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Tuxedo のファイル形式とデータ記述方法

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T_APPQSPACE クラスの定義

概要

T_APPQSPACE クラスは、アプリケーション・キュー・スペースを表します。アプリケーション・キュー・スペースとは、BEA Tuxedo システム・デバイス内の領域です。デバイスとその属性については、TM_MIB(5)T_DEVICE クラスを参照してください。一般に、各キュー・スペースには 1 つまたは複数のアプリケーション・キューがあり、各キューにはメッセージが格納されます。

キュー・スペースには、名前 (TA_APPQSPACENAME 属性)、キュー・スペースが存在するデバイス (TA_QMCONFIG 属性)、およびデバイスが存在する論理マシン (TA_LMID 属性) によって一意に識別されます。

キュー・スペースは通常、コンフィギュレーション済みのアプリケーションの中では 1 つのサーバ・グループだけに関連付けられます。キュー・スペース名とデバイス名は、T_GROUP オブジェクトの TA_OPENINFO 属性のコンポーネントです。

制限事項

すべてのキー・フィールドを未設定にすると、このクラスのインスタンスをすべて検索できません。反対に、アプリケーション・キュー・スペースを 1 つでも明示的に指定するには、すべてのキー・フィールドを指定する必要があります。コンフィギュレーションされていない (TUXCONFIG 環境変数が未設定の) アプリケーションのコンテキストで tpadmcall() を介してローカル・キュー・スペースにアクセスすると、例外が 1 つ発生します。この場合、TA_LMID キー・フィールドを省略する必要があります。

/Q MIB 内のすべてのオブジェクトに対する操作は暗黙的にキュー・スペースを使用するため、上記のキュー・スペースのアクセスに関する制限は、T_APPQT_APPQMSG、および T_APPQTRANS オブジェクトにも適用されます。

属性表

表 9 APPQ_MIB(5):T_APPQSPACE クラス定義の属性表

属性 a

タイプ

パーミッション

デフォルト値

TA_APPQSPACENAME(k)(r)(*)

TA_QMCONFIG(k)(r)(*)

TA_LMID(k)(r)(*)b

string

string

string

ru-r--r--

ru-r--r--

ru-r--r--

string[1..15]

string[1..78]

string[1..30]

N/A

N/A

N/A

TA_STATE(k)c

string

rwxrwxr--

GET: "{INA | INI | OPE | ACT}"

SET: "{NEW | OPE | CLE | INV}"

N/A

N/A

TA_BLOCKING

TA_ERRORQNAME

TA_FORCEINIT—>

TA_IPCKEY(r)

TA_MAXMSG(r)

TA_MAXPAGES(r)

TA_MAXPROC(r)

TA_MAXQUEUES(r)d

TA_MAXTRANS(r)

TA_MAXACTIONS

TA_MAXHANDLES

TA_MAXOWNERS

TA_MAXTMPQUEUES

TA_MAXCURSORS

TA_MEMNONPERSIST

TA_MEMFILTERS

TA_MEMOVERFLOW

long

string

string

long

long

long

long

long

long

long

long

long

long

long

string

long

long

rw-r--r--

rw-r--r--

rw-r--r--

rw-r--r--

rw-r--r--

rw-r--r--

rw-r--r--

rw-r--r--

rw-r--r--

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rw-r--r--

rw-r--r--

rw-r--r--

rw-r--r--

rw-r--r--

rw-r--r--

rw-r--r--

0 <= num

string[0..15]

{Y | N}

32769 <= num <= 262143

0 <= num

0 <= num

0 <= num

0 <= num

0 <= num

0 <= num

0 <= num

0 <= num

0 <= num

0 <= num

0 <= num[bB]

0 <= num

0 <= num

16

""

