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tpusradd(1)

名前

tpusradd-新しいプリンシパルをシステムに追加

形式

tpusradd [-u UID ] [-g GID] [-c client_name] usrname

機能説明

tpusradd を実行すると、BEA Tuxedo セキュリティ・データ・ファイルに新しいプリンシパル (ユーザまたはドメイン) のエントリが追加されます。この情報は、AUTHSVR(5) サーバでユーザ単位の認証に使用されます。

このコマンドを正常に実行するには、以下の準備が必要です。

アプリケーションがアクティブでない場合、tpusradd をコンフィギュレーションの MASTER 上で実行する必要があります。アクティブな場合は、このコマンドはどのアクティブなノードでも実行できます。

このコマンドで作成されたシステム・ファイル・エントリは 1 行の制限が 512 文字です。いくつもの(複数の)オプションに長い引数を指定するとこの制限を超えることがあります。

以下のオプションが使用できます。

-u uid

ユーザ識別番号を指定します。uid は、16K より小さい正の 10 進数でなければなりません。UID は、アプリケーションの既存の識別子のリスト中で一意でなければなりません。uid のデフォルトは、1 以上の次の使用可能な (一意な) 識別子です。

-g gid

既存のグループの整数の識別子またはグループ名の文字列を指定します。このオプションによって、新しいユーザがどのグループに属するかを定義します。デフォルトは、"other" グループ (識別子 0)です。

-c client_name

ユーザに関連付けるクライアント名を、表示可能な文字列で指定します。このオプションを指定した場合、通常は、関連付けられたユーザの役割を表し、ユーザのエントリに関する付加的な情報となります。コロン (:) または改行文字 (¥n) を使うことはできません。このオプションを指定しないと、デフォルトはワイルドカード'*' になり、この場合、どのようなクライアント名を指定しても認証が成功します。

Usrname

ユーザの新しいログイン名を、表示可能な文字列で指定します。コロン (:)、シャープ (#)、または改行文字 (\n) を使うことはできません。ユーザ名は、アプリケーション用の既存の識別子のリスト中で一意でなければなりません。

管理者は、追加したユーザに割り当てるパスワードを入力するように要求されます。

ユーザ単位の認証や管理者のパーミッションの設定について詳しくは、AUTHSVR(5)を参照してください。

移植性

このコマンドは、BEA Tuxedo サーバ環境がサポートされるプラットホームで実行できます。

診断

tpusradd コマンドは正しく完了すると、終了コード 0 で終了します。

使用例

以下の一連のコマンドは、簡単なユーザ・ファイルの作成例を示します。

$ # 1. Add usrname foo with cltname bar and UID 100  
$ tpusradd -u 100 -c bar foo
$ # 2. Add usrname foo with tpsysadm cltname and no UID
$ tpusradd -c tpsysadm foo

次の表は、アプリケーションへの様々なアクセス要求の認証に使用されるユーザ・エントリ (上に書かれている数字で示されます) と、関連付けられる uid/gid を示します。N/A は、ユーザ・ファイルに一致するエントリが存在しないため、要求が許可されないことを示します。

Usrname Cltname Password Entry  Uid     Gid  
------- ------- -------------- --- ---
"foo" "bar" 2 100 0
"foo" "" 1 1 0
"foo" "tpsysadm" 3 0 8192
"guest" "tpsysadm" N/A N/A N/A

次に示す例は、上で作成したユーザ・ファイルを処理する AUTHSVR のインスタンスの "SERVERS" セクション・エントリです。

AUTHSVR SRVGRP=G SRVID=1 RESTART=Y GRACE=0 MAXGEN=2 CLOPT="-A"

関連項目

tpgrpadd(1)tpgrpdel(1)tpgrpmod(1)tpusrdel(1)tpusrmod(1)AUTHSVR(5)

『BEA Tuxedo アプリケーション実行時の管理』

 

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