ttRepSyncSet

このプロシージャは、コール元でのレプリケーション・ベースのRETURNサービスの使用状況に関連付けられた静的属性を設定します。このプロシージャは、RETURN RECEIPTサービスまたはRETURN TWOSAFEサービスのいずれかとともに動作します。

必要な権限

このプロシージャには、権限は必要ありません。

TimesTen ScaleoutおよびTimesTen Classicでの使用

このプロシージャはTimesTen Classicでサポートされていますが、TimesTen Scaleoutではサポートされません。

関連ビュー

このプロシージャには関連ビューはありません。

構文

ttRepSyncSet([requestReturn], [returnWait], [localAction])

パラメータ

ttRepSyncSetには、次のオプションのパラメータがあります。

パラメータ 説明

requestReturn

BINARY(1)

0x00 - 現在のトランザクションのRETURNサービスを無効にします。

0x01 - 現在のトランザクションのRETURNサービスを有効にします。トランザクションをコミットすると、この属性はデフォルト値の0(オフ)にリセットされます。

レプリケーション・サブスクライバがRETURN RECEIPT BY REQUESTまたはRETURN TWOSAFE BY REQUESTで構成されている場合にのみ、このパラメータを使用してRETURNサービスを有効または無効にできます。

returnWait

TT_INTEGER

RETURNサービスの応答を待機する秒数を指定します。デフォルト値は10です。0は待機時間がないことを意味します。

このタイムアウト値は、CREATE REPLICATION文またはALTER REPLICATION文のRETURN WAIT TIME属性で設定された値より優先されます。

このパラメータによって設定されたタイムアウトはトランザクションをまたいで動作し、BY REQUESTオプションとは独立して、すべてのRETURNサービスに適用されます。

localAction

TT_INTEGER

returnWaitによって指定されたタイムアウト時間内に、サブスクライバがトランザクションのコミットを認識できない場合に実行されるアクションです。このパラメータは、RETURN TWOSAFEトランザクションに対してのみ使用できます。RETURNサービスの使用時はNULLに設定します。

1 (デフォルト) - NO ACTIONCOMMITがタイムアウトすると、ブロックされていないアプリケーションが返され、トランザクションはCOMMIT開始時と同じ状態のままになります。アプリケーションはCOMMITのみを再発行する場合があります。

2 - COMMITCOMMITがタイムアウトすると、トランザクションはローカルでコミットされます。このトランザクションではこれ以上操作はできず、レプリケートされたデータベースは分散しています。この属性は、トランザクション全体と、接続の存続期間にわたって保持されます。

結果セット

ttRepSyncSetは結果を返しません。

RETURN RECEIPT BY REQUESTまたはRETURN TWOSAFE BY REQUESTで構成されたすべてのレプリケーション要素に対する現在のトランザクションでRETURN RECEIPTサービスを有効にするには、次のように実行します。

rc = SQLExecDirect ( hstmt,
 (SQLCHAR *)"{CALL ttRepSyncSet( 0x01 )}",
                     SQL_NTS )

ノート:

RETURN RECEIPTサービスを有効にするコールは、トランザクションの一部である必要があります(AutoCommitは無効である必要があります)。