.aijファイルには、ヘッダー情報とデータ・ブロックが含まれます。ヘッダー情報には、データベース・ファイルに格納されているデータのコピーを含むデータ・ブロックの情報が含まれます。
RMU Dump After_Journalコマンドでは、データベース・ファイルではなく、.aijファイルをパラメータとして指定します。データベースの領域およびヘッダー情報の表示に使用するRMU Dumpコマンドとは別のコマンドです。.aijファイルはバイナリ形式です。このコマンドでは、バイナリ・ファイルがASCII表示形式に変換されます。
RMU Dump After_Journalコマンドの表示には、常に、.aijファイルのヘッダーが含まれます。Nodata修飾子を使用して、データ・ブロックを表示から完全に除外できます。また、StartおよびEnd修飾子を使用して、データ・ブロックの表示を特定のブロック系列に限定できます。これらの修飾子のいずれも指定しない場合、Oracle RMUですべてのデータ・ブロックを含めます。
aij-file-name
表示対象の.aijファイル。デフォルトのファイル・タイプは.aijです。.oaijファイルの場合、ファイル・タイプ.oaijを指定する必要があります。
Active_IO=max-reads
RMU Dump After_Journalコマンドで同時に試行する、バックアップ・デバイスからの読取り操作の最大数を指定します。これは、進行中の読取り操作の最大数ではありません。この値は、アクティブなシステムI/O操作の積です。Active_IO修飾子の値は、1〜5です。デフォルト値は3です。3より大きい値によってパフォーマンスが向上するテープ・ドライブもあります。
Area=integer
物理データベース記憶領域を数値で指定します。ダンプの出力は、指定した領域に限定されます。最小値は1です。Data
Nodata
.aijファイルのデータ・ブロックを表示するか、.aijファイル・ヘッダーのみを表示するかを指定します。Data修飾子がデフォルトです。これによって、(ファイル・ヘッダー以外に).aijファイル・データ・ブロックがASCII形式で表示されます。
Nodata修飾子では、表示が.aijファイルのレコード・ヘッダーに限定されます。
Encrypt=({Value=|Name=}[,Algorithm=])
Encrypt修飾子によって、アフター・イメージ・ジャーナルのバックアップ・ファイルが復号化されます。キー値を文字列として、または事前に定義したキーの名前を指定します。アルゴリズム名を指定しない場合、デフォルトはDESCBCです。Value、NameおよびAlgorithmパラメータの詳細は、OpenVMSプロンプトでHELP ENCRYPTと入力してください。
この機能を使用するには、システムにOpenVMSの暗号化製品がインストールされ、ライセンスが付与されている必要があります。
この機能は、Format=New_Tape修飾子を使用して作成された新規形式のバックアップ・ファイルにのみ作用します。Encrypt修飾子を使用する場合、このコマンドにFormat=New_Tape修飾子を指定する必要があります。
End=integer
表示するデータ・ブロックの最後のブロックの番号を指定します。デフォルトの整数値は、ファイルの最後のデータ・ブロック番号です。End修飾子を使用しない場合、Oracle RMUでは.aijファイル全体が表示されます。First=(select-list)
ダンプ出力の開始位置を指定できます。(範囲の終わりについては、Last=(select-list)修飾子を参照してください。)select-listに複数のキーワードを指定する場合、キーワード同士をカンマで区切り、リストをカッコで囲みます。選択リストに複数の項目を指定した場合、最初の出現によってOracle RMUがアクティブになります。たとえば、First=(Block=100,TSN=0:52)と指定した場合、ブロック100またはTSN 52のいずれかが出現すると、ダンプが開始されます。FirstおよびLast修飾子はオプションです。両方を指定することも、いずれかを指定することも、いずれも指定しないこともできます。First修飾子に指定されるキーワードは、Last修飾子に指定するキーワードと異なってもかまいません。
First修飾子のselect-listは、1つ以上の次のキーワードのリストです。
- BLOCK=block-number
AIJジャーナルの最初のブロックを指定します。- RECORD=record-number
AIJジャーナルの最初のレコードを指定します。これは、既存のStart修飾子(サポートされますが、推奨されません)と同じです。- TID=tid
AIJジャーナルの最初のTIDを指定します。- TIME=date_time
AIJジャーナルの最初の日付を、絶対日時またはデルタ形式を使用して指定します。- TSN=tsn
AIJジャーナルの最初のTSNを、標準[n:]m TSN形式を使用して指定します。
デフォルトでは、.aijファイル全体がダンプされます。
Format=Old_Rms
Format=New_Tape
Format=Old_FileおよびFormat=New_Tape修飾子と同義です。これらの修飾子の説明を参照してください。Format=Old_File
Format=New_Tape
