LVMによる論理ボリュームの管理
Oracle Linuxインストールには、デフォルトでLogical Volume Manager (LVM)が含まれます。
LVMは、管理者が任意の数の物理ディスクまたはパーティションを1つのファイル・システムまたは複数のファイル・システムに結合できるようにする、ストレージ管理ソリューションです。ファイル・システムのレイアウトには柔軟性があり、割り当てられた領域のサイズ変更に使用できます。たとえば、管理者は、領域が不要になったときにボリュームを縮小するか、より多くの領域が必要なときにボリュームを拡大するかを選択できます。最後に、管理者はLVM上に作成したファイル・システムを、/boot以外のほぼ任意の場所にマウントできます。
重要:
AMD、IntelまたはARMアーキテクチャを実行しているシステムの場合、ブート・ローダーはLVMボリュームを読み取れません。したがって、Linuxカーネルをロードするためのブート・ローダー・ソフトウェアを含む/boot
パーティションは、常に標準のディスク・パーティションとして残り、LVMグループの一部にならないようにする必要があります。
Cockpit Webコンソールを使用して、LVMによって管理されるストレージ・ボリュームを構成する方法の詳細は、次のトピックを参照してください:
コマンド・ラインからLVMタスクを管理する方法の詳細は、Oracle Linuxでの論理ボリュームの構成または『Oracle Linux 8: ストレージ・デバイスの管理』か『Oracle Linux 9: ストレージ・デバイスの管理』の「論理ボリューム・マネージャの操作」を参照してください。