リリース ノート

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確認済みの制限事項

この節では、BEA WebLogic Integration (WLI) のリリース 10.2 で確認されている制限事項について説明します。確認済みの制限事項は以下のトピックに分類されています。

注意 : BEA WebLogic Platform 10.2 の確認済みの制限事項については、『BEA Products のインストールおよびコンフィグレーション リリース ノート』を参照してください。

 


管理、コンフィグレーション、および Worklist アプリケーション

問題 ID
説明
CR353849
ドメイン コンフィグレーション ウィザードを使用して WLI ドメインをコンフィグレーションする際に、[データベース スクリプトの実行] ウィンドウのドロップダウン リストからデータベースとして MS SQL 2005 を選択しても、p13nDataSource 用のスクリプトが表示されない
解決策 : ドロップダウン リストでは、p13nDataSource が表示されるようデータベースのバージョンとして 2000 を選択し、スクリプトは MS SQL 2005 に対して実行します。データベース スクリプトは MS SQL 2000 と MS SQL 2005 で共通であるため、ドメインは MS SQL 2005 でも問題なく動作します。
この問題は、WLI および WebLogic Portal 用にドメインを作成した場合は発生しません。
CR349800
WebLogic Platform のインストールでは、WebLogic Server と Weblogic Integration を BEA ホーム以外の場所にインストールしたり、Weblogic Server ホームと WebLogic Integration ホームを別々の名前にしたりできるが、WebLogic Integration ではこのようなインストールはサポートされていない
解決策 : WebLogic Server と WebLogic Integration を同じ BEA_HOME にインストールします。WebLogic Server ディレクトリは「%BEA_HOME%/wlserver_10.0」、WebLogic Integration ディレクトリは「%BEA_HOME%/wli_10.2」にする必要があります。なお、BEA_HOME は製品のインストール ディレクトリです。
CR300337
JWS から JPD を呼び出すと、クラスタ内での JPD から JWS へのコールバックが失敗する
解決策 : JWS から JPD を呼び出すために使用するプロセス コントロールのコールバック処理では、com.bea.control.annotations.MessageBuffer を使用しないでください。クラスタ環境で com.bea.control.annotations.MessageBuffer アノテーションを使用した場合、信頼性の高い動作にはなりません。
CR300140
ワークリスト インスタンスに対して新しく作成したイベント サブスクリプションの編集中に、編集内容が他のイベント サブスクリプションと干渉する
解決策 : 作成したイベント サブスクリプションを削除して再作成します。[サブスクリプションの追加] ページでは、2 つの編集リンクが相互に干渉していますが、ここで新しいサブスクリプションに追加したいすべての値を入力します。
CR299266
アプリケーション ソースをアップグレードした後、MFL のトランスフォーメーションが XQuery の例外 (XQRLUserException) で失敗する
8.x と異なり、10.2 では、MFL から派生する XMLBean はネームスペースに属しています。そのため、出力タイプとして MFL 派生の XMLBean を使用するアップグレード後の XQuery トランスフォーメーションは、適切なネームスペースの要素を持つ XML を生成するように手動で更新する必要があります。使用されるネームスペースは、スキーマのソース ディレクトリを基準とする MFL ファイルのパスによって決まります。
たとえば、MFL ファイルが project/schemas/dir/purchase.mfl にある場合、生成される XMLBean は XML ネームスペース dir/purchase に属します。
CR296394
データベースに存在しないデフォルト値がユーザ ポータルに表示され、これらの値をそのまま使用すると、値がデータベースに挿入される
これらの値は、ユーザ ポータルでの作業を軽減することを目的として設定されるデフォルト値です。
CR295076
ドメインを DB2 で構成した場合、ワークリスト アプリケーションでデータベース デッドロックが発生することがある。
解決策 : このポイントで確認済みの解決策はありません。
CR292434
Microsoft SQL 使用時のデータベース デッドロックの可能性
Microsoft SQL を使用してドメインを構成した場合、データベースのデッドロックが発生する可能性があります。
解決策 : ドメインを作成した後、「SendStringParametersAsUnicode=false」プロパティが追加されるようにデータソース スクリプトを変更してください。
CR290980
CR295210
WebLogic Portal 10.2 テンプレートのパッチが原因の問題
エクスプレス モードを使用するか DB スクリプトの実行を明示的に選択し、wlp.jar テンプレートを WLI ドメインに追加してプラットフォームと同様のドメインを作成した場合、wlp.jar の展開時に loadDB が失敗し、ドメインが起動しません。
解決策 : Configuration Wizard ツールを使用して WebLogic Integration テンプレートを WebLogic Portal ドメインに追加するか、WebLogic Portal および WebLogic Integration のチェック ボックスをチェックすることによって、プラットフォームと同様のドメインを作成します。
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エクスプレス モードを使用するか DB スクリプトの実行を明示的に選択し、WebLogic Portal コンポーネントを WebLogic Integration ドメインに追加してプラットフォームと同様のドメインを作成した場合、wlp.jar の展開時に loadDB が失敗し、ドメインが起動しません。
解決策 : この問題に解決策はありません。
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エクスプレス モードを使用するか DB スクリプトの実行を明示的に選択し、workshop_wl.jarp13n.jar、および wlp.jar テンプレートを一度に 1 つずつ展開して WebLogic Portal ドメインを作成した場合、wlp.jar の展開時に loadDB が失敗し、ドメインが起動しません。
解決策 : WebLogic Portal のチェック ボックスをチェックしてポータル ドメインを作成します。
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workshop_wl.jarp13n.jar、および wlp.jar テンプレートを一度に 1 つずつ展開して (テンプレートを展開するたびに loadDB() を呼び出し) WebLogic Portal ドメインを作成した場合、wlp.jar の展開時に loadDB が失敗し、ドメインが起動しません。
解決策 : 必要なテンプレートをまとめて展開し、loadDB() を WLST スクリプトで明示的に呼び出します。
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workshop_wl.jarp13n.jar、および wlp.jar テンプレートをまとめて展開し、loadDB() を明示的に呼び出さないで WebLogic Portal ドメインを作成した場合、テーブルが見つからないためにドメインの起動が失敗します。
