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コンフィグレーション ガイド
コントローラとエージェントのコンフィグレーション
この節では、WLOC コントローラとエージェントをコンフィグレーションする方法について説明します。この節は、以下の内容で構成されています。
概要
この節では、コントローラ、Plain Agent、および ESX Agent のコンフィグレーションについて説明します。
コントローラ
WLOC コントローラのコンフィグレーション設定では、コントローラの動作および WLOC エージェントとの通信方法を制御します。
コントローラの初期コンフィグレーションは、WLOC Configuration Wizard を実行することによって定義されます。このプロセスでは、起動時にコントローラの実行時コンフィグレーションの確立に使用される XML ファイルにコンフィグレーション設定が格納されます。XML ファイルは loc-controller-config.xml
という名前で、デフォルトでは次のディレクトリにあります。
XML ファイルの作成後に、WLOC Administration Console を使用してコントローラのコンフィグレーションを変更することができます。この場合、直接 XML ファイルを編集するか、または Configuration Wizard を再実行します。Administration Console を使用して行われる変更はすぐに有効になりますが、他の 2 つの方法で行われる変更は、コントローラが再起動されるまで有効になりません。
Configuration Wizard または WLOC Administration Console を使用して行われるコントローラのコンフィグレーションに対する変更は、コントローラの監査ログに記録されます。このログは、BEA_HOME
\
user_projects\controller
\logs
ディレクトリ (user_projects
は Configuration Wizard の実行中に指定されるディレクトリ) にあります。
エージェント
WLOC エージェントのコンフィグレーションでは、エージェントの動作および WLOC コントローラや管理対象のアプリケーションとの通信方法を制御します。WLOC 環境内の各リソース プールの管理にはエージェントが必要です。エージェントは、使用可能なリソースの情報を検出し、その情報をコンフィグレーションに保持します。
以下の 2 種類のエージェントがあります。
Plain Agent —Plain Agent では、物理マシン上のリソース プールを管理します。コンフィグレーション設定には、WLOC に割り当てる CPU の容量と WLOC サービスで使用可能なソフトウェアのパス名が含まれます。
ESX Agent —ESX Agent では、ハイパーバイザ ソフトウェアでコンフィグレーションされた仮想マシン上のリソース プールを管理します。ESX Agent は、VirtualCenter Server と通信してリソース プールの容量を検出し、リソース プール内のすべてのリソースを WLOC リソースとして割り当てます。ESX Agent のコンフィグレーション情報には、使用可能な ISO イメージと NFS 共有のパスが含まれます。
エージェントのコンフィグレーションは、loc-agent-config.xml
という XML ファイルに格納されます。このファイルは、BEA_HOME
\user_projects\agent1
\config ディレクトリ (agent1
はエージェントがインストールされたディレクトリ) にあります。
エージェント インスタンスの作成とその初期コンフィグレーションは、WLOC Configuration Wizard を使用して行う必要があります。それ以降は、Administration Console を使用するか、または直接コンフィグレーション ファイルを編集してコンフィグレーションを変更できます。
WLOC Administration Console を使用して行われるエージェントのコンフィグレーションに対する変更は、エージェントの監査ログに記録されます。このログは、BEA_HOME
\
user_projects\agent1
\logs
ディレクトリ (user_projects\agent1
は Configuration Wizard の実行中に指定されるディレクトリ) にあります。
エージェントのコンフィグレーション
この節では、GUI モードで WLOC Configuration Wizard を実行する手順について説明します。Configuration Wizard はサイレント モードで使用することもできます。サイレント モードは、対話形式でないソフトウェアのコンフィグレーション方法です。この方法では、XML プロパティ ファイルを使用してコンフィグレーション オプションを選択する必要があります。サイレント モード コンフィグレーションの実行の詳細については、「サイレント モード コンフィグレーション 」を参照してください。
注意 :
コンソール モードでの Configuration Wizard の実行は現在サポートされていません。
Plain Agent のコンフィグレーション
Plain Agent インスタンスとその初期コンフィグレーションを作成するには、次の手順に従います。
表 3-1 の手順に従って Configuration Wizard を起動し、[Welcome ] ウィンドウの [Next ] をクリックします。
表 3-1 WLOC Configuration Wizard の起動
