Import Data
MaxL import data文は、Essbaseデータベースにデータをロードするために役立ちます。データ・ファイルまたは外部ソースから、ルール・ファイルを使用して、または使用せずにデータをインポートできます。データまたはディメンションのロードに必要な最小アプリケーション権限は、データベース更新です。
キーワード
MaxL import dataを使用すると、次の方法でデータをデータベースにインポートできます。
- import database DBS-NAME data from ...
-
データ・インポート・ファイルをローカルに配置するかサーバーに配置するかを指定し、インポート・ファイルのタイプを指定します。
例:
import database Sample.Basic data from server data_file 'Data_Basic.txt' using server rules_file 'Data' on error write to 'sbdataload.err';
複数のファイルから並行してインポートするには、ワイルドカード文字
*
および?
、またはそのいずれかをIMP-FILE名に使用して、目的のインポート・ファイルがすべて一致するようにします。-
*
は、任意の数の文字に相当しパターン内のどこにでも使用できます。たとえば、day*.txt
は、day1.txtからday9.txt
の範囲のインポート・ファイル・セット全体に一致します。 -
?*
は、任意の1文字に相当し、パターンのどこにでも使用できます。たとえば、0?-*-2011.txt
は、1桁の月(1月から9月)の日付で命名されたデータ・ソース・ファイルに一致します。
例:
import database Sample.Basic data from server data_file 'asdf*.txt' using server rules_file 'hjkl' on error write to 'asdf_load.err';
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- import database DBS-NAME using max_threads INTEGER ...
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並列データ・ロードの場合、使用するスレッドの最大数をオプションで指定します。
並列データ・ロードでこの句が省略されている場合、Essbaseでは、ファイル数またはCPUコアの半分の少ないほうと等しい数のパイプラインが使用されます。
例:
import database Sample.Basic using max_threads 5 data from server data_file 'asdf*.txt' on error append to 'asdf_load.err';
- import database … using ... rules_file
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指定されたロード・ルールを使用して、データベースにデータをインポートします。Essbase以外の一意のデータ・ソースごとに、個別のルール・ファイルが必要です。ネイティブなEssbaseのエクスポート・ファイルからのデータを再インポートするのみの場合は、ルールを使用する必要がない場合があります。並列データ・ロードにロード・ルールを使用している場合、すべてのデータ・ファイルは同じデータ・ファイルを使用できる必要があります。
例:
import database Sample.Basic data from server data_file 'Data_Basic.txt' using server rules_file 'Data' on error write to 'basic_load.err';
- import database … data … on error
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必須。データ・ロード中にエラーが発生した場合の指示をEssbaseに伝えます。操作を中断するか、指定されたエラー・ログに書き込むまたは追加します。使用方法については、このページの例を参照してください。
- import database ... data … from data_string
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単一のデータ・レコードを、選択したデータベースにロードします。data_stringに続く文字列は、改行なしの連続した行である必要があります。
例:
import database sample.basic data from data_string '"Sales" "100-10" "New York" "Jan" "Actual" 678' on error abort;
- import database ... data … connect as SQL-USR ...
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SQLソースからインポートする場合、常にルール・ファイルを使用する必要があります。適切なユーザー名とパスワードを指定してください。
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ソース・データへのネットワーク接続がEssbaseの接続とデータソースに保存されている場合は、MaxL文でEssbase資格証明を指定します。例:
import database Sample.Basic data connect as "Essbaseadmin" identified by "Essbasepa55w0RD" using server rules_file "myrulefile" on error write to 'loadds.err';
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それ以外の場合は、外部RDBMSソースに接続するために必要なユーザー名とパスワードを指定します。例:
import database Sample.Basic data connect as "RDBMSuser" identified by "RDBMSpa55w0RD" using server rules_file "myrulefile" on error write to 'loadds.err';
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ノート
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この文では、データベースを起動する必要があります。
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import文を使用する場合は、エラーのときの対処を指定する必要があります。
カタログ・パスの例
Essbaseファイル・カタログの場所が指定されていない場合、キューブ・ディレクトリは、想定されている場所になります。
次の例では、Essbaseファイル・カタログの共有フォルダに格納されているデータ・ファイルを使用してデータ・ロードを実行します。ルール・ファイルはSample Basicのキューブ・ディレクトリにあります。
import database 'Sample'.'Basic' data from server data_file 'catalog/shared/Data_Basic' using server rules_file 'Data' on error abort;