ULNへのシステムの登録方法

ULNにシステムを登録すると、パブリックOracle Linux yumサーバーで使用できない追加のソフトウェア・パッケージへのアクセスが取得できるという利点があります。

ULNに登録するには、次の要件を満たす必要があります。
  • 有効なカスタマ・サポートID (CSI)とシングル・サインオン(SSO)アカウントを持つ、Oracle Linux Supportのお客様であることが必要です。
  • システム・ユーザー・アカウントにはシステム管理者権限が必要です。
  • ファイアウォールの内側にあるシステムには、ポート443を経由したlinux-update.oracle.comへのアウトバウンド・アクセスが必要です。アウトバウンド・ファイアウォールがホスト名の例外の追加をサポートしていない場合は、IPアドレス138.1.51.46を使用します。
  1. ULN登録フォームにアクセスします。
    • コマンドラインの使用

    1. rhn-setupパッケージがインストールされていることを確認します。
      sudo dnf list rhn-setup

      パッケージがインストールされていない場合は、次のように入力します。

      sudo dnf install rhn-setup
    2. ULN登録フォームにアクセスします。
      uln_register
    3. プロンプトに従って、資格証明を指定します。

      ソフトウェアの更新の設定ウィンドウが表示されます。

    • デスクトップのグラフィカル・ユーザー・インタフェースの使用

    1. デスクトップで「アクティビティ」を選択し、ULN登録を検索します。
    2. 「ULN登録」ショートカット・アイコンをクリックします。
    3. プロンプトに従って、資格証明を指定します。

      ソフトウェアの更新の設定ウィンドウが表示されます。

  2. 「次」をクリックします。
  3. ULNユーザー名、パスワード、カスタマ・サポートID (CSI)を指定します。
  4. システムのULN名を入力します。
  5. ULNがシステムに適したパッケージを選択できるようにする、ハードウェアおよびソフトウェアのプロファイル・データをアップロードするかどうかを選択します。
  6. Oracle Linux Supportのアカウントを持っており、システムが適切なカーネルを実行している場合は、Oracle Kspliceからカーネル更新を受信するようにシステムを構成します。

    この手順では、dnf-plugin-spacewalkパッケージとrhn-client-toolsパッケージをインストールして有効にし、適切なソフトウェア・チャネルにシステムをサブスクライブします。

    インターネット・アクセスにプロキシ・サーバーを使用する場合は、ULNにプロキシを使用するためのシステムの構成を参照してください。

    Kspliceを使用するための登録の詳細は、『Oracle Linux Kspliceユーザーズ・ガイド』を参照してください。