Windows の [スタート] メニューから、[スタート |すべてのプログラム |WebLogic Operations Control 10gR3 |WLOC Configuration Wizard ] を選択します。
MS-DOS コマンド プロンプト ウィンドウで、BEA_HOME
\
WLOC_HOME
\common\bin\
ディレクトリに移動し、プロンプトで「config.cmd
」と入力します。
このパス名で、BEA_HOME
は BEA ホーム ディレクトリ、WLOC_HOME
は WLOC のインストール時に選択した製品インストール ディレクトリ (例 : C:\bea\wloc_10.3
) です。
BEA_HOME
/
WLOC_HOME
/common/bin/
ディレクトリに移動し、プロンプトで「
config.sh
」と入力します。
このパス名で、
BEA_HOME
は BEA ホーム ディレクトリ、
WLOC_HOME
は WLOC のインストール時に選択した製品インストール ディレクトリです。
[Choose Controller or Agent ] ウィンドウで、[Create a new Agent for this host ] を選択し、[Next ] をクリックします。
[Enter Agent Directory Location ] ウィンドウで、デフォルトの場所をそのまま使用するか、または別のディレクトリを指定し、[Next ] をクリックします。
デフォルトでは、Configuration Wizard は BEA_HOME
/user_projects/agent1
ディレクトリにエージェントを作成しますが、任意の名前とディレクトリの場所を選択して指定することもできます。
[Configure Agent Connection Details ] ウィンドウで、表 3-2 の説明に従ってフィールドに入力します。
表 3-2 エージェント接続の詳細のコンフィグレーション
エージェントの名前。Administration Console にはこの名前がエージェント名として表示されます。
注意 :
Administration Console で複数のエージェントを管理するには、各エージェントの名前がユニークである必要があります。
エージェントをホストするマシンの完全修飾名 (例 :
agentbox.east.example.com
)。
非セキュア モードでコントローラと通信するときにエージェントが使用する HTTP ポート番号 (デフォルト :
8001
)。
注意 :
万一、複数のエージェントを同じホストでコンフィグレーションする場合は、各エージェントが別々のポート番号を使用するように指定してください。
SSL を使用してセキュア モードでコントローラと通信するときにエージェントが使用する HTTPS ポート番号 (デフォルト :
8002
)。
注意 :
万一、複数のエージェントを同じホストでコンフィグレーションする場合は、各エージェントが別々のポート番号を使用するように指定してください。
[Transfer Encryption Passphrase]/[Confirm Transfer Encryption Passphrase]
[Security Mode] の設定に関係なく、コントローラとエージェントとの間で渡される特定の重要なデータに暗号化を適用するために使用されるパスフレーズ。パスワードは 8 文字以上にする必要があります。
[Security Mode] が [
Unsecure ] に設定されている場合でも、この設定では最も重要なデータが暗号化されます。
注意 :
このパスフレーズは、エージェントをコントローラに追加する場合に入力する必要があります。パスフレーズを入力しないと、コントローラとエージェントの通信が失敗します。
開発環境では、デフォルト値をそのまま使用すれば問題ありません。ユーザはこれらのパスフレーズを把握しておく必要はありません。
コントローラとの接続に使用されるセキュリティ モード。
[Unsecure] — コントローラとの接続に HTTP プロトコルを使用します。開発環境の場合は、[Unsecure] モードで十分です。
[Secure] — コントローラとの接続に SSL プロトコルを使用します。[Secure] モードでは、通信の機密性と整合性が確保されます。このモードの場合、コントローラとエージェントとの間の信頼関係を明示的に設定する必要があります。プロダクション環境の場合は [Secure] モードを使用することをお勧めします。
詳細については、「
コントローラとエージェントとの通信の保護 」を参照してください。
注意 :
コントローラとエージェントのセキュリティ モードの設定は同じにする必要があります。
[Configure Agent Logging ] ウィンドウで、表 3-3 の説明に従ってフィールドに入力します。
表 3-3 エージェント ロギングのコンフィグレーション
ログ ファイルに書き込まれるイベントの重大度。デフォルトは INFO です。
重大度の低いものから高いものの順に並べた場合、ログ レベルは次のようになります。
TRACE、DEBUG、INFO、NOTICE、WARNING、ERROR、CRITICAL、ALERT、EMERGENCY
重大度レベルは包含的です。INFO に設定すると、ログには NOTICE、WARNING、ERROR、CRITICAL、ALERT、および EMERGENCY のイベントが含まれます。
stdout に書き込まれるイベントの重大度。デフォルトは INFO です。
stdout の重大度で使用される重大度レベルはログ ファイルと同じです。
エージェント ログ ファイルのファイル名とディレクトリの場所。デフォルトをそのまま使用するか、または別のディレクトリとログ ファイル名を指定することができます。
デフォルト :
BEA_HOME
\user_projects\agent1\logs\Agent.log
