|
|
|
|
|
compilation(5)
名前
compilation - BEA Tuxedo ATMI システムのアプリケーション・コンポーネントのコンパイル命令
機能説明
アプリケーションのクライアントとサーバ、および BEA Tuxedo システムにリンクされているサブルーチンをコンパイルする場合、プログラマは以下のことを知っておく必要があります。
コード・モジュールを完成し、実行可能プログラムを構築する準備が整ったプログラマは、以下の作業を行うことが必要です。
BEA Tuxedo システムには、この両方の操作をクライアント・モジュールとサーバ・モジュールで実行するための 2 つのコマンド、buildclient() と buildserver() がそれぞれ用意されています。いずれかのコマンドを実行して両方の操作を実行する場合、ファイルをリンクするためのライブラリを必ずコマンド行で指定してください。詳細については、『BEA Tuxedo コマンド・リファレンス』の buildclient(1) または buildserver(1) を参照してください。
リンクするには buildclient または buildserver を実行する必要がありますが、システムではより柔軟なコンパイル方法が提供されています。必要に応じて、自分で選択したコンパイル・コマンドを使用してファイルをコンパイルし、次に buildclient または buildserver を実行してリンク編集を行うこともできます。
このリファレンス・ページの残りの部分では、各種のプログラムで必要なヘッダ・ファイルと環境変数を指定します。
基本的な BEA Tuxedo システム
UNIX システムのヘッダ・ファイルは、必ず BEA Tuxedo system のヘッダ・ファイルの前にインクルードします。一般的に使用される UNIX システムのヘッダ・ファイルは stdio.h と ctype.h です。
環境変数
以下の環境変数を設定し、エクスポートします。
|
状況 |
最初に設定およびエクスポートする環境変数 |
|---|---|
|
次のコマンドを実行する |
|
|
デフォルトのルーチンまたは妥当性検査ルーチンが FML フィールドを参照する |
|
|
サーバを実行する |
TUXCONFIG-バイナリ・コンフィギュレーション・ファイルの絶対パス名 (デフォルトはカレント・ディレクトリ) |
|
ワークステーション・クライアントを実行する |
注記 これらの変数の詳細については、『C 言語を使用した BEA Tuxedo アプリケーションのプログラミング』、『COBOL を使用した BEA Tuxedo アプリケーションのプログラミング』、および『BEA Tuxedo アプリケーションの設定』を参照してください。
共用ライブラリを使用してシステムが構築された場合、クライアントを実行する前に、共用ライブラリの位置を定義する環境変数を設定する必要があります。
|
プラットフォーム |
設定する環境変数 |
|---|---|
|
HP-UX と AIX 以外のすべてのプラットフォーム |
LD_LIBRARY_PATH=$TUXDIR/lib |
|
HP-UX |
SHLIB_PATH=$TUXDIR/lib |
|
AIX |
LIBPATH=$TUXDIR/lib |
注記 サーバ用のオプションの詳細については、servopts(5) マニュアル・ページを参照してください。
FML プログラム
FML 関数を呼び出す C プログラムには、以下のヘッダ・ファイルをここに示す順序でインクルードします。
#include <UNIX_header_files> (アプリケーションが必要とする場合)
#include "fml.h"
FML プログラムのコンパイル
FML の関数を含むプログラムをコンパイルするには、次のようにコマンドを実行します。
cc pgm.c -I $TUXDIR/include -L $TUXDIR/lib -lfml -lengine -o pgm
ここで、pgm は、実行可能ファイルの名前です。
-L オプションがローカルでサポートされていない場合は、代わりに次のコマンドを使用してください。
cc pgm.c -I $TUXDIR/include $TUXDIR/lib/libfml.a $TUXDIR/lib/libengine.a -o pgm
注記 ライブラリの指定順序は重要です。ここに示した通りの順序で指定してください。
FML VIEWS のコンパイル
FML VIEW コンパイラを使用する場合は、次のようにコマンドを実行します。
viewc view_file
view_file は、VIEW 用のソース記述を格納している 1 つ以上のファイルです。
注記 viewc は、C コンパイラを呼び出します。使用するコンパイラを指定する場合は、環境変数 CC を使用することができます。コンパイラにパラメータのセットを渡す場合は、環境変数 CFLAGS を使用することができます。
FML の環境変数
FML を使用するアプリケーションを実行するときは、以下の環境変数を設定してエクスポートします。
viewc を実行するときは、以下の環境変数を設定してエクスポートします。
関連項目
buildclient(1)、buildserver(1)、viewc、viewc32(1)
UNIX システムのリファレンス・マニュアルの cc(1)、mc(1)
|
|
|
|
|
|
Copyright © 2001 BEA Systems, Inc. All rights reserved.
|