コンフィグレーション チェックリスト
以下の節では、さまざまな WebLogic JMS の機能に関するモニタ用チェックリストを示します。
コンフィグレーション属性の設定については、『管理者ガイド』を参照してください。各コンフィグレーション属性の詳細については、Administration Console オンライン ヘルプを参照してください。
サーバ クラスタ
サーバ クラスタをサポートするには、以下のコンフィグレーションを行います。
- [接続ファクトリ] ノードの [対象] タブで、対象となる WebLogic Server を指定します。
- [サーバ] ノードの [対象] タブで、対象となる WebLogic Server を指定します。
JTA ユーザ トランザクション
JTA ユーザ トランザクションをサポートするには、以下のコンフィグレーションを行います。
- [接続ファクトリ] ノードの [コンフィグレーション|トランザクション] タブにある [ユーザ トランザクションを有効化] チェック ボックスをオンにして、接続ファクトリの JTA ユーザ トランザクション モードを設定します。
JMS トランザクション
JMS トランザクション セッションをサポートするには、以下のコンフィグレーションを行います。
- [接続ファクトリ] ノードの [コンフィグレーション|トランザクション] タブにある [トランザクション タイムアウト] 属性で、接続ファクトリのトランザクション タイムアウト値を設定します。
- [セッション プール] ノードの [コンフィグレーション] タブにある [処理済] チェックボックスをオンにして、セッション プールのトランザクション モードを設定します。
メッセージの配信
メッセージ配信の属性を定義するには、以下のコンフィグレーションを行います。
- [接続ファクトリ] ノードの [コンフィグレーション|一般] タブで、接続ファクトリの優先順位、存続時間、配信時間、配信モードの属性を設定します。
- [送り先] ノードの [コンフィグレーション|オーバライド] タブで、送り先の優先度、存続時間、配信時間、配信モードのオーバーライドの属性を設定します。
- [送り先] ノードの [コンフィグレーション|再配信] タブで、送り先の再配信遅延、再配信の制限、エラー送り先の属性を設定します。
注意: 以上の設定は、
メッセージの送信で説明されているように、メッセージの送信時または set メソッドの使用時にメッセージ プロデューサで動的に設定することもできます。
送り先のコンフィグレーション属性は他のすべての設定に優先します。
非同期メッセージの配信
非同期セッションの間に存在し、メッセージ リスナにまだ渡されていないメッセージの最大数を定義するには、以下のコンフィグレーションを行います。
- [接続ファクトリ] ノードの [コンフィグレーション|一般] タブで、[最大メッセージ] 属性を設定します。
永続的メッセージ
注意: 恒久サブスクリプションがあるトピックでのみ、送り先は永続的になります。恒久サブスクリプションの詳細については、
恒久サブスクリプションの設定を参照してください。
永続メッセージングをサポートするには、以下のコンフィグレーションを行います。
メッセージの並行処理
メッセージの並行処理をサポートするには、以下のコンフィグレーションを行います。
- [セッション プール] ノードの [コンフィグレーション] タブで、サーバ セッション プールの属性を指定します。
- [コンシューマ] ノードの [コンフィグレーション] タブで、接続コンシューマの属性を指定します。
注意: メッセージの並行処理に使用するサーバ セッション プール ファクトリはコンフィグレーションできません。WebLogic JMS は、デフォルトでは weblogic.jms.ServerSessionPoolFactory:<
name
>
(<name
> は、セッション プールが作成される JMS サーバ名)という ServerSessionPoolFactory オブジェクトを 1 つ定義します。サーバ セッション プール ファクトリの使い方については、
サーバ セッション プールの定義を参照してください。
マルチキャスト
注意: マルチキャストはトピックでのみ有効です。
トピックのマルチキャストに対しては、以下のコンフィグレーションを行います。
- [送り先] ノードの [コンフィグレーション|マルチキャスト] タブで、アドレス、ポート、存続時間(TTL)を設定します。
- [接続ファクトリ] ノードの [コンフィグレーション|一般] タブにある [最大メッセージ] 属性で、未処理メッセージの最大数を設定します。
- [接続ファクトリ] ノードの [コンフィグレーション|一般] タブにある [超過時のポリシー] 属性で、未処理メッセージが [最大メッセージ] の値に達したときに使用するポリシーを指定します。
恒久サブスクリプション
恒久サブスクリプションをサポートするには、以下のコンフィグレーションを行います。
- [接続ファクトリ] ノードの [コンフィグレーション|一般] タブにある [クライアント ID] 属性で、恒久サブスクリプションを持つクライアントのクライアント ID を設定します。
注意: または、
恒久サブスクリプションの設定で説明しているように、クライアントでは接続の作成後に次の接続でクライアント ID を設定することもできます。
送り先のソート順
送り先のソート順をサポートするには、以下のコンフィグレーションを行います。
- [送り先キー] ノードの [コンフィグレーション] タブで、キーの属性を設定します。
- [送り先] ノードの [コンフィグレーション|一般] タブで [送り先キー] を設定します。
一時的な送り先
一時的な送り先(キューまたはトピック)をサポートするには、以下をコンフィグレーションします。
- 同じドメインにある JMS サーバ用の JMS テンプレート。[テンプレート] ノードの [コンフィグレーション|一般] タブを使用します。
- JMS サーバが一時的な送り先として使用する JMS テンプレート。[サーバ] ノードの [コンフィグレーション|一般] タブにある JMS サーバの [一時的なテンプレート] 属性を使用します。
しきい値と割り当て
しきい値と割り当てに対しては、以下のコンフィグレーションを行います。
- [サーバ] ノードの [コンフィグレーション|しきい値と割当] タブで、メッセージおよびバイトのしきい値と割り当て(最大数、最大しきい値、最小しきい値)を設定します。
- [送り先] ノードの [コンフィグレーション|しきい値と割当] タブで、メッセージおよびバイトのしきい値と割り当て(最大数、最大しきい値、最小しきい値)を設定します。
- [セッション プール] ノードの [コンフィグレーション] タブにある [最大セッション] 属性で、セッション プールから取得可能なセッションの最大数を設定します。
- [コンシューマ] ノードの [コンフィグレーション] タブにある [最大メッセージ] 属性で、接続コンシューマで蓄積可能なメッセージの最大数を設定します。