9.6.5 対話グリッド属性の管理

対話グリッドの動作方法を制御するには、対話グリッドの属性を編集します。

9.6.5.1 対話グリッド属性の編集

対話グリッド属性を編集するには:

  1. ページ・デザイナでページを表示します。
    1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
    2. アプリケーションを選択します。
    3. ページを選択します。
    ページ・デザイナが表示されます。
  2. 「レンダリング」タブで、対話グリッドを含むリージョンを選択します。
  3. プロパティ・エディタで、「属性」タブを選択します。

    プロパティ・エディタに属性が表示されます。属性は、グループに編成されます。

    ヒント:

    グループまたは属性を検索するには、「フィルタ・プロパティ」フィールドにキーワードを入力します。プロパティ・エディタにグループまたは属性が表示されます。または、「グループに移動」をクリックしてグループを選択できます。

  4. 対象となる属性を編集します。

    ヒント:

    属性のヘルプを表示するには、プロパティ・エディタで属性を選択し、中央ペインで「ヘルプ」タブをクリックします。

  5. 変更を保存するには、「保存」をクリックします。ページを保存して実行するには、「ページの保存と実行」をクリックします。

9.6.5.2 既存の対話グリッドを編集可能にする

エンド・ユーザーは、列メニューおよびソート・オプションを使用して対話グリッドのレポート・レイアウトを変更したり、ドラッグ・アンド・ドロップで列を再配置したり、「アクション」メニューのオプションを使用してデータの表示方法を変更できます。ただし、開発者は、基礎となるデータが読取り専用であるか編集可能であるかをユーザーごとに決定します。対話グリッドが編集可能である場合、エンド・ユーザーは基礎となるデータを編集したり、行を追加、削除およびリフレッシュすることができます。編集可能対話グリッドには、ツールバーにデフォルトで「保存」ボタンが含まれます。

対話グリッドを編集可能にするには:

  1. ページ・デザイナでページを表示します。
    ページ・デザイナが表示されます。
  2. 「レンダリング」タブで、対話グリッドを含むリージョンを選択します。
  3. プロパティ・エディタで、「属性」タブを選択します。
    プロパティ・エディタに属性が表示されます。属性は、グループに編成されます
  4. プロパティ・エディタの「属性」タブで、「編集」グループを見つけて、次の属性を更新します。
    1. 有効: 「オン」を選択します。
      「オン」を選択すると、レコードを処理するプロセスが自動的に作成されます。
    2. 実行可能な操作: サポートされているデータ操作を選択します。オプションには、「行の追加」「行の更新」「行の削除」があります
    3. 許可された行操作列: 列値が行を更新または削除できるかどうかを示す列を選択します。
    4. 失われた更新タイプ: 失われた更新に対してデータを保護する方法を選択します。

      失われた更新は、2人以上のユーザーが同じデータを更新しようとしたときに、前のユーザーが行った更新が最後の更新によって上書きされる場合に発生します。このことを防ぐために、更新ではデータベース内の既存の列値と、レコードが最初に問い合されたときに取得された値をチェックできます。例は、ページ・デザイナのヘルプを参照してください。

      「失われた更新タイプ」のオプションは次のとおりです。

      • 行の値: データを最初に問い合せる場合、チェックサム値が計算されます。チェックサムは、すべての更新可能な列を文字列に連結し、一意の値を生成して計算されます。更新されたレコードをコミットすると、このチェックサムがチェックサム値と比較されます。

      • 行バージョン列: データベース表にデータベース・トリガー(可能な場合)によってレコードが更新されるたびに増える列が含まれている場合、チェックサムを計算するかわりにこの列を使用できます。対話グリッドで複数の表のデータを更新する場合、このオプションはお薦めしません。

