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WebLogic Portal データベース管理ガイド

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DB2 データベースの使い方

この節では、WebLogic Portal 8.1 で DB2 データベースを使用するための必要手順について説明します。ここでは以下の内容を扱います。

一般に、この章で説明する手順はデータベース管理者が実行します。

作業を進める前に、この章全体とリリース ノートを参照してください。

注意 : 上記以外のデータベース設定情報については、http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/platform/docs81/db_mgmt/db_resource_mgmt.html にある『WebLogic Platform データベース リソースの管理』を参照してください。

 


DB2 データベースのコンフィグレーション

以下の手順を実行する前に、必ず「WebLogic Portal のデータベース コンフィグレーションの概要」をお読みください。

  1. DB2 クライアント ソフトウェアをインストールして、目的の DB2 データベースに接続できるようにコンフィグレーションします。詳細については、DB2 のドキュメントを参照してください。
  2. コマンド行プロセッサ (Command Line Processor : CLP) を使用して目的のデータベースに接続できることを確認します。
  3. DB2 データベースを準備します。データベース作成スクリプトによって、それぞれにドメイン固有のテーブルがインストールされます。サンプル スクリプトを調整し、各自の環境に必要なデータベース オブジェクト (ユーザ、パスワード、テーブルスペースなど) を作成する作業は、データベース管理者と共に行うことをお勧めします。

注意 : 複数のドメインを使用する場合、または同じ DB2 のインスタンスを使用して複数の環境を実行する場合 (1 つの DB2 から開発やシステム テストを実行する場合など) は、複数のデータベース スキーマが必要です。

新規データベース オブジェクトをインストールする場合は、その前にデータベースをバックアップしてください。詳細については、お使いのデータベースのドキュメントを参照してください。

DB2 コンフィグレーション パラメータの最低設定

ポータル アプリケーションが DB2 上で正常に実行されるようにするには、最低でもいくつかのコンフィグレーション パラメータを設定する必要があります。この最低設定をしないと、ポータルの使用度によってはデータベースの限界を超える場合があります。

DB2 データベースをコンフィグレーションする際は、次に示す最低設定をガイドラインとして使用してください。

 


手動によるデータベース オブジェクトの作成

データベース オブジェクトの作成は、手動で行うことも、Configuration Wizard を使用して行うこともできます。詳細については、「WebLogic Portal のデータベース コンフィグレーションの概要」を参照してください。

注意 : WebLogic Configuration Wizard を使用して、WebLogic Portal のサポートに使用するデータベースをコンフィグレーションし、接続する場合は、http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/platform/docs81/confgwiz/index.html を参照してください。

BEA Portal データベース オブジェクトを手動で作成するには、以下の手順に従います。

  1. DB2-CLP から、次のコマンドを使用して、有効なユーザ ID とパスワードで目的のデータベース サーバに接続できることを確認します。
  2. db2 connect to database user username password password
  3. ドメインの db_settings.properties ファイルを開いて編集し、PointBase のデータベース設定をコメント アウトします。
  4. ドメインの db_settings.properties ファイル内で新しい対象データベースのデータベース設定のコメントを解除して、データベースの以下の設定を更新します。
    • server=
    • dblogin=
    • password=
  5. データベースを作成します。
    1. Windows の場合は BEA_HOME¥user_projects¥domains¥portalDomain ディレクトリに移動して、create_db.cmd ファイルをダブルクリックします。
    2. UNIX の場合は BEA_HOME/user_projects/domains/portalDomain ディレクトリに移動して、create_db.sh を実行します。
    3. create_db.log ファイル内の結果を検証します。

注意 : サンプル ドメインを使用している場合は、WL_HOME¥samples¥domains¥portal ディレクトリから create_db.cmd または create_db.sh ファイルを実行します。

 


手動によるドメインの JDBC ドライバ設定のコンフィグレーション

ドメインの JDBC ドライバ設定のコンフィグレーションは、WebLogic Server コンソールを使用して手動で行うことも、Configuration Wizard を使用して行うこともできます。詳細については、「WebLogic Portal のデータベース コンフィグレーションの概要」を参照してください。

