが使用できなくなった場合にフェイルオーバを提供できる。


 

WebLogic Server ドメインの詳細については、次の URL にある『WebLogic Server のコンフィグレーションと管理』の「WebLogic Server ドメインの概要」を参照してください。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs81/adminguide/overview_domain.html

WebLogic Platform 管理者のロールと責任

次の表に WebLogic Platform 管理者のロールと責任の概要を定義します。

注意 : 責任のカテゴリは重複する場合もあります。

表 2 WebLogic Platform 管理者のロールと責任 

管理者

ロールと責任の範囲

WebLogic Server 管理者

WebLogic Server と J2EE のアプリケーションおよびリソース。

ポータル管理者

ポータル コンテンツ、ポータル ユーザ、および既存のポータル リソースを使用してポータルを構築するジョブ。

Integration 管理者

Integration アプリケーションおよびリソース。

システム管理者

ハードウェアおよびソフトウェア リソース。責任にはセキュリティ コンフィグレーションのモニタ、ユーザ名とパスワードの割り当ての管理、ディスク領域などのリソースの使用のモニタ、バックアップの実行、および新しいハードウェアとソフトウェアの設定などのタスクが含まれることもある。

アプリケーション管理者

アプリケーション固有のリソース。

データベース管理者

データベース固有のリソース。


 

WebLogic Platform では管理者を柔軟に定義できます。たとえば、階層を作成し、管理者別に各種のドメインのコンポーネントや機能へのアクセス権を割り当てることができます。また、管理タスクを他のユーザに委託できる管理者を作成することもできます。詳細については、「管理者の定義」を参照してください。

WebLogic Platform の管理タスクおよびツール

WebLogic Platform には、アプリケーション環境を管理するための総合的なツールが用意されています。管理者は付与されている権限のタイプに応じて、さまざまな管理タスクを実行できます。これらのタスクを次の表で説明します。

表 3 WebLogic Platform の管理タスクおよびツール 

タスクの目的

説明

WebLogic ドメインの作成

ドメインを作成する。WebLogic Server に依存しないで動作するスタンドアロン Java アプリケーションであるコンフィグレーション ウィザードを使用すると、ドメインを素早く簡単に作成できる。

WebLogic Platform アプリケーションのコンフィグレーション、管理、モニタ

WebLogic Platform アプリケーション環境を設定し、管理する。このタスクには、以下に示す WebLogic Platform の 4 つの管理コンソールを使用する。これらのコンソールはすべて、アプリケーション環境の機能を管理するために使用する Web ブラウザベースのグラフィカル ユーザ インタフェースである。

  • WebLogic Server ドメイン用の WebLogic Server Administration Console

  • WebLogic Portal アプリケーション用の WebLogic Administration Portal

  • WebLogic Integration アプリケーション用の WebLogic Integration Administration Console

  • WebLogic JRockit JVM のインスタンスを実行する WebLogic JRockit Management Console

管理者の定義

WebLogic Platform 管理ツールを使用してユーザを管理者グループに追加することで、アプリケーションの管理者を定義する。

データベース リソースの管理

データベース管理システム (Database Management System : DBMS) での必要性に応じて、接続プールやデータ ソースなどの WebLogic JDBC コンポーネントを管理する。

ログ ファイルへのアクセス

実行時アプリケーションをモニタすると共に、WebLogic Platform のツールを使用してエラーの発生箇所を突き止める。

管理タスクの自動化

管理者が手動で行う作業の一部をスクリプトとして作成する。

開発環境からプロダクション環境へのドメインの移行

開発環境からプロダクション環境にドメインを移行する (開発の完了後)。


 

これらのタスクの詳細について、以下の節で説明します。

注意 : 以下の節で説明する WebLogic Platform 管理タスクおよびツール以外に、BEA では他のエンタープライズ管理ソリューションを提供するスター パートナ プログラムをサポートしています。詳細については、次の URL にある「BEA PartnerNet」(英語版) を参照してください。

http://partnernet.bea.com/

 


WebLogic ドメインの作成

WebLogic Platform アプリケーションを開発して実行する前に、まずドメインを作成しておく必要があります。ドメインは WebLogic Platform アプリケーションを管理する基本単位です。次の図に示すコンフィグレーション ウィザードを使用すると、ドメインを簡単に作成できます。

図 3 コンフィグレーション ウィザードを使用した WebLogic ドメインの作成

コンフィグレーション ウィザードを使用した WebLogic ドメインの作成


 

コンフィグレーション ウィザードでは、ドメイン コンフィグレーションを定義するテンプレートを使用して、ドメインを素早く簡単に作成または拡張できます。テンプレートに入力する情報は、目的の環境のニーズに合わせてカスタマイズできます。また、パラメータを変更して次のようなドメインの特性を指定することもできます。

ドメインの作成が完了したら、そのドメインで WebLogic Server のインスタンスを起動します。このサーバはアプリケーション開発、テストまたはプロダクションをサポートするために使用できます。

コンフィグレーション ウィザードを使用して作成したドメインには、必ず次のものが含まれます。

また、ドメインには次のものが含まれる場合もあります。

コンフィグレーション ウィザードの詳細については

コンフィグレーション ウィザードの開始

コンフィグレーション ウィザードを起動するには、次のいずれかの手順に従います。

上記のいずれかの手順を実行すると、コンフィグレーション ウィザードはグラフィカル モードで起動します。必要な場合は、コンフィグレーション ウィザードをコンソール (コマンドライン) またはサイレント インタフェース モードで起動することもできます。

詳細については、次の URL にある『コンフィグレーション ウィザードの使い方』の「コンフィグレーション ウィザードの開始」を参照してください。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/platform/docs81/confgwiz/startcw.html

チュートリアル : コンフィグレーション ウィザードの使用

WebLogic Platform には、コンフィグレーション ウィザードを使用して素早く簡単にドメインを作成および更新する方法をデモ形式で学べるチュートリアルが用意されています。詳細については、次の URL にある『コンフィグレーション ウィザードの使い方』の「チュートリアル : コンフィグレーション ウィザードの使用」を参照してください。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/platform/docs81/confgwiz/tutorials.html

 


WebLogic Platform アプリケーションのコンフィグレーション、管理、モニタ

WebLogic Platform には、WebLogic Platform アプリケーション環境をコンフィグレーション、管理、およびモニタできるいくつかの管理コンソールが用意されています。

図 4 WebLogic Platform アプリケーションをコンフィグレーション、管理、およびモニタするための管理コンソール

WebLogic Platform アプリケーションをコンフィグレーション、管理、およびモニタするための管理コンソール


 