    5. 空の場合に行を追加: 対話グリッドに現在戻されるレコードがない場合に新しい行を追加するかどうかを指定します。有効にした場合、少なくとも1つのレコードが常に表示されるため、No Data Foundメッセージは表示されません。追加されたレコードは、更新されなかった場合、リージョンが保存されるときに挿入されません。
  5. 変更を保存するには、「保存」をクリックします。ページを保存して実行するには、「ページの保存と実行」をクリックします。

9.6.5.3 対話グリッドのページ区切りの制御

ページ区切りによって、結果セット内の表示される行数および現在の位置に関する情報が提供されます。

対話グリッドのページ区切りを変更するには:

  1. ページ・デザイナでページを表示します。
    1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
    2. アプリケーションを選択します。
    3. ページを選択します。
    ページ・デザイナが表示されます。
  2. 「レンダリング」タブで、対話グリッドを含むリージョンを見つけます。
  3. リージョンで、「属性」ノードを選択します。

    プロパティ・エディタに属性が表示されます。属性は、グループに編成されます。

    ヒント:

    グループまたは属性を検索するには、「フィルタ・プロパティ」フィールドにキーワードを入力します。プロパティ・エディタにグループまたは属性が表示されます。または、「グループに移動」をクリックしてグループを選択します。

  4. 「ページ区切り」を検索します。

    ページ区切り属性によって、結果セット内の表示される行数および現在の位置に関する情報が提供されます。

    ヒント:

    属性のヘルプを表示するには、プロパティ・エディタで属性を選択し、中央ペインで「ヘルプ」タブをクリックします。

  5. 「ページ区切り」で、次の属性を編集します。
    1. タイプ: オプションを選択します。
      • ページ - 「アクション」メニュー、「書式」、「ページごとの行数」オプションでの選択に基づいて行が表示されます。追加の行がある場合、レポート・フッターにコントロールが追加され、ユーザーは行セット間を前後にナビゲートできるようになります。

      • スクロール: 対話グリッドの高さを埋める行が表示されます。エンド・ユーザーがスクロールすると、必要に応じて追加の行が表示されます。

    2. 総行数の表示: 「はい」または「いいえ」を選択します。
      「はい」を選択すると、レポート・フッターに総行数が表示されます。このオプションを有効にすると、追加の問合せが必要となり、非常に大きいデータ・セットのパフォーマンスが妨げられる場合があります
  6. 変更を保存するには、「保存」をクリックします。ページを保存して実行するには、「ページの保存と実行」をクリックします。

ヒント:

対話グリッドのページ区切りの例を確認するには、サンプル・アプリケーションのサンプル対話グリッドをインストールします。生産性およびサンプル・アプリケーションのインストールを参照してください。

9.6.5.4 対話グリッド・ツールバーのカスタマイズ

すべての対話グリッドは、ページの上部にツールバーがあります。開発者は、ツールバーにどのコントロールが表示されるかカスタマイズしたり、ツールバーを削除できます。

ノート:

この手順で説明するオプションの中には、対話グリッドが編集可能である場合にのみ適用されるものがあります。既存の対話グリッドを編集可能にするを参照してください。

対話グリッド・ツールバーをカスタマイズするには:

  1. ページ・デザイナでページを表示します。
    1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
    2. アプリケーションを選択します。
    3. ページを選択します。
    ページ・デザイナが表示されます。
  2. 「レンダリング」タブで、対話グリッドを含むリージョンを見つけます。
  3. リージョンで、「属性」ノードを選択します。

    プロパティ・エディタに属性が表示されます。属性は、グループに編成されます。

    ヒント:

    グループまたは属性を検索するには、「フィルタ・プロパティ」フィールドにキーワードを入力します。プロパティ・エディタにグループまたは属性が表示されます。または、「グループに移動」をクリックしてグループを選択します。

