1.5 RMU Alterコマンド
Oracle RdbのRdbALTERユーティリティを起動します。
RdbALTERユーティリティは、データベースの破損に対する一時的な応急処置として、他に対処方法がない場合にのみ使用することをお薦めします。RdbALTERユーティリティをデータベース管理ツールとして日常的に使用することは避けてください。 RdbALTERユーティリティは、内部データ構造を完全に理解し、データベースに含まれる情報およびコマンドの影響を十分に認識した上で使用してください。RdbALTERユーティリティは非常に強力で、使用すると影響がカスケード式に広がる可能性があるため、RdbALTERユーティリティを本番データベースに使用する前に、破損したデータベースのコピーでテストすることをお薦めします。 |
RdbALTERユーティリティの詳細は、各RdbALTERコマンドの構文図と説明が記載された第2章を参照してください。
RdbALTERユーティリティを起動するには、次の形式でRMU Alterコマンドを入力します。
$ RMU/ALTER [root-file-spec] |
オプションのルート・ファイル・パラメータによって、変更するデータベースが識別されます。このパラメータを指定すると、指定したデータベースに自動的にアタッチされます。このパラメータを指定しない場合は、RdbALTER ATTACHコマンドを使用する必要があります。ATTACHコマンドの詳細は、第2.2節を参照してください。
RMU Alterコマンドは、次のプロンプトを返します。
RdbALTER> |
このプロンプトは、システムがRdbALTERコマンドの入力を待っていることを示します。
RdbALTERのヘルプ・ファイルにアクセスするには、次のように入力します。
RdbALTER> HELP |
データベースに対してRMU Alterコマンドを使用するには、データベースのルート・ファイルACLでRMU$ALTER権限を付与されているか、OpenVMSのSYSPRVまたはBYPASS権限を持っている必要があります。RMU Alterコマンドを使用してファイル名を変更するには、OpenVMSのSYSPRVまたはBYPASS権限を持っている必要があります。