バックアップまたは最適化された.aijファイルが古い形式(ディスクに最適)または新しい形式(テープに最適)のいずれで書き込まれているかを指定します。Format修飾子を指定せずにRMU Dump After_Journalコマンドを入力した場合、デフォルトはFormat=Old_Tape修飾子です。RMU Backup After_JournalコマンドまたはRMU Optimize After_Journalコマンドで使用したのと同じFormat修飾子を指定する必要があります。.aijファイルがディスクに置かれている場合、Format=Old_File修飾子を使用する必要があります。Format=Old_File修飾子を指定して.aijファイルを最適化またはテープにバックアップした場合、DCL MOUNTコマンドを使用してバックアップ・メディアをマウントしてから、RMU Dump After_Journalコマンドを発行する必要があります。RMU Dump After_Journalコマンドではテープの読取りにRMSが使用されるため、テープをOpenVMSボリュームとしてマウントする必要があります(つまり、MOUNTコマンドに/FOREIGN修飾子を指定しません)。
Format=New_Tape修飾子を指定する場合、DCL MOUNT /FOREIGNコマンドを使用してバックアップ・メディアをマウントしてから、RMU Dump After_Journalコマンドを発行する必要があります。
同様に、Format=New_Tape修飾子を使用して.aijバックアップを作成したにもかかわらず、OpenVMSアクセスを指定した(DCL MOUNTコマンドに/FOREIGN修飾子を指定しない)場合、RMU-F-MOUNTFORエラーが返されます。
次のテープ修飾子は、Format=New_Tape修飾子と組み合せて使用した場合にのみ意味があります。
Active_IO
Label
RewindLabel=(label-name-list)
バックアップ・ファイルのボリュームのラベルに使用されている1〜6文字の文字列を指定します。Label修飾子は、テープ・ボリュームにのみ使用できます。Label修飾子を使用する場合、1つ以上のラベル名を指定する必要があります。複数のテープの場合、テープ・ラベルのリストを指定できます。複数のテープ・ラベル名をリストする場合、名前をカンマで区切り、名前のリストをカッコで囲みます。
通常のアフター・ジャーナルのダンプ処理では、RMU Dump After_Journalで指定するLabel修飾子は、アフター・イメージ・ジャーナル・ファイルのバックアップにRMU Backup After_Journalコマンドで指定したのと同じLabel修飾子です。
Label修飾子は、間接ファイル参照と組み合せて使用できます。詳細は、第1.3節を参照してください。
Larea=integer
論理データベース記憶領域を数値で指定します。ダンプの出力は、指定した領域に限定されます。最小値は0です。Last=(select-list)
ダンプ出力の終了位置を指定できます。(範囲の始まりについては、First=(select-list)修飾子を参照してください。)select-listに複数のキーワードを指定する場合、キーワード同士をカンマで区切り、リストをカッコで囲みます。選択リストに複数の項目を指定した場合、最初の出現によってOracle RMUがアクティブになります。FirstおよびLast修飾子はオプションです。両方を指定することも、いずれかを指定することも、いずれも指定しないこともできます。First修飾子に指定されるキーワードは、Last修飾子に指定するキーワードと異なってもかまいません。
Last修飾子のselect-listは、1つ以上の次のキーワードのリストです。
- BLOCK=block-number
AIJジャーナルの最後のブロックを指定します。- RECORD=record-number
AIJジャーナルの最後のレコードを指定します。これは、既存のEnd修飾子(サポートされますが、推奨されません)と同じです。- TID=tid
AIJジャーナルの最後のTIDを指定します。- TIME=date_time
AIJジャーナルの最後の日付を、絶対日時またはデルタ形式を使用して指定します。- TSN=tsn
AIJジャーナルの最後のTSNを、標準[n:]m TSN形式を使用して指定します。
デフォルトでは、.aijファイル全体がダンプされます。
Librarian[=options]
Oracle Media Managementインタフェースをサポートするデータ・アーカイブ・ソフトウェア・アプリケーションからファイルをリストアするには、Librarian修飾子を使用します。コマンドラインで指定したファイル名によって、Librarianユーティリティから取得されるデータのストリームが識別されます。デバイスまたはバージョン番号の指定は無視されます。Oracle RMUでは、Librarian修飾子を使用した取得は、Librarian修飾子を使用してOracle RMUで格納したデータに対してのみサポートされます。
Librarian修飾子には、次のオプションを使用できます。
- Trace_file=file-specification
Librarianユーティリティによってトレース・データが指定したファイルに書き込まれます。- Level_Trace=n
このオプションをデバッグ・ツールとして使用し、Librarianユーティリティによって書き込まれるトレース・データのレベルを指定します。事前に決められた値(0、1または2)またはLibrarianユーティリティで定義されている、より大きな値を使用できます。事前に決められている値は次のとおりです。
- レベル0では、すべてのエラー状態がトレースされます。これがデフォルトです。
- レベル1では、各Librarianファンクションの開始と終了がトレースされます。
- レベル2では、各Librarianファンクションの開始と終了、すべてのファンクション・パラメータの値、および各読取り/書込みバッファの最初の32バイト(16進)がトレースされます。
- Logical_Names=(logical_name=equivalence-value,...)