上図に示した WebLogic Platform の各管理コンソールの目的を次の表で説明します。

表 4 WebLogic Platform をコンフィグレーション、管理、およびモニタする管理コンソール 

管理コンソール

コンフィグレーション、管理、およびモニタの対象

WebLogic Server Administration Console

WebLogic Server ドメイン。これには複数の WebLogic Server インスタンス、クラスタ、アプリケーションなどが含まれます。

WebLogic Administration Portal

ポータルの動作、コンテンツ、および外観を制御するツールを含む WebLogic Portal で構築したポータル Web サイト。

WebLogic Integration Administration Console

WebLogic Integration アプリケーションに必要なソフトウェア コンポーネントおよびリソース。

WebLogic JRockit Management Console

WebLogic JRockit JVM のインスタンスの実行。


 

WebLogic Platform の各管理コンソールの詳細について、以下の節で説明します。

WebLogic Server Administration Console

WebLogic Server Administration Console では、複数の WebLogic Server インスタンス、クラスタ、およびアプリケーションが含まれたドメインをコンフィグレーション、管理、およびモニタできます。WebLogic Server Administration Console は、Administration Server によってホストされる Web アプリケーションで構成されます。WebLogic Server Administration Console を使用すると、ドメインに対して次のタスクを実行できます。

管理しているドメインの config.xml ファイルの属性を変更した場合、その内容は WebLogic Server の管理サーバで保持されます。

WebLogic Server の管理サーバを起動するには

WebLogic Server Administration Console が起動したら、その管理コンソールにログインします。デフォルトでは、ユーザ名とパスワードの両方に weblogic を指定できます。ログアウトする場合は、[ログアウト] を選択します。

WebLogic Server Administration Console の詳細については、以下のリソースを参照してください。

WebLogic Administration Portal

WebLogic Administration Portal では、WebLogic Portal で構築した Portal Web サイトをコンフィグレーション、管理、およびモニタできます。WebLogic Portal には、ポータルの動作、コンテンツ、および外観を制御するツールも含まれています。

WebLogic Administration Portal を使用すると、次のポータル機能を管理できます。

WebLogic Administration Portal を起動するには

WebLogic Administration Portal が起動したら、その管理コンソールにログインします。デフォルトでは、ユーザ名とパスワードの両方に weblogic を指定できます。ログアウトする場合は、[ログアウト] を選択します。

WebLogic Administration Portal の詳細については、以下のリソースを参照してください。

WebLogic Integration Administration Console

WebLogic Integration Administration Console を使用すると、以下の統合機能を管理できます。

WebLogic Integration Administration Console を起動するには

WebLogic Integration Administration Console が起動したら、その管理コンソールにログインします。デフォルトでは、ユーザ名とパスワードの両方に weblogic を指定できます。ログアウトする場合は、[ログアウト] を選択します。

WebLogic Integration Administration Console の詳細については、以下のリソースを参照してください。

WebLogic JRockit Management Console

WebLogic JRockit Management Console を使用すると、実行中のアプリケーションに関するリアルタイムな情報を表示して、開発時に利用できます。たとえば、アプリケーションのライフサイクルの中で多くのメモリが消費されている箇所を識別できます。また、その情報をデプロイ環境で確認することもできます。たとえば、実行中のアプリケーション サーバのシステムの状態をモニタする作業が必要になる場合があります。そのような作業もこのコンソールを使用して実行できます。

WebLogic JRockit Management Console を起動するには

  1. -Xmanagement オプションを指定して WebLogic JRockit JVM を起動します。
  2. 詳細については、次の URL にある『WebLogic JRockit 8.1 SDK ユーザーズ ガイド』の「WebLogic JRockit JVM の起動とコンフィグレーション」を参照してください。

    http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wljrockit/docs142/userguide/start.html

  3. クラスパスの中に、JRE および .jar ファイルへのパスが指定されていることを確認します。次のコマンドを入力します。
  4. console

    ランチャを使用しないで WebLogic JRockit Management Console を起動する場合は、次のコマンドを入力します。

    java -jar jrockit-install-directory/console/ManagementConsole.jar

WebLogic JRockit Management Console の詳細については、次の URL にある『WebLogic JRockit 8.1 SDK ユーザーズ ガイド』の「WebLogic JRockit Management Console の使い方」を参照してください。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wljrockit/docs142/userguide/mancons.html

その他の管理ツール

WebLogic Platform アプリケーションのコンフィグレーション、管理、およびモニタに使用できる、管理コンソール以外のツールを次の表に示します。

表 5 その他の管理ツール 

ツール

説明

ノード マネージャ

リモートの WebLogic Server インスタンスを起動、停止、再起動、およびモニタする。詳細については、次の URL にある『WebLogic Server のコンフィグレーションと管理』の「ノード マネージャの概要」を参照。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs81/adminguide/nodemgr.html

コマンドライン インタフェース

Administration Console の使用が適切でない場合に WebLogic Server ドメインを管理する。詳細については、次の URL の『WebLogic Server コマンド リファレンス』の「weblogic.Admin コマンドライン リファレンス」を参照。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs81/admin_ref/cli.html

config.xml

コンフィグレーション情報の永続性ストアである config.xml ファイルの内容を手動で編集する (他のシステム管理ツールでは、コンフィグレーションの変更内容がすべて自動的に config.xml ファイルに保存される)。

注意 : このコンフィグレーションの方法は推奨しないが、特定の状況においては有効な場合もある。ただし、config.xml ファイルを手動で編集する場合は、その時点で Administration Server が稼動していないことを確認すること。

詳細については、次の URL にある『コンフィグレーション リファレンス』を参照。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs81/config_xml/index.html

Java ユーティリティ

アプリケーションのデプロイや DBMS コンフィグレーションのテストなどの一般的なタスクを実行する。詳細については、次の URL にある『WebLogic Server コマンド リファレンス』の「WebLogic Server Java ユーティリティの使い方」を参照。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs81/admin_ref/utils.html

Ant タスク

カスタム ドメインでアプリケーションの実証やテストを行うための強力なビルド スクリプトを作成する。開発環境では、WebLogic Server インスタンスの起動と停止、WebLogic Server ドメインの作成とコンフィグレーションなどの一般的なコンフィグレーション タスクを実行する。詳細については、次の URL にある『WebLogic Server コマンド リファレンス』の「Ant タスクを使用した WebLogic Server ドメインのコンフィグレーション」を参照。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs81/admin_ref/ant_tasks.html

