5 「JSON」ページ
注意:
Oracle Databaseリリース19c以降のリリースで、SODA_APPロールを持つデータベース・ユーザーとしてサインインしている場合にのみ使用できます。「JSON」ページにナビゲートするには、次のいずれかを実行します。
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「データベース・アクション」ページで、「JSON」をクリックします。
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「セレクタ」
をクリックして、左側のナビゲーション・ペインを表示します。「開発」メニューを展開し、「JSON」を選択します。
トピック
5.1 JSONユーザー・インタフェースについて
JSONユーザー・インタフェースは、保存済コレクションをリストおよび検索するための左ペインと、コレクション内のドキュメントを表示および管理するための右ペインで構成されます。
JSONコレクションのリストおよび検索
次の図に、JSONページの左ペインの主な項目を示します。
ドロップダウン・リストで適切なオプションを選択して、保存済JSONコレクションまたは最近アクセスしたJSONコレクションを表示します。
検索機能では大/小文字が区別されず、一致するエントリがすべて取得され、ワイルドカード文字を使用する必要はありません。
コレクションの作成アイコンをクリックして、新しいコレクションを作成します。コレクションの作成を参照してください
コレクション名を右クリックしてコンテキスト・メニューを開きます。使用可能なオプションは次のとおりです。
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検索索引: コレクションのJSON検索索引を作成します。作成した検索索引を削除することもできます。コレクションのJSON検索索引の管理を参照してください
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削除: コレクションをデータベースから完全に削除します。
コレクションの内容の表示
左ペインで特定のコレクションを選択すると、そのコレクションに属するJSONドキュメントが右ペインに表示されます。
右隅には次の2つのアイコンがあります。
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ツアー
: 使用可能な機能に関する情報を提供するJSONツアーを開始します。
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SQLに移動
: 「SQL」ページに移動します。
ツールバーのアイコンは次のとおりです。
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新規JSONドキュメント
: 新規ドキュメントをコレクションに追加します。JSONドキュメントの追加または編集についてを参照してください
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ドキュメントのインポート
: ローカル・コンピュータからコレクションに既存の1つ以上のJSONファイルをインポートします。
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リストのすべてのドキュメントを削除
: 現在のQBE検索文字列に一致するコレクション内のすべてのJSONドキュメントを削除します。現在の文字列が{}の場合、コレクション内のすべてのドキュメントが削除されます。
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収集の詳細
: コレクションのプロパティを表示します。フィールドの説明は、コレクションの作成を参照してください。
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ダイアグラム
: JSONデータ・ガイドを階層形式のダイアグラムとして表示します。コレクションのJSONデータ・ガイド・ダイアグラムの表示を参照してください
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問合せの実行
: 「問合せ」または「順序基準」フィールドに入力したQBE条件を使用してドキュメントをフィルタします。コレクション内のドキュメントの問合せについてを参照してください
各JSONドキュメントには次のアイコンがあります。
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ドキュメントの編集
: JSONドキュメントを編集します。JSONドキュメントの追加または編集についてを参照してください
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ドキュメントのクローン
: ドキュメントのクローンを作成します。
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ドキュメントのコピー
: ドキュメントをクリップボードにコピーします。
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ドキュメントのエクスポート
: ドキュメントを.JSONファイルとしてダウンロードします。
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ドキュメントの削除
: ドキュメントを削除します。
5.2 JSONコレクションの管理
コレクションを追加、表示または削除したり、コレクション内のJSONドキュメントを参照、追加、編集および削除できます。
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コレクションの作成: コレクションの作成を参照してください
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コレクション内のドキュメントの追加または編集: JSONドキュメントの追加または編集についてを参照してください
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コレクション内のドキュメントの表示: 左ペインでコレクション名を選択します。コレクション内のドキュメントが右ペインに表示されます。
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コレクション詳細の表示: 左ペインで特定のコレクションを選択し、右ペインのツールバーで「収集の詳細」
をクリックして、コレクション・プロパティを表示します。