[Configure Agent Keystore Passwords ] ウィンドウで、内部の WLOC の通信に使用されるエージェントのキーストアのパスワードの入力を求められます。表 3-4 に示すように、ほとんどの場合、WLOC をプロダクション環境と開発環境のどちらで使用しているかに応じて操作手順が異なります。このウィンドウでの操作が完了したら、[Next ] をクリックします。
表 3-4 エージェントのキーストアのパスワードのコンフィグレーション
[
Next ] をクリックして、デフォルトのキーストアのパスワードを使用します。
WLOC コンポーネント間のプロダクション レベルの通信に使用されるキーストアの保護のためのパスワードを入力します。これらのパスワードは書き留めておいてください。キーストアに証明書をインポートして信頼関係を設定する場合に必要になります。
WLOC エージェントのキーストアの詳細については、「
キーストア 」を参照してください。
[Configure Agent Type ] ウィンドウで、[Plain Agent ] を選択し、[Next ] をクリックします。
[Configure Plain Agent (1 of 2) ] ウィンドウで、表 3-5 の説明に従ってフィールドに入力し、[Next ] をクリックします。
表 3-5 Plain Agent のコンフィグレーション (1/2)
エージェントが管理するリソース プールのユニークな名前。
注意 :
Administration Console で複数のリソース プールを管理するには、各リソース プールの名前がユニークである必要があります。
リソース プールの説明。入力は任意です。この説明はコンソールに表示されます。
(省略可能) リソース プールで使用可能な CPU 能力 (正規化されたメガヘルツ (MHz) 単位)。
JVM 標準出力ストリーム (stdout) の出力先となるディレクトリの完全なパス名。
デフォルト :
BEA_HOME
\user_projects\agent1\stdout
標準エラー ストリーム出力 (stderr) の出力先となるディレクトリの完全なパス名。
デフォルト :
BEA_HOME
\user_projects\agent1\stderr
[Configure Plain Agent (2 of 2) ] ウィンドウで、[Add ] をクリックし、表 3-6 の説明に従って各フィールドに入力することにより、エージェントで使用可能なソフトウェアを指定します。完了したら、[Next ] をクリックします。
注意 :
この手順をスキップし、Administration Console を使用して後から情報を指定することができます。
表 3-6 Plain Agent のコンフィグレーション (2/2)
コンソールに表示するソフトウェアの説明。入力は任意です。
ソフトウェアを格納するディレクトリの完全なパス。たとえば、WLS を指定するには、
WL_HOME
/server/lib
を使用します。ここで、
WL_HOME
は WLS がインストールされているディレクトリです。
[Create Agent Configuration ] ウィンドウで、[Create ] をクリックします。エージェントが作成されるときに、進行状況メッセージが表示されます。
エージェントが正常に作成されたら、[Done ] をクリックして Configuration Wizard を終了します。
ESX Agent のコンフィグレーション
ESX Agent インスタンスとその初期コンフィグレーションを作成するには、次の手順に従います。
注意 :
コンソール モードでの Configuration Wizard の実行は現在サポートされていません。
表 3-7 の手順に従って Configuration Wizard を起動し、[Welcome ] ウィンドウの [Next ] をクリックします。
表 3-7 WLOC Configuration Wizard の起動
Windows の [スタート] メニューから、[スタート |すべてのプログラム |WebLogic Operations Control 10gR3 |WLOC Configuration Wizard ] を選択します。
MS-DOS コマンド プロンプト ウィンドウで、BEA_HOME
\
WLOC_HOME
\common\bin\
ディレクトリに移動し、プロンプトで「config.cmd
」と入力します。
このパス名で、BEA_HOME
は BEA ホーム ディレクトリ、WLOC_HOME
は WLOC のインストール時に選択した製品インストール ディレクトリ (例 : C:\bea\wloc_10.3
) です。
BEA_HOME
/
WLOC_HOME
/common/bin/
ディレクトリに移動し、プロンプトで「
config.sh
」と入力します。
このパス名で、
BEA_HOME
は BEA ホーム ディレクトリ、
WLOC_HOME
は WLOC のインストール時に選択した製品インストール ディレクトリです。
[Choose Controller or Agent ] ウィンドウで、[Create a new Agent for this host ] を選択し、[Next ] をクリックします。
[Enter Agent Directory Location ] ウィンドウで、デフォルトの場所をそのまま使用するか、または user_projects
の下位の別のディレクトリを指定し、[Next ] をクリックします。
[Configure Agent Connection Details ] ウィンドウで、表 3-8 の説明に従ってフィールドに入力します。
表 3-8 エージェント接続の詳細のコンフィグレーション
