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WebLogic Integration データの変換

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サポートされるデータ型

WebLogic Integration は、次のデータ型をサポートします。

この節では、これらのデータ型について説明します。

 


MFL のデータ型

表 A-1 では WebLogic Integration によってサポートされる MFL データ型を一覧で表記しています。これらの型は、FieldFormat 要素のtype属性に指定されます。

表 A-1 サポートされる MFL データ型

データ型

説明

バイナリ(Base64 エンコーディング)

任意の文字の値を入力できる。長さ、長さフィールド、区切り記号、または区切り記号フィールドが必要。このフィールドの結果の XML データは、Base64 を使用してエンコードされる。

なし

バイナリ(16 進エンコーディング)

任意の文字の値を入力できる。長さ、長さフィールド、区切り記号、または区切り記号フィールドが必要。このフィールドの結果の XML データは、Base16 を使用してエンコードされる。

なし

DateTime: MM/DD/YY hh:mm

日付と時刻を定義する文字列。

01/22/00 12:24

DateTime: MM/DD/YY hh:mi AM

日付と時刻を定義する文字列。

01/22/00 12:24 AM

DateTime: MM/DD/YY hh:mm:ss

日付と時刻を定義する文字列


01/22/00 12:24:00

DateTime: MM/DD/YY hh:mm:ss AM

日付と時刻を定義する文字列。

01/22/00 12:24:00 AM

DateTime: DD/MM/YY hh:mm

日付と時刻を定義する文字列。


22/01/00 12:24

DateTime: DD/MM/YY hh:mm AM

日付と時刻を定義する文字列。

22/01/00 12:24 AM

DateTime: DD/MM/YY hh:mm:ss

日付と時刻を定義する文字列。

22/01/00 12:24:00

DateTime: DD/MM/YY hh:mm:ss AM

日付と時刻を定義する文字列。

22/01/00 12:24:00 AM

DateTime: MMDDYYhhmm

日付と時刻を定義する数字列。

0122001224

DateTime: YYYYMMDDhhmmss

YYYYMMDDHHMISS フォーマットの 14 バイトの数字列。基本 データ型を指定可能。


DateTime: MMDDYYhhmmss

日付と時刻を定義する数字列。

012200122400

Date: DDMMMYY

日付を定義する文字列。

22JAN00

Date: DDMMMYYYY

日付を定義する文字列。

22JAN2000

Date: DD/MM/YY

日付を定義する文字列。

22/01/00

Date: DD/MM/YYYY

日付を定義する文字列。

22/01/2000

Date: DD-MMM-YY

日付を定義する文字列。

22-JAN-00

Date: DD-MMM-YYYY

日付を定義する文字列。

22-JAN-2000

Date: MMDDYY

日付を定義する 6 桁の数字列。

012200

Date: MMDDYYYY

日付を定義する 8 桁の数字列。

01222000

Date: MM/DD/YY

日付を定義する文字列。

01/22/00

Date: MM/DD/YYYY

日付を定義する文字列。

01/22/2000

Date: MMM-YY

日付を定義する文字列。

JAN-00

Date: MMM-YYYY

日付を定義する文字列。

JAN-2000

Date: MMMYY

日付を定義する文字列。

JAN00

Date: MMMYYYY

日付を定義する文字列。

JAN2000

Date: MMMDDYYYY

日付を定義する文字列。

JAN222000

Date: YYYYMMDD

YYYYMMDD フォーマットの 8 バイトの数字列。文字のエンコーディングを示すために、文字列または EBCDIC タイプの基本データを指定できる。


Date: Wed Nov 15 10:55:37 CST 2000

Java プラットフォームのデフォルト日付フォーマット

'WED NOV 15 10:55:37 CST 2000'

EBCDIC

IBM の EBCDIC (Extended Binary Coded Decimal Interchange Code) の文字列。長さ、長さフィールド、区切り記号、または区切り記号フィールドが必要。


フィラー

XML に変換されないバイト シーケンス。バイナリ データを XML に変換するときは、このデータ フィールドは省略される。XML をバイナリ データに変換するとき、このフィールドには一連のスペースでバイナリ出力ストリームに書き込まれる。


