ttReplicationStatus

このプロシージャは、1つ以上のレプリケーション・ピア・データベースの状態を返します。

必要な権限

このプロシージャには、権限は必要ありません。

TimesTen ScaleoutおよびTimesTen Classicでの使用

このプロシージャはTimesTen Classicでサポートされていますが、TimesTen Scaleoutではサポートされません。

関連ビュー

このプロシージャには関連ビューはありません。

構文

ttReplicationStatus(['subscriber'], ['hostname'])

パラメータ

ttReplicationStatusには、次のオプションのパラメータがあります。

パラメータ 説明

subscriber

TT_VARCHAR (200)

関係するサブスクライバ(すべてのサブスクライバの場合はNULL)。パラメータを指定すると、情報を収集するレプリケーション・サブスクライバが指定されます。パラメータを指定しないと、現在のデータベースに定義されているレプリケーション・サブスクライバに関する情報が返されます。

hostname

TT_VARCHAR (200)

実行中のデータ・ストアから更新を受信するように構成された、1つ以上のデータ・ストアのホスト名(NULLの場合、受信側のデータ・ストアはサブスクライバのみによって識別されます)。レシーバおよびホスト名の両方がNULLの場合、受信側のすべてのデータ・ストアが選択されます。

結果セット

ttReplicationStatusは次の結果セットを返します。

説明

subscriber

TT_VARCHAR (200) NOT NULL

サブスクライバ名。

hostName

TT_VARCHAR (200) NOT NULL

サブスクライバをホスティングするシステムの名前。

port

TT_INTEGERNOT NULL

マスターからの更新を受信するサブスクライバ・エージェントで使用されるTCP/IPポート。値が0(ゼロ)の場合は、レプリケーションでポートが自動的に割り当てられたことを示します。

pState

TT_CHAR (10) NOT NULL

マスター・データベースに対するサブスクライバの現在のレプリケーションの状態。結果列の値は次のとおりです。

start - このピアでは、レプリケーションは有効です。

pause - このピアでは、レプリケーションは一時停止中です。TimesTenは更新を保存します。詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseレプリケーション・ガイド』「サブスクライバのレプリケーション状態の設定」を参照してください。

stop - このピアのためのレプリケーションの更新は収集されていません

failed - しきい値(ログ・データ)を超えているため、サブスクライバへのレプリケーションは失敗したとみなされます。この状態は、システムによって設定されます。

logs

TT_INTEGERNOT NULL

マスター・データベースがサブスクライバのために保持しているトランザクション・ログ・ファイルの数。

lastMsg

TT_INTEGER

最後の対話以降の秒数またはNULL

replicationName

TT_CHAR (30) NOT NULL

レプリケーション・スキームの名前。

replicationOwner

TT_CHAR (30) NOT NULL

レプリケーション・スキームの所有者。

Command> call ttReplicationStatus();
< MASTER2, HOST1, 0, start     , 1, 257142, \
     _ACTIVESTANDBY         , TTREP       >
1 row found.

Command> call ttReplicationStatus('master2', 'host1');
< MASTER2, HOST1, 0, start     , 1, 266439, \
     _ACTIVESTANDBY                , TTREP                          >
1 row found.

ノート

  • receiverパラメータがNULLでない場合、指定されたレシーバのステータスのみが返されます。receiverパラメータがNULLである場合、すべてのサブスクライバのステータスが返されます。

  • このプロシージャはTimesTen Data Manager ODBCアプリケーションでのみサポートされています。TimesTen ClientまたはJDBCアプリケーションではサポートされていません。

関連項目