デプロイメント ツール

アプリケーションやスタンドアロン モジュールを WebLogic Server にデプロイする。詳細については、次の URL にある『WebLogic Server アプリケーションのデプロイメント』の「デプロイメント ツールのリファレンス」を参照。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs81/deployment/tools.html

SNMP

SNMP (Simple Network Management Protocol) を使用して、エンタープライズ全体の管理システムと通信する。WebLogic SNMP エージェントは WebLogic Server 管理データを収集し、そのデータを SNMP 通信モジュール (トラップ通知) に変換し、トラップ通知をサードパーティの SNMP 管理システムに転送する。詳細については、次の URL にある『WebLogic SNMP 管理ガイド』を参照。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs81/snmpman/index.html

JMX

ユーザの管理コンポーネントを 1 つまたは複数の Java クラスとして作成する。これは、Sun Microsystems Inc. の JMX API と WebLogic Server MBean の知識がある上級の Java プログラマ向けのオプション。詳細については、次の URL にある『WebLogic JMX Service プログラマーズ ガイド』を参照。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs81/jmx/index.html

WebLogic Workshop コンフィグレーション ファイル

WebLogic Workshop の実行時パラメータおよびセキュリティ パラメータをコンフィグレーションする。詳細については、次の URL にある WebLogic Workshop ヘルプの「コンフィグレーション ファイル リファレンス」を参照。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/workshop/docs81/doc/ja_JP/workshop/reference/
configfiles/navConfigurationFileReference.html

WebLogic Integration Bulk Loader

トレーディング パートナ プロファイル、キーストアからの証明書、サービス定義、サービス プロファイルなどのトレーディング パートナ データをインポート、エクスポート、および削除する。詳細については、次の URL にある『WebLogic Integration ソリューションの管理』の「トレーディング パートナ Bulk Loader の使用」を参照。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wli/docs81/manage/bulkloader.html


 

 


管理者の定義

WebLogic Platform 管理ツールを使用する管理者を定義するには、ユーザを管理者グループに追加します。さらにロールを使用して管理者特権を定義します。ここで使用しているキーワードの意味は次のとおりです。

これらのコンポーネントの詳細については、次の URL にある『WebLogic Platform 8.1 のセキュリティ』の「ユーザ情報のための外部データ ストアの使用」を参照してください。http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/platform/docs81/secintro/user.html

次の表では、WebLogic Platform のコンポーネントごとにデフォルトで完全なアクセス権限が付与されている管理者グループと、管理者グループに割り当てられるロールについて説明しています。

表 6 デフォルトの管理者グループとロール

コンポーネント

デフォルトの管理者グループ

割り当てられた管理者ロール

権限

WebLogic Platform

Administrators1

Admin

  • 暗号化された属性の暗号化値を含む、サーバ コンフィグレーションを表示する。

  • サーバ コンフィグレーション全体を修正する。

  • エンタープライズ アプリケーション、起動クラスと停止クラス、Web アプリケーション、EJB、J2EE Connector、および Web サービス モジュールをデプロイする。

  • デフォルトでサーバを起動、再開、および停止する。

WebLogic Server

WebLogic Workshop

WebLogic Portal

PortalSystemAdministrators

PortalSystemAdministrator

  • クラスタ内のすべてのサーバのポータル関連情報を管理する。

  • 追加ロールを作成する。

WebLogic Integration

IntegrationAdministrators

IntegrationAdmin

  • クラスタ内のすべてのサーバの統合関連情報を管理する。

  • 管理コンソールを使用した追加ロールを作成する。


1. この Administrators グループに属している場合は、WebLogic Portal と WebLogic Integration も管理できます。


 

デフォルトのグループとロールの詳細については、次の URL にある『WebLogic Platform 8.1 のセキュリティ』の「ユーザ情報のための外部データ ストアの使用」の「Platform ドメインに事前にコンフィグレーションされているユーザ、グループ、およびロール」を参照してください。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/platform/docs81/secintro/user.html

上記の完全なシステム管理者特権がある管理者グループには、デフォルトでユーザ weblogic が割り当てられています。パスワードに weblogic を指定するとログインできます。

新たに管理者を定義するには、次の表に示す管理ツールを使用します。

表 7 管理者の定義 

管理者

管理ツール

WebLogic Server 管理者

WebLogic Server ドメインを作成する場合は、コンフィグレーション ウィザードを使用する。詳細については、次の URL にある『コンフィグレーション ウィザードの使い方』の「セキュリティのコンフィグレーション」を参照。http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/platform/docs81/confgwiz/secur.html

アプリケーションを実行している場合は、次の節に記載された WebLogic Server Administration Console を使用する。

Portal 管理者

WebLogic Administration Portal。詳細については、次の URL にある WebLogic Administration Portal オンライン ヘルプの「新しい管理者を設定するには」を参照。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wlp/docs81/adminportal/
ManageUsersAndGroups/UserNewAdmin.html

Integration 管理者

WebLogic Integration Administration Console。詳細については、次の URL にある『WebLogic Integration ソリューションの管理』の「ユーザ管理」を参照。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wli/docs81/manage/users.html


 

WebLogic Server Administration Console で追加したユーザとグループは、デフォルトで WebLogic Integration、WebLogic Portal、および WebLogic Workshop のアプリケーションとリソースのユーザになります。逆に、WebLogic Integration または WebLogic Portal 管理コンソールで追加したユーザは、デフォルトで WebLogic Server のユーザになります。

 


データベース リソースの管理

次の節では、データベース リソースの管理の概要について説明します。

WebLogic JDBC の概要

JDBC (Java Database Connectivity) は、Java プログラミング言語で記述されたクラスとインタフェースで構成される標準の Java API です。アプリケーション、ツール、およびデータベース開発者は、この JDBC を使用してデータベース アプリケーションを作成したり、SQL 文を実行できます。

WebLogic JDBC を使用すると、プログラマは、Oracle、Microsoft SQL Server、Sybase、DB2、MySQL などのさまざまな DBMS とシームレスに対話することができます。

WebLogic JDBC コンポーネントを使用して、DBMS との接続を確立する方法を次の図に示します。

図 5 WebLogic JDBC のコンポーネント

WebLogic JDBC のコンポーネント


 

WebLogic JDBC の主要なコンポーネントは、接続プール、マルチプール、およびデータ ソースです。

接続プールには、WebLogic Server と DBMS 間の物理的な接続を確立するための JDBC ドライバが必要です。JDBC ドライバは、JDBC API のインタフェースとクラスを実装します。