解決策 : loadDB() を明示的に呼び出す必要があります。
CR293975
WebLogic Integration 8.x ドメインの場合よりも WebLogic Integration 10.x ドメインの起動に時間がかかる
この問題は、新規に作成した WebLogic Integration ドメインから不要な下位互換性リソースを削除することで軽減されます。新規に作成したドメインに下位互換性リソース (アプリケーションなど) をデプロイしないようにすると、起動が速くなります。
注意 : この変更を行っても、10.2 ドメインの起動は 8.x ドメインの起動よりも多少時間がかかります。その理由は、10.2 ではアプリケーション構造とデプロイメント要件がより高度になっているためです。
新規に作成したドメインにも下位互換性のサポートを追加するには、Configuration Wizard で WebLogic Integration ドメインを作成し、そのドメインを wli_worklist81x 拡張テンプレートを使用して拡張する必要があります。
WebLogic Integration 8.1.x ドメインを 10.2 にアップグレードすると、自動的に下位互換性のサポートが追加されます。ユーザによる操作は不要です
CR298397
ユーザ アプリケーションでアノテーションの annotations com.bea.control.annotations.MessageBuffer または weblogic.jws.MessageBuffer を使用してコントロールまたは Web サービスのメッセージ バッファリングを有効にした場合、クラスタ上でデプロイしようとすると次のエラーが表示される
"While attempting to create destination MSG_BUFFER_QUEUE in module <name_of_your_ear>!WlwRuntimeAppScopedJMS the JMSServer of name <name_of_your_cluster> could not be found"
解決策 : この場合、weblogic.Deployer コマンドで次の submoduletargets オプションを使用して、MSG_BUFFER_QUEUE の送り先に特定の JMS Server を指定する必要があります。
-submoduletargets cgJMSServer@WlwRuntimeAppScopedJMS@WseeJmsServer_auto_1
CR291534
デフォルトでは新しいタスク プランにユーザの作成ポリシーは存在しないため、Worklist Console で明示的に設定する必要がある。このポリシーをコンフィグレーションしていない場合、JPD テスト コンソールから開始するタスク作成 JPD は失敗します。これは、JPD テスト コンソールでは JPD が認証を受けずに呼び出され、プリンシパルなしで「Anonymous」として実行されるためです。
解決策 : 作成ポリシーを変更し、<Anonymous> を削除する必要があります。デフォルトでは、<Anonymous> はグローバル タスク プランの作成ポリシーに追加されます。このように、タスクは誰でもすぐに作成できます。
CR289425
すぐに使用できる Integration ドメインの起動時に警告メッセージとデバッグ メッセージが表示される
解決策 : 選択したデータベース (WLI がサポートするデータベース) に応じて、管理者がプロダクション モードでテスト テーブルを設定する必要があります。
CR288712
CR288827
Configuration Wizard または WLST Offline で、WSRP テンプレート (wsrp-simple-producer.jar) を使用してポータルが有効なドメインを拡張しようとすると、例外が発生する
CR288966
Worklist アプリケーションのタスクをパージ中に例外メッセージが表示される
パーミッションに基づいてパージ操作を実行できます。タスクの種類が「Compat 8.1.x」の場合、例外メッセージが表示されます。
<Anonymous> ユーザは 8.x Compat タスクをパージできます。
CR283676
カスタム ユーザ インタフェース ページをブラウザ セッションで初めて入力したときに空白のページが表示される
解決策 : カスタム ユーザ インタフェース ページを表示するには、ブラウザでページを最新表示に更新する必要があります。task-ui-registry.xml のエントリの大文字と小文字の使い方が間違っている場合、関連するカスタム タスク ページが最初は空白で表示され、ページを最新表示に更新すると正しく表示される場合があります。
CR283190
管理サーバが動作していないと管理対象サーバが起動しない
解決策 : ありません。
CR272488
Worklist サンプル アプリケーションを使用すると、Server Console で例外が発生する
Worklist User Portal で Worklist サンプル アプリケーションを使用中に、Server Console で org.apache.beehive.netui.util タイプの例外が発生することがあります。この例外は重大ではないので、無視してかまいません。
CR270149
受信したデータの量が 30MB のデータベース サイズを超えると、Pointbase データベースからエラーが送出される
解決策 : WLI Administration Console を使用して、トラッキング テーブルからのデータを手動でパージします ([システム|パージ|トラッキング データのパージ])。トラッキング データが使用されていない場合は、このプロセス タイプのトラッキング レベルを下げることでも対処できます。プロセス トラッキング データの管理の詳細については、「プロセス トラッキング データの管理」を参照してください。
CR268925
許可されていないユーザ (管理/更新/クエリの権限または申請者/割り当て対象の権限を持たないユーザ) がタスクの組み込みプロパティやユーザ定義プロパティを参照できる。この状態は、コントロールのコールバックまたは TaskEventListener でこの情報を含む TaskEvent が発生したときに生じる
解決策 : 非同期イベントでもユーザ プロパティが ChangedProperty インスタンス (各インスタンスには名前や型などが指定された PropertyInstance が含まれる) として保持されますが、プロパティ値は null です。システム プロパティの場合、非同期イベントは名前を含む ChangedProperty インスタンスを受信しますが、値は null です。
CR180096
セキュリティ コンフィグレーションの web.xml への依存
web.xml デプロイメント記述子の security-constraint 要素および @common:security アノテーションを使用してビジネス プロセスのセキュリティを設定済みの場合は、WebLogic Integration Administration Console を使用してビジネス プロセスへの SOAP-HTTP によるアクセス セキュリティを設定しないでください。実行時にセキュリティ違反になります。詳細については、以下を参照してください。
CR156713
トランザクションのロールバックで大きなドキュメントの trackdata() の呼び出し結果が記録されない
以後のアーカイブで問題が発生するのを防ぐため、次の条件が両方とも満たされている場合は、trackdata() 呼び出しの結果が WebLogic Integration のプロセス イベント テーブルに記録されません。
  • JpdContext.trackData(XmlObject value) または JpdContext.trackData(RawData value) を呼び出すトランザクションがロールバックされる。
  • 渡されたドキュメントが、SQL ドキュメント ストアに格納するのに十分な大きさである。

