14.7 Oracleサポートへの収集のアップロード

収集のアップロードを有効にするには、My Oracle Supportのユーザー名とパスワードを使用して、Oracle Trace File Analyzerを構成します。

次に例を示します。

tfactl setupmos

Oracle Trace File Analyzerは、暗号化されたウォレットに安全にログイン詳細を格納します。1ユーザーのログイン詳細のみ格納できます。

1. –sr sr_numberオプションを使用して、診断収集を実行します。

   tfactl diagcollect diagcollect options -sr sr_number

   収集の最後に、Oracle Trace File Analyzerは、すべての収集をサービス・リクエストに自動的にアップロードします。

Oracle Trace File Analyzerは、他のファイルをサービス・リクエストにアップロードすることもできます。

以前にtfactl setupmosを使用してrootによって設定されたウォレットを使用してアップロードできます。

tfactl upload -sr sr_number -wallet space-delimited list of files to upload

また、ウォレットを使用せずにアップロードすることもできます。ウォレットを使用せずにアップロードすると、tfactlによりパスワードの入力を求められます。

tfactl upload -sr sr_number -user user_id space-delimited list of files to upload

• ウォレットでのMy Oracle Support (MOS)のアップロード設定の管理
  Oracle Autonomous Health Frameworkを構成して、収集をMOSにアップロードします。

14.7.1 ウォレットでのMy Oracle Support (MOS)のアップロード設定の管理

Oracle Autonomous Health Frameworkを構成して、収集をMOSにアップロードします。

構文

tfactl setmosupload [-h] [--help] [-all] [-user user] [-password password]

tfactl getmosupload [-h] [--help] [-all] [-user user] [-password password]

パラメータ

表14-5 データベース・アップロード・コマンドのパラメータ

パラメータ	説明
tfactl setmosupload -all	プロンプトが表示されたら、MOSユーザーとパスワードを指定します。 MOSアップロード・パラメータを格納します。 Oracle Autonomous Health Frameworkは、リクエストされると収集を継続してMOSにアップロードします。
tfactl setmosupload -user user -password password	MOSユーザーとパスワードを指定します。 MOSアップロード・パラメータを格納します。 Oracle Autonomous Health Frameworkは、リクエストされると収集を継続してMOSにアップロードします。
tfactl getmosupload [-all] [-user user] [-password password]	対応するプロパティすべての値を出力します。