ORACLE JAPAN Server Release 6.1

 

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インストール後の作業の実行

 

以下の節では、WebLogic Server のインストール後に実行する作業について説明します。

 


WebLogic Server のディレクトリ構造について

WebLogic Server ソフトウェアのインストール時に、インストール プログラムは、WebLogic Server プログラム ファイルとサンプル ファイルに加えてセキュア ソケット レイヤ(Secure Socket Layer : SSL)暗号化ソフトウェア パッケージを含む「標準インストール」で以下のディレクトリ構造を作成します。


 

この図の製品ディレクトリ wlserver6.1 は、WebLogic Server 6.1 のデフォルト ディレクトリです。インストール時にこのデフォルトを変更することもできます。

各ディレクトリの内容について以下の表で説明します。

ディレクトリ

内容

bin

実行可能プログラム、および以下のコンポーネントをサポートするための Windows システム用ライブラリ。

  • JDBC ドライバ

  • Apache プラグイン

  • Internet Server(IS) API プラグイン

  • Netscape Server(NS) API プラグイン

  • その他のネイティブ コードのパッケージ

config

コンフィグレーション内のドメインごとのコンフィグレーション リポジトリ。各ドメインは、そのドメインの名前を持つ別々のサブディレクトリ内で定義されている。WebLogic Server の最初のインストールでは、3 つのサブディレクトリが \config ディレクトリ内に作成される。

  • domain_namemydomain はデフォルト)

  • examples

  • petstore

各サブディレクトリには、Extensible Markup Language(XML)コンフィグレーション ファイル(config.xml)とドメインのセキュリティ リソースが格納される。

mydomain サブディレクトリには、2 つのコンフィグレーション ファイルが格納される。

  • config.xml

    最初のインストールでは、config.xml はインストール時に入力された値を反映する。コンフィグレーションを変更すると、その内容がこのファイルに反映される。

  • config.xml.FROM_INSTALLER

    このファイルは初期 config.xml ファイルをコピーしたもので、インストール時の値を反映している。このファイルは変更されないので、必要な場合には、config.xml をインストール直後の状態に復元することができる。

ext

XML jar ファイル。

lib

WebLogic Server を実行するための jar ファイルと、以下のコンポーネントをサポートするための UNIX システム用ライブラリ。

  • JDBC ドライバ

  • Apache プラグイン

  • Internet Server(IS) API プラグイン

  • Netscape Server(NS) API プラグイン

  • その他のネイティブ コードのパッケージ

samples

WebLogic Server を使ってアプリケーションを開発する方法をわかりやすく示すためのサンプル コードとリソース。samples ディレクトリには、以下のサブディレクトリが格納される。

  • examples

    WebLogic Server の機能の多くを例示する簡単なアプリケーションのコレクション。

  • petStore

    WebLogic Server Pet Store アプリケーション。Sun Microsystems, Inc. の J2EE Blueprint サンプルに基づき、必要な機能をすべて備えた e-コマース アプリケーション。J2EE Blueprint サンプルは、WebLogic Server の多彩な独自機能の一部を示すために若干変更されている。

  • eval

    Cloudscape リレーショナル データベース管理システム(RDBMS)の評価版。サンプルおよび Pet Store アプリケーションが RDBMS を処理できるように含まれている。

uninstaller

WebLogic Server 6.1 ソフトウェアをアンインストールするために必要なコード。

uninstaller_servicepack

WebLogic Server 6.1 サービス パックをアンインストールするために必要なコード。このディレクトリは、サービス パックのアップグレードを WebLogic Server 6.1 ソフトウェアに適用した場合にのみ表示される。

servicepacks

WebLogic Server 6.1 ソフトウェア上にインストールされた各サービス パック(現在、このディレクトリは使用されていない。空になっている)。このディレクトリは、サービス パックのアップグレードを WebLogic Server 6.1 ソフトウェアに適用した場合にのみ表示される。