このオプションを使用してプロセス論理名のリストを指定できます。Librarianユーティリティは、これらの論理名を使用して、Oracle Rdbバックアップ・ファイルが格納されるカタログまたはアーカイブや、Librarianデバッグ論理名などを指定できます。論理名の定義の詳細は、Librarianのドキュメントを参照してください。プロセス論理名のリストは、LibrarianユーティリティにアクセスするOracle RMUコマンドの開始前に、Oracle RMUによって定義されます。
Oracle RMUのバックアップまたはリストア操作を実行する前に、次のOpenVMS論理名を定義して、Librarianユーティリティで使用できるようにする必要があります。これらの論理名の定義には、Librarian修飾子のLogical_Namesオプションを使用しないでください。
- RMU$LIBRARIAN_PATH
Oracle RMUのバックアップおよびリストア操作で、共有可能なLibrarianイメージをロードおよびコールできるようにするには、この論理名を定義する必要があります。等価名にはファイル・タイプ(.exeなど)が含まれる必要があります。バージョン番号は含めません。共有可能なLibrarianイメージは、インストール済(認識済)のイメージである必要があります。このイメージの名前と場所、およびインストール方法の詳細は、Librarianユーティリティのドキュメントを参照してください。- RMU$DEBUG_SBT
この論理名は必須ではありません。これが定義されている場合、Oracle RMUでLibrarian共有可能イメージをコールするモジュールからのデバッグ・トレース情報メッセージが表示されます。
ストレージ・メディアの処理はOracle RMUではなくLibrarianユーティリティで行われるため、Rewind、Density、Labelなどのデバイス固有の修飾子とLibrarian修飾子は組み合せて使用できません。
Line=integer
データベース行番号を指定します。ダンプの出力は、指定した行に限定されます。最小値は0です。この修飾子は、分析またはデバッグで使用するためのものです。Media_Loader
Nomedia_Loader
ファイルを読み取るテープ・デバイスにローダーまたはスタッカがあることを指定するには、Media_Loader修飾子を使用します。テープ・デバイスにローダーまたはスタッカがないことを指定するには、Nomedia_Loader修飾子を使用します。デフォルトでは、テープ・デバイスにローダーまたはスタッカがある場合、Oracle RMUでこれが認識されます。ただし、Oracle RMUでテープ・デバイスにローダーまたはスタッカがあることが認識されない場合があります。その結果、最初のテープの読取りが終了すると、Oracle RMUでローダーまたはスタッカに次のテープを要求するかわりに、オペレータに次のテープが要求されます。同様に、実際にはテープ・デバイスにローダーもスタッカもない場合に、ローダーまたはスタッカがあるようにOracle RMUが動作する場合もあります。
Oracle RMUでテープ・デバイスにローダーまたはスタッカがあることが認識されていない場合、Media_Loader修飾子を指定します。Oracle RMUで実際にはないローダーまたはスタッカを待っている場合、Nomedia_Loader修飾子を指定します。
Only=(select-list)
出力する項目の選択リストを1つ指定できます。(範囲の指定には、First=(select-list)およびLast=(select-list)修飾子も参照してください。)select-listに複数のキーワードを指定する場合、キーワード同士をカンマで区切り、リストをカッコで囲みます。選択リストに複数の項目を指定した場合、最初の出現によってOracle RMUがアクティブになります。Only修飾子はオプションです。
Only修飾子のselect-listは、1つ以上の次のキーワードのリストです。
- TID=tid
AIJジャーナルのTIDを指定します。- TSN=tsn
AIJジャーナルのTSNを、標準[n:]m TSN形式を使用して指定します。- Type=type-list
ダンプするレコードのタイプを指定します。type-listは、1つ以上の次のキーワードのリストです。
- Ace_header
Type=Aレコード- Checkpoint
Type=Bレコード- Close
Type=Kレコード- Commit
Type=Cレコード- Data
Type=Dレコード- Group
Type=Gレコード- Information
Type=Nレコード- Open
Type=Oレコード- Optimize_information
Type=Iレコード- Prepare
Type=Vレコード- Rollback
Type=Rレコード
デフォルトでは、.aijファイル全体がダンプされます。
Option=Statistics
Option=Nostatistics
