今後の変更に使用する変更リクエストの作成

統合が設定され、リアルタイム・モニタリング・ルールが作成されたので、RemedyユーザーはRemedyインタフェースで変更リクエストを作成できるようになります。これらの変更リクエストは発生した監視と比較されて、これらの監視が変更リクエストにより認可されたアクションに対応しているかどうかが自動的に判断されます。

この関係付けを行うには、変更リクエスト・ファイラによって、変更リクエスト・フォームに追加された新規のフィールドに入力する必要があります。すべてのフィールドが必須というわけではありません。関係付けは、変更リクエストに存在するフィールドに対してのみ行われます。

たとえば、Oracle Enterprise Managerの「統合」タブの変更リクエスト・フォームに次のフィールドが追加されたとします。

  • コネクタ: Cloud Controlと統合するためにこの変更リクエストで使用するCloud Controlコネクタを選択します。

  • ホスト名: この変更リクエストに対応するホスト名。この変更リクエストで誰かが変更する必要があることが指定されているホストです。このフィールドの値が空の場合、すべてのホストがこの変更リクエストに関係付けられます。

  • ターゲット・ユーザー・リスト: この変更に対応するターゲット・ユーザーのユーザー名。変更を行うためにターゲットにログインするターゲット・ユーザーです。このフィールドの値が空の場合、ターゲット上のすべてのユーザーがこの変更リクエストに関係付けられます。

  • ターゲット・タイプ: この変更リクエストのターゲット・タイプ。このフィールドの値が空の場合、任意のターゲット・タイプがこの変更リクエストに関係付けられます。

  • ターゲット: この変更リクエストの特定のターゲット。このフィールドの値が空の場合、任意のターゲット・タイプがこの変更リクエストに関係付けられます。

  • ファセット: この変更リクエストの特定のファセット。このフィールドの値が空の場合、前述のターゲット・タイプおよびターゲットのすべてのファセットがこの変更リクエストに関係付けられます。

リアルタイム監視ルールにより検出された変更の認可に使用する変更リクエストを作成する際は、変更リクエストの作成に必要な実装を組織が行うことに加え、次のステップを実行します。

  1. 変更リクエスト・フォームの「日付」タブで、「スケジュール開始日」と「スケジュール終了日」を入力します。これらは、リクエストのリコンシリエーションが有効になる日付範囲です。この時間外にアクションが行われた場合、そのアクションはリアルタイム・モニタリング機能によって未認可としてマークされます。
  2. Oracle Enterprise Managerの「統合」タブを選択します。
  3. ドロップダウン・リストからCloud Controlコネクタを選択します。
  4. オプションで、前述の5つのリコンシリエーション基準の値(「ホスト名」、「ターゲット・ユーザー・リスト」、「ターゲット・タイプ」、「ターゲット」および「ファセット」)を選択します。最後の3つ(「ターゲット・タイプ」、「ターゲット」および「ファセット」)は、Cloud Controlで作成された、ターゲットに関連付けられているコンプライアンス標準に属するリアルタイム・モニタリング・ルールのコンテンツに基づいて、選択リストとなります。複数の値をカンマで区切って追加できます。

    ノート:

    このフォームは、Remedyでカスタマイズして外観を変更できます。先にロードされたカスタマイズのサンプル・フォーム要素は、単なる例です。

  5. 監査可能ステータスをTrueに変更します。これにより、検出されたリアルタイム監視のリコンシエーションに対してCloud Controlでこの変更リクエストを使用できるように、Remedyが構成されます。
  6. 変更リクエストを保存します。
  7. ポップアップが表示され、アクティブ・リンクによりコンテンツがCloud Controlに送信されることが通知されます。DOSコマンド・ウィンドウが開かれた後、閉じられます。