注意 : ドキュメントが wli-config.properties ファイルの weblogic.wli.DocumentMaxInlineSize プロパティで指定されているサイズより大きい場合、ドキュメントはドキュメント ストアに保持されます。たとえば、サンプルの integration ドメインでは、プロパティは次のように設定されています。

# SQL ドキュメント ストアに格納されるドキュメントの最小サイズ :

weblogic.wli.DocumentMaxInlineSize=524288

解決策 : trackData の呼び出しがプロセスのロールバックによって影響を受ける危険を最小限にするには、trackData() を専用のトランザクションで呼び出します (明示的なトランザクション境界内にカプセル化されている perform ノードで)。
ビジネス プロセスを実行する
WebLogic Integration の機能を使用するアプリケーションは、WebLogic Integration ドメインか、WebLogic Platform ドメインにビルドする必要があります。ビジネス プロセスおよびデータ トランスフォーメーションは、WebLogic Workshop ドメインでは実行できません。

 


ビジネス プロセス

問題 ID
説明
CR361300
スキーマが別の WSDL ファイル内に配置されている XMLBean を参照する WLI JPD から WSDL を生成すると、生成された WSDL はネームスペースのみを参照するが、元の WSDL からのスキーマ タイプが含まれていない。この現象は、ALDSP WSDL を WLI プロジェクトにインポートしたときなどに発生する。
解決策 : この問題は、以下の 2 つの方法で解決できます。
方法 1 - JPD から WSDL が生成された後
JPD WSDL が生成された後に、元の WSDL のタイプ セクションからスキーマをコピーし、生成された JPD WSDL のタイプ セクションに挿入します。
方法 2 - ALDSP WSDL を消費するとき
元の WSDL のタイプ セクションを別の XML スキーマとして分離し、プロジェクトへのインポート前にその XML スキーマを元の WSDL 内から参照します。
CR360300
URI サービス リソースを使用して Workshop Studio 内のサービス用に WSDL をインポートすると、何らかの理由 (たとえば無効な URL) で WSDL のダウンロードに失敗してもエラー メッセージが表示されない
解決策 : WSDL がダウンロードされない場合は、Web ブラウザから WSDL をダウンロードして URI が有効であることを確認する必要があります。
CR360740
JpdProxy Ant タスクを使用して JpdProxy jar ファイルを作成すると、次の例外スタック トレースが送出される。
[jpd-proxy-client-jar] Unmarshaller failed: com.bea.xml.XmlException: failed to load java type corresponding to t=applicationType@http://java.sun.com/ xml/ns/j2ee.
CR358616
XMLBean オプションを使用してサービス コントロールまたは ALSB コントロールからプロセスを作成するとコンパイル時エラーが発生する
解決策 : 以下を実行します。
  • WSDL にタイプが指定されており、それらのタイプに対応するスキーマが存在しない場合は、サービス コントロールまたは ALSB コントロールを生成する前に、その WDSL をプロセス プロジェクトの Schemas フォルダにコピーします。
  • WSDL にタイプが指定されており、それらのタイプに対応するスキーマが存在する場合は、サービス コントロールまたは ALSB コントロールを生成する前に、そのスキーマをプロセス プロジェクトの Schemas フォルダにコピーします。
CR352960
Windows ベースのオペレーティング システム環境で、プロジェクト内の同じスキーマに XMLBean と JAX- RPC の両タイプが存在すると、プロセス アプリケーションでそのタイプ クラスの java.lang.NoClassDefFoundError が WLS コンソールに表示される。このエラーは、プロジェクト内に存在するいずれかの jar ファイルにそのクラスが含まれている場合でも、サービス コントロールまたは ALSB コントロールを使用しているときに発生する。
解決策 : このような WSDL のサービス コントロールを生成する際には、XML Bean または JAX-RPC のどちらかのタイプのみを使用することをお勧めします。両方のタイプを同時に使用しないようにしてください。
たとえば、WSDL にタイプ セクションがある場合や、WSDL が Web/Util プロジェクトの Schemas フォルダに配置されている場合は、その WSDL から JAX-RPC タイプのサービス コントロールが生成されます。その結果、アプリケーションには XMLBean と JAX- PC の両タイプが存在するため、デプロイメントでエラーが発生します。
CR343940
WSDL を WLI JPD から作成 (JPD を右クリックして [生成|WSDL]) し、その WSDL を検証 (WSDL を右クリックして [検証]) するとエラーが送出されることがある
解決策 : 右クリックで WSDL を検証しないようにします。WSDL の検証は、ビルド時に実行されます。
CR335624
BEA Workspace Studio の内部 Web ブラウザを使用して WLI JPD をテスト ([実行|サーバで実行]) する際に、[プロセス グラフ] タブをクリックしても空の画面が表示される。この現象は、Adobe SVG ビューアがインストールされていない場合にのみ発生する。
解決策 : プロセス グラフ ビューは、その他すべての外部ブラウザで機能します。Workshop Studio では、次の手順で外部 Web ブラウザを設定できます。
  1. BEA Workshop Studio のメイン メニューをクリックします。
  2. Web ブラウザ サブ メニューに移動します。
  3. 外部ブラウザとして Internet Explorer、Firefox などを選択します。これで、プロセス グラフを表示できるようになります。
CR297020
Linux プラットフォームで、[プロセス パースペクティブ] デザイン ビューから WLI JPD を出力しようとしても、[Print] ダイアログ ボックスが表示されない
解決策 : ありません。この問題は、Eclipse プラットフォーム側の制限によって発生します。
CR326895
ebXML メッセージを渡すことによって、PersistenceException が発生する
wliconfig.properties ファイルの documentmaxinlinesize パラメータがデフォルト値に設定されている場合、2 つの B2B アプリケーション間でバイナリ添付ファイル付きの ebXML メッセージを渡すことによって、PersistenceException が発生する。
解決策 : documentmaxinlinesize の値をデータのサイズより 2.5 倍大きい値に設定します。
CR298911
タイムアウト イベントが無限にテスト コンソールに表示される
解決策 : この機能の動作は仕様どおりであり、非 WLI コントロールに想定される一般的な動作です。外部コントロールは JPD によって凍結またはサスペンドしません。
CR298097
JPD には閲覧機能が使用できない
解決策 : EAR デプロイメント モードでは、テスト ブラウザを使用して war ファイル内を閲覧できます。ただし、ファイルを実際に開いたり、読み込んだりすることはできません。分割ソース モードでは、war が空であるため、ファイルは表示されません。プロセスの状態をテスト ブラウザ内からリセットすることはできません。
CR292400
WLI 10.2 でプロセス コントロールを生成しているとき、および JWS をフロントにしているときに、空の会話終了メソッドが生成される
解決策 : これは仕様どおりの動作です。プロセス コントロールの生成時に会話が表示されるのは、clientRequestWithReturn ノードの後に追加ノード (perform) があるためです。クライアントに表示する他のノード (conversation continue) を clientRequestWithReturn ノードの後に作成し、次にプロセス コントロールで conversation アノテーションを起動することをお勧めします。clientRequestWithReturn の後の perform ノードを削除すると、プロセス コントロールに conversation start アノテーションは表示されません。プロセス コントロールに conversation アノテーションがあれば、生成された JWS に、conversationFinish メソッドでクライアントが会話を終了するときに使用するプレースホルダが作成されます。この場合、クライアントは conversationFinish を呼び出して会話を終了する必要があります。JWS フロント エンド機能を拡張して、JPD の会話が終了したときに JWS が暗黙的に終了するようにすれば、この制限はなくなります。
CR287671
MFL Xbean 型のパッケージ名が schemas ディレクトリを基準にした相対的な MFL ファイル パスに基づいて作成される
たとえば、MFL ファイル foo/BAR.mfl の型はパッケージ foo.bar に存在するのに、
数字の後に英文字が付いた MFL ファイルでは、英文字が大文字に変換されます。また、ハイフンの後ろの文字も大文字に変換されます。次に例を示します。
  • /foo/foo2bar.mfl というファイルは、foo.foo2Bar というパッケージ名になります。
  • /foo/foo-bar.mfl というファイルは、foo.foo-Bar というパッケージ名になります。
以下に該当する場合は、アップグレード シナリオに影響します。
  • MFL ファイルに上記のような名前が付いている
  • XBean タイプを参照するファイル (プロセスなど) が MFL ファイルから生成されている
解決策 : 10.2 スタイルのパッケージ名を使用するように参照を更新します。
CR284937
テスト コンソールに JPD のコメントが表示される
テスト コンソールを使用して、8.1 から 10.2 にアップグレードしたアプリケーションをテストすると、次のように付加されたコメントがテスト コンソールに表示される場合があります。
"/** * @jpd:process process:: ....."
このようなコメントは無視してかまいません。アップグレードした JPD には元 (8.1) のプロセスのアノテーションがコメントとして含まれており、そのコメントが 10.2 で表示されます。
CR279454
JPD での変更をコントロールおよび WSDL ファイルに動的に伝播する
8.1 とは異なり、10.2 では、JPD に対する変更は、対応するコントロールまたは WSDL ファイルに自動的に反映されません。
解決策 : JPD で変更を行った場合は、コントロールおよび WSDL ファイルを生成し直して変更を反映する必要があります。
CR275878
Web プロジェクトのデフォルトの Web コンテンツ フォルダ (WebContent) の名前変更
Web プロジェクトのデフォルトの「Webcontent」フォルダの名前を変更すると、プロジェクトのコンパイル時または実行時に問題が発生します。これは、新しい名前が参照元のすべての設定ファイルに反映されていないためです。
解決策 : Webcontent フォルダの名前を変更する際に、新しい名前を以下のドキュメントにも反映させる必要があります。
  • {webProject}/.settings/org.eclipse.wst.common.component
  • {webProject}/.settings/org.eclipse.jdt.apt.core.prefs
[ウィンドウ|ビューの表示|ナビゲーター] をクリックしてナビゲーターを開きます。[File explorer] ビューに、非表示のフォルダを含め、すべてのフォルダが表示されます。[ナビゲーター] ビューで [Web プロジェクト] を展開します。.settings フォルダが表示されます。.settings フォルダには、org.eclipse.jdt.apt.core.prefs ファイルと org.eclipse.wst.common.component ファイルが格納されています。これら 2 つのファイルに、新しい Web コンテンツ フォルダの名前が正しく設定されていることを確認します。
CR245676
JPD のすべての診断を表示する Eclipse 問題ビューアがデザイン ビューに表示される
デザイン ビューでエラーの原因を確認できます。
CR206655
開発モードで、ProcessRuntimeMBean がステートレス ビジネス プロセス インスタンス情報を取得できない
通常、ProcessRuntimeMBean は、ステートレス ビジネス プロセスで使用しません。ステートフル プロセスで使用するのが一般的です。プロダクション モードではなく、開発モードでは、一部のプロセスで不適切な情報が返される場合があります。
CR200072
接続が接続プールに返された時点でローカル トランザクションがコミットされていない
ローカル トランザクションは、開いたままになっています。閉じるには、JDBCConnectionPoolMBean で RollbackLocalTxUponConnClose="true" プロパティを設定します。