Option=Statistics修飾子では、.aijファイルのデータ・レコードによってデータベース・ページが参照される頻度に関する統計情報をOracle RMUで含めるよう指定します。また、データベース・ルート・ファイルが使用可能な場合、Options=Statistics修飾子で作成される出力には、RMU RecoverコマンドのAij_Buffers修飾子に指定する値も含まれます。リカバリ操作に複数の.aijファイルが使用される場合、各.aijファイルに対してRMU Dump After_Journalを行い、Aij_Bufferの推奨値を追加します。Aij_Buffers修飾子に指定する値には、合計を使用します。この修飾子の使用例は、「例」の例2を参照してください。RMU RecoverコマンドのAij_Buffers修飾子に対する推奨値は、指定した.aijファイルのデータ・レコードに必要なバッファの正確な数であることに注意してください。これより少ないバッファを指定した場合、I/Oが増えますが、パフォーマンスが必ず低下するわけではありません。(パフォーマンスは、非同期のバッチ書込みが有効かどうかによっても変わります。)
推奨値よりも多いバッファを使用すると、プロセスが必要以上にページングを行い、パフォーマンスが低下します。
推奨値を指定した場合、リカバリ操作中にバッファが置き換えられないわけではないことに注意してください。Oracle RMUのバッファ置換方法は、非同期プリフェッチおよび非同期バッチ書込みが有効かどうか、およびリカバリ操作の開始前のバッファの内容によって影響されます。
データベース・ルート・ファイルが使用できない場合、Option=Statistics修飾子によってRMU RecoverコマンドのAij_Buffers修飾子に対する推奨値は得られません。ただし、各ページがアクセスされる頻度に関する統計情報は得られます。
.aij統計を生成しない場合は、Option=Nostatistics修飾子を指定します。
RMU Dump After_Journalコマンドのデフォルトは、Option=Statisticsです。
Output=file-name
出力先のファイルの名前を指定します。デフォルトはSYS$OUTPUTです。ファイル名を指定した場合、デフォルトのファイル・タイプは.lisです。Page=integer
データベース・ページ番号を指定します。ダンプの出力は、指定したページに限定されます。最小値は1です。この修飾子は、分析またはデバッグで使用するためのものです。Prompt=Automatic
Prompt=Operator
Prompt=Client
サーバー・プロンプトの送信先を指定します。Prompt=Automaticを指定した場合、プロンプトは標準入力デバイスに送信されます。Prompt=Operatorを指定した場合、プロンプトはサーバー・コンソールに送信されます。Prompt=Clientを指定した場合、プロンプトはクライアント・システムに送信されます。Rewind
Norewind
バックアップ・ファイルが含まれる磁気テープを処理の開始前に巻き戻すよう指定します。バックアップ・ファイルの検索が、テープのBOT(テープの始端)から行われます。Norewind修飾子がデフォルトで、バックアップ・ファイルの検索が、テープの現在の位置から開始されます。RewindおよびNorewindは、テープ・デバイスにのみ使用できます。
Start=integer
表示するデータ・ブロックの最初のブロックの番号を指定します。Start修飾子を使用しない場合、.aijファイルの最初のレコードから表示が開始されます。State=Prepared
未解決トランザクションに関連付けられているすべてのレコードのリストを指定します。RMU Dump After_Journalコマンドを使用した未解決トランザクションのリストの詳細は、『Oracle Rdb7 Guide to Distributed Transactions』を参照してください。
- FirstおよびLast修飾子は、.aijファイルのダンプ箇所の指定を簡単にするために追加されました。StartおよびEnd修飾子は同様の機能を提供するためのものですが、コマンドの発行前にAIJレコード番号を知っていることはあまりないため、使用が困難です。
- TSNまたはTIDはAIJファイルで順序付けられていないため、検索には注意してください。たとえば、特定のTSNを検索する場合、FirstおよびLast修飾子ではなく、Only修飾子を使用します。たとえば、AIJジャーナルにTSN 150、170および160のレコードがこの順に含まれているとします。First=TSN=160およびLast=TSN=160修飾子を指定した場合、Last=TSN=160という条件にTSN 170が適合するため、何もダンプされません。
- .aijファイルに対してRMU Dump After_Journalコマンドを使用するには、データベースのルート・ファイル・アクセス制御リスト(ACL)にRMU$DUMP権限を持っているか、OpenVMSのSYSPRVまたはBYPASS権限を持っている必要があります。
- RMU Dump After_Journalコマンドをアクティブな.aijファイルに対して発行し、データベースを更新しているアクティブ・プロセスがある場合、データベースの.aijファイルに関するファイル・アクセス・エラー・メッセージが返されます。ファイル・アクセス・エラー・メッセージを回避するには、RMU Closeコマンドを使用してデータベースを閉じて(.aijファイルへのエントリが停止します)から、RMU Dump After_Journalコマンドを発行します。
- 磁気テープを使用してRMU Dump After_Journalコマンドを実行する場合のOracle RMUでのテープ・ラベル・チェックの詳細は、『Oracle Rdb Guide to Database Maintenance』を参照してください。