 

 


インストールの確認

WebLogic Server の「標準インストール」インストールには、以下の図で示すように、3 種類のサーバに対するディレクトリ構造があります。WebLogic Server ソフトウェアが正しくインストールされていることを確認する方法の 1 つは、このサーバのいずれかを起動することです。

図7-1 WebLogic Server デフォルト、サンプル、および Pet Store サーバのデフォルト構造


 
 
 

注意: サンプルおよび Pet Store アプリケーションは、wlserver6.1\samples ディレクトリ構造内にあります。

 


デフォルト、サンプル、および Pet Store サーバの起動

以下の節では、Windows または UNIX システム上でデフォルト サーバ、サンプル サーバ、および Pet Store サーバを起動する手順について説明します。Pet Store サーバの起動手順では、Pet Store サーバ上で Pet Store アプリケーションを起動する手順についても説明します。

これらのサーバは、インストール時に [デフォルト サーバ コンフィグレーション] ウィンドウで入力したポート(デフォルトでは、非セキュア接続はポート 7001、SSL 接続は 7002)を共有するようにコンフィグレーションされているので、同時に実行することはできません。ただし、サーバの起動コマンド スクリプトを編集し、以下の Java コマンドライン オプションを指定すると、サーバのポート コンフィグレーションを変更できます。

たとえば、以下のリストでは、追加された Java コマンドライン オプション(太字部分)は、サンプル ポート コンフィグレーションを 7005(非セキュア)および 7006(SSL)に変更します。これらの値は、サンプル サーバを起動するために startExamplesServer.cmd/sh スクリプトを変更したときに実行時リスン ポート値になり、サンプル サーバの config.xml ファイルに格納されているリスン ポート値は無視されます。

コード リスト 7-1 変更された startExamplesServer.cmd スクリプト

.
.
.
"%JAVA_HOME%\bin\java" -hotspot -ms64m -mx64m -classpath
%CLASSPATH% -Dweblogic.Domain=examples
-Dweblogic.Name=examplesServer -Dbea.home="C:\bea"
-Dcloudscape.system.home=./samples/eval/cloudscape/data
-Djava.security.policy=="C:\bea\wlserver6.1/lib/weblogic.policy"
-Dweblogic.ListenPort=7005 -Dweblogic.SSL.ListenPort=7006
weblogic.Server
goto finish

:finish
cd config\examples
ENDLOCAL

デフォルト サーバおよび Pet Store サーバはすべて、WebLogic Server インストール時に作成した system アカウントである system ID で動作します。WebLogic Server バージョン 6.1 では、3 つすべてのサーバのシステム パスワードは、インストール時に指定したパスワードです。password.ini ファイルは WebLogic Server 6.1 のインストールに含まれていませんが、WebLogic Server は、サンプル サーバおよび Pet Store サーバによる password.ini ファイルの使用をサポートします。

デフォルト サーバ、サンプル サーバ、または Pet Store サーバを起動した後で、Administration Console を起動し、サーバおよびサーバが実行しているアプリケーションをモニタできます。Administration Console は、WebLogic Server に対する Web ベースの管理者フロントエンド(管理者クライアント インタフェース)です。

HTTP トンネリングは、すべてのサーバに対してデフォルトで無効になっています。したがって、WebLogic のすべての Java ベース クライアントは、HTTP および HTTPS(SSL を使用した HTTP)を使ってサーバに接続することができません。たとえば、Java ベース クライアントのサンプル(examples.ejb.basic.statelessSession など)を HTTP/HTTPS を使って実行すると、サンプルは失敗します。ブラウザベースのクライアントは、HTTP トンネリングを使用しないので、このコンフィグレーションの影響を受けません。この問題を解決するには、HTTP トンネリングを有効化する必要があります。HTTP トンネリングを有効化する方法の詳細については、『管理者ガイド』の「WebLogic Server Web コンポーネントのコンフィグレーション」を参照してください。