 


クラスタ コンフィグレーション

問題 ID
説明
CR182788
障害が発生した管理対象サーバから JTA および JMS を移行した後、プロセス インスタンスが実行モードのままになることがある
db2diag.log に、次のような一連のエラー メッセージが繰り返し出現します。
Instance:DB2 Node:000
PID:3888(db2syscs.exe) TID:5400 Appid:/1721616.3366.00090031001F
data protection sqlpxTEntrySwitchIn Probe:300 Database:DBNAME

DIA8036C XA error with request type of "". Transaction was not found.
ZRC=0x80100024.
CR156912
クラスタ コンフィグレーションに EAR をデプロイすると特定の警告 (無視できる) が表示される
EAR ファイルをデプロイするときにクラスタ名を対象として指定すると、WebLogic Server Administration Console のホストとなっている WebLogic Server (WebLogic 管理サーバ) の WebLogic Server Console ウィンドウに、警告 BEA-149055 が表示されます。これらの警告には、次のようなテキストが含まれます。
クラスタ全体を対象にするのではなく、クラスタ内の複数の個別のサーバを対象にする場合、ロード バランシングおよびスケーラビリティが最適化されなくなる場合があります。
このメッセージは無視してかまいません。

 


コントロール

問題 ID
説明
CR359934
サービス ブローカ コントロールで JRockit 5.0 R27.3.1 と動的セレクタを使用すると問題が発生することがある
解決策 : 動的コントロール セレクタを使用する場合は、JRockit 5 0 R27.4.0 以降のリリースを使用します。
注意 : (動的) セレクタは非推奨となっています。代わりに、XML メタデータ キャッシュ コントロールを使用してください。
XML メタデータ キャッシュを使用すると、コンフィグレーション情報を実行時に取得可能な状態で格納したり、コントロールに動的に設定したりできます。詳細については、「XML メタデータ キャッシュ コントロール」を参照してください。
CR352733
トランザクションの伝播を伴う ALSB 転送コントロールまたは EJB コントロールを WLI JPD の例外パスで使用する場合に、その例外パスが「execute on rollback」パラメータでコンフィグレーションされていると、そのトランザクションがロールバックのために外部エンティティ (ALSB サーバまたは EJB) によってマークされたときにプロセスが中止される
解決策 : トランザクションをロールバックのためにマークすることはできませんが、プロセスが処理可能な例外を送出できるようにする必要があります。
CR335407
WSDL を使用して ALSB 転送コントロールを作成すると、ALSB 転送コントロール ウィザードから BindingsCheckException が送出される
解決策 : IDE でパッチ プロファイルを更新します。詳細については、http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wlw/docs102/guide/ideuserguide/servers/conPatchProfile.html の「Enabling Runtime (Server) Patches」を参照してください。
パッチを更新すると、ALSB 転送コントロールを WSDL を使用して問題なく作成できるようになります。ただし、パッチ プロファイルを更新した後に、Workspace Studio を再起動する必要があります。
CR300356
Workshop Time コントロールの動作が 8.1 と 10.2 で異なるため、コントロールを JPD から使用する場合に問題が生じる
解決策 : WliTimerControl は、JPD 用のデフォルトの WebLogic Integration タイマー コントロールです。JPD から WLW タイマー コントロールを使用する場合のサポートには制限があります。

 


イベント ジェネレータ

問題 ID
説明
CR327768
WLI データベースがオフラインになってからもう一度オンラインになると、イベント ジェネレータが想定どおりに動作しなくなることがある。Administration Console でイベント ジェネレータを中断して再開しても、ほとんどの場合解決しない。
解決策 : ドメインとサーバを再起動すると、イベント ジェネレータが正常に動作するようになります。
CR345114
TIBCO の予期されるリスナが WLI でサポートされない。TIBCO RV コントロールを備えた WLI JPD が予期されるリスナを使用して送り先にメッセージを送信し、その後にリスナの TIBCO RV イベント ジェネレータをデプロイした場合、そのイベント ジェネレータでは認証メッセージング用にコンフィグレーションされたタイムアウト時間内にメッセージを受信することができない。
解決策 : イベント ジェネレータをプロセスより前にデプロイし、送り先に送信する必要のあるメッセージをプロセスに送信させます。
CR289678
LONG カラムのあるテーブル (Oracle データベース) で RDBMS イベント ジェネレータを作成すると、SQL 例外が発生する場合がある
解決策 : テーブルを LONG ではなく LOB を使用するように変更します。
CR276975
WebLogic Integration Administration Console で空白スペースを使用して新しい TIBCORV イベント ジェネレータを作成すると、TIBCORV イベント ジェネレータに対して javax.servlet.ServletException: jndi ルックアップ エラーが送出される
解決策 : イベント ジェネレータ名にスペースを使用しないでください。
CR206549
CR206332
RDBMS イベント ジェネレータを使用すると Sybase データベース テーブルまたは Microsoft SQL Table の処理速度が低下する
Sybase テーブルまたは Microsoft SQL テーブルにトリガ タイプのイベントを作成すると、RDBMS イベント ジェネレータはユーザ テーブルのレプリカまたはサブセットであるシャドウ テーブルを作成します。トリガは、挿入、削除、および更新された行をユーザ テーブルからシャドウ テーブルにコピーします。ユーザ テーブルへの行の挿入、削除、または更新が速すぎて、イベント ジェネレータによる行のポーリングおよび処理が間に合わなくなると、新しい行が未処理になり、クエリのポーリングが遅くなります。
解決策 : シャドウ テーブルは、チャネル ルール定義名に _BEA_SDW サフィックスを付けた名前で作成されます。ポーリングの処理速度を向上するには、特定の列にユニークなインデックスを作成する必要があります。たとえば、トリガ イベント名 (チャネル ルール定義名) が hello123 である場合、シャドウ テーブルは hello123_BEA_SDW という名前で作成されます。この問題を解決するには、ユニークなインデックスを次のように作成します。

CREATE UNIQUE INDEX [idx_hello123] ON
schema_name.hello123_BEA_SDW(BEA_SEQ_ID)