N

N/A

N/A

N/A

N/A

N/A

N/A

0

0

0

0

0

0

0

0

TA_MEMSYSTEMRESERVED

TA_MEMTOTALALLOCATED

long

long

r--r--r--

r--r--r--

0 <= num

0 <= num

N/A

N/A

TA_CUREXTENT

TA_CURMSG

TA_CURPROC

TA_CURQUEUES

TA_CURTRANS

TA_CURACTIONS

TA_CURHANDLES

TA_CUROWNERS

TA_CURTMPQUEUES

TA_CURCURSORS

TA_CURMEMNONPERSIST

TA_CURMEMFILTERS

TA_CURMEMOVERFLOW

TA_HWMSG

TA_HWPROC

TA_HWQUEUES

TA_HWTRANS

TA_HWACTIONS

TA_HWHANDLES

TA_HWOWNERS

TA_HWTMPQUEUES

TA_HWCURSORS

TA_HWMEMNONPERSIST

TA_HWMEMFILTERS

TA_HWMEMOVERFLOW

TA_PERCENTINIT

long

long

long

long

long

long

long

long

long

long

long

long

long

long

long

long

long

long

long

long

long

long

long

long

long

long

r--r--r--

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R--R--R--

R--R--R--

R--R--R--

R--R--R--

R--R--R--

R--R--R--

R--R--R--

r--r--r--

0 <= num <= 100

{ 0 <= num | -1 }

0 <= num

{ 0 <= num | -1 }

0 <= num

0 <= num

0 <= num

0 <= num

0 <= num

0 <= num

0 <= num

0 <= num

0 <= num

0 <= num

0 <= num

0 <= num

0 <= num

0 <= num <= 100

0 <= num

0 <= num

0 <= num

0 <= num

0 <= num

0 <= num

0 <= num

0 <= num

N/A

N/A

N/A

N/A

N/A

N/A

N/A

N/A

N/A

N/A

N/A

N/A

N/A

N/A

N/A

N/A

N/A

N/A

N/A

N/A

N/A

N/A

N/A

N/A

N/A

N/A

( k )-GET キー・フィールド
( r )-オブジェクト作成に必要なフィールド
( * )-必須の SET キー・フィールド


  a. T_APPQSPACE クラスの属性はすべてローカルです。
b. アプリケーションがコンフィギュレーションされていない (TUXCONFIG 環境変数が設定されていない) 場合を除き、TA_LMID はキー・フィールドとして指定する必要があります。
c. T_APPQT_APPQMSG、および T_APPQTRANS オブジェクトのすべての操作 (GETSET) は、関連付けられているキュー・スペースを自動的にオープンします。つまり、キュー・スペースの状態が OPEn または ACTive になっていない場合、暗黙的に OPEn に設定します。キュー・スペースが大きいと、この操作は時間がかかります。
d. アプリケーション・キューの作成後は、TA_MAXQUEUES を変更できません。

属性の意味

TA_APPQSPACENAME: string[1..15]

アプリケーション・キュー・スペースの名前。

TA_QMCONFIG: string[1..78]

アプリケーション・キュー・スペースが存在するファイルまたはデバイスの絶対パス名。

TA_LMID: string[1..30] (no comma)

アプリケーション・キュー・スペースが存在する論理マシンの識別子。

TA_STATE:

GET: {INActive | INItializing | OPEn | ACTive}

GET 操作は、選択したアプリケーション・キュー・スペースに関する情報を検索します。以下に、GET 要求に対する応答で返される TA_STATE の意味を示します。


 

SET: {NEW | OPEn | CLEaning | INValid}

SET 操作は、選択したアプリケーション・キュー・スペースを変更するか、または新しいキュー・スペースを作成します。以下に、SET 要求によって返される TA_STATE の意味を示します。これ以外の状態を設定することはできません。


 

TA_BLOCKING: 0 <= num

キュー・スペースのディスク領域管理で使用するブロック化係数。新しいキュー・スペースが作成された場合のデフォルトは 16 です。

TA_CURACTIONS: 0 <= num

この属性は、キュー・スペースで使用される現在のアクション数を指定します。この数は、キュー・スペースが OPEn または ACTive の場合、またはキュー・スペースを新規に作成する場合にのみ指定できます。どの条件にも該当しない場合は、-1 が返されます。

TA_CURCURSORS: 0 <= num

この属性は、キュー・スペースで使用される現在のカーソル数を指定します。この数は、キュー・スペースが OPEn または ACTive の場合、またはキュー・スペースを新規に作成する場合にのみ指定できます。どの条件にも該当しない場合は、-1 が返されます。

TA_CUREXTENT: 0 <= num <= 100

キュー・スペースで使用される現在のエクステント数。最大値は 100 です。TA_MAXPAGES 属性の値が増加するごとに、新規にエクステントが割り当てられます。この属性を変更すると、キュー・スペース内のすべての一時的メッセージは完全に失われます。