エージェントの名前。Administration Console にはこの名前がエージェント名として表示されます。
エージェントがあるホストの完全修飾名 (例 : agentbox.east.example.com)。
非セキュア モードでエージェントとコントローラが接続するときに使用される HTTP ポート番号 (デフォルト :
8001
)。
注意 :
万一、複数のエージェントを同じホストでコンフィグレーションする場合は、各エージェントが別々のポート番号を使用するように指定してください。
SSL を使用してセキュア モードでエージェントとコントローラが接続するときに使用される HTTPS ポート番号 (デフォルト :
8002
)。
注意 :
万一、複数のエージェントを同じホストでコンフィグレーションする場合は、各エージェントが別々のポート番号を使用するように指定してください。
[Transfer Encryption Passphrase]/[Confirm Transfer Encryption Passphrase]
[Security Mode] の設定に関係なく、コントローラとエージェントとの間で渡される特定の重要なデータに暗号化を適用するために使用されるパスフレーズ。パスワードは 8 文字以上にする必要があります。
[Security Mode] が [
Unsecure ] である場合でも、この設定では最も重要なデータが暗号化されます。
注意 :
このパスフレーズは、エージェントをコントローラに追加する場合に入力する必要があります。パスフレーズを入力しないと、コントローラとエージェントの通信が失敗します。
開発環境では、デフォルト値をそのまま使用すれば問題ありません。ユーザはこれらのパスフレーズを把握しておく必要はありません。
コントローラとの接続に使用されるセキュリティ モード。
[Unsecure] — コントローラとの接続に HTTP プロトコルを使用します。開発環境の場合は、[Unsecure] モードで十分です。
[Secure] — コントローラとの接続に SSL プロトコルを使用します。[Secure] モードでは、通信の機密性と整合性が確保されます。このモードの場合、コントローラとエージェントとの間の信頼関係を明示的に設定する必要があります。プロダクション環境の場合は [Secure] モードを使用することをお勧めします。
詳細については、「
コントローラとエージェントとの通信の保護 」を参照してください。
注意 : コントローラとエージェントのセキュリティ モードの設定は同じにする必要があります。
[Configure Agent Logging ] ウィンドウで、表 3-9 の説明に従ってフィールドに入力します。
表 3-9 エージェント ロギングのコンフィグレーション
ログに記録されるイベントの重大度 (デフォルト : INFO)。
重大度の低いものから高いものの順に並べた場合、ログ レベルは次のようになります。
TRACE、DEBUG、INFO、NOTICE、WARNING、ERROR、CRITICAL、ALERT、EMERGENCY
重大度レベルは包含的です。INFO に設定すると、ログには NOTICE、WARNING、ERROR、CRITICAL、ALERT、および EMERGENCY のイベントが含まれます。
stdout に書き込まれるイベントの重大度レベルを指定します (デフォルト : INFO)。
ログ ファイルと同じイベント レベルを使用します。
デフォルトをそのまま使用するか、または別のディレクトリとログ ファイル名を指定します。
デフォルト :
BEA_HOME
\user_projects\agent1\logs\Agent.log
[Configure Agent Keystore Passwords ] ウィンドウで、内部の WLOC の通信に使用されるエージェントのキーストアのパスワードの入力を求められます。表 3-10 に示すように、ほとんどの場合、WLOC をプロダクション環境と開発環境のどちらで使用しているかに応じて操作手順が異なります。
表 3-10 エージェントのキーストアのパスワードのコンフィグレーション
[
Next ] をクリックして、デフォルトのキーストアのパスワードを使用します。
WLOC コンポーネント間のプロダクション レベルの通信に使用されるキーストアの保護のためのパスワードを入力します。これらのパスワードは書き留めておいてください。キーストアに証明書をインポートして信頼関係を設定する場合に必要になります。
WLOC エージェントのキーストアの詳細については、「
キーストア 」を参照してください。
[Configure Agent Type ] ウィンドウで、[ESX Agent ] を選択し、[Next ] をクリックします。
[Configure ESX Agent (1 of 6) ] ウィンドウで、表 3-11 の説明に従ってフィールドに入力し、[Next ] をクリックします。
表 3-11 ESX Agent のコンフィグレーション (1/6)
デフォルト名をそのまま使用するか、または別の名前を入力します。
デフォルトをそのまま使用するか、または変更します。
[Configure ESX Agent (2 of 6) ] ウィンドウで、表 3-12 の説明に従ってフィールドに入力し、[Next ] をクリックします。
表 3-12 ESX Agent のコンフィグレーション (2/6)
VirtualCenter Server の IP アドレスまたは名前を入力します。
VirtualCenter 管理者のユーザ名を入力します。
[Password]/[Confirm Password]
[
Connect to the Virtual Center to retrieve SSL certificate ] チェック ボックスを選択します。