  4. プロパティ・エディタで、「ツールバー」グループを見つけて、次を編集します。
    1. 表示: 「はい」または「いいえ」を選択して、レポートの上部にツールバーを表示するかどうかを決定します。
    2. コントロール: 次の内容を構成します。
      • 検索列の選択: 選択した列の検索を有効にします。
      • 検索フィールド: 選択したフィールドの検索を有効にします。
      • アクション・メニュー: このオプションを選択して、レポートにアクション・メニューを含めます。
      • リセット: すべてのカスタマイズ(フィルタ、列幅、並替えなど)が削除され、サーバーからレポート定義がリロードされます。
      • 保存ボタン: ページ全体を保存せずに、対話グリッドに行われた変更のみが保存されます。「保存」ボタンは、対話グリッドが編集可能で、かつ、エンド・ユーザーに追加、更新または削除する権限がある場合にのみ表示されます。
    3. 「追加ボタン・ラベル」は、対話グリッドが編集可能である場合にのみ表示されます。「追加ボタンラベル」では、「追加」ボタンの代替ラベルを入力します。デフォルト・ラベルは、「行の追加」です。
  5. 変更を保存するには、「保存」をクリックします。ページを保存して実行するには、「ページの保存と実行」をクリックします。

ヒント:

ツールバー・ボタンの追加例を表示するには、サンプル・アプリケーションのサンプル対話グリッドをインストールして、レポートツールバー・ボタンの追加に移動します。生産性およびサンプル・アプリケーションのインストールを参照してください。

9.6.5.5 ユーザーによる対話グリッド・パブリック・レポートの保存の有効化

開発者がその機能を有効にした場合、ユーザーは対話グリッドをパブリック・レポートとして保存できます。パブリック・レポートは、ツールバーの使用可能なレポートの選択リストに表示され、すべてのユーザーが使用できます。ただし、パブリック・レポートを作成したユーザーのみが、そのレポートの保存、名前の変更または削除を行うことができます。認可スキームを選択すれば、パブリック・レポートを保存できるユーザーを制限できます。

ヒント:

「パブリック・レポートの保存」属性は、認証されたユーザーのみが使用でき、定義済の認可スキームによってさらに制限されます。認証によるユーザー・アイデンティティの証明を参照してください。

エンド・ユーザーがパブリック・レポートを保存できるようにするには:

  1. ページ・デザイナでページを表示します。
    ページ・デザイナが表示されます。
  2. 「レンダリング」タブで、対話グリッドを含むリージョンを選択します。
  3. プロパティ・エディタで、「属性」タブを選択します。
    プロパティ・エディタに属性が表示されます。属性は、グループに編成されます
  4. プロパティ・エディタで、「ユーザーの有効化」グループを見つけて、次を編集します。
    1. パブリック・レポートの保存: 「オン」を選択します。「オフ」を選択すると、現在のレポートをパブリック・レポートとしてユーザーが保存できます。
    2. パブリック・レポートの保存の認可: 「パブリック・レポートの保存」「オン」に設定されている場合にのみ表示されます。認可スキームを選択して、パブリック・レポート定義を保存できるユーザーを制限します。エンド・ユーザーがパブリック・レポートを保存できるようにするには、この認可スキームがそのユーザーに対してTRUEと評価される必要があります。認可スキームを選択しない場合、すべてのユーザーがパブリック・レポートを保存できます。
  5. 変更を保存するには、「保存」をクリックします。ページを保存して実行するには、「ページの保存と実行」をクリックします。

9.6.5.6 フラッシュバックおよびチャートの有効化

開発者は、対話グリッド属性、フラッシュバックおよびチャート・ビューの定義を編集して、フラッシュバック問合せおよびチャート・ビューのサポートを有効にできます

フラッシュバックまたはチャート・ビューの定義を有効にするには:

  1. ページ・デザイナでページを表示します。
    ページ・デザイナが表示されます。
  2. 「レンダリング」タブで、対話グリッドを含むリージョンを選択します。
  3. プロパティ・エディタで、「属性」タブを選択します。
    プロパティ・エディタに属性が表示されます。属性は、グループに編成されます
  4. プロパティ・エディタで、「ユーザーの有効化」グループを見つけて、次を編集します。
    1. フラッシュバック: エンド・ユーザーがこの対話グリッドでフラッシュバック問合せを使用できるかどうかを指定します。