CR206519
ビジネス カレンダーの変更がタイマー イベント ジェネレータに反映されないことがある
ビジネス カレンダーを変更した後、タイマー イベント ジェネレータにカレンダーの変更が反映されない場合があります。
解決策 : [WebLogic Integration Administration Console イベント ジェネレータ すべてのファイル イベント ジェネレータを表示] ウィンドウで、適切なタイマー イベント ジェネレータを選択し、[サスペンド] をクリックして、[再開] をクリックします。
CR205996
Microsoft SQL Server で作成された特定のトリガ タイプのイベントで、RDBMS イベント ジェネレータ トリガが削除されない
DBO ユーザ名が付加されていないスキーマにトリガ タイプのイベントを作成する場合、SQL Server では、イベントが作成されたユーザ テーブルと同じスキーマにトリガが作成されます。イベントが削除された後に行の挿入を試みた場合、トリガはまだ存在するので、エラーが発生します。トリガの作成にスキーマ名プレフィックスは必要ではありませんが、トリガを削除するにはスキーマをプレフィックスとしてステートメントに付ける必要があります。
解決策 : イベントが削除された後、簡単なコマンド DROP TRIGGER <user_table_schema_name>.<trigger_name> を使用して、トリガを手動で削除する必要があります。
CR204272
Informix データベースを使用するときに RDBMS イベント ジェネレータの自動コミットを有効にする
Informix データベースを使用する場合は、Insert、Update、または Delete イベントの実行中に自動コミット モードを常に有効にする必要があります。
CR202902
RDBMS イベントのクエリまたは Post クエリ イベントの automatic-delete
クエリまたは Post クエリ イベントのクエリで automatic-delete を使用すると (Post クエリでは何も指定されていない)、[ポーリングあたりの最大行数] の値が無視されます。ここでは、[ポーリングあたりの最大行数] に 1 と 10 の値を使用して試しました。どちらの場合も、チャネル ルール定義で指定したとおりには実行されず、1 回のポーリングで 1 または 10 行ではなく、すべての行がパブリッシュされ、削除されました。
このケースは、データ ダイレクト ドライバを使用している Sybase データベースに固有のものです。
Oracle 9i Thin Driver を使用した Oracle 9i DB では、予期したとおりに動作し、チャネル ルール定義で指定したとおりに 1 または 10 行のみパブリッシュされました。
DB2 と Informix では、automatic-delete オプションはサポートされません。
CR201132
Sybase データベース テーブルにトリガを作成する
Sybase データベースを使用して、トリガ イベントを Sybase テーブルに作成しているとき、その Sybase テーブルに Insert などの同じタイプのトリガ イベントがすでに存在し、コンフィグレーションされている場合、古いトリガは置換されます。これによって、古いトリガ イベントは動作しなくなります。
1 つの Sybase テーブルにつき、Insert、Delete、および Update トリガ イベントが 1 つずつ許可されます。
CR200743
さまざまなデータ型を持つ Informix データベース トリガに対して正しいデータがパブリッシュされない
Informix データベースは DECIMAL データ型および MONEY データ型の精度と位取りを独特な方法で取得するので、精度と位取りをユーザ テーブル DECIMAL(p,s) で指定することをお勧めします。
CR200681
Informix データベースに作成されるトリガ タイプのイベントの制限事項
Informix データベースに作成されるトリガ タイプのイベントには、いくつかの制限事項があります。[スレッド数] フィールドと [ポーリングあたりの最大行数] フィールドには常に値 1 を指定する必要があり、[ポーリング間隔] フィールドには、各ポーリングで取得された行のパブリッシュにかかる時間の合計よりも大きな値を指定する必要があります。
CR200495
Informix データベースで RDBMS イベント ジェネレータのチャネル ルール定義を新規に作成する
Informix データベースを使用して、既存のチャネル ルールを削除し、削除したチャネル ルールと同じ名前のチャネル ルールを新規作成する場合は、Statement キャッシュのサイズを 0 に設定する必要があります。
CR196414
ファイル イベント ジェネレータ FTP は Windows および UNIX タイプの FTP サーバだけをサポートする
Windows および UNIX タイプの FTP サーバだけがファイル イベント ジェネレータ FTP によってサポートされます。VMS はサポートされません。
CR196088
クラスタでの RDBMS イベント ジェネレータの使用

クラスタ内の RDBMS イベント ジェネレータを使用するには、特定の IP アドレスとポート番号を使用して管理対象ノードを作成する必要があります。デフォルトでは、管理対象ノードの IP アドレスは NULL です。デフォルトの設定を使用すると、RDBMS イベント ジェネレータでイベントを作成できません。管理対象ノードの IP アドレスとポート番号を指定する必要があります。

さらに、管理サーバは分散キューにメッセージを送信します。分散キューは管理対象ノードでのみ使用できるので、wli.internal.egrdbms.queue に対する JNDI スコープのセキュリティは、デフォルト グループ Everyone に対してルックアップ アクセスが可能でなければなりません。管理リソースとサーバ リソースには、常にデフォルトのセキュリティ ポリシーの使用をお勧めします。

CR186350
コンフィグレーション変更のためのイベント ジェネレータのポーリング間隔の設定
次の Java システム プロパティを使用すると、イベント ジェネレータのポーリング間隔をユーザ定義の間隔に設定できます。
  • 電子メール : wli.eventgen.email.checkConfigDelay
  • ファイル : wli.eventgen.file.checkConfigDelay
  • タイマー : wli.eventgen.timer.checkConfigDelay
これらのプロパティは、サーバを起動する Java コマンドに設定できます。各プロパティは、ミリ秒数でポーリング間隔を設定します。以下に例を示します。

-Dwli.eventgen.timer.checkConfigDelay=30000

この例では、コンフィグレーション変更のためのタイマー イベント ジェネレータのポーリング間隔を 30 秒に設定しています。
指定しない場合は、デフォルトのポーリング間隔の 10 秒が使用されます。
CR138802
XML のチャネル タイプを使用したタイマー イベント ジェネレータ メタデータに基づく取得またはフィルタ処理はサポート対象外
XML のチャネル タイプを使用したタイマー イベント ジェネレータによってパブリッシュされるイベントにはメタデータ ヘッダが含まれません。そのため、メタデータに基づくイベントのフィルタ処理または取得は、現在サポートされていません。
RDBMS イベント ジェネレータを使用した文字列型または XML 型チャネルのパブリッシュ
String タイプまたは XML タイプのチャネルにパブリッシュするようにイベントをコンフィグレーションした場合、パブリッシュされる結果には、<TableRow wId:RowId="2" wld:RowState="Inserted"> のように RowState 属性が含まれます。イベント タイプが「Deleted」または「Update」であっても、RowState 属性は常に「Inserted」になります。この属性は、行が挿入されたことを示すものではないので、無視してください。
RDBMS イベント ジェネレータのデータの消失
イベントがデータをパブリッシュしているとき、RDMS イベント ジェネレータのイベントがパブリッシュされるチャネルを含む WebLogic Workshop アプリケーションをアンデプロイした場合、または JMS に使用されている JDBC ストアやデータベースでエラーが発生しても、イベントをコンフィグレーションしたデータベースの実行を継続した場合、一部のデータが失われる可能性があります。この可能性を最小限に抑えるには、各処理スレッドに割り当てるポーリングあたりの行数を少なく設定します (およそ 50 以下)。この数値は、次のように計算できます : ポーリングあたりの最大行数/処理スレッド数 = 処理スレッドあたりの行数
RDBMS イベント ジェネレータ チャネル ルール定義
WebLogic Integration Administration Console でチャネル ルール定義を作成する場合、ページの詳細を再び送信する必要が生じても [戻る] ボタンは使用しないことをお勧めします。提供されているナビゲーション リンクを使用して、新しいチャネル ルール定義を作成してください。

 