WebLogic Platform に使用できるデータベースとドライバの一覧については、次の URL にある『WebLogic Platform 8.1 でサポート対象のコンフィグレーション』の「サポート対象のデータベース コンフィグレーション」を参照してください。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/platform/suppconfigs/configs81/81_over/supported_db.html

JDBC コンポーネントを作成およびコンフィグレーションするには、次の表に示すデータベース管理ツールを使用します。

表 8 WebLogic JDBC データベース管理用ツール 

ツール

説明

コンフィグレーション ウィザード

ドメインの作成時にデータベース接続をコンフィグレーションする。詳細については、次の URL にある『コンフィグレーション ウィザードの使い方』の「データベース サービスのコンフィグレーション」を参照。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/platform/docs81/confgwiz/jdbc.html

WebLogic Server Administration Console

アプリケーションの実行時にデータベース接続のコンフィグレーション情報を追加または編集する。詳細については、次の URL にある『システム管理』の「データベース接続性のコンフィグレーション」を参照。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs81/admin.html


 

WebLogic JDBC の詳細については、以下を参照してください。

PointBase - デフォルトの開発データベース

PointBase はサンプル ドメインを実行し、コンフィグレーション ウィザードでドメインを作成するために使用するデフォルトのデータベースです。アプリケーションを実行するサーバを起動すると、PointBase サーバは自動的に起動します。

PointBase データベースを管理するには、PointBase コンソールを使用するか、JDBC を介して PointBase に接続できるサードパーティのデータベース ビジュアル化および管理ツールを使用します。

PointBase コンソールを起動するには

PointBase コンソールが起動すると、データベースの接続に必要なパラメータの入力を求められる場合があります。たとえば、WebLogic Platform ツアーで PointBase コンソールを起動する場合は、次の接続パラメータを入力します。

PointBase データベースの詳細については、以下を参照してください。

PointBase は WebLogic Platform に付属しています。必要に応じて使用してください。別のデータベースを使用する場合は、次の URL にある『WebLogic Platform データベース リソースの管理』の「データベースの切り替え」を参照してください。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/platform/docs81/db_mgmt/db_resource_mgmt.html

 


ログ ファイルへのアクセス

WebLogic Server のロギング サービスには、ログ メッセージの作成、表示、フィルタ、およびリスン機能があります。ログ ファイルの情報は、問題の検出やトラブルシューティング、アプリケーションのモニタに役立ちます。

WebLogic Platform コンポーネントは、ログ ファイルを使用して、新しいアプリケーションのデプロイメントや 1 つまたは複数のサブシステムの障害などのイベントに関する情報を提供します。またユーザのアプリケーションもログ ファイルを使用して、そのステータスを通知したり、特定のイベントに応答したり、デバッグ情報を記録することができます。

この節では、ログ ファイル、およびユーザのアプリケーションのトラブルシューティングとモニタに使用できるデバッグおよび監査ログ機能について説明します。ここでは、次のトピックについて説明しています。

WebLogic Server のロギング サービスの使用に関する詳細については、次の URL にある『WebLogic Server ロギング サービスの使い方』を参照してください。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs81/logging/index.html

有効なメッセージのリストと各メッセージの原因と対処方法については、次の URL にある「範囲別メッセージ索引」を参照してください。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs81/messages/index.html

標準のログ ファイル

次の表は、WebLogic Server インスタンスごとに生成される標準のログ ファイルの概要を示しています。

注意 : ログ ファイルのデフォルトの場所は、サーバ ルート ディレクトリを基準にした相対パスで記載しています。サーバ ルート ディレクトリの詳細については、次の URL にある『WebLogic Server のコンフィグレーションと管理』の「サーバのルート ディレクトリ」を参照してください。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs81/adminguide/overview_domain.html#server_root_directory

表 9 標準のログ ファイル 

ログ ファイル

ログの内容

サーバ ルート ディレクトリのデフォルトの場所

サーバ ログ

サーバの起動と停止、新しいアプリケーションのデプロイメント、1 つまたは複数のサブシステムの障害などのイベント。

server-name/server-name.log

ドメイン ログ

ドメイン内の複数のサーバ インスタンスで生成されるメッセージ。

wl-domain.log

標準出力および標準エラー

WebLogic Server インスタンスによって生成されるメッセージのサブセット。デフォルトでは、WARNING および ERROR レベルのメッセージが記録される。

なし。

HTTP アクセス ログ

HTTP リクエスト。

logs/access.log

WebLogic Workshop ログ

WebLogic Workshop に関連したイベント。

  • workshop.log

  • workshop_debug.log

  • workshop_errors.log

  • netui.log

組み込み LDAP ログ

組み込み LDAP サーバ イベント。

server-name/ldap/log/...

  • EmbeddedLDAP.log

  • EmbeddedLDAPAccess.log

ノード マネージャ ログ

ノード マネージャに関連したイベント。ノード マネージャ ログは、ノード マネージャの実行時のみ作成される。

common/nodemanager/...

  • NodeManagerLogs/NodeManagerInternal/nm_hostname_date-time.log

  • NodeManagerLogs/domain_serverName

  • NodeManagerClientLogs/serverName


 

注意 : 各 WebLogic Server インスタンスでは、JTA (Java Transaction API) ログも保持されます。このログは、そのサーバで調整されてコミットされたが、未完了の可能性があるトランザクションの情報を格納するリポジトリです。WebLogic Server は、システムがクラッシュした場合やネットワーク障害が発生した場合のリカバリに、このトランザクション ログを使用します。トランザクション ログはバイナリ ファイルであるため、ユーザには直接表示されません。

次の節では、各標準ログ ファイルについて詳しく説明しています。

サーバ ログ

サーバ ログには、サーバの起動と停止、新しいアプリケーションのデプロイメント、1 つまたは複数のサブシステムの障害などのイベントに関する情報が記録されます。サーバ ログ ファイルのコードの例を次に示します。

