コンフィグレーション ウィザードの使い方
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コンフィグレーション ウィザードをサイレントモードで実行してドメインを作成または拡張するには、「サイレントモードでの開始」で説明したように、ドメインのコンフィグレーション設定を定義するスクリプトを作成しておく必要があります。WebLogic Platform ソフトウェアには、Basic WebLogic Server Domain テンプレートに基づいたサンプル スクリプトが、製品インストール ディレクトリ common¥templates¥silent_scripts に用意されています。このサンプル スクリプトおよび他のドメイン テンプレートに基づいたその他のスクリプトについては、「サイレントモード コンフィグレーションのサンプル コンフィグレーション スクリプト」で説明されています。
ドメインを作成または拡張するためのスクリプトを作成する手順については、以下の節を参照してください。
スクリプトを作成する際には、スクリプトの実行時にコンフィグレーション ウィザードによって行われる処理を指定します。以下の節では、新しいドメインを作成するためにスクリプトで定義する必要がある処理を説明します。
注意 : この節で説明する各処理のコードの末尾には、セミコロンを付ける必要があります。
作成およびコンフィグレーションするドメインの基準として使用するコンフィグレーション テンプレートを選択します。コンフィグレーション テンプレートを選択するには、read 処理を次のように使用します。
read template from "template_jar_name";
表 4-1 では、値を指定する必要がある唯一の read template 処理パラメータについて説明します。
次の例では、テンプレートの絶対パス名を使用して、Basic WebLogic Server Domain コンフィグレーション テンプレートが指定されています。
read template from "C:¥bea¥weblogic81¥common¥templates¥domains¥wls.jar";
デフォルトのコンフィグレーション情報を編集して、新しいコンフィグレーション オブジェクトの作成、コンフィグレーション オブジェクト属性の既存の値の編集、またはコンフィグレーション オブジェクトの削除を行います。
注意 : 既存のドメイン コンフィグレーションに関する情報を取得するには、テンプレート JAR ファイル内の config.xml ファイルと security.xml ファイル、または作成されたドメイン内の config.xml ファイルを参照します。config.xml ファイルの詳細については、『コンフィグレーション リファレンス』(http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs81/config_xml/index.html) を参照してください。
サイレントモードでは、カスタム セキュリティ オブジェクトを除く、有効なコンフィグレーション オブジェクトとその子要素を作成および編集します。有効なコンフィグレーション オブジェクトの詳細については、『コンフィグレーション リファレンス』(http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs81/config_xml/index.html) を参照してください。
次の表は、この後の各節で説明する編集処理をまとめたものです。
コンフィグレーション オブジェクトを作成するには、作成するオブジェクトのタイプを指定して変数に割り当て、Name 属性を定義します。その後、「コンフィグレーション オブジェクト属性を設定する」の説明に従い、残りの属性を設定 (または Name 属性を編集) できます。
コンフィグレーション オブジェクトを作成するには、create 処理を次のように使用します。
createobject_type"name" asvariable;
表 4-3 では、値を指定する必要がある create 処理パラメータについて説明します。
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次の例では、Server オブジェクトが作成されて変数 s2 に割り当てられ、Name 属性が server_2 に設定されます。
create Server "server_2" as s2;
次の例では、User オブジェクトが作成されて変数 u1 に割り当てられ、Name 属性が user1 に設定されます。
create User "user1" as u1;
デフォルトでは、このユーザはグループ「Administrators」に割り当てられます。
既存のコンフィグレーション オブジェクトを編集する前に、テンプレートでオブジェクトを検出し、変数に割り当てる必要があります。変数にコンフィグレーション オブジェクトを割り当てるには、find 処理を次のように使用します。
findobject_type"name" asvariable;
表 4-4 では、値を指定する必要がある find 処理パラメータについて説明します。
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次の例では、「myserver」という名前の Server オブジェクトが変数 s1 に割り当てられます。
find Server "myserver" as s1;
コンフィグレーション オブジェクト タイプの中には、子要素を持つものがあります。既存の子要素を編集する前に、テンプレートで要素を検出し、変数に割り当てる必要があります。変数に子要素を割り当てるには、次のように find 処理を使用します。
findobject_type.child_element"name.child_element_name" asvariable;
表 4-5 では、値を指定する必要がある find 処理パラメータについて説明します。
注意 : サイレントモードのコンフィグレーションでは、コンフィグレーション オブジェクト タイプのすべての子要素がサポートされています。コンフィグレーション オブジェクトの子要素の完全なリストについては、『コンフィグレーション リファレンス』(http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs81/config_xml/index.html) を参照してください。