このチェック ボックスを選択すると、Virtual Center の公開鍵証明書が取得され、ESX Agent の信頼キーストアに追加されます。これは、ESX Agent と Virtual Center との間の信頼関係を確立するために必要な処理です。
[ESX Agent Configuration Type] - [Dynamic] または [Static]
ウィザードから Virtual Center ホストに接続し、他のコンフィグレーション ウィンドウの情報を取得する場合は、[
Configure the ESX Agent dynamically by connecting to the Virtual Center ] チェック ボックスを選択します。
それ以外の場合は、手動でこの情報を入力する必要があります。
セキュアな接続を使用するように Virtual Center がコンフィグレーションされている場合は、[
Use secure connection when conecting to the Virtual Center ] チェック ボックスを選択します (デフォルトですでに選択されています)。Virtual Center で非セキュアな接続のみ使用する場合は、チェック ボックスのチェックをはずします。
[Configure the ESX Agent dynamically by connecting to the Virtual Center ] チェック ボックスを選択すると、ウィザードによって Virtual Center への接続が試行されます。接続に成功したら、[Next ] をクリックします。これで、ドロップダウン リストを使用して以降のフィールドに入力できるようになります。それ以外の場合は、フィールドに手動で入力するように求められます。
注意 :
非セキュアな接続を使用して Virtual Center に接続し、コンフィグレーション情報を取得するには、HTTP を使用した SDK へのアクセスをサポートするように Virtual Center を設定する必要があります。この設定を行わないと、接続の試行時に次のようなメッセージが表示されます。 Failed to connect to VMware. It appears that the webservices stack is not running on the specified port. 詳細については、Virtual Center のドキュメントを参照してください。
[Configure ESX Agent (3 of 6) ] ウィンドウで、表 3-13 の説明に従ってフィールドに入力し、[Next ] をクリックします。
表 3-13 ESX Agent のコンフィグレーション (3/6)
このエージェントが管理するリソース プールを含むデータ センタの名前。
[Compute Resource (ESX host or cluster)]
このエージェントが管理する LiquidVM インスタンスを含むリソース プール。
[Resource Pool Description]
[Configure ESX Agent (4 of 6) ] ウィンドウで、[Add ] をクリックし、表 3-14 の説明に従ってネットワーク情報を指定します。エージェントが別のネットワーク セグメントの LiquidVM インスタンスを管理する場合は、各ネットワーク セグメントのネットワーク設定を指定する必要があります。次に、[Next ] をクリックします。
表 3-14 ESX Agent のコンフィグレーション (4/6)
LiquidVM インスタンスの割り当て先の仮想マシン ポート グループ。
VMWare Infrastructure クライアントを使用する場合は、ホストの [
Configuration ] タブを表示し、[Hardware] リストの [
Networking ] を選択することによってこの名前を取得できます。
注意 : ESX ホストのクラスタを使用する場合、すべてのホストには同じ名前の付いた 1 つの仮想マシン ポート グループが必要です。このグループには、同じ物理ネットワークに接続される物理アダプタをマップする必要があります。
LiquidVM インスタンス用に予約される 1 つまたは複数の IP アドレス。複数のアドレスをカンマ (,) で区切って 1 行に指定します。
例 :
182.343.121.122
, 182.343.121.123
, 182.343.121.122
LiquidVM インスタンスで使用される IP アドレスは、指定されたアドレスのうちの 1 つだけです。
LiquidVM インスタンスで使用されるゲートウェイ アドレス。
このアドレスは、仮想マシン ポート グループのマップ先の物理ネットワーク アダプタから決定されます。
このアドレスが指定されていない場合、LiquidVM インスタンスでは、IP アドレスに基づいてデフォルト ゲートウェイを使用します。
LiquidVM インスタンスで使用されるネットマスク。
このネットマスクは、仮想マシン ポート グループのマップ先の物理ネットワーク アダプタから決定されます。
このネットマスクが指定されていない場合、LiquidVM インスタンスではデフォルト ネットマスクを使用します。
ESX サーバのホストで使用されるプライマリおよび代替 DNS サーバ。複数のアドレスをカンマ (,) で区切って 1 行に指定します。
例 :
10.344.22.86
, 10.170.43.81
このアドレスが指定されていない場合、LiquidVM インスタンスではリモート DNS ルックアップを使用できません。
LiquidVM インスタンスで使用されるドメイン名。
[Configure ESX Agent (5 of 6) ] ウィンドウで、[Add ] をクリックし、表 3-15 の説明に従ってフィールドに入力することにより、使用される各 ISO を指定します。次に、[Next ] をクリックします。
