7.12 コンピュート・ノードをプロビジョニングする際のタイムアウトの問題の排除

プロビジョニング・プロセスは、Oracle VM Managerのレベルで実行される多くの構成操作と、個々のOracle VM Serversまたはコンピュート・ノードのアプライアンス・レベル・オーケストレーションです。 仮想化環境が大きくなるに従って - つまり、仮想マシン、ストレージ・パスおよびネットワークの数が増えると、様々な検出タスクの完了に必要な時間が大幅に増加します。

最大タスク継続時間は、標準的な基本ラック設定に確実に対応するように構成されています。 ただし、指定された点で、既存の構成の複雑さは、多数のコンピュート・ノードにレプリケートする場合、標準のタイムアウトよりもタスクの期間が長くなります。 その結果、プロビジョニングの失敗が発生します。

多くのプロビジョニング・タスクは共通のタイムアウト・メカニズムを使用するように設計されているため、グローバル・タイムアウトの増加のみではこの問題を解決できません。 これを行うと、システムの全体的なパフォーマンスが低下します。 この問題を解決するために、システム構成ファイルの複数の設定によりタイムアウトの詳細な定義を行うために、追加のコードが実装されました: /var/lib/ovca/ovca-system.conf

追加のコンピュート・ノードをプロビジョニングする際にタイムアウト問題が発生した場合、構成の特定のタイムアウト設定を調整することで解決できることがあります。 ジョブの失敗の発生に応じて、storage_refresh_timeoutdiscover_server_timeoutまたはその他のパラメータを変更すると、プロビジョニング操作を正常に完了できます。 この変更は、両方の管理ノードに適用する必要があります。

タイムアウトの問題が原因でコンピュート・ノードでプロビジョニングに失敗した場合は、Oracle担当者に連絡してください。 Oracleの製品担当者は、これらの失敗を分析し、必要に応じて新しいタイムアウト・パラメータを推奨できます。