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Parallel ノードは、並行して複数のアクティビティを実行するビジネス プロセス内のポイントです。
デフォルトのパラレル ノードには、AND 結合条件が含まれています。この場合、すべてのブランチのアクティビティが完了してからでないと、実行フローはパラレル ノードの次のノードに進みません。結合条件は OR に変更できます。この場合、いずれかのブランチのアクティビティが完了すると、他のすべてのブランチのアクティビティの実行が中止され、実行フローはパラレル ノードの次のノードに進みます。
この節では、パラレル ノードを作成し、定義する方法について説明します。内容は以下のとおりです。
ビジネス プロセス内の実行のパラレル ブランチは、論理的に並行です。物理的には、各ブランチはビジネス プロセス エンジンによって順に実行されます。ビジネス プロセスは、外部システムとの通信で応答があるまで待機する可能性がある場合に、この論理上の並行性から利益を得ます。実行の 1 つのブランチで応答を待っている間に、パラレル フローの別の実行ブランチが処理を進めることができます。
パラレル ブランチは、終了ポイントでのみ同期されます。複数のブランチの終了時に結合条件が定義されます。それは、各ブランチの終了によって、パラレル アクティビティ全体をどのように終了するかを指定します。
OR 結合条件を指定する Parallel ノードの動作は、Event Choice ノードとどのように違うでしょうか?
Parallel ノードのために指定される OR 結合条件では、ビジネス プロセスはすべてのブランチのアクティビティを並行して実行します。いずれかのブランチのアクティビティが完了すると、他のすべてのブランチのアクティビティの実行が中止され、実行フローは Parallel ノードの次のノードに進みます。言い換えると、すべてのパラレル ブランチのアクティビティが開始され、最初のブランチが終了するまで進行し、終了した時点で、その他のすべてのブランチのアクティビティが終了します。
Event Choice ノードの場合では、ビジネス プロセスは複数のイベントの受信のために待機します。Event Choice ノード内の各ブランチの最初のノードでは、1 つのイベントの受信が処理されます。実行フローは、最初に発生したイベントが含まれるブランチに沿って進行します。つまり、Event Choice ノード内の 1 つだけのブランチのアクティビティが実行されます。
図 7-1 に示すように、デザイン ビューを更新すると、Parallel ノードが含まれます。
Parallel ノードは実際はノードのグループです。[プロパティー] ペインおよび [アノテーション] ペインを使用すると、ノードのグループのプロパティとアノテーションを設定できます。
注意 : | [プロパティー] ペインがデザイン ビューに表示されない場合は、BEA Workshop for WebLogic Platform メニューから [ウィンドウ![]() ![]() |
結合条件が Parallel ノードの実行フローにどのように影響するかを知るには、「ビジネス プロセスでのパラレル実行について」を参照してください。
注意 : | ビジネス プロセスでネストした Parallel ノードを作成するには、![]() |
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