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BEA Workshop for WebLogic Platform には、ビジネス プロセスの機能をテストすることができるブラウザベース インタフェースが用意されています。このテスト ビュー インタフェースを使用すると、クライアントの役割を実行し、ビジネス プロセスのメソッドを起動して応答を確認できます。
この手順では、テスト ブラウザのツールを使用して BEA Workshop for WebLogic Platform で作成したビジネス プロセスをテストする方法を説明します。内容は以下のとおりです。
BEA_HOME\weblogic92\samples\domains\integration
)。BEA_HOME は、WebLogic Platform をインストールしたディレクトリを表します。[終了] をクリックします。
このタブにより、ビジネス プロセスに関する公開情報が表示されます。この領域のコードは自動的に生成され、プロセス言語における双方向の編集が完全にサポートされます。ここで行う変更は、デザイン ビューに表示されます。
[概要] タブでは、次のような Web サービスに関する公開情報が表示されます。
このタブでは、サービスをバック エンドに実装する方法や、それを作成した BEA Workshop for WebLogic Platform のバージョンなど、ビジネス プロセスのプライベート情報が表示されます。また、保存するログ メッセージ数およびログ エントリを切り詰めた後の文字数など、ログ設定に関する情報も表示されます。
このタブでは、ビジネス プロセスのパブリック メソッド用の単純なテスト環境を提供します。メソッドにパラメータを提供し、その戻り値を検査することができます。また、対話の異なる部分を追跡し、テストすることもできます。
このタブでは、XML メソッドをテストする際に、ビジネス プロセスに送付される XML データが表示されます。このページを使用し、ビジネス プロセスのメソッドに渡される XML データを検査および修正することができます。
このタブでは、アプリケーションのチャネル ファイルで利用できるチャネルに対してメッセージをパブリッシュするスペースが与えられます。非同期のイベントとのプロセスの対話をテストでき、タイマー、電子メール、ファイル、JMS および他のイベント ジェネレータをシミュレートできます。
このタブでは、デプロイされたプロセス タイプの対話型または印刷可能なグラフを表示できます。グラフィック表示は、ビジネス プロセス、およびそのプロセスが行うクライアントおよびリソース (データベース、JMS キュー、ファイル システムなど) との対話を表します。これは、ビジネス プロセスがこれまで経由したパスを示し、プロセスの各ノードの状態に関する追加の情報が与えられます。このタブのクリック時にブラウザが SVG プラグインとコンフィグレーションされていない場合は、BEA Workshop for WebLogic Platform により、ファイルをダウンロードおよびインストールするかどうかを尋ねられます。
[テスト フォーム]、[メッセージ ブローカ]、[プロセス グラフ] のタブの使用方法に関する特定の情報は、「ビジネス プロセスのパブリック メソッドをテストするには」、「メッセージ ブローカ チャネルをテストするには」、および「プロセス グラフを表示するには」を参照します。
警告 : | テスト ブラウザを使用する際は、非常に大きなビジネス プロセスまたはデータ集約型のビジネス プロセスを実行しないように注意してください。これを行うと、テスト ブラウザが故障する場合があります。 |
ビジネス プロセスが受信できるデータをクライアントの要求の一部として [テスト フォーム] ページに直接入力できます。または、ファイル システムを参照し、テスト データが入っているファイルをアップロードすることもできます。
注意 : | テスト データにファイルをアップロードするには、[xml requestXML (ファイルの値)] フィールドの横の [参照] をクリックしてファイル ブラウザを開いた後、使用するテスト データが入っているファイルを選択します。また、ファイルのコンテンツをフィールドに入力 (コピーおよび貼り付け) することにより、テスト データを入力することもできます。 |
Instance instanceID is Completed.