Windows システム上でのデフォルト サーバの起動

デフォルト サーバを起動する方法を選択します。

以下の表で、各方法の手順を説明します。

デフォルト サーバの起動方法

実行する手順

ショートカット アイコンの使用

  1. [スタート|プログラム|BEA WebLogic E-Business Platform|WebLogic Server 6.1|Start Default Server] を選択する。

    サーバ ウィンドウに次の指示が表示される。

    WebLogic サーバを起動するためのパスワードを入力してください:

  2. インストール時に [システム パスワードを作成します] ウィンドウで指定したパスワードを入力して、〔Enter〕を押す。デフォルト サーバが、system ID(system アカウント)の下で起動する。

注意: [スタート] メニューからデフォルト サーバを起動する方法は、startWebLogic.cmd スクリプトを実行する方法と同じ。

サンプル スクリプト startWebLogic.cmd の実行

  1. コマンドライン シェルを開く。

  2. 次のディレクトリに移動する。

    wls_6.1_prod_dir\config\domain_name

    ここでは、wls_6.1_prod_dir は WebLogic Server ソフトウェアをインストールした製品ディレクトリを、domain_name はインストール時に指定したドメインの名前(デフォルトでは mydomain)を表す。

  3. 指示が表示されたら、startWebLogic と入力する。

    startWebLogic.cmd スクリプトにより、デフォルト サーバは config\domain_name\config.xml ファイルを使って起動され、CLASSPATH 変数が正しく設定される。

    サーバ ウィンドウに次の指示が表示される。

    WebLogic サーバを起動するためのパスワードを入力してください:

  4. インストール時に [システム パスワードを作成します] ウィンドウで指定したパスワードを入力して、〔Enter〕を押す。デフォルト サーバが、system ID (system アカウント)の下で起動する。

コマンド ラインの使用

WebLogic Server は Java クラス ファイルであり、他の Java アプリケーションと同じように、java コマンドを使用して起動できる。WebLogic Server を起動するには多くの引数を指定する必要があるので、コマンド ラインが長くなることもある。

コマンド ラインからのデフォルト サーバの起動の詳細については、『管理者ガイド』の「コマン ドラインからの WebLogic 管理サーバの起動」を参照。


 

WebLogic Server の起動と停止の詳細については、『管理者ガイド』の「WebLogic Server の起動と停止」を参照してください。

UNIX システム上でのデフォルト サーバの起動

UNIX システム上でデフォルト サーバを起動するには、次の手順を実行します。

  1. 次のディレクトリに移動します。

    wls_6.1_prod_dir/config/domain_name

    ここでは、wls_6.1_prod_dir は WebLogic Server ソフトウェアをインストールした製品ディレクトリを、domain_name はインストール時に指定したドメインの名前(デフォルトでは mydomain)を表します。

  2. 以下の手順のいずれかを実行します。

  3. インストール時に [システム パスワードを作成します] ウィンドウで指定したパスワードを入力して、〔Enter〕を押します。デフォルト サーバが、system ID (system アカウント)の下で起動します。

サーバの起動と停止の詳細については、『管理者ガイド』の「WebLogic Server の起動と停止」を参照してください。

Windows システム上でのサンプル サーバの起動

サンプル アプリケーションは、wls_6.1_prod_dir\samples\examples ディレクトリ(wls_6.1_prod_dir は WebLogic Server ソフトウェアをインストールした製品ディレクトリ)に入っています。サンプルは、WebLogic Server を使用したまざまな機能を示します。サンプル サーバおよびサンプル アプリケーションのコンフィグレーションと実行の詳細については、wls_6.1_prod_dir\samples\examples\example.html ファイルを参照してください。

サンプル サーバを起動する方法を選択します。

以下の表で、各方法の手順を説明します。

サンプル サーバの起動方法

実行する手順

ショートカット アイコンの使用

  1. [スタート|プログラム|BEA WebLogic E-Business Platform|WebLogic Server 6.1|Examples|Start Examples Server] を選択する。

