BackupFailThreshold

BackupFailThreshold接続属性を使用すると、安全にバックアップを完了できます。

この接続属性は、バックアップを開始した後、TimesTenがチェックポイント処理の保留を解除する前に、LogDir属性の値によって定義されたディレクトリに蓄積されるトランザクション・ログ・ファイルの数を制御します。バックアップが完了する前にチェックポイントが開始された場合、バックアップは無効になります。

この属性が設定されていないか、0に設定されている場合、TimesTenでは、バックアップの進行中にCkptFrequency属性およびCkptLogVolume属性(バックグラウンド・チェックポイントの制御)は一時的に無視されます。

この属性は、バックアップを安全に完了するのに十分な値に設定してください。たとえば、バックアップが通常はn秒で完了し、データベースで1秒当たりm個のトランザクション・ログ・ファイルが作成される場合、BackupFailThresholdn*mより大きい値に設定します。

データベースによって生成される特定の時間単位ごとのログ・ファイル数は、書込みワークロードに正比例し、LogFileSize属性に設定された値に反比例します。

必要な権限

インスタンス管理者のみがこの属性の値を変更できます。

TimesTen ScaleoutおよびTimesTen Classicでの使用

この属性は、TimesTen ClassicとTimesTen Scaleoutの両方でサポートされています。

設定

BackupFailThresholdを次のように設定します。

属性の設定場所 属性の表示 設定

CまたはJavaプログラム、あるいはUNIXおよびLinuxシステムのTimesTen Classicのodbc.iniファイル、またはTimesTen Scaleoutのデータベース定義(.dbdef)ファイル

BackupFailThreshold

バックアップが失敗するまでに蓄積できるトランザクション・ログ・ファイルの数を示す、ゼロ以外の整数値を入力します。

デフォルトは0で、バックアップ操作が実行されているときに、トランザクション・ログ・ファイルは蓄積され続けます。

Windows ODBCデータソース・アドミニストレータ

該当なし