上記の instanceID
は、ビジネス プロセスの最初のメソッドが呼び出された時に生成された ID を示します。
[テスト SOAP] タブでは、そのメソッドを SOAP のボディ フィールドでテストする時にビジネス プロセスに送信された XML データが表示されます。このページを使用し、ビジネス プロセスのメソッドに渡される XML データを検査および修正することができます。
ビジネス プロセスが終了すると、以下のようなメッセージがメッセージ ログに表示されます。
Instance instanceID is Completed.
[メッセージ ブローカ] テスト タブでは、チャネルを通じてルーティングされた対話の詳細が表示されます。対話の ID が、メッセージ ログに表示されます。メッセージ ログに表示された任意のメソッドをクリックし、外部サービス コミュニケーション (コールバックおよび応答) に関するウィンドウの右側の詳細を表示します。
Workshop テスト ブラウザの [プロセス グラフ] タブでは、実行中のプロセスの SVG グラフが表示されます。このグラフには、ビジネス プロセスと、そのクライアントおよびリソースとの対話、たとえばデータベース、JMS キュー、ファイル システムなどが示されています。
対話型インスタンス グラフは、デザイン ビューに表示される完全展開型のビューです。対話型プロセス グラフには、Adobe SVG Viewer バージョン 3.0 が必要です。[プロセス グラフ] タブを最初に開くと、Adobe Viewer のソフトウェア ライセンス契約に同意するかどうかを確認するメッセージが表示されます。
WebLogic Platform 9.2 がサポートするコンフィグレーションには、このビューアを利用できないものもあります。詳細については、以下の URL の『WebLogic Integration Administration Console の使用』内の「プロセス インスタンスのモニタ」の「対話型グラフの要件」を参照してください。
http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wli/docs92/manage/processmonitoring.html
WebLogic Platform がサポートするブラウザおよびオペレーション システムの詳細については、BEA WebLogic Platform のサポート対象のコンフィグレーションを参照してください。以下の URL に掲載されています。
http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/platform/suppconfigs/index.html
Adobe SVG Viewer に対話型ビューが表示されます。プロセス・グラフでは、ノードのステータスを視覚的に確認できます。ノードの表示形式とそのステータスの説明を次の表に示します。
ビジネス プロセスのトラッキング レベルの詳細については、「プロセス コンフィグレーション」の「プロセスの詳細の表示と変更」を参照してください。以下の URL に掲載されています。
http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wli/docs92/adminhelp/processconfig.html
[プロセス グラフ] タブのトップ パネルには、選択されたプロセスのプロパティが表示されます。表示されたプロパティの詳細については、『WebLogic Integration Administration Console の使用』の「プロセス インスタンスのモニタ」の「プロセス インスタンス詳細の表示」を参照してください。以下の URL に掲載されています。
http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wli/docs92/manage/processmonitoring.html
テスト ブラウザでは、URL は [テスト フォーム] タブの右上の角に表示されます。ビジネス プロセス用にテスト ビューを起動する際に表示される URL は、以下のような URL であることが必要です。
http://localhost:7051/samples/myBusinessProcess
.jpd
http://
locahost:7051/
- マシン名およびデフォルトのリスニング ポートを示します (7051)。これは、テスト ブラウザからの要求 (ビジネス プロセスの呼び出し) が、WebLogic Server によりローカル マシンのポート番号 7051 にインターセプトされることを意味します。samples/
- サービスが入っている Web アプリケーションを示します。WebLogic Workshop でプロジェクトを作成する場合は、WebLogic Server Web アプリケーションも作成されています。プロジェクト名は、そのプロジェクトのすべての Web サービス用の URL の一部になります。新たなプロジェクトに名前をつける際には、その Web サービスの URL が意味を持ち、適切になる名前を使用するようにしてください。myBusinessProcess
.jpd
- myBusinessProcess は、ビジネス プロセス名です。.jpd 拡張子は、URL 用に保持され、myBusinessProcess.java へマッピングします。Weblogic Server は、たとえば HTML ページまたは JSP などではなく、JDP 拡張子を認識し、Web サービスとしてリクエストを処理することで適切に対応するようにコンフィグレーションされています。