    サーバ ウィンドウに次の指示が表示される。

    WebLogic サーバを起動するためのパスワードを入力してください:

  2. インストール時に [システム パスワードを作成します] ウィンドウで指定したパスワードを入力して、〔Enter〕を押す。サンプル サーバが、system ID (system アカウント)の下で起動する。

注意: [スタート] メニューからサンプル サーバを起動する方法は、startExamplesServer.cmd スクリプトを実行する方法と同じ。

サンプル スクリプト startExamplesServer.cmd の実行

  1. コマンドライン シェルを開く。

  2. 次のディレクトリに移動する。

    wls_6.1_prod_dir\config\examples

    ここでは、wls_6.1_prod_dir は WebLogic Server ソフトウェアがインストールされた製品ディレクトリを表す。

  3. 指示が表示されたら、startExamplesServer と入力する。

    startExamplesServer.cmd スクリプトは、適切なサンプル サーバの CLASSPATH 変数を設定し、weblogic.Domain プロパティを examples に設定することで config\examples\config.xml ファイルのコンフィグレーションをロードする。

    サーバ ウィンドウに次の指示が表示される。

    WebLogic サーバを起動するためのパスワードを入力してください:

  4. インストール時に [システム パスワードを作成します] ウィンドウで指定したパスワードを入力して、〔Enter〕を押す。サンプル サーバが、system ID (system アカウント)の下で起動する。

コマンド ラインの使用

WebLogic Server は Java クラス ファイルであり、他の Java アプリケーションと同じように、java コマンドを使用して起動できる。WebLogic Server を起動するには多くの引数を指定する必要があるので、コマンド ラインが長くなることもある。

コマンド ラインからのサンプル サーバの起動の詳細については、『管理者ガイド』の「コマン ドラインからの WebLogic 管理サーバの起動」を参照。


 

WebLogic Server の起動と停止の詳細については、『管理者ガイド』の「WebLogic Server の起動と停止」を参照してください。

UNIX システム上でのサンプル サーバの起動

サンプル アプリケーションは、wls_6.1_prod_dir\samples\examples ディレクトリ(wls_6.1_prod_dir は WebLogic Server ソフトウェアをインストールした製品ディレクトリ)に入っています。サンプルは、WebLogic Server を使用したまざまな機能を示します。サンプル サーバおよびサンプル アプリケーションのコンフィグレーションと実行の詳細については、wls_6.1_prod_dir/samples/examples/example.html ファイルを参照してください。

UNIX システム上でサンプル サーバを起動するには、次の手順を実行します。

  1. 次のディレクトリに移動します。

    wls_6.1_prod_dir/config/examples

    ここでは、wls_6.1_prod_dir は WebLogic Server ソフトウェアがインストールされた製品ディレクトリを表します。

  2. 以下の手順のいずれかを実行します。

  3. インストール時に [システム パスワードを作成します] ウィンドウで指定したパスワードを入力して、〔Enter〕を押します。サンプル サーバが、system ID (system アカウント)の下で起動します。

サーバの起動と停止の詳細については、『管理者ガイド』の「WebLogic Server の起動と停止」を参照してください。

Windows システム上での Pet Store サーバおよびアプリケーションの起動

WebLogic Server ツアーで提供される Pet Store サーバは Pet Store アプリケーションを実行して、J2EE プラットフォームおよび WebLogic Server の機能を例示します。サーバが起動したら、ブラウザが自動的に起動して、サーバ上で実行中の WebLogic Server ツアーを指します。Pet Store サーバおよび Pet Store アプリケーションのコンフィグレーションと実行の詳細については、wls_6.1_prod_dir\samples\petStore\petstore.html ファイルを参照してください。