TA_CURHANDLES: 0 <= num

この属性は、キュー・スペースで使用される現在のハンドル数を指定します。この数は、キュー・スペースが OPEn または ACTive の場合、またはキュー・スペースを新規に作成する場合にのみ指定できます。どの条件にも該当しない場合は、-1 が返されます。

TA_CURMEMFILTERS: 0 <= num

この属性は、キュー・スペースでフィルタ用に使用される現在のバイト数を指定します。この数は、キュー・スペースが OPEn または ACTive の場合、またはキュー・スペースを新規に作成する場合にのみ指定できます。どの条件にも該当しない場合は、-1 が返されます。

TA_CURMEMNONPERSIST: 0 <= num

キュー・スペース内の一時的メッセージによって使用される現在のメモリ容量 (バイト)。この数は、キュー・スペースが OPEn または ACTive の場合、またはキュー・スペースを新規に作成する場合にのみ指定できます。どの条件にも該当しない場合は、-1 が返されます。

TA_CURMEMOVERFLOW: 0 <= num

この属性は、キュー・スペース内のオーバフロー・メモリで使用される現在のバイト数を指定します。この数は、キュー・スペースが OPEn または ACTive の場合、またはキュー・スペースを新規に作成する場合にのみ指定できます。どの条件にも該当しない場合は、-1 が返されます。

TA_CURMSG: 0 <= num

キュー・スペース内の現在のメッセージ数。この数は、キュー・スペースが OPEn または ACTive の場合、またはキュー・スペースを新規に作成する場合にのみ指定できます。どの条件にも該当しない場合は、-1 が返されます。

TA_CUROWNERS: 0 <= num

この属性は、キュー・スペースで使用される現在の所有者数を指定します。この数は、キュー・スペースが OPEn または ACTive の場合、またはキュー・スペースを新規に作成する場合にのみ指定できます。どの条件にも該当しない場合は、-1 が返されます。

TA_CURPROC: 0 <= num

キュー・スペースに現在アクセスしているプロセスの数。

TA_CURQUEUES: 0 <= num

キュー・スペース内に存在しているメッセージの数。この数は、キュー・スペースが OPEn または ACTive の場合、またはキュー・スペースを新規に作成する場合にのみ指定できます。どの条件にも該当しない場合は、-1 が返されます。

TA_CURTMPQUEUES: 0 <= num

この属性は、キュー・スペースで使用される一時キューの現在の数を指定します。この数は、キュー・スペースが OPEn または ACTive の場合、またはキュー・スペースを新規に作成する場合にのみ指定できます。どの条件にも該当しない場合は、-1 が返されます。

TA_CURTRANS: 0 <= num

キュー・スペースを使用する未終了トランザクションの現在の数。

TA_ERRORQNAME: string[0..15]

キュー・スペースに関連付けるエラー・キューの名前。エラー・キューが存在しない場合、GET 要求で空文字列が返されます。

TA_FORCEINIT:{Y | N}

キュー・スペースに対して、新規のエクステントでディスク・ページを初期化するかどうかを指定します。デフォルト値は、「初期化しない」です。デバイス・タイプ (通常ファイルや raw スライスなど) によっては、要求しなくても初期化を行うことができます。

TA_HWACTIONS: 0 <= num

この属性は、キュー・スペースが最後にオープンされた後に、キュー・スペースに同時に到達するアクションの最大数を指定します。キュー・スペースの状態が CLEaning に設定されると、この値は 0 にリセットされます。

TA_HWCURSORS: 0 <= num

この属性は、キュー・スペースが最後にオープンされた後に、キュー・スペースで同時に作成されるカーソルの最大数を指定します。キュー・スペースの状態が CLEaning に設定されると、この値は 0 にリセットされます。

TA_HWHANDLES: 0 <= num

この属性は、キュー・スペースが最後にオープンされた後に、キュー・スペースで同時にオープンされるハンドルの最大数を指定します。キュー・スペースの状態が CLEaning に設定されると、この値は 0 にリセットされます。

TA_HWMEMFILTERS: 0 <= num

この属性は、キュー・スペースが最後にオープンされた後に、キュー・スペースでフィルタ用に使用される最大バイト数を指定します。キュー・スペースの状態が CLEaning に設定されると、この値は 0 にリセットされます。