WebLogic JDBC のコンポーネント
####<Nov 13, 2003 3:59:44 PM EST> <Notice> <WebLogicServer> <MyComputer>
<cgServer> <main> <<WLS Kernel>> <> <BEA-000327> <Starting WebLogic Admin
Server "cgServer" for domain "sample">
WebLogic JDBC のコンポーネント#####<Nov 13, 2003 3:59:44 PM EST> <Info> <WebLogicServer> <MyComputer>
<cgServer> <main> <<WLS Kernel>> <> <BEA-000214> <WebLogic Server "cgServer"
version:
WebLogic Server 8.1 SP2 Tue Oct 21 22:57:26 PDT 2003 303940
WebLogic XMLX Module 8.1 SP2 Tue Oct 21 22:57:26 PDT 2003 303940
...
WebLogic JDBC のコンポーネント####<Nov 18, 2003 4:01:46 PM EST> <Info> <Management> <MyComputer>
<cgServer> <main> <<WLS Kernel>> <> <BEA-141187> <Java system properties
are defined as follows:
...
java.home = k:\bea\JDK141~2\jre
java.io.tmpdir = M:\Temp\2\
java.runtime.name = Java(TM) 2 Runtime Environment, Standard Edition
java.runtime.version = 1.4.1_05-b01
java.security.policy = k:bea\WEBLOG~1\server\lib\weblogic.policy
java.specification.name = Java Platform API Specification
java.specification.vendor = Sun Microsystems Inc.
java.specification.version = 1.4
javax.rmi.CORBA.PortableRemoteObjectClass =
weblogic.iiop.PortableRemoteObjectDelegateImpl
...
Components of WebLogic JDBC ####<Nov 19, 2003 3:54:38 PM EST> <Warning> <EJB> <MyComputer> <cgServer>
<main> <<WLS Kernel>> <> <BEA-010061> <The Message-Driven EJB:
ProcessTrackingEventErrorListener is unable to connect to the JMS
destination: wli.internal.tracking.buffer_error.The Error was:
[EJB:011010] The JMS destination with the JNDI name:
wli.internal.tracking.buffer_error could not be found.Please ensure that
the JNDI name in the weblogic-ejb-jar.xml is correct, and the JMS
destination has been deployed.>
WebLogic JDBC のコンポーネント ####<Nov 18, 2003 4:20:27 PM EST> <Error> <WLW> <MyComputer> <cgServer>
<ExecuteThread: '14' for queue: 'weblogic.kernel.Default'> <<anonymous>>
<BEA1-0096EDCD7454B16BE9F2> <000000> <Process Tracking init failed for: /test6/stress/StressProcess.jpd
javax.transaction.TransactionRolledbackException: Error in ejbCreate::
javax.ejb.CreateException: [WLI-Core:484042]ProcessTracking failed to
initialize the buffer.javax.naming.NameNotFoundException: While trying to
lookup 'wli.internal.instance.info.buffer' didn't find subcontext
'instance' Resolved wli.internal; remaining name 'instance/info/buffer'
at weblogic.jndi.internal.BasicNamingNode.newNameNotFoundException(BasicNamingNode.java:858)...>

このように、WebLogic Server インスタンスによってメッセージがログ ファイルに記述されるときには必ず、最初の行は #### で始まり、その後に <> の記号で囲まれたメッセージ属性が続きます。このログの例の内容を番号順に要約すると次のようになります。

  1. サーバの起動に関連したステータス情報。重大度レベルの NOTICE は、ログ メッセージが情報通知目的であることを示しています。
  2. サーバのバージョンに関する情報。重大度レベルの INFO は、ログ メッセージが情報通知目的であることを示しています。
  3. Java システムのプロパティに関する情報。重大度レベルの INFO は、ログ メッセージが情報通知目的であることを示しています。
  4. JMS 送り先が見つからなかったことを示す警告。重大度レベルの WARNING は、ログ メッセージが正常な動作に影響を及ぼす可能性があることを示しています。
  5. 特定のトランザクションがロールバックされたことを示すエラー。重大度レベルの ERROR は、ログ メッセージに注意する必要があることを示しています。

次の表は、サーバ ログに値を格納するメッセージ属性の概要を示しています。

表 10 サーバ ログのメッセージ属性 

属性

タイムスタンプ

<Nov 13, 2003 3:59:44 PM EST>

重大度

<Notice>

サブシステム

<WebLogicServer>

マシン名

<MyComputer>

サーバ名

<cgServer>

スレッド ID

<main>

ユーザ ID

<<WLS Kernel>>

トランザクション ID

<>

注意 : このフィールドはトランザクション コンテキストがない場合は空。

メッセージ ID

<BEA-000327>

メッセージ テキスト

<Starting WebLogic Admin Server "cgServer" for domain "sample">


 

メッセージ属性と有効な重大度のレベルの詳細については、次の URL にある WebLogic Server Administration Console オンライン ヘルプの「サーバ ログ」の「WebLogic Server のログ メッセージとログ ファイル」を参照してください。http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs81/ConsoleHelp/logging.html

デフォルトでは、すべての WebLogic Server インスタンスにサーバ ログが保持されます。このログは、サーバ ルート ディレクトリの次のファイルに書き込まれます。server-name/server-name.log

サーバ ログ ファイルの場所やその他の設定をコンフィグレーションするには、WebLogic Server Administration Console を起動し、[サーバログ] の順にクリックして [サーバ] タブを選択します。サーバ ログのコンフィグレーションの詳細については、次の URL にある WebLogic Server Administration Console オンライン ヘルプの「[サーバ] --> [ログ] --> [サーバ]」を参照してください。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs81/ConsoleHelp/domain_server_logging_server.html

サーバ ログを表示するには、WebLogic Server Administration Console かテキスト エディタを使用します。

サーバ ログの表示および使用方法の詳細については、次の URL にある WebLogic Server Administration Console オンライン ヘルプの「サーバ ログ」を参照してください。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs81/ConsoleHelp/logging.html

ドメイン ログ

メッセージをローカルのサーバ ログ ファイルに記述する以外に、ロギング サービスのコンフィグレーションによって、複数のサーバ インスタンスで生成されたメッセージを 1 つのドメイン全体のメッセージ ログに収集できます。このドメイン ログにより、ドメインの全体のステータスを 1 つのファイルでモニタまたはアーカイブできます。

ドメイン ログに記述されるメッセージの形式は、「サーバ ログ」に記載されているサーバ ログの形式に類似しています。

各 WebLogic Server インスタンスがドメイン ログに送信するメッセージはすべて、デフォルトで重大度が ERROR 以上のメッセージです。ドメイン ログはデフォルトで、サーバ ルート ディレクトリの wl-domain.log ファイルに書き込まれます。

ドメイン ログをコンフィグレーションするには

ドメイン ログを表示するには、WebLogic Server Administration Console かテキスト エディタを使用します。

ドメイン ログの表示および使用方法の詳細については、次の URL にある WebLogic Server Administration Console オンライン ヘルプの「サーバ ログ」を参照してください。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs81/ConsoleHelp/logging.html

標準出力および標準エラー

WebLogic Server インスタンスはすべて、そのメッセージのサブセットを標準出力および標準エラーに送信します。状況によっては、ログ ファイルに記録されない、メモリ不足エラーなどの JVM エラーに関する重要な情報が標準出力および標準エラーに記録される場合があります。

