ttRepSubscriberWait

このプロシージャでは、コール元は、コール前にコミットされたすべてのトランザクションがサブスクライバsubscriberStoreNameに送信されるまで待機します。さらに、サブスクライバ・データベースで更新が永続的にコミットされたことをこのサブスクライバが認識するまで待機します。

他に保留中のトランザクションがアクティブ・データベースにない場合は、別のトランザクションでこのプロシージャをコールします。アクティブ・データベース上で開かれているトランザクションがある場合、このコールはエラーを返します。

waitTimeパラメータを-1に、subscriberStoreNameパラメータをNULLに設定した場合、プロシージャのコール時点までにコミットされたすべての更新がすべてのサブスクライバに送信され、更新が永続的にコミットされたことをすべてのサブスクライバが認識するまで、ttRepSubscriberWaitプロシージャは結果を返しません。

緊急レスポンスが必要な場合は、ttRepSubscriberWaitプロシージャを使用しないでください。RETURN RECEIPTサービスを使用してください。

プロシージャは一時的なエラー・シナリオで期待どおりに動作しています。

ノート:

すべての書込みトランザクション・アクティビティがストアで静止された後にこのプロシージャがコールされた場合(アクティブなトランザクション、起動されているトランザクションがない状態)、すべての更新がサブスクライバで永続的にコミットされていることを示す応答をサブスクライバが送信するまでに60秒以上かかる可能性があります。

プロシージャは、永続的なエラー・シナリオに対して障害出力( 01値)を返しません。

必要な権限

このプロシージャには、権限は必要ありません。

TimesTen ScaleoutおよびTimesTen Classicでの使用

このプロシージャはTimesTen Classicでサポートされていますが、TimesTen Scaleoutではサポートされません。

関連ビュー

このプロシージャには関連ビューはありません。

構文

ttRepSubscriberWait('replicationName', 'replicationOwner', 
'subscriberStoreName', 'subscriberHostName', waitTime)

パラメータ

ttRepSubscriberWaitには、次のパラメータがあります。

パラメータ 説明

replicationName

TT_CHAR (30)

処理対象のレプリケーション・スキーム名です。NULLは、すべてのレプリケーション・スキームを示します。

replicationOwner

TT_CHAR (30)

レプリケーション・スキームの所有者です。NULLは、すべてのレプリケーション・スキーム所有者を示します。

subscriberStoreName

TT_VARCHAR (200)

状態を設定するサブスクライバのデータベース名です。NULLは、ホストsubscriberHostName上のすべてのストアを示します。

subscriberHostName

TT_VARCHAR(200)

サブスクライバのホスト。NULLは、サブスクライバのピアのすべてのホストを示します。

waitTime

TT_INTEGERNOT NULL

指定したサブスクライバを待機する時間(秒)。-1は永久に待機することを表します。このパラメータは必須で、NULLは使用できません。

結果セット

ttRepSubscriberWaitは次の結果セットを返します。

説明

timeOut

BINARY(1)

0x00 - 指定されたwaitTime内で待機は成功し、指定されたサブスクライバは、このプロシージャがコールされた時点の最新状態になっています。十分な時間が割り当てられていない場合、TimesTenは0x01を返します。

定義済レプリケーション・スキームREPOWNER.REPSCHEMEが1つある場合に、SERVER2上のサブスクライバREP2が追いつくまで送信側データ・ストアを10分待機させるには、次のように実行します。

CALL ttRepSubscriberWait('REPSCHEME','REPOWNER', 
'REP2', 'SERVER2', 600);