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次の例では、「myserver」という名前の Server オブジェクトおよび「mywebserver」という名前の WebServer 子要素が、変数 ws1 に割り当てられます。
find Server.WebServer "myserver.mywebserver" as ws1;
コンフィグレーション属性を設定するには、次のように変数と属性名を指定します。
setvariable.attribute"value";
表 4-6 では、値を指定する必要があるパラメータについて説明します。
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次の例では、s2 (つまり server_2) によって参照される Server コンフィグレーション オブジェクトの ListenAddress および ListenPort 属性が、それぞれ localhost および 7001 に設定されます。
set s2.ListenAdress "localhost";
set s2.ListenPort "7001";
JDBC 接続プールの Properties 属性は、JDBC ドライバに渡される一連のプロパティを指定するもので、物理的なデータベース接続を作成する際に使用されます。
この属性を指定する場合は、使用中の JDBC ドライバに必要なすべてのプロパティを指定するようにしてください。
Properties 属性に指定した値で、現在設定されているすべての値がオーバーライドされるため、Properties リストで値を省略すると、そのプロパティが未定義のままとなり、予期しない結果が生じます。
子要素の属性に値を割り当てるには、次のように、子要素に割り当てられている変数と属性の名前を指定します。
set variable.attribute"value";
表 4-7 では、値を指定する必要があるパラメータについて説明します。
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次の例では、「myserver」という名前の Server および「mywebserver」という名前の WebServer 子要素が、変数 ws1 に割り当てられます。その後、webserver 子要素の LogFileName 属性に、値 c:\bea\weblogic\logs\newAccess.log が割り当てられます。
find Server.WebServer "myserver.mywebserver" as ws1;
set ws1.LogFileName "c:\bea\weblogic\logs\newAcess.log";
特定タイプの子要素のすべてのインスタンスの属性に値を割り当てるには、次のフォーマットを使用します。
setvariable.child_element.attribute"value";
表 4-8 では、値を指定する必要があるパラメータについて説明します。
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次の例では、「myserver」という名前のサーバが変数 s1 に割り当てられます。その後、s1 で参照されるサーバの ExecuteQueue 子要素のすべての ThreadCount 属性が、25 に設定されます。
find Server "myserver" as s1;
set s1.ExecuteQueue.ThreadCount "25";
子要素のインスタンスの Name 属性が定義されていないときは、その子要素を個別に参照することができません。この場合、名前のない子要素の属性に値を割り当てる唯一の方法は、「子要素のすべてのインスタンスの属性を設定する」で説明したように、子要素のすべてのインスタンスの属性を設定することです。
次のように、set 処理を使用して、クラスタの HTTP プロキシ サーバを指定することもできます。
setvariable.ProxyServer "unclustered_managed_server";
注意 : プロキシ サーバとして使用できるのは、クラスタ化されていない管理対象サーバのみです。
表 4-9 では、HTTP プロキシ サーバを設定する際に値を指定する必要があるパラメータについて説明します。
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次の例では、myCluster という名前のクラスタが変数 mycluster に割り当てられます。その後、サーバ AnUnClusteredServer が、mycluster によって参照されるクラスタの属性 ProxyServer に割り当てられます。
create Cluster "myCluster" as mycluster;
set mycluster.ProxyServer "AnUnClusteredServer";
次のように、set 処理を使用して、ドメインのコンフィグレーション オプションを指定することもできます。
setconfiguration_optionvalue;
表 4-10 では、値を指定する必要があるパラメータについて説明します。
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次の例では、Windows の [スタート] メニューにドメインのショートカットは作成されません。
set CreateStartMenu "false";
表 4-11 では、set 処理を使用して指定できるコンフィグレーション オプションについて説明します。
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クラスタにサーバを割り当てるには、assign Server 処理を次のように使用します。
assign Server "server" to Cluster "cluster";
表 4-12 では、値を指定する必要がある assign Server 処理パラメータについて説明します。
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次の例では、myServer1 という名前のサーバと myServer2 という名前のサーバがクラスタ myCluster に割り当てられます。
assign Server "myServer1,myServer2" to Cluster "myCluster";
サーバまたはクラスタにドメイン内のすべてのアプリケーションまたはサービスを割り当てるには、assign all 処理を次のように使用します。