表 3-15 ESX Agent のコンフィグレーション (5/6)
データストアを含む ISO ソフトウェアの場所。手順 9 で [
Configure the ESX Agent dynamically by connecting to the Virtual Center ] を選択した場合は、特定の ISO の ESX サーバ ストレージを参照できます。
手動で指定する場合の構文は、
[datastore]
/path/filename
です。
例 :
[storage1
]
/wlsve922.iso [storage1
]
/wlsve/wlsve922.iso
LVM のバージョン (
1.0
、
1.1
、または
1.2
)。
[Configure ESX Agent (6 of 6) ] ウィンドウで、[Add ] をクリックし、表 3-16 の説明に従ってフィールドに入力することにより、使用される各 NFS 共有を定義します。次に、[Next ] をクリックします。
表 3-16 ESX Agent のコンフィグレーション (6/6)
<ip_address>:<path>
,
uid=<uid_num>
,
gid=<gid_num>
<ip_address>
— NFS 共有のホストの IP アドレス
<path>
— 共有のパス
<uid_num>
— ユーザ ID 番号
<gid_num>
— グループ ID 番号
182.34.234.92:\WLOC\shares\domainw,uid=10947,gid=3498
[Create Agent Configuration ] ウィンドウで、[Create ] をクリックします。進行状況メッセージが表示されます。
エージェントがアクティブになったら、[Done ] ボタンをクリックします。
エージェントのコンフィグレーションの変更
既存のエージェントのコンフィグレーションを変更する方法は 2 とおりあります。
エージェントのコンフィグレーション ファイルを手動で編集します。XML ドキュメントの構造とコンフィグレーションの定義は、エージェントのスキーマ ファイルにアクセスすることにより取得できます。このファイルは BEA_HOME\WLOC_HOME
\schemas\loc-agent.xsd
です。
『WLOC Administration Console オンライン ヘルプ 』の説明に従って、WLOC Administration Console を使用します。
コントローラのコンフィグレーション
以降のトピックでは、コントローラを作成する方法と、既存のコントローラのコンフィグレーションを変更する方法について説明します。
コントローラのコンフィグレーション
WLOC コントローラを作成してコンフィグレーションするには、次の手順に従います。
注意 :
コンソール モードでの Configuration Wizard の実行は現在サポートされていません。
表 3-17 の手順に従って Configuration Wizard を起動し、[Welcome ] ウィンドウの [Next ] をクリックします。
表 3-17 WLOC Configuration Wizard の起動
Windows の [スタート] メニューから、[スタート |すべてのプログラム |WebLogic Operations Control 10gR3 |WLOC Configuration Wizard ] を選択します。
MS-DOS コマンド プロンプト ウィンドウで、BEA_HOME
\
WLOC_HOME
\common\bin\
ディレクトリに移動し、プロンプトで「config.cmd
」と入力します。
このパス名で、BEA_HOME
は BEA ホーム ディレクトリ、WLOC_HOME
は WLOC のインストール時に選択した製品インストール ディレクトリ (例 : C:\bea\wloc_10.3
) です。
BEA_HOME
/
WLOC_HOME
/common/bin/
ディレクトリに移動し、プロンプトで「
config.sh
」と入力します。
このパス名で、
BEA_HOME
は BEA ホーム ディレクトリ、
WLOC_HOME
は WLOC のインストール時に選択した製品インストール ディレクトリです。
[Welcome ] ウィンドウで、[Next ] をクリックします。
[Choose Controller or Agent ] ウィンドウで、[Create the Controller or extend the existing Controller for this host ] を選択し、[Next ] をクリックします。
[Enter Controller Directory Location ] ウィンドウで、場所を指定して、[Next ] をクリックします。
[Enter Controller Connection Data ] ウィンドウで、表 3-18 の説明に従ってフィールドに入力します。
表 3-18 コントローラ接続のコンフィグレーション
コントローラ マシンのホストの完全修飾名 (例 :
adminbox.east.example.com
)。
WLOC Administration Console の HTTP ポート (デフォルト :
9001
)。
WLOC Administration Console の HTTPS ポート (デフォルト :
9002
)。
以下のいずれかを選択して、クライアントから Administration Console への接続方法を指定します。
[
Secure
]—HTTPS のみ
[
Unsecure
]—HTTP のみ
[
Both
]—HTTP または HTTPS のどちらか