TA_HWMEMNONPERSIST: 0 <= num

キュー・スペースが最後にオープンされた後に、一時的メッセージによって使用される最大メモリ容量 (バイト)。キュー・スペースの状態が CLEaning に設定されると、この値は 0 にリセットされます。

TA_HWMEMOVERFLOW: 0 <= num

この属性は、キュー・スペースが最後にオープンされた後に、キュー・スペースのオーバフロー・メモリで使用される最大バイト数を指定します。キュー・スペースの状態が CLEaning に設定されると、この値は 0 にリセットされます。

TA_HWMSG: 0 <= num

キュー・スペースが最後にオープンされてからの特定の時点でキュー・スペース内に存在する最大メッセージ数。キュー・スペースの状態が CLEaning に設定されると、この値は 0 にリセットされます。

TA_HWOWNERS: 0 <= num

この属性は、キュー・スペースが最後にオープンされた後に、キュー・スペースに同時に到達する所有者の最大数を指定します。キュー・スペースの状態が CLEaning に設定されると、この値は 0 にリセットされます。

TA_HWPROC: 0 <= num

キュー・スペースが最後にオープンされた後に、キュー・スペースに同時にアタッチされる最大プロセス数。キュー・スペースの状態が CLEaning に設定されると、この値は 0 にリセットされます。

TA_HWQUEUES: 0 <= num

キュー・スペースが最後にオープンされてからの特定の時点でキュー・スペース内に存在する最大キュー数。キュー・スペースの状態が CLEaning に設定されると、この値は 0 にリセットされます。

TA_HWTMPQUEUES: 0 <= num

この属性は、キュー・スペースが最後にオープンされた後に、キュー・スペースで同時にオープンされる一時キューの最大数を指定します。キュー・スペースの状態が CLEaning に設定されると、この値は 0 にリセットされます。

TA_HWTRANS: 0 <= num

キュー・スペースが最後にオープンされてからの特定の時点でキュー・スペースを使用する未処理トランザクションの最大数。キュー・スペースが複数のアプリケーションからアクセスされる場合、TUXCONFIG 環境変数で指定されるアプリケーションだけではなく、すべてのアプリケーションを含む値になります。キュー・スペースの状態が CLEaning に設定されると、この値は 0 にリセットされます。

TA_IPCKEY: 32769 <= num <= 262143

キュー・スペースの共用メモリにアクセスするときに使用する IPC キー。

TA_MAXACTIONS: 0 <= num

この属性は、BEA Tuxedo インフラストラクチャのキューイング・サービス・コンポーネントが同時に処理できる追加アクション数を指定します。ブロッキング操作の発生時に追加操作を利用できる場合、ブロッキング操作は条件を満たす状態になるまで保留されるように設定されます。ブロッキング操作が保留されると、ほかの操作要求を処理できます。ブロッキング操作が完了すると、その操作に関連する操作は続く操作でも実行できるようになります。システムでは、キュー・スペースにアタッチ可能なプロセスの数と同じ数だけ操作が予約されているため、それぞれのキュー・マネージャ・プロセスは少なくとも 1 つブロッキング操作を所有できます。システムによって予約されているブロッキング操作の数を超える場合、管理者は予約数より多くの追加ブロッキング操作に対応できるようにシステムを設定することができます。ブロッキング操作が要求された時点ですぐに条件を満たす状態にならず、利用可能な操作もない場合には、操作は失敗します。

TA_MAXCURSORS: 0 <= num

この属性は、BEA Tuxedo インフラストラクチャのキューイング・サービス・コンポーネントのユーザが同時に使用できるカーソル数を指定します。カーソルは、キューの操作に使用されます。カーソルを破棄すると、そのカーソル・リソースは次のカーソル作成操作に利用できるようになります。カーソルがアプリケーションによって使用される場合、管理者は同時に割り当てることができるカーソルの最大数に対応するようにシステムを設定する必要があります。ユーザがカーソルを作成する際に利用可能なカーソル・リソースがないと、操作は失敗します。BEA Tuxedo アプリケーションではこの値を調整する必要はありません。この値を調整しても、共用メモリを必要以上に浪費するだけで、BEA Tuxedo アプリケーションには何の効果もありません。