      フラッシュバック問合せでは、Oracle FlashbackテクノロジおよびデータベースのPoint-in-Timeリカバリを利用して、過去の時点に存在したデータを表示します。ユーザーはこのデータの問合せのみを実行できますが、データの変更を元に戻すことはできません。このテクノロジはRMANバックアップを利用しているため、フラッシュバック問合せを正常に実行して過去に戻ることのできる期間は、Oracleデータベースでredoログ・ファイルが最後に切り替えられた時点までになります。

    2. チャート・ビューの定義: エンド・ユーザーがこの対話グリッドにチャートを定義できるかどうかを指定します。
  5. 変更を保存するには、「保存」をクリックします。ページを保存して実行するには、「ページの保存と実行」をクリックします。

9.6.5.7 対話グリッドのダウンロード形式の構成

対話グリッドのダウンロード形式を構成するには:

  1. ページ・デザイナでページを表示します。
    ページ・デザイナが表示されます。
  2. 「レンダリング」タブで、対話グリッドを含むリージョンを選択します。
  3. プロパティ・エディタで、「属性」タブを選択します。
    プロパティ・エディタに属性が表示されます。属性は、グループに編成されます
  4. プロパティ・エディタの「属性」タブで、「ユーザーの有効化」を見つけて、次を編集します。
    • ダウンロード: 「オン」を選択します。

    ヒント:

    「ダウンロード」に「オフ」を設定すると、「アクション」メニューに「ダウンロード」メニューが表示されなくなります。ユーザーがデータを完全にダウンロードできなくするには、次のステップで説明するすべてのダウンロード形式の選択を解除します。

  5. 「ダウンロード」を見つけて、次を編集します。
    1. 認可: 認可スキームを選択して、ダウンロードできるユーザーを制限します。エンド・ユーザーがこれをダウンロードできるようにするには、この認可スキームがそのユーザーに対してTRUEと評価される必要があります。
    2. ダウンロード形式: ダウンロード形式を選択します。
      • CSV

      • HTML

      • PDF

      • Excel

    3. 電子メールで送信: エンド・ユーザーが電子メールを送信できるかどうかを指定します。レポート・ダウンロードは、HTML添付として含められます。

      電子メールは認証されたユーザーのみが使用でき、インスタンス管理者がApplication Express管理サービス・アプリケーション(管理サービス)内でSMTPを構成する必要があります。

    4. CSVセパレータ: (CSVのみ)列セパレータを定義します。値が入力されていない場合は、現行のNLS設定に応じて、カンマまたはセミコロンが使用されます。
    5. CSV囲み文字: (CSVのみ)デリミタ文字を入力します。この文字は、データ値の開始境界および終了境界を区切ります。デフォルトのデリミタは二重引用符(" ")です。
    6. ファイル名 - ダウンロードされたドキュメントの名前を入力します。ファイル拡張子は指定しないでください。拡張子は自動的に追加されます。これを空白のままにすると、リージョン名がファイル名として使用されます。
    7. 追加テキスト: ダウンロード・ファイルの最上部に表示するテキストを入力します。この属性は、ファイル内のデータに関するデータ分類、法的メッセージまたは警告メッセージのために使用します。

      警告:

      CSVダウンロードで「追加テキスト」属性を使用しないでください。「CSV」ダウンロードを有効にすると、定義されたテキストによってCSVファイル形式が無効になります。

  6. 変更を保存するには、「保存」をクリックします。ページを保存して実行するには、「ページの保存と実行」をクリックします。

9.6.5.8 対話グリッドでのアイコン・ビューの有効化

対話グリッドはデータの様々なビューをサポートしています。デフォルトで、対話グリッドではグリッド・ビューにデータが表示されます。開発者は、必要に応じてデータをアイコンとして表示できます。アイコン・ビューを有効にすると、アイコン・ボタンがビュー選択ボタン・グループに追加されます。