assign all Applications 処理を次のように使用する。assign all Applications to Target "server_or_clusters"
次の例では、ドメイン内のすべてのアプリケーションが対象 AdminServer および Cluster1 に割り当てられます。
assign all Applications to Target "adminServer,cluster1";
assign all Services 処理を次のように使用する。assign all Services to Target "server_or_clusters";
表 4-13 では、値を指定する必要がある唯一の assign all 処理パラメータについて説明します。
assign all Services 処理を使用した場合、ドメインの config.xml で定義されているか、またはこのスクリプトで追加した以下のサービスのすべてが対象のサーバまたはクラスタに割り当てられます。
サーバまたはクラスタに個々のアプリケーションおよびアプリケーション コンポーネント (Web アプリケーションや EJB モジュールなど) を割り当てるには、assign Application 処理を次のように使用します。
assign Application "application_names" to Target "server_or_clusters";
表 4-14 では、値を指定する必要がある assign Application 処理パラメータについて説明します。
次の例では、MedRecEAR という名前のアプリケーションと PhysicianEAR という名前のアプリケーションがサーバ myServer1 に割り当てられます。
assign Application "MedRecEAR, PhysicianEAR" to Target "myServer1";
次の例では、アプリケーション MedRecEAR のアプリケーション コンポーネント SessionEJB がサーバ MedRecServer に割り当てられます。
assign Application "MedRecEAR.SessionEJB" to Target "MedRecServer";
次のように、名前やカテゴリを使用して、サーバまたはクラスタに個々のサービスを割り当てることができます。
assignservice_type"service_names" to Target "server_or_clusters";
表 4-15 では、サーバまたはクラスタに個々のサービスを割り当てる際に値を指定する必要がある assign 処理パラメータについて説明します。
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次の例では、サービス MedRecJMSServer がサーバ myServer1 に割り当てられます。
assign JMSServer "MedRecJMSServer" to Target "myServer1";
次の例では、すべての JMS サーバがmyServer1に割り当てられます。
assign JMSServer "*" to Target "myServer1";
新しいドメインを作成する際に、以下の割り当てを実行できます。
注意 : ユーザを作成すると、自動的に Administrators グループに割り当てられます。
グループにユーザを割り当てるには、assign User 処理を次のように使用します。
assign User "username"to Group "group";
グループにグループを割り当てるには、assign Group 処理を次のように使用します。
assign Group "group"to Group "group";
表 4-16 では、グループにユーザおよびグループを割り当てる際に値を指定する必要がある assign 処理パラメータについて説明します。
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次の例では、ユーザ weblogic がグループ Monitors に割り当てられ、グループ Deployers がグループ Monitors のサブグループとして指定されます。
assign User "weblogic" to Group "Monitors";
assign Group "Deployers" to Group "Administrators";
assign コマンドと同じパラメータを使用して、unassign 処理によって割り当てを解除できます。そのためには、assign を unassign に、to 演算子を from に変更します。
unassign Application "MedRecEAR, PhysicianEAR" from Target "myServer1";unassign all Services from Target "adminServer,cluster1";
unassign User "weblogic" from Group "Monitors";
コンフィグレーション オブジェクトを削除するには、delete 処理を次のように使用します。
deletevariable;
表 4-17 では、値を指定する必要がある唯一の delete 処理パラメータについて説明します。
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次の例では、s2 (つまり server_2) によって参照される Server コンフィグレーション オブジェクトが削除されます。
delete s2;
手順 2 で定義したコンフィグレーション設定を使用してドメインを作成するには、write 処理を次のように使用します。
write domain to "domain_name";
表 4-18 では、値を指定する必要がある唯一の write 処理パラメータについて説明します。
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次の例では、C:¥bea¥user_projects¥ ディレクトリに、wlsDomain というドメインが作成されます。
write domain to "C:¥bea¥user_projects¥wlsDomain";
コンフィグレーション テンプレートを閉じるには、close 処理を次のように使用します。
close template;