データ トランスフォーメーション

問題 ID
説明
CR364742
複数の非 XML ソース スキーマが関係するトランスフォーメーションのテストで、マップされていないスキーマについてもソース データが要求される
トランスフォーメーション ファイルに複数の非 XML ソース タイプ (MFL) が含まれていると、一部のソース タイプが出力タイプにマップされていない場合でも、トランスフォーメーションのテストにはすべてのソース タイプのデータが必要になります。
テスト ビューにおいて、1 つまたは複数のソース タイプのデータが提供されていないと、次のようなメッセージが表示されます。The non XML data for parameter <parameter_name> could not be transformed into the appropriate XML data. Missing non optional data.
CR359928
<any> タイプのターゲット要素に対する XQuery マッピングが維持されない
XQuery トランスフォーメーションのデザイン ビューで <any> タイプのターゲット要素に対してリンクを作成しても、マッピングがソース ビューに反映されません。XQuery ファイルを保存して閉じると、デザイン ビューでのマッピングも消失します。
解決策 : ソース ビューでトランスフォーメーションのコードを記述します。
CR358244
デザイン ビューにおいて、for 式の同列句と子句で、ネストした for 式変数が選択できない
デザイン ビューで、XQuery トランスフォーメーション内にネストした for 式を作成する際、その for 句の同列句や子句において対応する for 変数を選択できません。変数名を入力する方法で for 変数を使用しようとすると、エラー メッセージ (Variable used but not declared) が表示されます。デザイン ビューでの式の作成において、ネストした for 変数を使用することができません。
解決策 : ネストした for 変数式はソース ビューで使用し、クエリもテスト ビューで実行します。なお、ソース ビューでネストした for 変数を使用する式を作成した後にデザイン ビューで変更を加えると、上記のエラーが再び発生することがあります。その場合は、ソース ビューで式を訂正または記述し直す必要があります。
CR353320
Workshop でネストした FLWOR 式を操作しているとリソース不足が発生することがある
XQuery トランスフォーメーション内のネストした FLWOR 式を操作している間に、[対象の式] の [For...Return] ペインを繰り返し更新する (たとえば、デザイン ビューとソース ビューを何度も切り替える) と、WorkShop のリソースが不足していることを示す SWTError:No more handle エラーが発生することがあります。
解決策 : Workshop を終了して再起動します。
CR297754
式の関数の DND (ドラッグ アンド ドロップ) は Linux では機能しない
XQ ファイルを開く場合、ターゲット要素をデザイン ビューで選択し、式の関数ビューで関数を選択して、関数を有効な場所に DND (ドラッグ アンド ドロップ) しても、関数は適用されません。
解決策 : マウス ポインタ アイコンがドロップ可能なマウス ポインタを示しているときに限り、関数をドラッグ アンド ドロップできます。
CR297025
ソース要素をターゲット要素にマップした場合の断続的な問題
Linux IDE でソース要素をターゲット要素にマップしようとすると、ドラッグ アンド ドロップできない場合があります。
解決策 : マウス ポインタ アイコンがドロップ可能なマウス ポインタを示しているときに限り、ソース要素をターゲット要素にドラッグ アンド ドロップできます。
CR287396
XQuery 条件エディタでは、スペースを含む文字列を使用できない
8.1 では、XQuery 条件エディタで条件を作成する際に条件の文字列値にスペースを使用することができました。9.2 では、スペースを含む文字列は単一引用符または二重引用符で囲む必要があります。
たとえば、8.1 では、分岐ノードでビルダの左辺または右辺に次の変数および文字列を選択した場合、それぞれ有効な条件が作成されます。
(左辺) 変数 : '$requestXML/ns0:shipAddress/@state'
(右辺) 文字列 : New Jersey
生成される条件 : data($requestXML/ns0:shipAddress/@state) = “New Jersey”
解決策 : 9.2 では、XQuery 条件エディタを使用する場合、これらの文字列を単一引用符または二重引用符で囲む必要があります。上記の条件ビルダの右辺のような文字列には次の構文を使用します。
‘New Jersey’ または “New Jersey”
CR252888
非 XML から XML および XML から非 XML データのトランスフォーメーションにおいてコピー リンクを作成できない
ソース要素をターゲット要素にマッピングしても、コピー リンクが作成されません。
解決策 : ソース要素とターゲット要素の間のリンクを作成します。このリンクを右クリックし、[自動マップ] オプションを選択します。
CR223388
XQuery トランスフォーメーションのテスト ビューで、再帰的な要素のソース データが正しく生成されない
再帰的な要素の生成データは、テスト ビューでは空になっています。
解決策 : 生成されたデータを手動で訂正してから XQuery をテストします。
CR206671
サーバを停止および再起動するとき、処理中のプロセスでトランスフォーメーション例外が発生する
ビジネス プロセス トランスフォーメーションの実行中にサーバを停止して再起動すると、トランスフォーメーション例外が発生します。

解決策 : ビジネス プロセスを再度実行します。

CR206148
Format Builder で MFL の非 XML から XML へのトランスフォーメーション メソッドの使用中にメッセージ フォーマット エラーが発生する
グループ レベルの区切り文字は、Format Builder または実行時の例外の発生原因になります。
解決策 : 区切り文字を削除します。
CR182658
CR138588
トランスフォーメーションで一部の XML スキーマ型と Java 型間のキャストは制限されるかサポートされない
実行時、トランスフォーメーションで以下の型のキャストは制限されるか、サポートされません。
  • 異なる XML スキーマ型間
  • Java 型と XML スキーマ型間
たとえば、XML スキーマ型 xs:double と XML スキーマ型 xs:integer 間のキャストには制約があります。トランスフォーメーションでの xs:double から xs:integer への実行時のキャストは、元の double 値が 8 の場合は成功しますが、元の double 値が 8.5 または 8.0 の場合は失敗します。このような XML スキーマ型間のキャストは、Java または C 言語でのデータ型間のキャストとは異なります。
XML スキーマ型 xs:datejava.util.Date 間のキャストはサポートされず、実行時に失敗します。これら 2 つの型は同じではないためです。XML スキーマ型 xs:date には日付コンポーネントのみが含まれ時刻コンポーネントは含まれませんが、java.util.Date Java クラスには時刻コンポーネントおよび日付コンポーネントの両方が含まれています。

 


Trading Partner Integration

問題 ID
説明
CR182302
Bulk Loader ユーティリティは、XA データベース ドライバと互換性がない
XA データベース ドライバを使用するようコンフィグレーションされた Bulk Loader で TPM リポジトリにデータを読み込もうとすると、エラー No suitable driver が発生し、失敗します。
解決策 : 非 XA ドライバを使用するよう Bulk Loader をコンフィグレーションするか、または WebLogic Integration Administration Console と対話形式で使用されるデータを読み込みます。
Bulk Loader のコンフィグレーション方法の詳細については、次の URL にある『WebLogic Integration ソリューションの管理』で「トレーディング パートナ Bulk Loader の使用」の「Bulk Loader コンフィグレーション ファイルのコンフィグレーション」を参照してください。
WebLogic Integration Administration Console で TPM データを読み込む方法については、『WebLogic Integration Administration Console の使用』の「トレーディング パートナ管理」を参照してください。
CR175845
証明書を削除すると外部エラーが発生する
WebLogic Integration Administration Console から証明書を削除する際に次のエラー メッセージが表示された場合は、[続行] をクリックしてメッセージを消します。

パートナ partner_name について、名前 cert_name の証明書は存在しません。

エラーが表示されても、[続行] をクリックすると証明書が削除されます。
解決策 : このエラー メッセージは無視してかまいません。
CR156555
WebLogic Administration Console で生成されたクライアント証明書は、双方向 SSL のテストに使用できないことがある
WebLogic Integration Console では、テスト用途として「自己署名」されたクライアント証明書を生成することができますが、サーバ側でクライアント証明書が強制されている場合、双方向 SSL コンフィグレーションにはその証明書が使用できないことがあります。
解決策 : 双方向 SSL コンフィグレーションをテストするときは、OpenSSL など他のツールを使用してテスト用の証明書を生成します。
CR155713
XQuery トランスフォーメーションでは、DOCTYPE が保持されない
XQuery トランスフォーメーションでは、DOCTYPE 要素が保持されません。
解決策 : 以降の処理で DOCTYPE 要素が必要な場合は、トランスフォーメーション後の Perform ノードで、obj.documentProperties().setDoctypeSystemId を使用してこの要素をメッセージに追加します。具体的な例は、次の URL にある「チュートリアル : RosettaNet ソリューションの構築」で「チュートリアル手順」の「手順 2 : PIP0A1 : 障害通知サンプルのオープン」の「障害通知者ビジネス プロセスの説明」を参照してください。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wli/docs92/tptutorial/rosettanet.html