コントローラとの非セキュアな内部通信のためにエージェントで使用されるポート (デフォルト :
9003
)。
コントローラとのセキュアな内部通信のためにエージェントで使用されるポート (デフォルト :
9004
)。
以下のいずれかを選択して、WLOC コンポーネント間の内部通信に使用されるセキュリティ レベルを指定します。
[
Unsecure
]—SSL なしの HTTP を使用し、メッセージの機密性と整合性が確保されます。開発システムの場合は、このモードで十分です。
[
Secure
]—HTTPS を使用し、メッセージの機密性と整合性が確保されます。このモードは、プロダクション システムで使用する必要があります。
すべてのエージェントでは、通信先のコントローラで確立されたモードと同じセキュリティ モードを使用する必要があります。
プロダクション レベルのセキュリティのコンフィグレーション手順については、「セキュアな通信 」を参照してください。
[Configure Controller Logging ] ウィンドウで、表 3-19 の説明に従ってフィールドに入力します。
表 3-19 コントローラ ロギングのコンフィグレーション
ログに記録されるイベントの重大度 (デフォルト : INFO)。
重大度の低いものから高いものの順に並べた場合、ログ レベルは次のようになります。
TRACE、DEBUG、INFO、NOTICE、WARNING、ERROR、CRITICAL、ALERT、EMERGENCY
重大度レベルは包含的です。INFO に設定すると、ログには NOTICE、WARNING、ERROR、CRITICAL、ALERT、および EMERGENCY のイベントが含まれます。
stdout に書き込まれるイベントの重大度レベルを指定します (デフォルト : INFO)。
ログ ファイルと同じイベント レベルを使用します。
デフォルトの場所をそのまま使用するか、または別のディレクトリとログ ファイル名を入力します。
デフォルト :
BEA_HOME
\user_projects\controller\logs\Controller.log
最初の [Configure Controller Notifications (1 of 6) ] ウィンドウで、SMTP 通知を有効にする場合は、[Enable SMTP Notifications ] チェック ボックスを選択します。次に、表 3-20 の説明に従ってフィールドに入力します。
SMTP 通知を有効にしない場合は、このウィンドウでの入力を行わずに [Next ] をクリックします。
表 3-20 コントローラ通知のコンフィグレーション (1/6)
[Configure Controller Notifications (2 of 6) ] ウィンドウで、JMX と SNMP のどちらかまたは両方の通知を有効にする場合は、[Enable JMX Notification ] チェック ボックスと [Enable SNMP Notification ] チェック ボックスを必要に応じて選択します。SNMP 通知を選択する場合は、表 3-21 の説明に従ってフィールドに入力します。
どちらの通知も有効にしない場合は、このウィンドウでの入力を行わずに [Next ] をクリックします。
表 3-21 コントローラ通知のコンフィグレーション (2/6)
SNMP マネージャを実行するコンピュータの DNS 名または IP アドレス (デフォルト :
localhost)
SNMP マネージャのリスン ポート (デフォルト :
1642
)。
SNMPv1 または SNMPv2 を選択します (デフォルト :
SNMPv2
)。
[Configure Controller Notifications (3 of 6) ] ウィンドウで、JMS 通知を有効にする場合は、[Enable JMS Notification ] チェック ボックスを選択します。次に、表 3-22 の説明に従ってフィールドに入力します。
JMS 通知を有効にしない場合は、このウィンドウでの入力を行わずに [Next ] をクリックします。
表 3-22 コントローラ通知のコンフィグレーション (3/6)
JMS 通知機能のパッケージとクラスの完全修飾名 (デフォルト :
com.bea.adaptive.loc.notification.JMSNotifier
)。
[Connection Factory JNDI Name]
JNDI 接続ファクトリ (デフォルト :
com.bea.adaptive.loc.notification.JMSNotifierQueueConnectionFactory
)。
初期ファクトリのパッケージとクラスの完全修飾名 (デフォルト :
org.mom4j.jndi.InitialCtxFactory
)。
[Configure Agents for this Controller ] ウィンドウで、[Add ] をクリックし、このコントローラが管理するエージェントを指定して、[Next ] をクリックします。
この手順を別のタイミングで行うには、エージェントを指定せずに [Next ] をクリックします。
表 3-23 このコントローラ用のエージェントのコンフィグレーション
エージェントをホストするマシンの完全修飾ホスト名または IP アドレス。
エージェントにアクセスするための HTTP ポート。これは、エージェントのコンフィグレーション時に指定されています。デフォルト :
8001
エージェントにアクセスするための HTTPS ポート。これは、エージェントのコンフィグレーション時に指定されています。デフォルト :
8002
[Enabled]、[Connected]、または [Disconnected] のいずれかになります。
[Passphrase]
[Confirm Passphrase]