コンフィグレーションの定義が完了したら、スクリプトを保存します。必要に応じてスクリプトに名前を付け、「サイレントモードでの開始」で説明したように、スクリプトの相対パス名または絶対パス名を config コマンドに渡すことができます。
以下の節では、既存のドメインを拡張するためのスクリプトで実行する必要がある手順を説明します。
注意 : この節で説明する各処理の末尾には、セミコロンを付ける必要があります。
アプリケーションやサービスを追加して更新するドメイン ディレクトリを選択するには、read 処理を次のように使用します。
read domain from "domain_directory_name";
表 4-19 では、値を指定する必要がある唯一の read domain 処理パラメータについて説明します。
次の例では、mydomain という名前のドメインの絶対パス名が指定されています。
read domain from "C:¥bea¥user_projects¥domains¥mydomain";
拡張テンプレートでは、既存のドメインの拡張に使用できる、JDBC または JMS コンポーネント、起動クラス、停止クラスなどのアプリケーションやサービスが定義されます。add 処理を使用して、手順 1 で read domain 処理によって指定したドメインに拡張テンプレートを追加します。
add template extension_template_jar_name;
表 4-20 では、値を指定する必要がある唯一の add template 処理パラメータについて説明します。
次の例では、テンプレートの絶対パス名を使用して、基本的な Web アプリケーションを追加する拡張テンプレートが指定されています。
add template "C:¥bea¥weblogic81¥common¥templates¥applications¥DefaultWebApp.jar";
デフォルトのコンフィグレーション情報を編集することで、新しいコンフィグレーション オブジェクトの作成、コンフィグレーション オブジェクト属性の既存の値の編集、コンフィグレーション オブジェクトの削除、およびサーバやクラスタへのアプリケーションやサービスの割り当てを行うことができます。これらのタスクに使用可能な処理は、ドメインを拡張する場合も新しいドメインを作成する場合も同じです。これらの処理を使用する手順については、以下の節を参照してください。
ドメインを拡張する際にコンフィグレーション オプションを設定することもできます。これについては、「既存のドメインを拡張する際のコンフィグレーション オプションを設定する」で説明されています。
サイレントモードでは、セキュリティ オブジェクトを除く、有効なコンフィグレーション オブジェクトとその子要素を作成および編集できます。有効なコンフィグレーション オブジェクトの詳細については、『コンフィグレーション リファレンス』(http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs81/config_xml/index.html) を参照してください。
ドメインを拡張する際に、次のように、set 処理を使用して、ドメインのコンフィグレーション オプションを指定できます。
setconfiguration_optionvalue;
表 4-21 では、値を指定する必要があるパラメータについて説明します。
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表 4-22 では、既存のドメインを拡張する際に set 処理を使用して指定できるコンフィグレーション オプションについて説明します。
read domain 処理で開いたドメインを更新するには、update 処理を次のように使用します。
update domain;
注意 : ドメインを更新するには、add template 処理を指定しておく必要があります。
ドメインを閉じるには、close 処理を次のように使用します。
close domain;
コンフィグレーションの定義が完了したら、スクリプトを保存します。必要に応じてスクリプトに名前を付け、「サイレントモードでの開始」で説明したように、スクリプトの相対パス名または絶対パス名を config コマンドに渡すことができます。
以下のサンプル スクリプトは、サイレントモードのコンフィグレーションを使用してドメインを作成および更新するために必要な基本的な概念を示します。
以下の節では、コンフィグレーション テンプレートから新しいドメインを作成するために使用できるサンプル スクリプトを提供します。ここには、次のトピックがあります。
次のサンプル スクリプトは、Basic WebLogic Server Domain テンプレートに基づいています。このスクリプトは、製品インストール ディレクトリ common¥templates¥silent_scripts にあります。
左側の余白に示されている数字は、スクリプト内で主要なタスクを実行するコードの各セクションの先頭を示します。特定のタスクの詳細については、表 4-23 でこの数字に対応する説明を参照してください。
コード リスト 4-1 Basic WebLogic Server Domain に基づいて新しいドメインを作成するためのサンプル スクリプト
read template from "C:¥bea¥weblogic81¥common¥templates¥domains¥wls.jar";
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//管理サーバを検索してコンフィグレーションする
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find Server "myserver" as s1;
set s1.ListenAddress "";
set s1.ListenPort "7001";
set s1.SSL.Enabled "true";
set s1.SSL.ListenPort "7002"
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//JMSQueue を作成する
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//JMSServer を先に作成する必要がある
create JMSServer "myJMSServer" as jmsserver;
create JMSQueue "myJMSQueue" as myq;
//必須属性
set myq.JNDIName "jms/myjmsqueue";