CR155685
署名コンフィグレーション使用時に古い Bulkloader XML ファイルを更新する
このバージョンの WebLogic Integration では、RosettaNet のダイジェスト アルゴリズム オプションとして、SHA1 に加えて MD5 がサポートされています。古いバージョンの Bulkloader XML ファイルで署名コンフィグレーションを使用する場合は、これらのファイルに次の属性を追加する必要があります。
  • signature-digest-algorithm="MD5" 有効な値は MD5SHA-1、または NONE
signature-digest-algorithm 属性は省略可能です。DBMS では、文字列として表されます。古いバージョンの XML ファイルをインポートする場合に値を指定しないと、値は NONE に設定されます。
CR155614
Trading Partner Integration API の変更点
次の API が変更されました。
  • retrieveAllTradingPartnerretrieveAllTradingPartners に変更
  • retrieveAllAuthenticationretrieveAllAuthentications に変更
  • retrieveRosettaNetServiceBindingretrieveRosettaNetServiceDefaults に変更
CR155423
ebXML プロトコルの再試行回数、再試行間隔、および永続化の持続期間には、リモート トレーディング パートナの値が使用される
トレーディング パートナのメッセージングに ebXML プロトコルを使用する場合、[再試行回数]、[再試行間隔]、および [永続化の持続期間] の各値には必ずリモート トレーディング パートナの値が使用され、ローカル トレーディング パートナの値は使用されません。
CR138262
参加者ビジネス プロセスからコントロールを使用してメッセージを送信することは推奨しない
WebLogic Integration では、Trading Partner Integration のコントロールを使用して、「開始者」ビジネス プロセスから「参加者」ビジネス プロセスにメッセージを送信します。ただし、「参加者」ビジネス プロセスでは、クライアント応答ノードを使用して「開始者」への送信ビジネス メッセージを処理することをお勧めします。
「参加者」ビジネス プロセスでコントロールを使用すると、確認応答やエラー メッセージなどのメッセージ応答信号が失われる可能性があります。推奨される設計パターンを使用せず、コントロールを使用してメッセージを送信する必要がある場合は、コントロールをサブプロセスに配置して「参加者」プロセスからサブプロセスを呼び出します。

 


WebLogic Integration のアップグレード

問題 ID
説明
CR339724
Sun JDK を使用する WLI 9.2 のプロダクション ドメインを WLI 10.2 にアップグレードする際に BEA JRockit が使用される
解決策 : サーバを起動する前に、JAVA_VENDOR=Sun を設定するか、setDomainEnv.cmd を編集して WL_HOME=.... 行の後に PRODUCTION_MODE=true を追加します。
プロダクション モードで jrockit/sun JDK を選択するロジックは、~wlserver_10.0\common\bin\commEnv.cmd で定義されています。
CR337692
Web サービス コントロールを使用する WLI アプリケーションのデプロイが失敗する
Web サービス コントロールを使用する WLI アプリケーション 8.1.x から 10.2 へのアップグレード後に、WLI アプリケーションのデプロイが失敗します。
解決策 : アップグレードしたアプリケーションを正常にデプロイするには、10.2 に移行した Web サービス コントロールを再作成し、アップグレードされたプロセスで、新しく作成された 10.2 コントロールを参照します。
CR300337
JWS から JPD を呼び出すために使用するプロセス コントロールのコールバック処理では、com.bea.control.annotations.MessageBuffer を使用しないでください。クラスタ環境で com.bea.control.annotations.MessageBuffer アノテーションを使用した場合、信頼性の高い動作にはなりません。
CR299266
アプリケーション ソースをアップグレードした後、MFL のトランスフォーメーションが XQuery の例外 (XQRLUserException) で失敗する
10.2 では、MFL から派生する XMLBean はネームスペースに属しています。8.x では、出力タイプとして MFL 派生の XMLBean を使用する XQuery トランスフォーメーションは、適切なネームスペースの要素を持つ XML を生成するように手動で更新する必要があります。使用されるネームスペースは、スキーマのソース ディレクトリを基準とする MFL ファイルのパスによって決まります。
たとえば、MFL ファイルが project/schemas/dir/purchase.mfl にある場合、生成される XMLBean は XML ネームスペース dir/purchase に属します。
CR299154
アップグレードしたワークリスト アプリケーションがアップグレードした Integration ドメインで ControlException を送出する
解決策 : デフォルト認証プロバイダを使用している場合、アップグレードしてもセキュリティ ポリシーは設定されません。デフォルトの LDAP プロバイダ以外の認可プロバイダを使用している場合は、このセキュリティ ポリシーを確認または設定する必要があります。
8.1 ドメインをアップグレードした後で、Compatibility 8.1.x タスク プランについてセキュリティ ポリシーを設定し、作成ポリシーで Anonymous ロールを有効にしたことを確認する必要があります。Worklist Administration Console (デフォルトの認可プロバイダ) を使用して、Compatibility 8.1.x タスク プランの作成ポリシーを設定します。サードパーティの認可処理プログラムを使用している場合は、対応するサードパーティ クライアント ツールを使用してポリシーを設定します。
CR298097
8.1 SP5 から 10.2 にアップグレードしたプラットフォーム アプリケーションでスキーマ (XML Beans) を構築中にエラーが発生する
解決策 : ありません。
CR296186
プロセス アノテーション内に出現するインライン XQuery 式は、[XQ2002 を XQ2004 にアップグレードします] オプションを選択しても更新されない
アップグレード ウィザードで [XQ2002 を XQ2004 にアップグレードします] オプションを選択した場合でも、プロセス アノテーション内に出現する一部のインライン XQuery 式は更新されません。たとえば、xf: 関数プレフィックスは、本来であれば fn: 関数プレフィックスに置き換えられなければなりません。次に例を示します。
<case name=\"Case\" value=\"xf:string($x)\"/>
この式は、次のように変換されなければなりません。
<case name=\"Case\" value=\"fn:string($x)\"/>
解決策 : ソース ビューで関数プレフィックスを手動で変更してください。
CR295456
アップグレード プロセスでノード受信メソッドの非 void 戻り値型が許可される
WLI 8.1 では同期 JPD を使用することができたため、ノード受信メソッドで非 void 戻り値型を使用できました。アップグレード プロセスでは戻り値型はチェックされないため、このような JPD を WLI 10.2 にアップグレードするとコンパイル エラーが発生します。
解決策 : このエラーを検出するには、プロセス XML を解析してメッセージの戻り値型をチェックします。WebLogic Integration では、8.x のソースが無効であることを示す警告またはエラー メッセージが発生します。
CR293073
rpc/encoded の複合型配列の型に Java を選択して 8.1 SP4 で生成した Workshop Web サービス コントロールは、複合型配列を具象型配列ではなく anyType[ ] にマップします。例 :
<schema targetNamespace="urn:serviciosAdminNE" xmlns="http://www.w3.org/2001/XMLSchema";;>
   <import namespace="http://schemas.xmlsoap.org/soap/encoding/";;/>
    <complexType name="Aplicacion">
      <sequence>
         <element name="certificado" type="xsd:base64Binary"/>
         <element name="descripcion" nillable="true" type="xsd:string"/>
         <element name="idAplicacion" nillable="true" type="xsd:string"/>
         <element name="nombre" nillable="true" type="xsd:string"/>
         <element name="organismo" nillable="true" type="xsd:string"/>
      </sequence>
      </complexType>
      <complexType name="AplicacionArray">
         <sequence>
         <element name="abonadoArray" nillable="true" type="impl:ArrayOf_tns1_Aplicacion"/>
         <element name="aplicacionArray" nillable="true" type="impl:ArrayOf_tns1_Aplicacion"/>
      </sequence>
   </complexType>
</schema>
<schema targetNamespace="http://notanot/jboss-net/services/ServicioWEBAdminNE";; xmlns="http://www.w3.org/2001/XMLSchema";;>
   <import namespace="http://schemas.xmlsoap.org/soap/encoding/";;/>
   <complexType name="ArrayOf_tns1_Aplicacion">
      <complexContent>
         <restriction base="soapenc:Array">
            <attribute ref="soapenc:arrayType" wsdl:arrayType="tns1:Aplicacion[]"/>
         </restriction>
      </complexContent>
   </complexType>
</schema>
 
