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ワークステーションで BEA Tuxedo システムのクライアントを実行する
開発およびテストが終了したクライアント・プログラムは、ワークステーションに移動でき、ユーザ側で利用可能になります。
ワークステーション・クライアントのディレクトリ構造
次の表は、BEA Tuxedo システムの Workstation コンポーネントをインストールした場合のワークステーション・クライアントのディレクトリ構造を示しています。
環境変数を設定する ワークステーション・クライアントでは、いくつかの環境変数を使用します。 次の表は、ワークステーション・クライアントがアプリケーションに参加しようとするときに、tpinit(3c) または TPINITIALIZE(3cbl) によってチェックされる環境変数を示しています。 これらの環境変数の設定方法については、『BEA Tuxedo アプリケーションの設定』 の 「ワークステーション・クライアントの設定」 を参照してください。
UNIX ワークステーション上のワークステーション・クライアントでは、使用する BEA Tuxedo システムの機能に応じて、上記以外の環境変数が必要になる場合があります。 状況に応じて必要となる変数については、『ファイル形式、データ記述方法、MIB、およびシステム・プロセスのリファレンス』の compilation(5) リファレンス・ページを参照してください。 環境ファイルを作成する 作成した環境ファイルは、tpinit(3c) または TPINITIALIZE(3cbl) の呼び出し時に読み込まれます。 次のリストは、2 つの異なるアプリケーションで使用されるサンプル・ファイルです。 環境ファイル このファイルの形式は次のとおりです。 TUXDIR=/opt/tuxedo
[application1]
;this is a comment
/*これはコメントです*/
#this is a comment
//this is a comment
set FIELDTBLS=app1_flds
set FLDTBLDIR=/opt/app1/udataobj
[application2]
FIELDTBLS=app2_flds
FLDTBLDIR=/opt/app2/udataobj
variable=value
または
set variable=value
variable の先頭には、英字または下線 (_) を指定し、以降は英数字または下線 (_) で構成します。value には改行文字以外のすべての文字を指定できます。
[label]
label はセクションの名前であり、上記の variable の規則が適用されます。 31 文字を超える部分は切り捨てられます。
tuxreadenv を使用する
tuxreadenv(3c) 関数を呼び出すと、環境ファイルが読み込まれ、プラットフォームに関係なく、プロセス全体の環境に環境変数が追加されます。 変数を利用するには tuxgetenv(3c) を使用し、変数をリセットするには、tuxputenv(3c) を使用します。
void tuxreadenv(char *file, char *label)
file が NULL の場合は、デフォルトのファイル名が使用されます。 各プラットフォームのデフォルトのファイル名は次のとおりです。
label の値が NULL の場合は、グローバル・セクションの変数だけが環境に組み込まれます。 これ以外の値が label に設定されている場合は、グローバル・セクションの変数および label に一致するセクション内の変数が環境に組み込まれます。
次の場合は、userlog にエラー・メッセージが記録されます。
tpinit(3c) を明示的に呼び出すか、または別の ATMI 関数を呼び出して暗黙的に呼び出すたびに、ワークステーション・クライアントには tuxreadenv(3c) が自動的に呼び出されます。 環境に設定されている WSENVFILE は、環境ファイルを示します。設定されていない場合は、tuxreadenv() にファイル名として NULL が渡され、デフォルトのファイルが使用されます。 環境に設定されている WSAPP は、環境ファイルのセクションのラベルとして使用されます。設定されていない場合は、tuxreadenv() にラベル名として NULL が渡されます。 アプリケーション・クライアントは、tuxreadenv() を明示的に呼び出すこともできます。
インプリメントされた環境は、プラットフォームごとに異なる方法で使用できます。 環境に対する共通のインターフェイスは、既存の tuxgetenv(3c) 関数および tuxputenv(3c) 関数により提供されます。 これらの関数により、次の変数にアクセスできます。
関連項目
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