Pet Store サーバおよびアプリケーションを起動するには、以下の方法のいずれかを利用します。

以下の表で、各方法の手順を説明します。

Pet Store サーバおよびアプリケーションの起動方法

実行する手順

ショートカット アイコンの使用

  1. [スタート|プログラム|BEA WebLogic E-Business Platform|WebLogic Server 6.1|WebLogic Server Tour|Run Pet Store] を選択する。

    サーバ ウィンドウに次の指示が表示される。

    WebLogic サーバを起動するためのパスワードを入力してください:

  2. インストール時に [システム パスワードを作成します] ウィンドウで指定したパスワードを入力して、〔Enter〕を押す。Pet Store サーバが、system ID (system アカウント)の下で起動する。

注意: [スタート] メニューから Pet Store サーバを起動する方法は、startPetStore.cmd スクリプトを実行する方法と同じ。

サンプル スクリプト startPetStore.cmd の実行

  1. コマンドライン シェルを開く。

  2. 次のディレクトリに移動する。

    wls_6.1_prod_dir\config\petstore

    ここでは、wls_6.1_prod_dir は WebLogic Server ソフトウェアがインストールされた製品ディレクトリを表す。

  3. 指示が表示されたら、startPetStore と入力する。

    startPetStore.cmd スクリプトは、適切なサンプル サーバの CLASSPATH 変数を設定し、weblogic.Domain プロパティを petstore に設定することで config\petstore\config.xml ファイルのコンフィグレーションをロードする。

    サーバ ウィンドウに次の指示が表示される。

    WebLogic サーバを起動するためのパスワードを入力してください:

  4. インストール時に [システム パスワードを作成します] ウィンドウで指定したパスワードを入力して、〔Enter〕を押す。Pet Store サーバが、system ID (system アカウント)の下で起動する。

コマンド ラインの使用

WebLogic Server は Java クラス ファイルであり、他の Java アプリケーションと同じように、java コマンドを使用して起動できる。WebLogic Server を起動するには多くの引数を指定する必要があるので、コマンド ラインが長くなることもある。

コマンド ラインからの Pet Store サーバの起動の詳細については、『管理者ガイド』の「コマン ドラインからの WebLogic 管理サーバの起動」を参照。


 

WebLogic Server の起動と停止の詳細については、『管理者ガイド』の「WebLogic Server の起動と停止」を参照してください。

UNIX システム上での Pet Store サーバおよびアプリケーションの起動

WebLogic Server ツアーで提供される Pet Store サーバは Pet Store アプリケーションを実行して、J2EE プラットフォームおよび WebLogic Server の機能を例示します。サーバが起動したら、ブラウザが自動的に起動して、サーバ上で実行中の WebLogic Server ツアーを指します。Pet Store サーバおよび Pet Store アプリケーションのコンフィグレーションと実行の詳細については、wls_6.1_prod_dir\samples\petStore\petstore.html ファイルを参照してください。

UNIX システム上で Pet Store サーバを起動するには、次の手順を実行します。

  1. 次のディレクトリに移動します。

    wls_6.1_prod_dir/config/petstore

    ここでは、wls_6.1_prod_dir は WebLogic Server ソフトウェアがインストールされた製品ディレクトリを表します。

  2. 以下の手順のいずれかを実行します。

  3. インストール時に [システム パスワードを作成します] ウィンドウで指定したパスワードを入力して、〔Enter〕を押します。Pet Store サーバが、system ID (system アカウント)の下で起動します。

サーバの起動と停止の詳細については、『管理者ガイド』の「WebLogic Server の起動と停止」を参照してください。

 


Administration Console の起動

デフォルト コンソールからデフォルト サーバにアクセスする前に、デフォルト サーバを起動する必要があります。同様に、サンプル コンソールからサンプル サーバにアクセスする前に、サンプル サーバを起動する必要があります。また、Pet Store コンソールから Pet Store サーバにアクセスする前に、Pet Store サーバを起動する必要があります。デフォルト コンソール、サンプル コンソール、Pet Store コンソールは、WebLogic Server に対する Web ベースの管理者フロントエンド(管理者クライアント インタフェース)である Administration Console のインスタンスです。