- Format修飾子に間違った値を使用すると、通常は失敗に終わりますが、不適切な結果が生成される場合もあります。
- RMU Dump After_Journalコマンドでは、ダンプするファイルは検証されません。ファイルが.aijファイルまたは.aijファイルのバックアップでない場合、RMU Dump After_Journalでは不適切な出力が生成されます。
例1次のコマンドでは、.aijファイルの未解決トランザクションに関連付けられているレコードのリストが生成されます。
$ RMU/DUMP/AFTER_JOURNAL/STATE=PREPARED PERSONNEL.AIJ
例2
次の例では、各ページがアクセスされる頻度の情報とAij_Buffers修飾子に指定する値を示します。この例からの出力では、aij_one.aijをリカバリする場合、Aij_Buffers=29修飾子を指定するよう示しています。また、(1:623-625)ページが37回参照された、つまり、ダンプされたアフター・イメージ・ジャーナル・ファイルの全データ・レコードのうち8.9%がこのページを参照したことも示しています。
$ RMU/DUMP/AFTER_JOURNAL/OPTION=STATISTICS aij_one.aij . . . Use "/AIJ_BUFFERS=29" when recovering this AIJ journal 1 recovery buffer referenced 37 times (1:623-625): 8.9% 1 recovery buffer referenced 23 times (4:23-25): 5.5% 1 recovery buffer referenced 22 times (4:5-7): 5.3% 1 recovery buffer referenced 21 times (4:44-46): 5.0% 1 recovery buffer referenced 20 times (4:50-52): 4.8% 1 recovery buffer referenced 19 times (4:41-43): 4.6% 2 recovery buffers referenced 18 times (4:38-40): 8.7% 1 recovery buffer referenced 17 times (4:17-19): 4.1% 1 recovery buffer referenced 16 times (4:29-31): 3.8% 2 recovery buffers referenced 15 times (4:35-37): 7.2% 1 recovery buffer referenced 14 times (4:2-4): 3.3% 2 recovery buffers referenced 13 times (4:11-13): 6.3% 3 recovery buffers referenced 12 times (4:8-10): 8.7% 2 recovery buffers referenced 11 times (5:2-4): 5.3% 4 recovery buffers referenced 10 times (4:14-16): 9.7% 1 recovery buffer referenced 9 times (4:47-49): 2.1% 2 recovery buffers referenced 8 times (1:617-619): 3.8% 1 recovery buffer referenced 6 times (4:20-22): 1.4% 1 recovery buffer referenced 2 times (1:503-505): 0.4% Journal effectiveness: 97.3% 175 data records 412 data modification records 423 total modification records 2 commit records 3 rollback records
RMU Dump After_Journalコマンドの例は、『Oracle Rdb Guide to Database Maintenance』および『Oracle Rdb7 Guide to Distributed Transactions』を参照してください。
例3
次の例では、ブロック100またはTSN 52のいずれか先に出現する方からダンプを開始する方法を示します。
$ RMU/DUMP/AFTER_JOURNAL /FIRST=(BLOCK=100,TSN=0:52) mf_personnel.aij
例4
この例では、コミットされたレコードのみをダンプする方法を示します。
$ RMU/DUMP/AFTER_JOURNAL /ONLY=(TYPE=COMMIT) mf_personnel.aij
例5
この例では、領域、ページおよび行を指定した場合のダンプ出力を示します。