エージェントの作成時に指定されたエージェントのパスフレーズ。
注意 :
入力したパスフレーズがエージェントの現在のパスフレーズと一致しない場合は、コントローラとエージェントの通信が失敗します。
[Use SSH for WLOC ESX Agents ] ウィンドウで、[Enable SSH for LVM instances ] チェック ボックスを選択し、SSH 公開鍵を使用して ESX サーバ上の ESX Agent で起動される LVM インスタンスを初期化します。次に、SSH 公開鍵ファイルの場所を指定し、[Next ] をクリックします。
これにより、対応するプライベート キーを使用する SSH クライアントが SSH を使用して後から LVM インスタンスに接続する場合に、SSH クライアントは LVM インスタンスから信頼されます。コントローラによって SSH 公開鍵が ESX Agent に渡され、LVM インスタンスが ESX Agent によって初期化される場合に、ESX Agent から公開鍵が LVM インスタンスに渡されます。
[Enter User Data ] ウィンドウで、WLOC Administrative Console へのログインに使用するデフォルトのユーザ名とパスワードをそのまま使用するか、またはこれらの値を必要に応じて上書きし、[Next ] をクリックします。
注意 :
デフォルトのパスワードは changeit
です。このパスワードは開発環境では使用できますが、プロダクション環境では使用しないでください。
新しいパスワードを指定すると、その値は XML コンフィグレーション ファイルに保存される前に暗号化されます。
[Configure Controller Keystore Passwords ] ウィンドウで、内部の WLOC の通信に使用されるキーストアのパスワードの入力を求められます。キーストアは、コントローラとエージェントとの通信用に [Secure] モードが選択された場合や、コンソールの通信用に [Secure] または [Both] が選択された場合に使用されます。
表 3-24 に示すように、ほとんどの場合、WLOC をプロダクション環境と開発環境のどちらで使用しているかに応じて操作手順が異なります。
表 3-24 コントローラのキーストアのパスワードのコンフィグレーション
[
Next ] をクリックして、デフォルトのキーストアのパスワードを使用します。
WLOC コンポーネント間のプロダクション レベルの通信に使用されるキーストアの保護のためのパスワードを入力します。
WLOC コントローラのキーストアの詳細については、「
セキュリティのコンフィグレーション 」を参照してください。
[Create Controller Configuration ] ウィンドウで、[Create ] をクリックします。進行状況メッセージが表示されます。
コントローラがアクティブになったら、[Done ] ボタンをクリックします。
コントローラのコンフィグレーションの変更
コントローラのコンフィグレーションは、次の方法で変更できます。
WLOC Administration Console を使用します。
loc-controller-config.xml
ファイルを直接編集します。
Configuration Wizard を再実行します。Configuration Wizard を使用してコンフィグレーションを変更する場合は、コントローラに接続するエージェントに関する情報の追加または変更のみ可能です。
Administration Console を使用して行われる変更はすぐに有効になりますが、XML ファイルの編集または Configuration Wizard の再実行によって行われる変更は、コントローラが再起動されるまで有効になりません。また、コンフィグレーション ファイルを直接変更するときに、検証やエラー チェックは実行されません。
loc-controller-config.xml
の要素については、「コントローラ コンフィグレーション スキーマ リファレンス 」を参照するか、次のスキーマ ファイルを確認してください。
コントローラへのエージェントの追加
WLOC Configuration Wizard を実行するか、または WLOC Administration Console を使用すると、エージェントをコントローラに追加できます。
WLOC Configuration Wizard を使用してエージェントをコントローラに追加するには、次の手順に従います。
WLOC Configuration Wizard を起動します。
[Choose Controller or Agent ] ウィンドウに進み、[Create the Controller or extend the existing Controller for this host ] を選択し、[Next ] をクリックします。
[Enter Controller Directory Location ] ウィンドウで、既存のコントローラのコンフィグレーション ディレクトリを指定して、[Next ] をクリックします。
コントローラのコンフィグレーションに追加するエージェントごとに [Add ] をクリックし、表 3-23 の情報をそれぞれ入力します。完了したら、[Next ] をクリックします。
[Update Existing Controller Configuration ] ウィンドウで、[Create ] をクリックします。これにより、コントローラの loc-controller-config.xml
ファイルが新しいエージェントの情報で更新されます。
注意 :
コントローラがエージェントを検出して接続できるようにするには、エージェントを追加した後でコントローラを再起動する必要があります。