注意: WebLogic Server サーバの起動の詳細については、 デフォルト、サンプル、および Pet Store サーバの起動を参照してください。

デフォルト、サンプル、または Pet Store Administration Console を起動するには、次の手順に従います。

  1. サポートされているブラウザで、次の URL にアクセスします。

    http://hostname:port/console

    各値の説明は次のとおりです。

  2. デフォルト、サンプル、または Pet Store Administration Console を起動する際には、サーバにログインするためのユーザ名とパスワードを要求されます。ユーザ名には system を、パスワードにはインストール時に設定したパスワードを入力します。

Administration Console を使用して WebLogic Server サーバをコンフィグレーションする方法の詳細については、『管理者ガイド』の「WebLogic Server の起動と停止」を参照してください。

 


デフォルト、サンプル、および Pet Store サーバの停止

以下の節では、Windows または UNIX システム上でデフォルト サーバ、サンプル サーバ、および Pet Store サーバを停止する手順について説明します。Pet Store サーバの停止手順では、Pet Store サーバ上で Pet Store アプリケーションを停止する手順についても説明します。

デフォルト サーバの停止

デフォルト サーバは、以下の表で説明するように、コンソールからもコマンド ラインからも停止できます。

デフォルト サーバの停止方法

実行する手順

Administration Console

  1. Administration Console のドメイン ツリー(左ペイン)で、[サーバ] の前の + をクリックし、サーバのリストを表示する。

  2. 停止するサーバの名前を右クリックし、[このサーバを停止] を選択する。

コマンド ライン

  1. コマンドライン シェルを開く。

  2. PATH および CLASSPATH 変数を設定して、JDK 1.3(またはそれ以降)がインストールされている場所を指定する。これらの変数は、java コマンド ラインの引数として指定することも、ソフトウェア付属のサンプル スクリプトを実行して指定することもできる。スクリプトを実行するには、次のディレクトリに移動する。

    wls_6.1_prod_dir\config\domain_name(Windows の場合)

    wls_6.1_prod_dir/config/domain_name(UNIX の場合)

    ここでは、wls_6.1_prod_dir は WebLogic Server ソフトウェアをインストールした製品ディレクトリを、domain_name はインストール時に指定したドメインの名前(デフォルトでは mydomain)を表す。

    Windows システムでは、次のコマンドを入力する。

    setEnv

    UNIX システムでは、次のコマンドを入力する。

    . ./setEnv.sh

  3. 次のコマンドを入力する。

    java weblogic.Admin -url localhost:port -username username -password password SHUTDOWN

    このコマンド ラインの引数の定義は次のとおり。

    port は、デフォルト サーバのリスン ポート(デフォルトは 7001)を表す。

    username は、インストール時に設定した system ユーザ名を表す。

    password は、インストール時に [システム パスワードを作成します] ウィンドウで指定したパスワードを表す。


 

サンプル サーバの停止

サンプル サーバは、以下の表で説明するように、コンソールからもコマンド ラインからも停止できます。

サンプル サーバの停止方法

実行する手順

Administration Console

  1. Administration Console のドメイン ツリー(左ペイン)で、[サーバ] の前の + をクリックし、停止するサーバを選択する。

  2. 停止するサーバ名を右クリックし、[このサーバを停止] を選択する。

コマンド ライン

  1. コマンドライン シェルを開く。

  2. PATH および CLASSPATH 変数を設定して、JDK 1.3(またはそれ以降)がインストールされている場所を指定する。これらの変数は、java コマンド ラインの引数として指定することも、ソフトウェア付属のサンプル スクリプトを実行して指定することもできる。スクリプトを実行するには、次のディレクトリに移動する。

    wls_6.1_prod_dir\config\examples(Windows の場合)

    wls_6.1_prod_dir/config/examples(UNIX の場合)