//必須属性
set myq.JMSServer "myJMSServer";
//省略可能な属性
//set myq.StoreEnabled "false";
//target "myJMSServer" to server "myserver"
assign JMSServer "myJMSServer" to target "myserver";
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//JDBCConnectionPool を作成する
//////////////////////////////////////////////////////////////////////////create JDBCConnectionPool "demoPool" as mypool;
//必須属性
set mypool.DriverName "com.pointbase.jdbc.jdbcUniversalDriver";
//必須属性
set mypool.URL "jdbc:pointbase:server://localhost:9092/demo";
//必須属性
set mypool.Password "PBPUBLIC";
//省略可能な属性 (db ユーザの設定を推奨)
set mypool.Properties "user=PBPUBLIC";
//target all JDBC connection pools to server "myserver"
assign JDBCConnectionPool "*" to target "myserver";
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//既存のアプリケーションを対象として指定する
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//現在のドメイン テンプレートに存在するアプリケーションのみを対象として指定する
//assign application "*" to target "myserver";
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//Admin ユーザを検索し、テンプレートに設定されていないパスワードを設定する
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find User "weblogic" as u1;
set u1.password "weblogic";
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//ドメインを書き出す
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set OverwriteDomain "true";
write domain to "C:¥bea/user_projects/domains/wls";
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//作業の完了を示すためにドメインを閉じる
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close template;
WebLogic Server Domain テンプレートに基づいたサンプル スクリプトでは、以下の表に定義されているタスクが実行されます。
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次のサンプル スクリプトは、Avitek Medical Records Sample Domain テンプレートに基づいています。このスクリプトは、製品インストール ディレクトリ common¥templates¥silent_scripts にあります。
左側の余白に示されている数字は、スクリプト内で主要なタスクを実行するコードの各セクションの先頭を示します。特定のタスクの詳細については、表 4-24 でこの数字に対応する説明を参照してください。
コード リスト 4-2 Avitek Medical Records Sample Domain に基づいて新しいドメインを作成するためのサンプル スクリプト
/* コンフィグレーション テンプレートから新しいドメインを作成する */
read template from "C:¥bea¥weblogic81¥common¥templates¥domains¥medrec.jar";
//medrec.jar にはすでに、定義済みのユーザ "weblogic" のパスワードが設定されている
//設定済みのパスワードがないテンプレートには、パスワードを設定する必要がある
create User "user1" as u1;
set u1.Password "password";
//"user1" はデフォルトで "Administrators" グループに属する
unassign User "user1" from Group "Administrators"
assign User "user1"to Group "Deployers";
//サーバの作成によって自動コンフィグレーションがトリガされる
create Server "myServer1" as s1;
set s1.ListenPort "8001";
set s1.SSL.Enabled "true";
set s1.SSL.ListenPort "8002";
//子要素を検索し、その属性を設定するfind Server.ExecuteQueue "MedRecServer.default" as eq1;
set eq1.ThreadCount "25";
//アプリケーションがない場合は、それらの割り当てを行わない
assign all Applications to Target "MedRecServer";
assign all Services to Target "MedRecServer, myServer1";
//JMSServer は、"assign all Services" によって割り当てることができない
assign JMSServer "*" to Target "myServer1";
set ServerStartMode "prod";
set JavaHome "C:¥bea¥jrockit81sp3_142_04";
set CreateStartMenu "false";