生成される Workshop Web サービス コントロールでは、次のようになっています。
public static class AplicacionArray implements java.io.Serializable
   {
      public anyType[] abonadoArray;
      public anyType[] aplicacionArray;
   }
public static class anyType implements java.io.Serializable
   {
      private static final long serialVersionUID = 1L;
      public XmlObject[] t;
   }
anyType[] は、10.2 の Workshop Web サービス コントロールではサポートされません。したがって、アップグレード後に、上記のようなサービス コントロールでは、デプロイメント時またはアプリケーションのアーカイブ時にエラーが発生します。
解決策 : アップグレード後に、サービス コントロール内の型を、具象型をポイントするように変更します。以下に例を示します。
public static class Aplicacion implements java.io.Serializable
   {
      public byte[] certificado;
      public java.lang.String descripcion;
      public java.lang.String idAplicacion;
      public java.lang.String nombre;
      public java.lang.String organismo;
   }
public static class AplicacionArray implements java.io.Serializable
   {
      public Aplicacion[] abonadoArray;
      public Aplicacion[] aplicacionArray;
   }
CR291057
ControlHandle.sendEvent が未使用の場合、Java カスタム コントロール内で ebXMLControl を使用している ebXML アプリケーションに null ポインタ例外が発生する
解決策 : 『WebLogic Integration 10.2 へのアップグレード』の「JPD およびコントロール コールバック」の注意と例を参照してください。この情報は、http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wli/docs102/upgrade/component.html にあります。
CR290904
XMLObject を返すトランスフォーム関数に相当するアップグレード後の XQuery ファイルは、実行時にエラーになる場合がある
解決策 : 複数の戻り値を指定するように XQuery 関数のシグネチャを変更します。
CR290169
インタフェース WSDL は、Workshop for WebLogic Platform 10.2 Web サービス コントロールではサポートされない
BPEL インポートによってインタフェース WSDL に対する Workshop Web サービス コントロールが生成されると、アプリケーションのデプロイメントでエラーが発生します。
解決策 : BPEL インポートの後で、WSDL にダミーの実装要素 <service> と <binding> を追加します。
CR287857
BPEL インポートは、パートナ リンクとして指定されている外部サービスに対して Workshop Web サービス コントロールを生成します。Workshop Web サービス コントロールは、相対 URI を使用して WSDL (サービス コントロールと関連付けられている) にインポートされた外部スキーマを解決できません。
解決策 : 外部スキーマをユーティリティ プロジェクトから Web プロジェクトにコピーします。その後、Web プロジェクト内で WSDL を基準とする場所に外部スキーマを配置します。
CR287291
アップグレード後の 8.1 アプリケーションで、JPD およびトランスフォーメーション クラスのコンパイル エラーが表示される
log4j クラスを使用するアプリケーション (特に EJB プロジェクト) をビルドするには、log4j.jar が必要です。log4j.jar ファイルの場所が 8.x から 10.2 リリースになるときに変更されているため、手動で指定する必要があります。
解決策 : プロジェクトをアップグレードした後、プロジェクト ビルド パスに log4j.jar ファイルを手動で追加します。
CR282449
XmlObject[ ] は、JWS コールバック処理のパラメータとしてサポートされていない
CR282428
10.2 では、JWS の weblogic.jws.Types アノテーションで配列型がサポートされない
8.x JWS/Workshop Web サービス コントロールの jws:parameter-xml/jws:return-xml アノテーションで、include-java-types の値として配列型が定義されている場合、10.2 に正しくアップグレードされません。
解決策 : アップグレードを開始する前に、JWS/Workshop Web サービス コントロールを設計し直してください。
CR281279
JAX-RPC (Tylar) バインディングが、xsd:schema 要素を参照するスキーマをサポートしない
次のコード サンプルで示すように、このサポートがないことで、xsd:schema 要素に対する参照を含む WSDL からの Workshop Web サービス コントロール/JWS (JAX-RPC バインディングを使用する) の生成に影響があります。
<xsd:complexType>
   <xsd:sequence>
      <xsd:element ref="
xsd:schema"/>
      <xsd:any/>
   </xsd:sequence>
</xsd:complexType>
解決策 : 次の例で示すように、要素に名前を割り当てて、xsd:anyType を使用してください。
<xsd:complexType>
   <xsd:sequence>
      <xsd:element name="schema" type="
xsd:anyType"/>
      <xsd:any/>
   </xsd:sequence>
</xsd:complexType>
CR275039
weblogic.jws.Types アノテーションが、 のコールバック処理でサポートされていない
JWS.
解決策 : weblogic.jws.Types アノテーションを使用しないようにサービスを変更します。
CR275002
パラメータまたは戻り値の型として w3c.dom.* (Document、Element、および DocumentFragment) を使用する JWS がサポートされていない
解決策 : w3c.dom 型を使用する JWS の操作シグネチャおよび戻り値の型は、SAAJ 型を使用するように変更する必要があります。操作の内部実装を、SAAJ および w3c.dom 型に、またはこれらの型から変換するよう更新する必要があります。
CR274286
XMLBean 型を返す JWS をアップグレードすると、コンパイルできなくなる
XMLBean 型を返す JWS をアップグレードすると、アップグレード後にはその JWS に関するすべての操作でコンパイル エラーが発生します。メッセージでは、戻り値の型が、XMLBean のスキーマで定義されている要素名と一致しないことが示されています。
解決策 : @WebResult アノテーションを削除します。または、スキーマの型と一致するように名前を変更します。
CR278519
wftracking/M2_ArchHelloAsync.java ファイルおよび Process_Tracking_Binary.java について 2 つの問題が確認されている。削除で helloDelay_onTimeout メソッドから例外が返される
問題を解決した後、[問題] ウィンドウに以下のエラーが表示されます。
  1. このプロジェクトのビルド パスは未完したので、これは構築されませんでした。weblogic.xml.xmlnode.XMLNode のためクラス ファイルを検索できません。ビルド パスを修正して、このプロジェクトの構築を再試行してください。(wfTrackingWeb) .
  2. weblogic.xml.xmlnode.XMLNode タイプは解決できません。必要な .class ファイルから間接的に参照しました。
解決策 : 上記の問題を解決するには、ビルド パスの外部 jar リストに weblogic.jar を追加します。
CR277695
WebLogic Integration で 8.x アプリケーションを実行中に、テスト ブラウザ コンソールにコメント文字列が表示される
解決策 : これは仕様どおりの動作です。アップグレードされた JPD にコメントが存在するため、そのコメントがテスト ブラウザに表示されます。アップグレード後にコメントを削除してください。
CR265847
SOAP 1.2 メッセージング形式を使用するクライアントのアップグレードが要求される
解決策 : WebLogic Integration 10.2 へのアップグレード時に Web サービスの WSDL が変更されます。新しい仕様に準拠するには、SOAP 1.2 メッセージング形式を使用する Web サービスのクライアントを生成し直す必要があります。
CR240167
10.2 で、JMS コントロールが受信メッセージを非同期に処理しない
8.x では、JPD は JMS コントロールを使用して、受信メッセージを非同期に処理できました。10.2 ではこの機能はサポートされておらず、JPD の処理は失敗します。
解決策 : 受信メッセージを非同期に処理するには、JMS コントロールを WebLogic Integration JMS コントロールに置き換えます。
CR235276
HTTP プロトコルまたは JMS プロトコルでの非 SOAP XML メッセージ形式の使用がサポートされていない
8.x リリースでは、JWS に対して、非 SOAP XML メッセージ形式が HTTP プロトコルまたは JMS プロトコルを介してサポートされていました。Workshop for WebLogic Platform 10.2 では、SOAP プロトコルのみがサポートされています。したがって、JPD のフロントエンドの JWS をアップグレードすると、機能しなくなります。
解決策 : JPD のフロントエンドの JWS を削除し、HTTP または JMS のイベント ジェネレータを作成して、非 SOAP XML メッセージを受信します。その後、JPD にメッセージ ブローカ サブスクリプションを作成し、先に作成した HTTP または JMS イベント ジェネレータから非 SOAP XML メッセージを受信します。

 



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