WebLogic Server コンソールで JDBC ドライバ設定を手動でコンフィグレーションするには

  1. ドメインの WebLogic Server を起動します。
  2. WebLogic Server Administration Console にログインします。
  3. 新しい接続プールをコンフィグレーションします。
    1. [サービス|JDBC|接続プール] に移動します。
    2. [新しい JDBC 接続プールのコンフィグレーション] をクリックします。
    3. 適切なデータベース タイプと非 XA データベース ドライバをドロップダウン リスト ボックスから選択して、[続行] をクリックします。WebLogic Portal でサポートされている JDBC ドライバの詳細については、http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/platform/docs81/support/supp_plat.html#1085671 にあるサポート対象のコンフィグレーションのドキュメントを参照してください。
    4. XA のコンフィグレーションについては、『コンフィグレーション ウィザードの使い方』 (http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/platform/docs81/confgwiz/index.html) にある「コンフィグレーション テンプレートを使用した XA ドメインの作成」を参照してください。

    5. 新しい接続プールの名前 (たとえば cgPoolN) を選択して、ベンダ データベースの空白を埋めます。[続行] をクリックします。
    6. 接続をテストして、データベースに接続できることを確認します。
    7. 新しい接続プールを作成してデプロイします。
    8. 注意 : ドメインの config.xml ファイルでは、JDBCTxDataSource と JDBC 接続プールの 1 対 1 マッピングを維持する必要があります。各 JDBCTxDataSource に新しい JDBC 接続プールを 1 つずつ作成し、ドメインの JDBCDataSource に別の JDBC 接続プールを作成します。

  4. データ ソースを更新します。
    1. [サービス|JDBC|データ ソース] を選択して、各データ ソースをクリックし、それぞれ新しく作成した接続プールに切り替えます。それぞれ変更が適用されたことを確認します。
    2. データ ソースをそれぞれクリックして、データ ソースが変更されたことを確認してから、プール名が新しい接続プールに設定されたことを個別に確認します。
  5. [サービス|JMS|ストア|cgJMSStore] を選択し、新しい接続プールを使用するよう cgJMSStore を切り替えます。
  6. ドメインの WebLogic Server をいったん終了し、再起動します。
  7. WebLogic Server コンソールで、元の接続プールを削除します。
    1. [サービス|JDBC|接続プール] に移動します。
    2. 各接続プールを右クリックし、[削除] を選択します。

 


行動追跡イベント用の別個のデータベースの作成

他の WebLogic Portal データベース オブジェクトとは別の場所に行動追跡イベントを保存すると、パフォーマンスを向上させることができます。行動追跡の詳細については、http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wlp/docs81/adminportal/help/SA_BehavTrackServ.html を参照してください。

注意 : デフォルトでは、行動追跡データベース オブジェクトは他の WebLogic Portal データベース オブジェクトと同じデータベースに作成されます。これらの手順を実行する必要があるのは、行動追跡イベント用に別個のデータベースをコンフィグレーションする場合だけです。

  1. 環境に合わせて bt_create_tablespaces.sql ファイルと bt_create_users.sql ファイルを編集します。ファイルに記載されている手順に従ってください。
  2. CLP から bt_create_temp_tablespaces.sql スクリプトを実行します。たとえば、次のように入力します。
  3. Db2 -tf bt_create_tablespaces.sql -v

  4. CLP から bt_create_users.sql スクリプトを実行します。たとえば、次のように入力します。
  5. Db2 -tf bt_create_users.sql -v

  6. 環境に応じた適切なデータベース ディレクトリ WL_HOME¥portal¥db¥db2¥8 に移動します。
  7. ユーザ WEBLOGIC_EVENT で接続し、以下のスクリプトを実行します。
    • bt_create_tables.sql
    • bt_create_fkeys.sql
    • bt_create_indexes.sql
    • bt_create_views.sql
    • bt_create_triggers.sql
  8. パス WL_HOME¥portal¥db¥data¥required から次のスクリプトを実行します。
    • bt_insert_system_data.sql
  9. 行動追跡データベースにアクセスして p13n_tracking JDBC データ ソースを接続プールに関連付けることができるよう、接続プールをコンフィグレーションします。「手動によるドメインの JDBC ドライバ設定のコンフィグレーション」の手順に従います。

 

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