RMU/DUMP/AFTER_JOURNAL/AREA=3/PAGE=560/LINE=1 mf_personnel.aij *----------------------------------------------------------------------------- * Oracle Rdb X7.1-00 3-NOV-2005 10:42:23.56 * * Dump of After Image Journal * Filename: DEVICE:[DIRECTORY]MF_PERSONNEL.AIJ;1 * *----------------------------------------------------------------------------- 2/4 TYPE=D, LENGTH=122, TAD= 3-NOV-2005 10:31:12.56, CSM=00 TID=6, TSN=0:640, AIJBL_START_FLG=01, FLUSH=00, SEQUENCE=1 MODIFY: PDBK=3:560:1, LDBID=0, PSN=0, FLAGS=00, LENGTH=84 0022 0000 line 1 (3:560:1) record type 34 00 0001 0002 Control information .... 79 bytes of static data 86726576696C6F54343631303000010D 0005 data '...00164Toliver.' 5020363431411120846E69766C410420 0015 data ' .Alvin. .A146 P' 009820876563616C50206C6C656E7261 0025 data 'arnell Place. ..' 3330484E12208B6175726F636F684307 0035 data '.Chocorua. .NH03' 20F03100630F72B31C00004D373138 0045 data '817M...³r.c.1ð ' 2/6 TYPE=D, LENGTH=224, TAD= 3-NOV-2005 10:31:12.56, CSM=00 TID=6, TSN=0:641, AIJBL_START_FLG=01, FLUSH=00, SEQUENCE=3 MODIFY: PDBK=3:560:1, LDBID=0, PSN=1, FLAGS=00, LENGTH=84 0022 0000 line 1 (3:560:1) record type 34 00 0001 0002 Control information .... 79 bytes of static data 86726576696C6F54343631303000010D 0005 data '...00164Toliver.' 5020363431411120846E69766C410420 0015 data ' .Alvin. .A146 P' 009820876563616C50206C6C656E7261 0025 data 'arnell Place. ..' 3330484E12208B6175726F636F684307 0035 data '.Chocorua. .NH03' 20F03100630F72B31C00004D373138 0045 data '817M...³r.c.1ð ' 3/9 TYPE=D, LENGTH=330, TAD= 3-NOV-2005 10:31:12.73, CSM=00 TID=6, TSN=0:642, AIJBL_START_FLG=01, FLUSH=00, SEQUENCE=5 MODIFY: PDBK=3:560:1, LDBID=0, PSN=2, FLAGS=00, LENGTH=84 0022 0000 line 1 (3:560:1) record type 34 00 0001 0002 Control information .... 79 bytes of static data 86726576696C6F54343631303000010D 0005 data '...00164Toliver.' 5020363431411120846E69766C410420 0015 data ' .Alvin. .A146 P' 009820876563616C50206C6C656E7261 0025 data 'arnell Place. ..' 3330484E12208B6175726F636F684307 0035 data '.Chocorua. .NH03' 20F03100630F72B31C00004D373138 0045 data '817M...³r.c.1ð ' Use "/AIJ_BUFFERS=3" when recovering this AIJ journal. Make sure you have enough working set and pagefile quota for the recommended number of buffers. 1 recovery buffer referenced 3 times (3:559-561): 50.0% 1 recovery buffer referenced 2 times (3:436-438): 33.3% 1 recovery buffer referenced 1 time (3:134-136): 16.6% Journal effectiveness: 54.5% 3 data records 6 data modification records 11 total modification records 3 commit records