浮動小数点: 4 バイト、ビッグ エンディアン

IEEE 標準 754 に準拠する 4 バイト ビッグ エンディアンの浮動小数点数。


浮動小数点: 4 バイト、リトル エンディアン

IEEE 標準 754 に準拠する 4 バイト リトル エンディアンの浮動小数点数。


浮動小数点: 8 バイト、ビッグ エンディアン

IEEE 標準 754 に準拠する 8 バイト ビッグ エンディアンの浮動小数点数。


浮動小数点: 8 バイト、リトル エンディアン

IEEE 標準 754 に準拠する 8 バイト リトル エンディアンの浮動小数点数。


浮動小数点
IBM 4 バイト
IBM 8 バイト

IBM のメインフレーム用浮動小数点


整数: 符号付き、1 バイト

1 バイトの符号付き整数

56 は 0x38 になる。

整数: 符号なし、1 バイト

1 バイトの符号なし整数

128 は 0x80 になる。

整数: 符号付き、2 バイト、ビッグ エンディアン

ビッグ エンディアン フォーマットの符号付き 2 バイト整数

4660 は 0x1234 になる。

整数: 符号付き、4 バイト、ビッグ エンディアン

ビッグ エンディアン フォーマットの符号付き 4 バイト整数

4660 は 0x00001234 になる。

整数: 符号付き、8 バイト、ビッグ エンディアン

ビッグ エンディアン フォーマットの符号付き 8 バイト整数

4660 は 0x0000000000001234 になる。

整数: 符号なし、2 バイト、ビッグ エンディアン

ビッグ エンディアン フォーマットの符号なし 2 バイト整数

65000 は 0xFDE8 になる。

整数: 符号なし、4 バイト、ビッグ エンディアン

ビッグ エンディアン フォーマットの符号なし 4 バイト整数

65000 は 0x0000FDE8 になる。

整数: 符号なし、8 バイト、ビッグ エンディアン

ビッグ エンディアン フォーマットの符号なし 8 バイト整数

65000 は 0x000000000000FDE8 になる。

整数: 符号付き、2 バイト、リトル エンディアン

リトル エンディアン フォーマットの符号付き 2 バイト整数

4660 は 0x3412 になる。

整数: 符号付き、4 バイト、リトル エンディアン

リトル エンディアン フォーマットの符号付き 4 バイト整数

4660 は 0x34120000 になる。

整数: 符号付き、8 バイト、リトル エンディアン

リトル エンディアン フォーマットの符号付き 8 バイト整数

4660 は 0x3412000000000000 になる。

整数: 符号なし、2 バイト、リトル エンディアン

リトル エンディアン フォーマットの符号なし 2 バイト整数

65000 は 0xE8FD になる。

整数: 符号なし、4 バイト、リトル エンディアン

リトル エンディアン フォーマットの符号なし 4 バイト整数

65000 は 0xE8FD0000 になる。

整数: 符号なし、8 バイト、リトル エンディアン

リトル エンディアン フォーマットの符号なし 8 バイト整数

65000 は 0xE8FD000000000000 になる。

リテラル

値の属性の内容によって決定されるリテラル値。バイナリ データを XML に変換するとき、バイナリ データ内の指定されたリテラルの有無が WebLogic Integration で確認される。リテラルは読み込まれるが、XML データには変換されない。XML データをバイナリ フォーマットに変換する際に、リテラルがそのフォーマットの一部として定義されている場合、WebLogic Integration により、そのリテラルは最終的なバイナリ バイト ストリームに書き込まれる。


数値

数字( 0 〜 9 )のみを含む文字列。長さ、長さフィールド、区切り記号、または区切り記号フィールドが必要。


パック 10 進数: 符号付き

符号付きの IBM パック形式。長さ、長さフィールド、区切り記号、または区切り記号フィールドを指定する必要がある。長さまたは長さフィールドには、このフィールドのサイズをバイト数で指定する。


パック 10 進数: 符号なし

符号なしの IBM パック形式。長さ、長さフィールド、区切り記号、または区切り記号フィールドを指定する必要がある。長さまたは長さフィールドには、このフィールドのサイズをバイト数で指定する。


文字列

文字セット。長さ、長さフィールド、区切り記号、または区切り記号フィールドが必要。「文字列」のデータ型に対して長さを指定しない場合、長さフィールドまたは区切り記号が定義され、区切り記号として "¥x00" (ヌル文字) を指定したものと見なされる。


文字列: ヌル文字で終了

固定長フィールド内の文字列、オプションでヌル文字(¥x00)で終了。このフィールド型では、フィールドで読み出すデータのサイズを決定する長さ属性または長さフィールドが必要。その後、このデータのヌル区切り記号の有無が調べられる。区切り記号が見つかった場合、その区切り記号の後のデータは破棄される。そうでない場合は、フィールドの値として、固定長のデータが使用される。


Time: hhmmss

時刻を定義する文字列。

122400

Time: hh:mm AM

時刻を定義する文字列。

12:24 AM

Time: hh:mm

時刻を定義する文字列。

12:24

Time: hh:mm:ss AM

時刻を定義する文字列。

12:24:00 AM

Time: hh:mm:ss

時刻を定義する文字列。

12:24:00

ゾーン 10 進数: 先行符号

符号インジケータが最初のニブルに含まれる符号付きの IBM ゾーン 10 進数形式。長さ、長さフィールド、区切り記号、または区切り記号フィールドを指定する必要がある。長さまたは長さフィールドには、このフィールドのサイズをバイト数で指定する。