標準出力および標準エラーに書き込まれるメッセージの形式は、「サーバ ログ」に記載されているサーバ ログの形式に類似しています。ただし、WebLogic Server インスタンスがメッセージを標準出力に書き込む場合、その出力には、#### プレフィックスや、メッセージ属性であるサーバ名、マシン名、スレッド ID、ユーザ ID フィールドなどが含まれません。「サーバ ログ」に記載されているサーバ ログ サンプルのメッセージが標準出力に出力されると次のようになります。

<Nov 13, 2003 3:59:44 PM EST> <Notice> <WebLogicServer> <BEA-000327>
<Starting WebLogic Admin Server "cgServer" for domain "sample">

サーバ インスタンスによって標準出力に書き込まれるメッセージのタイプを指定するには、WebLogic Server Administration Console で、[サーバログ] をクリックし、[サーバ] タブを選択します。詳細については、次の URL にある WebLogic Server Administration Console オンライン ヘルプの「[サーバ] --> [ログ] --> [サーバ]」を参照してください。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs81/ConsoleHelp/domain_server_logging_server.html

標準出力および標準エラー メッセージを表示するには、デフォルトでサーバ インスタンスを実行しているシェルを使用できます。

注意 : ノード マネージャを使用して管理対象サーバを起動した場合、そのサーバ インスタンスの標準エラーはノード マネージャからファイルにリダイレクトされます。その場合、管理対象サーバの標準エラーを表示するには、[ドメインサーバリモート スタートの出力サーバのエラー出力を表示] を選択します。

標準出力および標準エラーの表示および使用方法の詳細については、次の URL にある WebLogic Server Administration Console オンライン ヘルプの「サーバ ログ」を参照してください。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs81/ConsoleHelp/logging.html

HTTP アクセス ログ

HTTP アクセス ログには、すべての HTTP リクエストが記録されます。HTTP アクセス ログのコードの例を次に示します。

127.0.0.1 - john [17/Nov/2003:16:26:51 -0500] "GET /e2ePortalProject/Controller.jpf HTTP/1.1" 200 805
127.0.0.1 - - [18/Nov/2003:16:36:07 -0500] "GET /sampleTool/PropertySetWS HTTP/1.1" 401 1526

このメッセージは、HTTP GET 処理などの各 HTTP アクセス リクエストに関するステータス情報を示しています。次の表に、HTTP アクセス ログに値を格納するメッセージ属性についてまとめています。

表 11 サーバ ログのメッセージ属性 

属性

IP アドレス

127.0.0.1

ユーザ ID

john

注意 : 匿名ユーザの場合はダッシュ (-) が表示される。

タイムスタンプ

[17/Nov/2003:16:26:51 -0500]

HTTP アクション

GET /e2ePortalProject/Controller.jpf HTTP/1.1

HTTP ステータス コード

200

メッセージの転送長

805

注意 : 転送するデータがない場合は、フィールド長に 0 が表示される。


 

上の例のステータス コード 200 は、リクエストが受け入れられたことを示しています。ステータス コードが 401 の場合は、リクエストが認証されていないことを示します。HTTP ステータス コードの詳細については、次の URL にある W3C (World Wide Web Consortium) の「Hypertext Transfer Protocol」(英語版) の HTTP/1.1 機能の仕様を参照してください。

http://www.w3.org/Protocols

デフォルトでは、WebLogic Server インスタンスごとに HTTP アクセス ログが保持されます。このログはサーバ ルート ディレクトリにあるファイル logs/access.log に書き込まれます。

HTTP アクセス ログ ファイルやその他の設定をコンフィグレーションするには、WebLogic Server Administration Console を起動し、[サーバログ] の順にクリックして [HTTP] タブを選択します。詳細については、次の URL にある WebLogic Server Administration Console オンライン ヘルプの「[サーバ] --> [ログ] --> [HTTP]」を参照してください。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs81/ConsoleHelp/domain_server_logging_http.html

HTTP アクセス ログの詳細については、次の URL にある『WebLogic Server のコンフィグレーションと管理』の「WebLogic Server の Web サーバ機能のコンフィグレーション」の「HTTP アクセス ログの設定」を参照してください。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs81/adminguide/web_server.html

WebLogic Workshop ログ

WebLogic Workshop では、WebLogic Workshop の実行時ソフトウェアおよびアプリケーションに関連するステータスとエラー メッセージを記録する一連のログ ファイルが生成されます。

WebLogic Workshop ログ ファイルのコードの例を次に示します。

04 Nov 2003 16:30:11,620 INFO  e2ePortal      : ConversationID=null;
Protocol=java-call; URI=/e2ePortalProject/joindb/UsersDBControl.jcx;
Method=lookupUser; Phase=none; Callback=null

WebLogic Workshop は、Apache Foundation の Jakarta プロジェクトによって開発された log4j Java ロギング機能を使用します。Log4j では、ロガー、アペンダ、レイアウトの 3 つのコンポーネントを定義します。これらのコンポーネントにより、メッセージのタイプとレベルに応じてメッセージを記録し、ファイルの場所を指定し、メッセージの形式を指定できます。log4j の詳細については、次の URL にある Apache Jakarta プロジェクトの Web サイトを参照してください。

http://jakarta.apache.org/log4j/docs/index.html

WebLogic Workshop で生成されるログ ファイルを次の表に定義しています。

表 12 WebLogic Workshop ログ ファイル 

ログ ファイル

ファイルの内容

workshop.log

WebLogic Workshop の実行時ソフトウェアと、WebLogic Workshop アプリケーションのユーザ コードによって生成されるすべての内部ロギング メッセージ

workshop_debug.log

デバッグ情報

workshop_errors.log

例外

netui.log

ページフロー情報


 

WebLogic Workshop のログ ファイルは、デフォルトではサーバ ルート ディレクトリに書き込まれます。

WebLogic Workshop ログ ファイルをコンフィグレーションするには、BEA_HOME/weblogic81/common/lib にある workshopLogCfg.xml log4j コンフィグレーション ファイルを編集します。デフォルトのコンフィグレーションの場所は、log4j.configuration Java プロパティを使用してオーバーライドできます。たとえば、WebLogic Server の起動に使用するコマンドラインで、次のようなコマンドライン引数を指定できます。

-Dlog4j.configuration=path-to-config-file.