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コレクションの削除: 左ペインでコレクション名を右クリックしてコンテキスト・メニューを開きます。「削除」を選択して、データベースからコレクションを完全に削除します。
5.2.2 JSONドキュメントの追加または編集について
JSONエディタを使用して、JSONドキュメントを追加および編集できます。
ドキュメントを追加するには、特定のコレクションの右ペインのツールバーにある「新規JSONドキュメント」をクリックします。
ドキュメントを編集するには、ドキュメント・カードのドキュメントの編集 をクリックします。
次の図は、JSONエディタで、テキスト・モードで編集されているドキュメントを示しています。
JSONエディタでは、JSONドキュメントを表示、編集、書式設定および検証できます。エディタの様々なモードは次のとおりです。
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フォーム: 値を変更しますが、データ構造は変更しません。
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表示: データ構造も値も変更できません。
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テキスト: 新しいJSONドキュメントのコンテンツをコピーまたは入力するために使用します。
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ツリー: フィールドおよび値を追加、変更、削除、移動および複製します。
「フォーム」、「表示」および「ツリー」モードでは、右上隅にある「検索」フィールドを使用して、ドキュメント内の一致するテキストを検索し、強調表示できます。
5.3 コレクション内のドキュメントの問合せについて
フィルタ仕様または例による問合せ(QBE)を使用して、コレクション内の1つ以上のドキュメントを検索できます。
QBEは、JSONで表されるパターンです。コレクションから、コンテンツが一致するJSONドキュメントを選択するために使用します。つまり、パターンで表される条件が、それらのドキュメントのみのコンテンツに対してtrueと評価される場合です。QBEおよびその使用方法の詳細は、Oracle Database Simple Oracle Document Access (SODA)の概要のSODA QBEの概要を参照してください。
特定のコレクションについて、右ペインの「問合せ」または「順序基準」フィールドにQBEフィルタを入力できます。「問合せ」フィールドを使用してフィルタ条件を入力し、「順序基準」フィールドを使用して問合せ結果を昇順または降順でソートします。これらのフィールドを個別にまたは一緒に使用して、ドキュメントをフィルタできます。
どちらのフィールドもJSONエディタであるため、モードを選択して、ドキュメントのフィルタリングに使用する条件を入力できます。
エディタでは、テキストとツリーの2つのモードを使用できます。エディタのその他のアイコンは次のとおりです。
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JSONデータのフォーマット
: インデントおよび改行を有効にします。
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JSONデータの圧縮
: すべての空白を削除します。
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クリア
: 現行のQBE文字列をクリアします。
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履歴
: 前のQBE検索文字列を取得します。
テキスト・モード
「問合せ」フィールドにフィルタ条件を入力します。たとえば、名前がSmithのドキュメントを選択するには、{"name":"Smith"}
と入力して、「問合せの実行」 をクリックします。
ツリー・モード
ツリー・モードでは、次の手順を実行します。
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(空のオブジェクト)の左側にあるボックスをクリックします。
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「追加」の前にある+記号をクリックします。
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フィールドの名前と値を入力します。
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「フィルタ」
をクリックします
テキスト・モードで「順序基準」を使用した場合のソート結果
従業員の名前を降順でソートするには、次の図に示す式を使用します。「順序基準」フィールドで、値1は昇順を指定し、マイナス記号(-1)は降順を指定します。
5.4 コレクションのJSON検索索引の管理
コレクションのJSON検索索引を作成または削除できます。
JSON検索索引の作成
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左ペインで、特定のコレクションを右クリックして「検索索引」を選択し、「作成」を選択します。
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検索索引の名前を入力し、「OK」をクリックします。
検索索引名は、コレクションの詳細を表示すると表示されます。
検索索引の削除
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左ペインで、特定のコレクションを右クリックして「検索索引」を選択し、「削除」を選択します。
確認を求めるプロンプトが表示されます。
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「OK」をクリックして削除します。
5.5 コレクションのJSONデータ・ガイド・ダイアグラムの表示
ダイアグラム・ビューには、コレクションのJSONデータ・ガイドが、エンティティ関係ダイアグラムと同様の形式を使用する階層構造として表示されます。
JSONデータ・ガイドは、JSONコンテンツを含む列を持つドキュメントのJSONスキーマを表します。
ダイアグラムで、配列は1対多の関係として表され、この配列に、1対1の関係としてオブジェクトが含まれ、可能な選択肢を囲むボックスとしてoneOf構造が含まれます。
右ペインのツールバーで「ダイアグラム」をクリックして、特定のコレクションのJSONデータ・ガイド・ダイアグラムを表示します。
ツールバーのアイコンは、「ダイアグラムの印刷」、SVG形式で保存、「ズームイン」、「ズームアウト」、「画面に合わせる」および「実際のサイズ」です。