TA_MAXHANDLES: 0 <= num

この属性は、BEA Tuxedo インフラストラクチャのキューイング・サービス・コンポーネントのユーザが同時に使用できるハンドル数を指定します。キューイング・サービス API によって操作されるオブジェクトでは、そのオブジェクトにアクセスするためのハンドルが必要です。キューイング・サービス API の呼び出しによりオブジェクトがオープンされると、新しいハンドルが作成されてユーザに返されます。オブジェクト・ハンドルを閉じると、そのハンドルは開かれている次のオブジェクトの操作に利用できるようになります。キューイング・サービス API がアプリケーションによって使用される場合、管理者は、同時にオープンされる最大ハンドル数に対応できるようにシステムをコンフィギュレーションする必要があります。ユーザがキューイング・サービス・オブジェクトを開く際に利用可能なハンドルがないと、操作は失敗します。この値を調整しても、共用メモリを必要以上に浪費するだけで、BEA Tuxedo アプリケーションには何の効果もありません。

TA_MAXMSG: 0 <= num

ある時点でキュー・スペースに保存可能な最大メッセージ数。

TA_MAXOWNERS: 0 <= num

この属性は、キューイング・サービスのリソースを同時に使用することを許可された、BEA Tuxedo インフラストラクチャの認証済みユーザの追加数を指定します。開いているハンドルの数に関係なく、各ユーザに 1 つのオーナ・レコードがあります。開いているハンドルがない場合、次のユーザがオーナ・レコードを使用できます。システムでは、操作数と同じ数だけオーナが予約されているため、異なるオーナが各操作を開始できます。同時にキューイング・サービス・リソースを使用できるシステムによって予約されているオーナ数を超える場合、管理者は予約数より多くの追加オーナに対応できるようにシステムを設定することができます。ユーザがハンドルを開こうとした時点で開いているハンドルがなく、利用できるオーナがないと、操作は失敗します。この値を調整しても、共用メモリを必要以上に浪費するだけで、BEA Tuxedo アプリケーションには何の効果もありません。

TA_MAXPAGES: 0 <= num

キュー・スペース内のすべてのキューに対する最大ディスク・ページ数。TA_MAXPAGES 属性が増加するごとに、新しいエクステントが割り当てられます (TA_CUREXTENT を参照)。この属性に小さい値を指定してページ数を減少させることはできません。この場合、エラーが報告されます。

TA_MAXPROC: 0 <= num

キュー・スペースに追加可能な最大プロセス数。

TA_MAXQUEUES: 0 <= num

ある時点でキュー・スペースに保存可能な最大キュー数。

TA_MAXTMPQUEUES: 0 <= num

この属性は、BEA Tuxedo インフラストラクチャのキューイング・サービス・コンポーネントで同時にオープンできる一時キューの数を指定します。一時キューを使用すると、管理者はアプリケーションで使用する各キューを設定する必要がなくなります。一時キューは、動的な自己設定型アプリケーションによって使用されます。一時キューには、永続的メッセージは登録されません。一時キューへのすべてのハンドルが閉じると、一時キューのリソースは次の一時キューの作成で使用できるようになります。一時キューがアプリケーションによって使用される場合は、管理者は同時にアクティブにできる一時キューの最大数に対応できるようにシステムを設定する必要があります。ユーザが一時キューを開く際に、利用可能な一時キューのリソースがないと、操作は失敗します。この値を調整しても、共用メモリを必要以上に浪費するだけで、BEA Tuxedo アプリケーションには何の効果もありません。

TA_MAXTRANS: 0 <= num

キュー・スペースで同時にアクティブにできる最大トランザクション数。

TA_MEMFILTERS: 0 <= num

この属性は、ユーザ定義フィルタのコンパイル表現を格納するために、共用メモリで確保するメモリ領域のサイズを指定します。メモリ・サイズはバイト単位で指定します。フィルタは、キューからのメッセージの取り出し操作やカーソル操作においてメッセージを選択する際に、BEA Tuxedo インフラストラクチャのキューイング・サービス・コンポーネントによって使用されます。いろいろな文法を使用して指定されたフィルタは、BEA Tuxedo インフラストラクチャの通常の形式にコンパイルされて、共用メモリに格納されます。フィルタは、コンパイル時に返されるハンドルによって参照されます。フィルタを破棄すると、そのフィルタが使用していたメモリを、次のコンパイル済みフィルタで利用できるようになります。フィルタがアプリケーションによって定義される場合、管理者は同時にコンパイルできるフィルタの最大数に対応できるようにシステムを設定する必要があります。ユーザが新しいフィルタを作成する際に、コンパイル後のフィルタに割り当てるための十分なメモリがないと、操作は失敗します。この値を調整しても、共用メモリを必要以上に浪費するだけで、BEA Tuxedo アプリケーションには何の効果もありません。