WebLogic Workshop ログの詳細については、次の URL にある WebLogic Workshop ヘルプの「workshopLogCfg.xml コンフィグレーション ファイル」を参照してください。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/workshop/docs81/doc/ja_JP/workshop/
reference/configfiles/con_knexLogCfg_xml_ConfigurationFile.html

組み込み LDAP ログ

組み込み LDAP サーバは、WebLogic 認証、許可、資格マッピング、およびロール マッピング プロバイダのデフォルトのセキュリティ プロバイダ データベースです。このデータベースには、ユーザ、グループ、グループ メンバシップ、セキュリティ ロール、セキュリティ ポリシー、資格マッピングに関する情報などが格納されます。

組み込み LDAP サーバは、その実行に関するステータスとエラー メッセージを記録する一連のログ ファイルを生成します。組み込み LDAP ログ ファイルのコードの例を次に示します。

[01/Apr/2003 15:15:42 EST] INFO - LDAPServer: VDE Engine Starting
[01/Apr/2003 15:15:42 EST] DEBUG - ACLChecker: Root User is: cn=Admin
[01/Apr/2003 15:15:42 EST] INFO - BackendHandler: Initializing Adapters

次の表は、組み込み LDAP ログに値を格納するメッセージ属性の概要を示しています。

表 13 組み込み LDAP ログのメッセージ属性 

属性

タイムスタンプ

[01/Apr/2003 15:15:42 EST]

重大度

INFO

サブシステム

LDAPServer

メッセージ テキスト

VDE Engine Starting


 

次の表に、デフォルトで生成される組み込み LDAP ログを示します。

表 14 組み込み LDAP ログ 

ログ ファイル

記録する情報

EmbeddedLDAP.log

組み込み LDAP サーバ

EmbeddedLDAPAccess.log

組み込み LDAP サーバへのアクセス制御


 

組み込み LDAP ログ ファイルは、サーバ ルート ディレクトリのディレクトリ server-name/ldap/log に作成されます。

組み込み LDAP の詳細については、次の URL にある『WebLogic Security の管理』の「組み込み LDAP サーバの管理」を参照してください。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs81/secmanage/ldap.html

ノード マネージャ ログ

ノード マネージャは、リモートの WebLogic Server インスタンスを起動、停止、再起動、およびモニタできる WebLogic Server に付属する Java プログラムです。ノード マネージャは実行中に、次のコンポーネントのログ ファイルを生成します。

ノード マネージャ ログ ファイルの詳細については、次の URL にある『WebLogic Server のコンフィグレーションと管理』の「ノード マネージャのコンフィグレーション、起動、および停止」の「ノード マネージャのトラブルシューティング」を参照してください。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs81/adminguide/confignodemgr.html

データベース ログ ファイル

JDBC ログには、JDBC に関連するすべてのアクティビティが記録されます。JDBC ログ ファイルのコードの例を次に示します。

DRVR OPER Enabled logging (moduleMask 0x0fffffff, categoryMask 0x0000008f)
DRVR OPER OracleResultSetImpl.getString(columnIndex=1)
DRVR OPER OracleConnection.getTransactionIsolation() returned 2
DRVR OPER OracleConnection.getDefaultFixedString() returning false
DRVR SQLS SQL: "SELECT 1 FROM DUAL"
DRVR SQLS Input SQL: "SELECT 1 FROM DUAL"

JDBC ログ ファイルは JDBC ドライバによって生成されます。JDBC ログ メッセージ属性の詳細については、該当する JDBC ドライバのドキュメントを参照してください。

デフォルトでは、JDBC ロギングは無効化されます。有効にした場合、JDBC ログはデフォルトでサーバ ルート ディレクトリのファイル server-name/jdbc.log に書き込まれます。

JDBC ログを有効化し、その場所をコンフィグレーションするには、WebLogic Server Administration Console の [サーバログJDBC] タブを選択します。詳細については、次の URL にある WebLogic Server Administration Console オンライン ヘルプの「[サーバ] --> [ログ] --> [JDBC]」を参照してください。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs81/ConsoleHelp/domain_server_logging_jdbc.html

JDBC および JDBC ログの詳細については、次の URL にある WebLogic Server Administration Console オンライン ヘルプの「JDBC」を参照してください。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs81/ConsoleHelp/jdbc.html

PointBase は、WebLogic Server と共にインストールされるデフォルトのデータベース管理システムです。PointBase サーバが起動すると、ログ メッセージはデフォルトでサーバ ルート ディレクトリのログ ファイル pointbase/log/pointbase.log にリダイレクトされます。ロギング機能は PointBase パラメータを使用すると設定できます。詳細については、次の URL にある「PointBase System Guide」(PDF) を参照してください。

http://e-docs.bea.com/wls/docs81/pdf/pbsystem.pdf

Oracle などの他のデータベース管理ツールにも同様のログ ファイルが生成されます。サードパーティのデータベース管理ツールにロギング サービスをコンフィグレーションする詳細については、該当するサードパーティのドキュメントを参照してください。

デバッグおよび監査ログ機能

WebLogic Platform には、ログ ファイルに記録される情報を活かした便利なデバッグおよび監査ログ機能が用意されています。この節では、これらの機能の詳細について説明します。

デバッグ機能

デバッグ機能は、アプリケーション内の低水準のアクティビティに関する詳細情報を記録します。

アプリケーションのデバッグ

アプリケーションの開発時には、DEBUG 重大度レベルを使用してデバッグ メッセージをカテゴリに分類し、表示できます。DEBUG 重大度レベルのメッセージは自動的にサーバ ログ ファイルに送信されます。

注意 : 重大度のレベルに基づいてログ メッセージを動的に除外できるサードパーティ ロギング サービスの Log4j とは異なり、WebLogic Server ログには、ユーザのアプリケーションから生成されるすべてのレベルのメッセージが含まれます。

デバッグ メッセージのコードの例を次に示します。

####<Nov 13, 2003 4:40:20 PM EST> <Debug> <HTTP> <MyComputer> <cgServer>
<ExecuteThread: '1' for queue: 'weblogic.socket.Muxer'> <<WLS Kernel>> <>
<BEA-101147> <HttpServer(1188855,null default ctx,cgServer) Found no
context for "/RMwebservice/RMHelloWorld".This request does not match the
context path for any installed Web applications, and there is no default
Web application configured.>

また、WebLogic Server をコンフィグレーションして、デバッグ メッセージを標準出力に送信することもできます。詳細については、次の URL にある Administration Console オンライン ヘルプの「サーバが標準出力に送信するメッセージの指定」を参照してください。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs81/ConsoleHelp/logging.html#Specifying_Messages_Standard_Out

DEBUG の重大度レベルの使用時は、ユーザのアプリケーションにデバッグ モードを作成することをお勧めします。詳細については、次の URL にある『WebLogic Server ロギング サービスの使い方』の「WebLogic Server ログへのメッセージの書き込み」を参照してください。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs81/logging/writing.html

