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この章では、WebLogic Portal 製品を 10.0 にアップグレードする場合に関連するアップグレード タスクについて説明します。以前のリリースの WebLogic Portal で作成した個々のポータル プロジェクトのアップグレードに関連するタスクは、『ポータル開発ガイド』の付録 B に記載されています。
WebLogic Portal 8.1 および 9.2 ポータル アプリケーションを直接 10.0 にアップグレードできます。以前のバージョンから WebLogic Portal 8.1 SP4、SP5、または SP6 にアップグレードする場合は、『バージョン 8.1 アップグレード ガイド』を参照してください。
WebLogic アップグレード ウィザードでは、データベース スクリプトを実行して WebLogic Portal 10.0 のデータベース テーブルを追加および変更します。アップグレード ウィザードを実行してデータベース アップグレード タスクを行う前に、WebLogic Portal データベースをすべてバックアップしておく必要があります。
注意 : | Oracle 8.1.7 (DBMS バージョンおよびドライバ) はサポートされなくなりました。WebLogic 10.0 にアップグレードする前に、ベンダの指示に従って Oracle 9i または 10G にアップグレードしておいてください。 |
WebLogic Portal 8.1 でサポートされるのは、Oracle Thin ドライバのみです。weblogic.jdbcx.oracle.OracleDataSource
または weblogic.jdbc.oracle.OracleDriver
ドライバでコンフィグレーションされた WebLogic Portal 8.1 ドメインはサポートされません。このドメインは正しくアップグレードされますが、サーバの起動時に次のエラーが発生します。
<Warning> <JDBC> <BEA-001129> <Received exception while creating connection for pool "portalDataSourceAlwaysXA": Invalid Oracle URL specified>
<Error> <Deployer> <BEA-149205> <Failed to initialize the application
'portalDataSourceAlwaysXA' due to error weblogic.application.ModuleException: - with nested exception:
[weblogic.common.ResourceException: Invalid Oracle URL specified]
10.0 アップグレード ウィザードを実行すると、デフォルトで次の 2 つのデータベースが自動的にアップグレードされます。
注意 : | アップグレード対象のデータベースに関連付けられているデータベース オブジェクトが存在しない場合 (たとえば、ドメインに appsGroupSpaceDataSource は存在するが、データベースに GroupSpace データベース オブジェクトが存在しない場合)、WebLogic Portal 9.2.x から 10.0.x にデータベースをアップグレードすると、SQLException が返されます。データベースのアップグレードを正常に完了するには、WebLogic アップグレード ウィザードで [appsGroupSpaceDataSource] を選択し、[Run Scripts] ボタンをクリックしてデータベース スクリプトを実行する必要があります。または、次のコマンドを使用してスクリプトを実行することもできます。 |
注意 : | create_db.cmd -database.properties=groupspace_database.properties |
注意 : | データベースを特定のバージョンにアップグレードできるのは、1 回のみです。 |
データベースのアップグレードを後から手動で行うようにすることもできます。非推奨のデータベース オブジェクトの削除、個別の行動追跡データベースのアップグレード、個別のコンテンツ管理データベースのアップグレードなどの特定のデータベース アップグレード タスクを実行するためには、手動でデータベースのアップグレードを行う必要があります。
データベース アップグレード タスクを手動で行う方法の詳細については、「手動によるデータベース アップグレード タスクの実行」を参照してください。
表 2-2 WebLogic Portal 8.1 から 10.0 にデータベースをアップグレードするためのデータ定義言語 (DDL) を含む .SQL ファイルを示しています。
表 2-3 は、WebLogic Portal 9.2 から 10.0 へのデータベース アップグレードのための DDL を含む .SQL ファイルを示しています。
アプリケーション環境をアップグレードする前に、ドメイン、外部アプリケーション、およびアプリケーション データベース リソースを個別のプロセスで手動によりバックアップしておく必要があります。ドメインのすべてのマシンの関連情報をバックアップしてください。ウィザードでは、ドメインのディレクトリのみがバックアップされ、ファイルのパーミッションは保持されません。
この節では、WebLogic Portal のデータベースおよびメタデータ ファイルのアップグレードに関する一般的な情報について説明します。アップグレード プロセスは、次の手順で構成されます。
グラフィカル モードで WebLogic アップグレード ウィザードを起動し、Windows プラットフォームで WebLogic ドメインをアップグレードするには、次のいずれかを実行します。
\common\bin
ディレクトリで upgrade.cmd
を実行します。注意 : | WebLogic アップグレード ウィザードの詳細は、『WebLogic のアプリケーション環境のアップグレード』に記載されています。 |
警告 : | プラットフォームのドメインに WebLogic Integration 8.1 がある場合は、このウィザードを使用してドメインのアップグレードを実行できません。テクニカル サポートまでお問い合わせください。 |
ウィザードでは、ポータル、コンテンツ管理、およびパーソナライゼーション データベースのデータをアップグレードします。オプションで、バージョン 8.1 RDBMSAuthenticator を WebLogic 10.0 SQLAuthenticator にアップグレードします。ユーザ ストアのアップグレードの詳細については、「セキュリティ」を参照してください。
注意 : | 『BEA Workshop for WebLogic Platform プログラマーズ ガイド』は、Workshop for WebLogic のヘルプの一部として使用でき、ポータル アプリケーションのアップグレードを準備する場合に便利なトピックがいくつか記載されています。Workshop for WebLogic のドキュメントにはインポート ウィザードを使用する場合の手順、アップグレード プロセス中に起こることの詳細、およびアップグレード タスクの前後に必要な手動のタスクが記載されています。 |
注意 : | WebLogic Portal アプリケーションを 8.1 から 10.0 にアップグレードする前に、Workshop for WebLogic のアップグレード手順とそれに関連する制限事項を把握しておく必要があります。続行する前に、eDocs の Workshop for WebLogic ドキュメントを参照するか、製品のメイン メニューで [ヘルプ|ヘルプ目次|BEA Workshop for WebLogic Platform プログラマーズ ガイド] を選択してください。 |
「WebLogic Portal 環境に影響する機能の変更」で説明している機能の変更を確認してください。ご使用の環境で手動アップグレード タスクが必要な場合は、手順に従ってタスクを実行します。
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