//MedRec テンプレートでアプリケーションの分割が指定されていないので、ここでは影響しない
set AppDir "C:¥bea¥user_projects¥applications¥myMedRec";
write domain to "C:¥bea¥user_projects¥domains¥myMedRec";
close template;
Avitek Medical Records Sample Domain テンプレートに基づいたサンプル スクリプトでは、以下の表に定義されているタスクが実行されます。
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次のサンプル スクリプトは、Basic WebLogic Portal Domain テンプレートに基づいています。
左側の余白に示されている数字は、スクリプト内で主要なタスクを実行するコードの各セクションの先頭を示します。特定のタスクの詳細については、表 4-25 でこの数字に対応する説明を参照してください。
コード リスト 4-3 Basic WebLogic Portal Domain に基づいて新しいドメインを作成するためのサンプル スクリプト
/* コンフィグレーション テンプレートから新しいドメインを作成する */
read template from "C:¥bea¥weblogic81¥common¥templates¥domains¥wlp.jar";
//設定済みのパスワードがないテンプレートには、パスワードを設定する必要がある
create User "system" as u1;
set u1.Password "password";
find User "weblogic" as u2;
set u2.Password "password";
//サーバを検索し、その属性を設定する
find Server "portalServer" as s1;
set s1.Name "adminServer";
set s1.ListenPort "7001";
set s1.SSL.Enabled "true";
set s1.SSL.ListenPort "7002";set ServerStartMode "dev";
set JavaHome "C:¥bea¥jrockit81sp3_142_04";
set CreateStartMenu "false";
//アプリケーションがない場合は、それらの割り当てを行わない
assign all Applications to Target "adminServer";
assign all Services to Target "adminServer";
assign JMSConnectionFactory "*" to Target "adminServer";
//JMSServer は、"assign all Services" によって割り当てることができない
assign JMSServer "*" to Target "adminServer";
//XA ドライバを使用するデータベースに切り替える場合は、以下の行のコメントを解除する必要がある
//portalPool JDBC 接続プールでは、SuportsLocalTransaction が
//"false" に設定されている必要がある
//find JDBCConnectionPool "portalPool" as portalcp;
//set portalcp.SupportsLocalTransaction "false";
write domain to "C:¥bea¥user_projects¥domains¥mywlp";
close template;
Basic WebLogic Portal Domain テンプレートに基づいたサンプル スクリプトでは、以下の表に定義されているタスクが実行されます。
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以下のサンプル スクリプトでは、Basic WebLogic Server Domain テンプレートに基づいて新しいドメインを作成し、それを Default WebApp 拡張テンプレートを使用して更新します。
左側の余白に示されている数字は、スクリプト内で主要なタスクを実行するコードの各セクションの先頭を示します。特定のタスクの詳細については、表 4-26 でこの数字に対応する説明を参照してください。
コード リスト 4-4 新しいドメインを作成し、拡張テンプレートを使用して更新するためのサンプル スクリプト
/* コンフィグレーション テンプレートからドメインを作成し、更新する */
read template from "C:¥bea¥weblogic81¥common¥templates¥domains¥wls.jar";
find User "weblogic" as admin;
set admin.Password "newPassword";
create User "user1" as u1;
set u1.Password "password";
assign User "user1" to Group "Deployers";
set ServerStartMode "dev";
set JavaHome "C:\bea\jrockit81sp3_142_04";
set CreateStartMenu "false";
write domain to "C:¥bea¥user_projects¥domains¥wls";
close template;
/* 既存のドメインを更新する */
read domain from "C:¥bea¥user_projects¥domains¥wls";
//追加する拡張テンプレートとの間に重複がある場合、元のコンフィグレーションを保持する
//wls テンプレートにアプリケーションがないので、実際には、ここではこれは必要ない
set ReplaceDuplicates "false";
//拡張テンプレートを追加する
add template
"C:\bea\weblogic81\common\templates\applications\DefaultWebApp.jar";
assign Application "DefaultWebApp" to Target "myserver";
update domain;
close domain;
このサンプル スクリプトでは、以下の表に定義されたタスクが実行されます。
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