ゾーン 10 進数: Leading separate sign

符号インジケータが最初のバイトに含まれる符号付きの IBM ゾーン 10 進数形式。第 1 バイトには符号インジケータのみが含まれ、数値と分離される。長さ、長さフィールド、区切り記号、または区切り記号フィールドを指定する必要がある。長さまたは長さフィールドには、このフィールドのサイズをバイト数で指定する。


ゾーン 10 進数: 符号付き

符号付きの IBM ゾーン 10 進数形式。長さ、長さフィールド、区切り記号、または区切り記号フィールドを指定する必要がある。長さまたは長さフィールドには、このフィールドのサイズをバイト数で指定する。


ゾーン 10 進数: Trailing separate sign

符号インジケータが最終バイトに含まれる符号付きの IBM ゾーン 10 進数形式。最終バイトには符号インジケータのみが含まれ、数値と分離される。長さ、長さフィールド、区切り記号、または区切り記号フィールドを指定する必要がある。長さまたは長さフィールドには、このフィールドのサイズをバイト数で指定する。


ゾーン 10 進数: 符号なし

符号なしの IBM ゾーン 10 進数形式。長さ、長さフィールド、区切り記号、または区切り記号フィールドを指定する必要がある。長さまたは長さフィールドには、このフィールドのサイズをバイト数で指定する。



 

 


COBOL Copybook Importer データ型

COBOL データ型と Importer によるサポートの有無を次の表で示します。

表 A-2 COBOL のデータ型

COBOL の型

サポートの有無

BLANK WHEN ZERO (ゾーン 10 進数)

サポートする

COMP-1、COMP-2 (浮動小数点)

サポートする

COMP-3、パック 10 進数

サポートする

COMP、COMP-4、バイナリ(整数)

サポートする

COMP、COMP-4、バイナリ(固定長)

サポートする

COMP-5、COMP-X

サポートする

DISPLAY (英数字)

サポートする

DISPLAY 数値(ゾーン 10 進数)

サポートする

編集済み英数字

サポートする

編集済み浮動小数点数値

サポートする

編集済み数値

サポートする

グループ レコード

サポートする

INDEX

サポートする

JUSTIFIED RIGHT

無視される

OCCURS (固定配列)

サポートする

OCCURS DEPENDING (可変長)

サポートする

OCCURS INDEXED BY

無視される

OCCURS KEY IS

無視される

POINTER

サポートする

PROCEDURE-POINTER

サポートする

REDEFINES

サポートする

SIGN IS LEADING SEPARATE (ゾーン 10 進数)

サポートする

SIGN IS TRAILING (ゾーン 10 進数)

サポートする

SIGN IS TRAILING SEPARATE (ゾーン 10 進数)

サポートする

SIGN IS LEADING (ゾーン 10 進数)

サポートする

SYNCHRONIZED

無視される

66 RENAMES

無視される

66 RENAMES THRU

無視される

77 レベル

サポートする

88 レベル (条件付き)

無視される


 

これらのデータ型のサポートは、限定されています。次のいずれかのフォーマットで提供されたデータは、符号なし 4 バイト整数型にコンバートされます。

次のフォーマットで提供されるデータはエラーを発生させます。

上記のサンプルでは、pic9(5)pic x(5) の代わりに使用できます。

次の表に、これらのデータ型サポートについての 3 つのレベルを定義します。

表 A-3 データ型サポートのレベル

サポートの
レベル

定義

サポートする

このデータ型は Importer によって正しく解析され、メッセージ フォーマット フィールドまたはグループにコンバートされる。

サポートしない

このデータ型はサポートされず、Importer によってコピーブックのインポート時にエラーが報告される。

無視される

このデータ型は解析され、メッセージ フォーマットにコメントが追加される。対応するフィールドやグループは作成されない。

ベンダ固有の一部の拡張子は、Importer で認識されません。ただし、ANSI 標準 COBOL に準拠するコピーブック ステートメントは正しく解析されます。IBM のメインフレーム モデルを基にした Importer のデフォルト データ モデルを Format Builder で変更することで、文字セットやデータのエンディアン特性を補正できます。

これらのフィールドは特定のデータ型として容易に識別できますが、コピーブックをインポートする際、Importer がこれらのフィールドを一般的に識別することがあります。このためにコピーブックの Importer は、コピーブック内の各フィールドに対してコメントを作成します。MFL データを編集する際、この情報は有用で、元のコピーブックのフォーマットの改善に役立ちます。たとえば、元のコピーブックに次のエントリがあるとします。

05 birth-date    picxx/xx/xx

コピーブックがインポートされた後、このエントリは、8 バイト長の EBCDIC 型のフィールドに表示されます。よく調べると、このエントリが、次のいずれかの方法でフォーマットできる日付であることがわかります。

 


メタデータのインポートからの C Structure Importer

C Structure Importer では、匿名ユニオン、ビットフィールド、またはインライン アセンブラ コードを含むファイルは解析されません。以下のサポートされない構造体のサンプルは #include <windows.h> ステートメントを含む hello.c ファイルのプリプロセッサ出力からのものです。

 

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