重複するエクスポートされたテキスト文字列の処理

カタログからエクスポートしたテキスト文字列が重複する問題が発生することがあります。

ノート:

この項のステップは、「キャプションのエクスポート」ウィザードを使用している場合は当てはまりません。

カタログからエクスポートされたテキスト文字列の重複は、複数のユーザーが「キャプションのエクスポート」ユーティリティを同時に実行した場合、または同じユーザーが1分以内にこのユーティリティを2回実行した場合に発生します。次の手順は、重複するキャプションに対処する方法について説明しています。

「キャプションのエクスポート」ユーティリティについては、キャプションをカタログからエクスポートを参照してください。

  1. 「キャプションのエクスポート」ユーティリティを実行します。
  2. カタログ・マネージャで、カタログを開いたまま、エクスポートする文字列を含むフォルダを選択します。
  3. ツール」メニューから「キャプションのエクスポート」を選択します。
  4. 参照」をクリックして、出力ファイルを書き込む場所を選択し、「OK」をクリックします。
  5. 「重複するキャプションの処理方法」セクションで、次のいずれかのオプションを選択します。
    • 同一文字列にも一意のIDを作成します - カタログ内である文字列が何度も重複する場合でも、文字列のインスタンスごとに一意のIDを作成するように指定します。たとえば、カタログに「Hello」という文字列が1000個含まれているとします。このオプションを使用すると、一意のIDを1つ生成し、その文字列を1回のみ翻訳するのではなく、1000個の一意のIDを生成し、その文字列を1000回翻訳するように指定できます。

    • いいえ、すべての同一文字列に同じIDを使用します - 文字列にIDを作成し、その同じIDをその文字列のすべてのインスタンスに使用するように指定します。たとえば、カタログに「Hello」という文字列が1000個含まれているとします。このオプションを使用すると、1000個の一意のIDを生成し、その文字列を1000回翻訳するのではなく、一意のIDを1つ生成し、その文字列を1回のみ翻訳するように指定できます。

  6. 「OK」をクリックします。

重複するキャプションを含む、次のwebmessages.xmlファイルを考えてみます。

<WebMessageTable system="catalog" type="folder" path="/shared/example/A">
    <WebMessage name="kcap12790830_5" use="Caption" status="new">
        <TEXT>A Really Good Report</TEXT>
    </WebMessage>
</WebMessageTable>
<WebMessageTable system="catalog" type="folder" path="/shared/example/B">
    <WebMessage name="kcap12790830_5" use="Caption" status="new">
        <TEXT>I like this report</TEXT>
    </WebMessage>
</WebMessageTable>
<WebMessageTable system="catalog" type="folder" path="/shared/example/Copy of A">
    <WebMessage name="kcap12790830_5" use="Caption" status="new">
        <TEXT>A Really Good Report</TEXT>
    </WebMessage>
</WebMessageTable>

このサンプル・ファイルでは、重複する無効なメッセージIDがオブジェクトBに含まれています。オブジェクトCopy of Aには、有効であるものの、重複するメッセージIDが含まれています。「キャプションのエクスポート」ダイアログで、次のいずれかを選択できます。

  • 1つ残す」を選択すると、ファイルのコンテンツは変更されません。

  • IDの削除」を選択すると、オブジェクトBおよびオブジェクトCopy of Aの両方に対して新しい一意のIDが生成されます。

  • テキストの削除」を選択すると、オブジェクトBに対して新しい一意のIDが生成され、オブジェクトCopy of AのWebMessage要素が削除されます。このオプションにより、通常、翻訳するメッセージは少なくなりますが、プレゼンテーション・サービスおよびCatalog Managerのカタログのディレクトリ・リストで、同じ名前を持つ2つのオブジェクトが表示されることに注意してください。