9.6.5.8.1 対話グリッドのアイコン・ビューについて

対話グリッドはデータの様々なビューをサポートしています。ユーザーは、ビュー選択ボタン・グループのボタンをクリックして、これらのビューを切り替えることができます。次の図に、アイコン・ビューが有効化され、アイコン・ボタンが選択された対話グリッドを示します。アイコン・ビューを有効化するには、アイコン、ラベルおよびターゲット(つまり、リンク)を識別するために使用する列を指定する必要があります。

ig_icon_view.pngの説明が続きます
図ig_icon_view.pngの説明

アイコン・ビューの実際の例の表示

このアイコン・ビューの実際の例を参照するには、サンプル・アプリケーションのサンプル対話グリッドをインストールして、レポートアイコン・ビューおよび詳細ビューを確認します。

9.6.5.8.2 対話グリッドへのアイコン・ビューの追加

アイコン・ビューの重要な要件は、ビューの各アイテムが同じ幅と高さを持ち、アイテム・コンテンツがはみ出さないことです。幅と高さは、クラスa-IconList-itemの要素でCSSルールを使用して設定されます。

対話グリッドにアイコン・ビューを追加するには:

  1. ページ・デザイナでページを表示します。
    ページ・デザイナが表示されます。
  2. 「レンダリング」タブで、対話グリッドを含むリージョンを選択します。
  3. プロパティ・エディタで、「属性」タブを選択します。
    プロパティ・エディタに属性が表示されます。属性は、グループに編成されます
  4. プロパティ・エディタの「属性」タブで、「アイコン・ビュー」グループを見つけて、次を編集します。
    1. 表示: アイコン・ビューを有効にするかどうかを指定します。「オン」を選択します。
    2. カスタム: 「オン」を選択します。「オン」を選択すると、アイコン・ビュー・アイテムのマークアップを完全に制御できますが、HTMLマークアップについて完全に理解している必要があります。
    3. アイコン・タイプ: アイコン・イメージ・ソースを保持する列タイプを選択します。「アイコンCSSクラス」を選択します。また、アイコンのCSSクラスである値を持つSQL文に列を追加する必要があります(フォントAPEXアイコン・クラス名)。「URLのイメージ」を選択して、URLおよびアイコン属性を含む列を指定することもできます。
    4. アイコン: アイコン・イメージ・ソースのCSSクラスを返す対話グリッド列を選択します。
    5. リンク・ターゲット: 「リンクが定義されていません」をクリックして、「リンク・ビルダー - リンク・ターゲット」ダイアログを表示します。アイコン・リンクをマウスまたはキーボードでアクティブ化すると、定義されたリンク・ターゲットがたどられます。
    6. リンク属性: 各「リンク・ターゲット」の表示と関連付けられるHTML属性を入力します。
    7. ラベル列: イメージ・ラベルを返すレポート列を選択します。
  5. 変更を保存するには、「保存」をクリックします。ページを保存して実行するには、「ページの保存と実行」をクリックします。

9.6.5.8.3 対話グリッドへのカスタム・アイコン・ビュー・リンクの追加

カスタム・アイコン・ビュー・リンクでは、複数列を使用できるなど、アイコン・ビューのコンテンツをより柔軟に定義できます。

対話グリッドにカスタム・アイコン・ビュー・リンクを追加するには:

  1. ページ・デザイナでページを表示します。
    ページ・デザイナが表示されます。
  2. 「レンダリング」タブで、対話グリッドを含むリージョンを選択します。
  3. プロパティ・エディタで、「属性」タブを選択します。
    プロパティ・エディタに属性が表示されます。属性は、グループに編成されます
  4. プロパティ・エディタの「属性」タブで、「アイコン・ビュー」グループを見つけて、次を編集します。
    1. 表示: 「オン」を選択します。
    2. カスタム: 「オフ」を選択します。「オン」を選択すると、アイコン・ビュー・アイテムのマークアップを完全に制御できますが、HTMLマークアップについて完全に理解している必要があります。
    3. アイコン・タイプ: アイコン・イメージ・ソースを保持する列タイプを選択します。「アイコンCSSクラス」を選択します。また、アイコンのCSSクラスである値を持つSQL文に列を追加する必要があります(フォントAPEXアイコン・クラス名)。「URLのイメージ」を選択して、URLおよびアイコン属性を含む列を指定することもできます。
    4. アイコン: アイコン・イメージ・ソースのCSSクラスを返す対話グリッド列を選択します。
    5. リンク・ターゲット: 「リンクが定義されていません」をクリックして、「リンク・ビルダー - リンク・ターゲット」ダイアログを表示します。アイコン・リンクをマウスまたはキーボードでアクティブ化すると、定義されたリンク・ターゲットがたどられます。
    6. リンク属性: 各「リンク・ターゲット」の表示と関連付けられるHTML属性を入力します。
    7. ラベル列: イメージ・ラベルを返すレポート列を選択します。
  5. 変更を保存するには、「保存」をクリックします。ページを保存して実行するには、「ページの保存と実行」をクリックします。

9.6.5.9 対話グリッドでの詳細ビューの有効化

対話グリッドはデータの様々なビューをサポートしています。デフォルトで、対話グリッドではグリッド・ビューにデータが表示されます。開発者は、必要に応じて詳細ビューにデータを表示できます。詳細ビューを有効にすると、「詳細」ボタンがビュー選択ボタン・グループに追加されます。

9.6.5.9.1 対話グリッドの詳細ビューについて

対話グリッドはデータの様々なビューをサポートしています。ユーザーは、ビュー選択ボタン・グループのボタンをクリックして、これらのビューを切り替えることができます。次の図に、詳細ビューが有効化され、「詳細」ボタンが選択された対話グリッドを示します。詳細ビューには、開発者が定義したHTMLマークアップを使用して列値が表示されます(次の図を参照)。

ig_detail_view.pngの説明が続きます
図ig_detail_view.pngの説明

ヒント:

アイコン・ビューの実際の例を参照するには、サンプル・アプリケーションのサンプル対話グリッドをインストールして、レポートアイコン・ビューおよび詳細ビューを確認します。生産性およびサンプル・アプリケーションのインストールを参照してください。

9.6.5.9.2 対話グリッドへの詳細ビューの追加

対話グリッドに詳細ビューを追加するには:

  1. ページ・デザイナでページを表示します。
    ページ・デザイナが表示されます。
  2. 「レンダリング」タブで、対話グリッドを含むリージョンを選択します。
  3. プロパティ・エディタで、「属性」タブを選択します。
    プロパティ・エディタに属性が表示されます。属性は、グループに編成されます
  4. プロパティ・エディタの「属性」タブで、「詳細ビュー」グループを見つけて、次を編集します。
    1. 表示: 「オン」を選択します。
    2. 行の前: レポート行の前に表示するHTMLを入力します。
    3. 各行: 詳細ビューで各レポート行に使用するHTMLテンプレートを入力します。列名および列ラベルに#COLUMN_NAME#置換文字列を使用します。

      使用可能な置換文字列は次のとおりです。

      • &COLUMN_NAME. - 列ラベルと名前の置換文字列。

      • &APEX$ROW_ID. - 行のレコード識別子。

      • &APEX$ROW_INDEX. - レコード表示順序番号。

      次に例を示します。

      <tr><td align="right">&ENAME_LABEL.:</td><td>&ENAME.</td></tr> <tr><td align="right">&JOB_LABEL.:</td><td>&JOB.</td></tr>
    4. 行の後: レポート行の後に表示するHTMLを入力します。
  5. 変更を保存するには、「保存」をクリックします。ページを保存して実行するには、「ページの保存と実行」をクリックします。