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Oracle TimesTen In-Memory Database APIリファレンス・ガイド
リリース7.0
E05170-03
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PWDCrypt

PWDCryptには、対応するPWD値の暗号化された値が含まれています。PWDの値は、クリアテキストで保存されます。クリアテキストでは特殊文字は使用できません。このテキストはUNIXでは.odbc.iniファイル、Windowsではレジストリに保存されます。.odbc.iniファイルまたはWindowsのレジストリにアクセスできるすべてのユーザーがこの属性の値を参照できます。PWDCrypt属性では特殊文字を使用できます。また、大/小文字が区別され、暗号化されたパスワードの値が含まれています。

セキュリティ上の理由から、PWDCrypt属性はユーザーDSNまたはユーザー専用のODBCINIファイルに格納する必要があります。システムDSNにPWDCryptがある場合、すべてのユーザーはクリアテキスト・パスワードの知識がなくても、PWDCryptの値を使用してTimesTenに接続できます。

この属性の値を生成するには、ttuserユーティリティを実行します。

注意

PWDとPWDCryptが両方とも指定されている場合は、PWDの値が使用されます。

アクセス制御が有効でなく、かつAuthenticate= 1またはGroupRestrictが設定されている場合、PWDCrypt属性は使用できません。この場合、オペレーティング・システム固有の認証APIが使用され、UIDおよびPWDが必要です。

PWDはTimesTenシステムには保存されません。

設定

PWDCryptは次のように設定します。

属性の設定場所
属性の表示
設定
CまたはJavaプログラム、あるいはUNIX ODBC.INIファイル
PWDCrypt
ttuserユーティリティによって生成された値を入力します。
Windows ODBCデータソース・アドミニストレータ
「PWDCrypt」フィールド
ttuserユーティリティによって生成された値を入力します。