データベース定義の変更(dbdefModify)

dbdefModifyコマンドは、モデル内の既存のデータベース定義オブジェクトを変更して、指定したファイルの属性設定に応じてデータベースの特性を定義します。

ttGridAdmin dbdefModify filepath

オプション

dbdefModifyコマンドにはオプションがあります。

オプション 説明

filepath

データベース定義オブジェクトを変更するデータベース定義が含まれているファイルのパスおよび名前。

ファイル名はdbname.dbdefという形式である必要があり、dbnameはデータベースの名前です。

この例では、「データベース定義の作成(dbdefCreate)」で作成したdatabase1を変更します。データベース定義ファイルdatabase1.dbdefは、PermSizeおよびTempSizeを変更するように更新されました。

% cd /sw/tten/grid/dbdefs
% more database1.dbdef
DataStore=/disk/databases/database1
LogDir=/disk2/logs
DatabaseCharacterSet=AL32UTF8
ConnectionCharacterSet=AL32UTF8
PermSize=512
TempSize=256

データベース定義オブジェクトを変更します。

% ttGridAdmin dbdefModify  /sw/tten/grid/dbdefs/database1.dbdef
Database Definition database1 modified.

ノート

  • データベース定義ファイルは、odbc.iniという形式です。例に示すように、各行にattribute=valueがあります。詳細は、「データベース定義の作成(dbdefCreate)」を参照してください。

  • データベースを作成すると、「接続属性のリスト」に示すようなデータ・ストア属性(たとえば、DataStoreDatabaseCharacterSetLogDirDurability)は固定されます。dbdefModifyを使用してそれらを変更しようとしても、データベースに影響を与えません。

  • データベースが存在し、ロードされている場合、dbdefModifyコマンドで初期接続属性を変更しても、データベースをいったんアンロード(dbUnload)してからロードする(dbLoad)までその変更は有効になりません。

  • このコマンドは、データベース自体は変更せず、データベース定義オブジェクトのみを変更します。

  • データベース定義オブジェクトを作成したときに自動的に作成された接続可能オブジェクトも、適切に変更されます。

  • データベース定義の変更後にモデルを適用すると、必要なすべての構成ファイルの新しいバージョンが各データ・インスタンスに書き込まれ、dbdefの設定に従って該当するエントリが変更されます。(構成ファイルを手動で編集しないでください。モデルを適用するたびに上書きされます。)

  • 指定した定義は、以前の定義と完全に置き換わり、データベース定義および接続可能オブジェクト定義の以前の属性設定を削除します。以前に設定されていたものの、新しい定義に設定されていない属性は、デフォルト値に設定されます。