データベースのリストア(dbRestore)

dbRestoreコマンドは、データベース・バックアップを新しいデータベースにリストアします。

ttGridAdmin dbRestore dbname
                      -repository reponame
                      -name backupname

オプション

dbRestoreコマンドには、次のオプションがあります。

オプション 説明

dbname

作成し、バックアップからリストアするデータベースの名前。

-repository reponame

バックアップが配置されているリポジトリの名前。

-name backupname

リストアに使用するバックアップの名前。

この例では、バックアップmybkupからデータベースres_db1を作成およびリストアします。

% ttGridAdmin dbRestore res_db1 -repository repo1 -name mybkup
dbRestore mybkup started

その後、「データベース・リストアのステータスの表示(dbRestoreStatus)」の例に示すように、dbRestoreStatusを使用して進行状況をチェックします。各要素とデータベース全体が完了と示されていると、リストアは終了です。

ノート

  • このデータベースは、(dbdefCreateで)すでに定義され、かつ、まだ作成されていない必要があります。

  • リストアは、非同期的に行われます。進行状況をチェックするには、dbRestoreStatusコマンドを使用します。

  • リストアしたデータベースは、dbRestoreが完了するとメモリーにロードされますが、オープンされていません。

  • 元のデータベース定義または新しく作成したデータベース定義にリストアできます。

  • レプリカ・セットの数がバックアップよりも少ないデータベースにリストアすることはできません。(各データ領域グループのホストにあるデータ・インスタンスの数が、バックアップされたデータベースにあるレプリカ・セットの数をサポートするために十分でない場合は、かわりにdbExportおよびdbImportを使用する必要があります。)

  • レプリカ・セットの数がバックアップよりも多いデータベースにリストアすると、バックアップされたレプリカ・セットの数のみがデータベース分散マップに追加されます。たとえば、2つのレプリカ・セットがあるデータベースをバックアップし、4つのレプリカ・セットがあるデータベースにリストアすると、2つのレプリカ・セットの要素のみが分散マップに追加されます。この後、4つのレプリカ・セットを取得するには、dbDistributeでデータを再分散する必要があります。

  • ディスク領域の要件は、『Oracle TimesTen In-Memory Database Scaleoutユーザーズ・ガイド』「データベースのバックアップおよびリストア」を参照してください。