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UNIX システム上でのコンソールモード インストールによる WebLogic Server のインストール
以下の節では、コンソール モードを使用して WebLogic Server をインストールする方法について説明します。
コンソールモード インストールとは、テキストベースで BEA インストール プログラムを実行する方法のことです。コンソールモード インストールは UNIX システム上でのみ実行可能で、非グラフィック コンソールを備えた UNIX システムを対象としています。
以下の節では、コンソールモード インストールによる WebLogic Server 基本製品のインストールについて説明します。基本製品とは WebLogic Server の完全インストールのことで、Java Development Kit(JDK)のインストールも含みます。WebLogic Server 基本製品には、サービス パックが適用されていてもいなくてもかまいません。
注意: WebLogic Server の今後のリリースでは、UNIX システムのインストールのデフォルト モードはコンソールモード インストールになる予定です。「デフォルト」とは、コマンド ライン パラメータ(-i console
)を追加せずにインストール コマンドを入力すると、コンソールモード インストールが開始されるということです。
WebLogic Server バージョン 6.1 の時点では、WebLogic Server 6.0 または 6.1 に WebLogic Server を上書きインストールすることはできません。 WebLogic Server のアンインストールで説明しているように、まず WebLogic Server をアンインストールする必要があります。
UNIX プラットフォーム用 WebLogic Server 6.1 インストーラは、以下のいずれかの形をとります。
この節では、両方のタイプのインストーラによるインストール手順を説明します。
filename.bin のインストーラによるコンソールモード インストールの開始
filename
.bin
インストーラによるコンソールモード インストール プロセスを開始するには、次の手順に従います。
sh
filename
.bin -i console
このコマンドでは、filename
は WebLogic Server インストーラの名前を表します。
注意: インストーラを起動するディレクトリには、書き込みパーミッションが設定されている必要があります。
sh
filename
.bin -i console
このコマンドでは、filename
は、プラットフォームに対応した WebLogic Server インストーラの名前を表します。
filename.zip のインストーラによるコンソールモード インストールの開始
filename
.zip
インストーラによるコンソールモード インストール プロセスを開始するには、次の手順に従います。
bin
ディレクトリを、対象システム上の PATH
変数設定の先頭に含めます。次に例を示します。
PATH=
full_path_to_jdk131
/bin:$PATH
export PATH
full_path_to_jdk131
を JDK 1.3.1 ディレクトリの完全パス名に置き換えます。
java -cp
filename
.zip install -i console
このコマンドでは、filename
は WebLogic Server インストーラの名前を表します。
java -cp
filename
.zip install -i console
このコマンドでは、filename
は、プラットフォームに対応した WebLogic Server インストーラの名前を表します。
注意: インストーラを起動するディレクトリには、書き込みパーミッションが設定されている必要があります。
コンソールモード インストール プロセスを完了するには、各セクションで選択する項目の番号を入力するか、または〔Enter〕を押してデフォルトを受け付け、指示に応答します。インストール プロセスを中止するには、指示に対して quit
を入力します。選択した内容を確認したり変更したりするには、指示に対して back
を入力します。
セクション |
実行するアクション |
---|---|
[Choose Locale] |
言語に対応する番号を入力して、インストール時のテキストを表示する言語を選択する。
たとえばテキストを日本語で表示する場合は、 |
[はじめに] |
インストールを続行するには〔Enter〕を押す。 |
[ライセンス契約] |
BEA ソフトウェア使用許諾契約を読み、契約の条件に同意するか拒否するかを、それぞれ
|
[インストール セットの選択] |
対象システムにインストールするソフトウェアを選択する。以下のオプションが表示される。
プログラム ファイルおよびサンプル ファイルの基本的な説明については、 WebLogic Server ソフトウェアのコンポーネントを参照。 |
[BEA ホーム ディレクトリを選択します] |
対象システム上にインストールされた BEA 製品の中央サポート ディレクトリとして機能する BEA ホーム ディレクトリを指定する。システム上に BEA ホーム ディレクトリがすでに存在する場合は、そのディレクトリを選択するか(推奨)、または新規の BEA ホーム ディレクトリを作成する。新しいディレクトリの作成を選択した場合、WebLogic Server インストール プログラムは、自動的にディレクトリを作成する。BEA ホーム ディレクトリの詳細については、 BEA ホーム ディレクトリを参照。
次に例を示す。
この例では、このシステム上にすでに作成されている BEA ホーム ディレクトリを表示するために |
[製品のディレクトリを選択します] |
WebLogic Server ソフトウェアをインストールするディレクトリを指定する。デフォルトの製品ディレクトリ( 初期デフォルトでは、製品ディレクトリは、前のセクションで指定した BEA ホーム ディレクトリの下にインストールされる。このデフォルトを受け付ける場合は、指示が表示されたときに このセクションでは以下のオプションが表示される。
|
[デフォルト サーバ コンフィグレーション] |
以下のいずれかの数字を入力して、WebLogic Server デフォルト サーバのコンフィグレーションを定義する。 注意: 以前のコンフィグレーションでこれらのデフォルトを変更した後に WebLogic Server を再インストールする場合、この選択ではその変更を反映したデフォルト値が表示される。 インストール プログラムには、以下の選択オプションが表示される。
|
[システム パスワードを作成します] |
8 文字以上 20 文字以下のパスワードを入力する。次のセクションに進むには、〔Enter〕を押す。 WebLogic Server デフォルト サーバとサンプル サーバ、および Pet Store サーバを起動する場合にこのパスワードを要求される。Web ブラウザから WebLogic Server Administration Console にアクセスする際には、ユーザ名 |
[インストールしています . . .] |
このウィンドウではユーザ入力は不要。インストール プログラムは、ユーザが指定した製品ディレクトリに WebLogic Server をインストールしている。 注意: インストールのプログレス バーが、特に最後の段階で、長時間停止しても問題はない。プログレス バーが停止してもインストール処理は続行されている。 |
[インストール完了] |
〔Enter〕を押して、インストール プログラムを終了する。 |
以上で、BEA WebLogic Server ソフトウェアのインストールが完了しました。
WebLogic Server 6.1 の詳細については、以下のファイルを参照してください。
ABOUT_WLS.HTML
このファイルには、このバージョンの WebLogic Server の新機能の概要と、関連情報の参照先リストが入っています。ABOUT_WLS.HTML
ファイルには、wls_6.1_prod_dir
/ABOUT_WLS.HTML
(wls_6.1_prod_dir
は WebLogic Server ソフトウェアをインストールした製品ディレクトリ)でアクセスできます。
README.TXT
ABOUT_WLS.HTML
ファイルのテキストのみのバージョンです。README.TXT
ファイルには、wls_6.1_prod_dir
/README.TXT
(wls_6.1_prod_dir
は WebLogic Server ソフトウェアをインストールした製品ディレクトリ)でアクセスできます。
ソフトウェアが正しくインストールされていることを確認し、デフォルトのサーバとコンソールを起動するには、 インストール後の作業の実行を参照してください。
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