    ここでは、wls_6.1_prod_dir は WebLogic Server ソフトウェアがインストールされた製品ディレクトリを表す。

    Windows システムでは、次のコマンドを入力する。

    setExamplesEnv

    UNIX システムでは、次のコマンドを入力する。

    . ./setExamplesEnv.sh

  3. 次のコマンドを入力する。

    java weblogic.Admin -url localhost:port -username username -password password SHUTDOWN

    このコマンド ラインの引数の定義は次のとおり。

    port は、サンプル サーバのリスン ポート(デフォルトは 7001)を表す。

    username は、インストール時に設定した system ユーザ名を表す。

    password は、インストール時に [システム パスワードを作成します] ウィンドウで指定したパスワードを表す。


 

WebLogic Server の起動と停止の詳細については、『管理者ガイド』の「WebLogic Server の起動と停止」を参照してください。

Pet Store サーバおよびアプリケーションの停止

Pet Store サーバは、以下の表で説明するように、コンソールからもコマンド ラインからも停止できます。

Pet Store サーバの停止方法

実行する手順

Administration Console

  1. Administration Console のドメイン ツリー(左ペイン)で、[サーバ] の前の + をクリックし、停止するサーバを選択する。

  2. 停止するサーバ名を右クリックし、[このサーバを停止] を選択する。

コマンド ライン

  1. コマンドライン シェルを開く。

  2. PATH および CLASSPATH 変数を設定して、JDK 1.3(またはそれ以降)がインストールされている場所を指定する。これらの変数は、java コマンド ラインの引数として指定することも、ソフトウェア付属のサンプル スクリプトを実行して指定することもできる。スクリプトを実行するには、次のディレクトリに移動する。

    wls_6.1_prod_dir\config\examples(Windows の場合)

    wls_6.1_prod_dir/config/examples(UNIX の場合)

    ここでは、wls_6.1_prod_dir は WebLogic Server ソフトウェアがインストールされた製品ディレクトリを表す。

    Windows システムでは、次のコマンドを入力する。

    setExamplesEnv

    UNIX システムでは、次のコマンドを入力する。

    . ./setExamplesEnv.sh

  3. 次のコマンドを入力する。

    java weblogic.Admin -url localhost:port -username username -password password SHUTDOWN

    このコマンド ラインの引数の定義は次のとおり。

    port は、Pet Store サーバのリスン ポート(デフォルトは 7001)を表す。

    username は、インストール時に設定した system ユーザ名を表す。

    password は、インストール時に [システム パスワードを作成します] ウィンドウで指定したパスワードを表す。


 

WebLogic Server の起動と停止の詳細については、『管理者ガイド』の「WebLogic Server の起動と停止」を参照してください。

 


WebLogic Server のアンインストール

WebLogic Server のアンインストールは、インストールに関連付けられている BEA ホーム ディレクトリを削除しませんが、インストール プログラムによってインストールされた WebLogic Server コンポーネントをすべて削除します。アンインストールは、以下のいずれかに該当しない限り、インストールに関連付けられた製品ディレクトリを削除します。

WebLogic Server インストールが、ユーザのサイトでサービス パックによってアップグレードされた場合、WebLogic Server をアンインストールする前にサービス パックをアンインストールする必要があります。サービス パックのアンインストールの詳細については、 サービス パックのアンインストールを参照してください。

WebLogic Server をアンインストールするには、次の表に示すプラットフォームごとの手順を実行します。

WebLogic Server をアンインストールするプラットフォーム

実行する手順

Windows

  1. 実行中のサーバをすべて停止する。手順については、 デフォルト、サンプル、および Pet Store サーバの停止を参照。

  2. Windows の [スタート] メニューから、[スタート|プログラム|BEA WebLogic E-Business Platform|WebLogic Server 6.1|Uninstall WebLogic Server 6.1(または Uninstall WebLogic Server 6.1 (spx))] を選択する。