LDAP デバッグ

認証と認可に関連した LDAP デバッグ メッセージを表示するには、LDAP_trace.log という LDAP デバッグ ログを設定します。このログを作成するには、config.xml ファイルを開き、<Server> タグの定義に次の行を追加します。

<ServerDebug DebugSecurityAtn="true" DebugSecurityAtz="true" DebugEmbeddedLDAPLogLevel="n" Name="myserver"/>

この変更を反映するには、管理サーバ、および必要に応じて、LDAP デバッグ メッセージを記録している管理対象サーバを再起動する必要があります。

config.xml ファイルの更新の詳細については、次の URL にある『コンフィグレーション リファレンス』を参照してください。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs81/config_xml/index.html

監査機能

監査機能により、否認防止の目的で処理要求とその要求の結果を収集、保存、および配布することで、電子的な監査証跡を生成できます。WebLogic 監査プロバイダまたはカスタム監査プロバイダをセキュリティ レルムでコンフィグレーションできます。

注意 : デフォルトのセキュリティ レルム (myrealm) には事前にコンフィグレーションされている監査プロバイダはありません。

次の表には、WebLogic 監査プロバイダによってログに記録されるイベントが示されています。

表 15 WebLogic 監査プロバイダによってログに記録されるイベント 

イベント

説明

AUTHENTICATE

単純認証 (ユーザ名とパスワード) が実行された。

ASSERTIDENTITY

境界認証 (トークンに基づく) が実行された。

USERLOCKED

複数回の無効なログイン試行の後、ユーザ アカウントがロックされた。

USERUNLOCKED

ユーザ アカウントのロックが解除された。

USERLOCKOUTEXPIRED

ユーザ アカウントのロックが期限切れになった。


 

WebLogic 監査プロバイダは、すべての監査情報を WL_HOME/yourdomain/yourserver/DefaultAuditRecorder.log に保存します。セキュリティ レルムごとに異なる監査プロバイダがコンフィグレーションされていても、各サーバは監査データをそのサーバ ディレクトリにある専用のログ ファイルに書き込みます。

WebLogic 監査プロバイダとカスタム監査プロバイダのコンフィグレーションの詳細については、次の URL にある『WebLogic Security の管理』の「セキュリティ プロバイダのコンフィグレーション」を参照してください。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs81/secmanage/providers.html

 


管理タスクの自動化

管理タスクには、次の表に示されている方法を使用して自動化できるものがあります。

表 16 管理タスクを自動化する方法 

管理タスク

方法

説明

WebLogic ドメインの作成

サイレントモードでのコンフィグレーション

コンフィグレーション スクリプトを作成し、非対話的プロセスとしてコンフィグレーション ウィザードを実行する。この方法では、ドメインのコンフィグレーション情報を一度定義すると、そのドメインを複数のマシンに複製できる。詳細については、次の URL にある『コンフィグレーション ウィザードの使い方』の「サイレント モードのコンフィグレーション スクリプトの作成」を参照。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/platform/docs81/confgwiz/silent.html

Template Builder

カスタム コンフィグレーションおよび拡張テンプレートを作成し、これを後でコンフィグレーション ウィザードを使用してドメインを作成および更新する場合に使用する。Template Builder により、開発プロジェクト全般にかかわる標準のドメインを定義して伝播したり、ドメインを、そのドメインで実行するために開発されたアプリケーションとともに分散したりできる。詳細については、次の URL にある『コンフィグレーション ウィザードの使い方』を参照。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/platform/docs81/confgwiz/index.html

WebLogic Platform アプリケーションのコンフィグレーション、管理、モニタ

WebLogic Server コマンドライン インタフェース

WebLogic Server コマンドラインから手動でコマンドを発行して WebLogic Server ドメインを管理する。この方法により、管理コンソールの使用が不適切な場合に、コンソールを使用しなくてもドメインを管理できる。詳細については、次の URL の『WebLogic Server コマンド リファレンス』の「weblogic.Admin コマンドライン リファレンス」を参照。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs81/admin_ref/cli.html

Java ユーティリティ

アプリケーションのデプロイや DBMS コンフィグレーションのテストなどの一般的なタスクを実行する。詳細については、次の URL にある『WebLogic Server コマンド リファレンス』の「WebLogic Server Java ユーティリティの使い方」を参照。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs81/admin_ref/utils.html

Ant タスク

カスタム ドメインでアプリケーションの実証やテストを行うための強力なビルド スクリプトを作成する。開発環境では、WebLogic Server インスタンスの起動と停止、WebLogic Server ドメインの作成とコンフィグレーションなどの一般的なコンフィグレーション タスクを実行する。詳細については、次の URL にある『WebLogic Server コマンド リファレンス』の「Ant タスクを使用した WebLogic Server ドメインのコンフィグレーション」を参照。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs81/admin_ref/ant_tasks.html

デプロイメント ツール

アプリケーションやスタンドアロン モジュールを WebLogic Server にデプロイする。詳細については、次の URL にある『WebLogic Server アプリケーションのデプロイメント』の「デプロイメント ツールのリファレンス」を参照。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs81/deployment/tools.html

WebLogic Integration Bulk Loader

トレーディング パートナ プロファイル、キーストアからの証明書、サービス定義、サービス プロファイルなどのトレーディング パートナ データをインポート、エクスポート、および削除する。詳細については、次の URL にある『WebLogic Integration ソリューションの管理』の「トレーディング パートナ Bulk Loader の使用」を参照。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wli/docs81/manage/bulkloader.html


 

 


開発環境からプロダクション環境へのドメインの移行

ドメインは、開発環境とプロダクション環境のどちらでも起動できます。

起動環境

起動する時期

開発

アプリケーションを作成する場合。この段階では、セキュリティが厳しくないため、アプリケーションを自動デプロイできる。

プロダクション

アプリケーションを最終的な形で実行する場合。この段階では、セキュリティが厳密にコンフィグレーションされているため、クラスタなどの高度な機能を使用できる。


 

開発環境とプロダクション環境の違いについては、次の URL にある『コンフィグレーション ウィザードの使い方』の「コンフィグレーションの起動モードの相違点」を参照してください。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/platform/docs81/confgwiz/newdom.html#devprod

ドメインを開発環境からプロダクション環境に移行するには、いくつかの手順を実行する必要があります。詳細については、以下を参照してください。

ドメインをプロダクション環境に移行する場合には、次のデプロイメントに関する留意事項を考慮してください。

 

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