グリッドに関するログ情報の収集(gridLogCollect)

gridLogCollectコマンドは、グリッド内のすべてのインスタンスからTimesTen構成ファイルとともにデーモン・ログおよびその他の診断情報を収集します。これらすべての集計が収集されます。

ttGridAdmin gridLogCollect -repository reponame 
                           [collection]

オプション

gridLogCollectコマンドには、次のオプションがあります。

オプション 説明

-repository reponame

ログ、診断情報および構成ファイルのコレクションが格納されているリポジトリの名前。

「リポジトリの作成(repositoryCreate)」を参照してください。

collection

ログ、診断情報および構成ファイルを格納するために作成されたコレクションの名前。

指定しないと、名前はLyyyymmddhhmmssという形式のタイムスタンプになります。

この例では、リポジトリを作成し、そのリポジトリにログ、診断情報および構成ファイルのコレクションを作成します。(repositoryCreateコマンドの詳細は、「リポジトリの作成(repositoryCreate)」を参照してください。)

% ttGridAdmin repositoryCreate repocollection -path /repositories 
-method scp -address mysys1.example.com
Repository repocollection created

% ttGridAdmin gridLogCollect -repository repocollection mycollection 
Logs copied to collection mycollection in repository repocollection

repocollectionディレクトリのrepository.jsonファイルには、リポジトリに関する情報が含まれています。

mycollectionディレクトリには、インスタンスごとにログ・ファイルおよび構成ファイルが含まれています。(ログ・ファイルの詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Database Scaleoutユーザーズ・ガイド』「グリッド・ログの収集」を参照してください。)

ノート

これらは、コレクションに自動的に含まれます。

  • デーモン・ログやコア・ファイルなど、各インスタンスのdiagディレクトリ(またはtimesten.confsupportlogの設定に応じた他の診断ディレクトリ)の内容

  • 各インスタンスのconfディレクトリにあるTimesTen構成ファイル。

  • データベース定義に指定されている、各要素のDataStoreディレクトリのすべての.invalファイル