TA_MEMNONPERSIST: 0 <= num [bB]

この属性は、キュー・スペース内のすべてのキューの一時的メッセージを格納するために、共用メモリに確保する領域のサイズを指定します。メモリのサイズは、バイト (b) またはブロック (B) で指定します。ここでは、ブロックのサイズはディスク・ブロックのサイズと等しくなります。[bB] 接尾辞は指定してもしなくても構いませんが、指定しなかった場合はデフォルトでブロック (B) になります。

この属性の値をバイト (b) で指定すると、システムはその値をページあたりのバイト数で割り (ページ・サイズはディスク・ページ・サイズと等しい)、結果を最近値の整数に切り捨て、そのページ数のメモリを割り当てます。たとえば、ページ・サイズを 1024 バイト (1KB) として考えると、要求された値が 2000b の場合は 1 ページ分 (1024 バイト) のメモリ割り当てが行われ、要求された値が 2048b の場合は 2 ページ分 (2048 バイト) のメモリ割り当てが行われます。ページあたりのバイト数より小さい値を要求すると、0 ページ (0 バイト) が割り当てられます。

この属性の値をブロック (B) で指定し、1 メモリ・ブロックが 1 メモリ・ページと等しいとすると、システムは指定した値と同じページ数を割り当てます。たとえば、要求された値が 50B の場合、50 ページ分のメモリ割り当てが行われます。

TA_MEMNONPERSIST が変更されると、指定されたキュー・スペース内のすべての一時的メッセージが永久に失われます。

キュー・スペースの TA_MEMNONPERSIST がゼロ (0) の場合、一時的メッセージ用の領域は確保されません。この場合、一時的メッセージをキューに登録しようとしても失敗します。たとえば、メッセージに対してサービスの配信の品質が指定されずに、ターゲット・キューの T_APPQ クラスの TA_DEFDELIVERYPOLICY 属性が NONPERSIST に設定された場合などです。非永続的配信では、メモリ領域のすべてが使用されている場合や分割されたメッセージをキューに登録できない場合、メッセージ用の永続ストレージが十分にあっても、メッセージのキュー登録は異常終了します。同様に、永続ストレージのすべてが使用されている場合や分割されたメッセージをキューに登録できない場合、メッセージ用の非永続ストレージが十分にあっても、メッセージの登録操作は異常終了します。

TA_MEMOVERFLOW: 0 <= num

この属性は、割り当て済みの共用メモリの一部または全部が使用されたピーク負荷状況に対応するために共用メモリ内に確保する領域のサイズを指定します。メモリ・サイズはバイト単位で指定します。追加オブジェクトは、先着順でこの追加メモリから割り当てられます。追加メモリで作成されたオブジェクトを閉じるか破棄すると、次に共用メモリ・リソース不足が発生するときに備えてメモリは解放されます。この追加メモリ領域では、設定数より多くのオブジェクトを生成できますが、特定のオブジェクトに対していつでも使用できるとは限りません。現在このメモリ領域を使用できるのは、アクション、ハンドル、カーソル、オーナ、一時キュー、タイマー、およびフィルタだけです。

TA_MEMSYSTEMRESERVED: 0 <= num

この属性は、キューイング・サービス・システムが使用するために共用メモリ内に確保するメモリ容量の合計 (バイト) を指定します。

TA_MEMTOTALALLOCATED: 0 <= num

この属性は、すべてのキューイング・サービス・オブジェクトに割り当てられる共用メモリ容量の合計 (バイト) を指定します。

TA_PERCENTINIT: 0 <= num <= 100

キュー・スペース用に初期化されるディスク領域のパーセンテージ。

 

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