    BEA インストール プログラムの [アンインストーラ] ウィンドウが表示される。

  3. [削除] をクリックして、アンインストール プログラムを起動する。

  4. [削除が完了しました] ウィンドウで [終了] をクリックする。

UNIX

  1. 実行中のサーバをすべて停止する。手順については、 デフォルト、サンプル、および Pet Store サーバの停止を参照。

  2. PATH および CLASSPATH 変数を設定して、JDK 1.3(またはそれ以降)ソフトウェアがインストールされている場所を指定する。これらの変数は、java コマンド ラインの引数として指定することも、ソフトウェア付属のサンプル スクリプトを実行して指定することもできる。スクリプトを実行するには、次のディレクトリに移動する。

    wls_6.1_prod_dir/config/domain_name

    ここでは、wls_6.1_prod_dir は WebLogic Server ソフトウェアをインストールした製品ディレクトリを、domain_name はインストール時に指定したドメインの名前(デフォルトでは mydomain)を表す。

    プロンプトで次のコマンドを入力する。

    . ./setEnv.sh

  3. 次のディレクトリに移動する。

    wls_6.1_prod_dir/uninstaller

    ここでは、wls_6.1_prod_dir は WebLogic Server ソフトウェアがインストールされた製品ディレクトリを表す。

  4. ソフトウェアをアンインストールする 2 つの方法のどちらかを選択する。

    • GUI ベースのアンインストール プログラムを使用する場合は、手順 5 に進む。

    • コンソールモードを使用する場合は、手順 6 に進む。

  5. (GUI モードを使用する方法)プロンプトで sh uninstall コマンドを入力する。[アンインストーラ] ウィンドウで [削除] をクリックしてアンインストール プログラムを起動し、アンインストールが完了したら [削除が完了しました] ウィンドウで [終了] をクリックする。

  6. (コンソールモードを使用する方法)プロンプトで sh uninstall -i console コマンドを入力する。アンインストール プロセスが完了したら、〔Enter〕を押してアンインストーラを終了する。

 

 


WebLogic Server の再インストール

WebLogic Server 6.1 がインストールされているシステム上で BEA インストール プログラムを起動すると、このプログラムによって既存のインストールが検出され、以下の表に示す指示が表示されます。

クリック対象

目的

[キャンセル]

[BEA ホーム ディレクトリを選択します] ウィンドウに戻る。同じ BEA ホーム ディレクトリを持つ複数の WebLogic Server 6.1 をインストールすることはできない。異なる BEA ホーム ディレクトリを使ってソフトウェアのインストールを続行するには、WebLogic Server インストールが入っていない既存の BEA ホーム ディレクトリを選択するか、または新規の BEA ホーム ディレクトリを作成する。

[終了]

インストール プログラムを終了して、前のインストールをアンインストールする。アンインストール プログラムを起動するには WebLogic Server のアンインストールの手順に従い、ソフトウェアを再インストールするには以下の参照先のいずれかの手順に従う。


 

WebLogic Server バージョン 6.1 の時点では、WebLogic Server 6.0 または 6.1 の前のインストールに上書きして WebLogic Server を再インストールすることはできません。WebLogic Server を再インストールするには、前のインストールをまずアンインストールする必要があります。

WebLogic Server の再インストール時のマシン名に関する注意事項

WebLogic Server 6.1 をアンインストールしたあとマシンに再インストールする場合、インストール プログラムはそのマシンのプライマリ名をチェックし、registry.xml ファイルに記載されているマシン名と比較します。両者が一致しない場合(たとえば、マシンのプライマリ名を変更した場合など)には、インストールは失敗します。registry.xml ファイル内のマシン名を更新すれば、この問題を回避することができます。

 

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